フランチャイズ経営おすすめの業種11選!成功の秘訣も紹介

フランチャイズ経営おすすめの業種11選!成功の秘訣も紹介

記事更新日: 2022/01/31

執筆: 木下千恵

脱サラや独立開業を考えている方がビジネスを始める方法の一つに選ばれているフランチャイズ

最近ではさまざま業種から選べるようになりましたが、具体的にはどの分野がおすすめなのでしょうか。

今回は、フランチャイズ経営におすすめの業種と、成功の秘訣について詳しくご紹介します。

フランチャイズ経営を検討しているなら、この記事を読んで、ぜひ参考にしてみてください。

フランチャイズとは

フランチャイズとは、フランチャイズの本部が、加盟店に対してお店のブランド名、看板、商品やサービスを使用する権利を与えて、加盟店からロイヤリティを受け取るというビジネスモデルのことです。

本部のブランド力や経営・販売のノウハウを利用してビジネス展開できるため、個人での起業や会社設立を行うよりも、比較的短期間で開業することが可能です。

フランチャイズで開業する3つのメリット

フランチャイズに加盟して開業する大きなメリットは、以下の3つです。

  • 初期費用を抑えることが可能
  • ブランド名を利用してビジネス展開ができる
  • 起業リスクが少ない


フランチャイズの本部のサポートによって価格を抑えての開業が可能となり、知名度の高いブランド名を利用すれば、開業して間もない状態でも売上げを見込むことができます。

初めて起業する場合でも、フランチャイズの本部のアドバイスを受けて進めていけば、失敗する可能性は低いでしょう。

フランチャイズで開業する際の注意点3つ

フランチャイズの開業には、もちろんデメリットもあります。特に注意すべき点は、以下の3つです。

  • 自由に運営することができない
  • ロイヤリティの負担
  • 契約終了した後、同業種の出店ができないケースも


フランチャイズに加盟すると、マニュアルに沿った運営をしなければなりません。

定期的に本部からの指導やチェックもあるため、思うような事業展開が望めない可能性も出てきます。

うまく売上が伸びないと、ロイヤリティの負担も大きくなります。

売上の何%や固定金額など、フランチャイズによって金額はさまざまですが、決して安いものではないはずです。

また、フランチャイズによっては「競業避止義務」を定めているところがあります。

契約が終了しても、一定期間同業種または類似業種への出店を禁止しているところもあるので、注意してください。

人気のフランチャイズ業種11選

最近では、さまざまなフランチャイズの業種が存在していますが、今回は中でも人気の高い11の業種についてご紹介します。

移動販売、デリバリーサービス(飲食)

店舗を持つ必要がない移動販売やデリバリーサービスは、他のフランチャイズ業種と比較して低資金で始めることが可能です。

地域に密着して運用できるのも魅力の一つで、いったん顧客を獲得すれば、長く利用してもらえる可能性も高くなります

マニュアル通りに進めれば、特別なスキルがなくても料理や飲み物の提供もできるため、初心者におすすめの業種の一つです。

デイサービス

介護職の経験や福祉関連の資格を持っている方には、デイサービスのフランチャイズがおすすめです。

訪問介護やデイサービスであれば、少ない初期投資で始めることができます。

今後も介護ビジネスに対するニーズの高まりが予想されることから、持っている資格を活かして、ビジネスの幅を広げることも可能です。

お弁当屋さん

ある程度の売上が確保できます。リピーターが増えれば、それなりの収入を得ることも可能です。

ただし、必要な厨房機器を買取させるところもあるため、開業時に多少のコスト負担があります。

しかしながら、長く続ければ続けるほど、お客が定着するのに比例して、売上増加も見込めます。

学習教室

学習教室も、少ない自己資金で始められるフランチャイズ業種の一つです。

初期費用や運転資金が高くつくイメージがある学習教室ですが、最近は、加盟金なしでの契約や、開業資金を抑えるサポート制度を採用するフランチャイズが多くみられるようになりました。

自分に合うフランチャイズ制度を活用して、独立するのもよいでしょう。

コンビニエンスストア

フランチャイズの代名詞とも言えるコンビニエンスストアは、他業種に比べて、圧倒的なノウハウを持っています。

サポート体制の充実や、幅広く対応可能なマニュアルもあり、経営経験がなくても始めることが可能です。

トップクラスの知名度と信頼性によって、開店場所さえ間違えなければ、集客に困ることなく長くビジネスを続けることができるでしょう。

買取・リサイクル

買取・リサイクルは、コンビニエンスストアほどではありませんが、今後の伸びに期待が持てる業種です。

小規模の店舗にすれば一人でも始めることができるため、開業時のコストを抑えられるというメリットがあります。

AIの鑑定システムを導入しているフランチャイズもあり、鑑定の知識や経験がなくても開業できるのでおすすめです。

美容関係(エステ、美容院など)

エステ、美容院といった美容関係のフランチャイズは、美容に興味がある女性におすすめです。

美容関係は客単価が高く、幅広い世代の女性の需要があるため、リピーターが増えれば安定的な収入が望めます。

知識や技術が必要であり、研修期間が3ヵ月から半年ほどあることから、すぐに始められない点で注意が必要です。

居酒屋などの飲食店(店舗型)

多店舗展開を目指しているのであれば、居酒屋などの飲食店のフランチャイズがおすすめです。

チェーン店も多く、事業展開のノウハウについてしっかりと研修やアドバイスなどを受けて進められるのも、大きな魅力の一つ。

複数の店舗を開業すれば、初期費用を減額する制度があるフランチャイズもあります。

当初から多店舗展開を考えているのであれば、自分に合った制度の有無など、しっかりと検討して選ぶとよいでしょう。

スポーツインストラクター

最近は、パーソナルトレーナーとしてのスポーツインストラクターのフランチャイズもあり、身体を動かすことが好きな方におすすめです。

貸店舗や貸スタジオを利用すれば、店舗の準備が不要なため、かなり初期費用を抑えることができます。

SNSやオンラインなどを利用すれば、運用コストを抑えられるだけでなく、広告用の経費を準備せずして集客を行うことが可能です。

ハウスクリーニング

ハウスクリーニングも店舗を構える必要がないため、比較的コストを抑えて始めることができます。

名の知れたハウスクリーニングのフランチャイズも増え、一人だけでも始められるのも大きな魅力です。

必要なクリーニング技術は、フランチャイズ本部の研修などにより習得可能です。

さほど力が必要な仕事でもないため、体力がない方にもおすすめの業種といえます。

携帯電話や電子機器の修理・買取

近年、携帯電話や電子機器の需要が高まっているため、修理・買取のフランチャイズもおすすめしたい業種の一つです。

全体的に修理のパーツは低コストであり、修理技術の研修を受けて簡単な工具さえ準備すれば、少ない必要資金で始めることが可能です。

ニーズが高い業種であるため、安定的な収入だけでなく、今後高収入を得るのも夢ではありません。

フランチャイズ成功例と失敗例

たくさんの業種のフランチャイズがある中、自分に合ったものを選んでうまくビジネス展開できた方もいれば、うまくできなかった方もいます。

ここで、フランチャイズの成功例と失敗例を一つずつご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

成功例

デイサービスの開業を目指していたとあるご夫婦。いろいろと説明会などに出席して検討していたのですが、当時はデイサービスに関する制度の整備がなされておらず、開業の初期費用も高くつきそうだったため、断念することにしました。

しかし、たまたま話を聞いていたとあるハウスクリーニングのフランチャイズに興味を持ちました。

将来性が感じられたことから、そのハウスクリーニングのフランチャイズに加入したのです。

以前勤めていた介護サービスで培った細やかな気遣い、フランチャイズの本部の認知度や信頼度によって、次々と顧客からの信頼を積み重ねました。

そして、顧客の信頼によって、収入が倍増したそうです。

失敗例

フランチャイズに加盟する前に、先に加盟して活躍している先輩オーナーの話を聞くのは、とても重要です。

この時、フランチャイズの本部から紹介するオーナーの話を聞いて「やってみたい」と思い、加盟することにしました。

加盟してからは、先輩オーナーのようにビジネスを進めてみましたが、思ったほどにうまく行かず、結局止めてしまうことに。

本部が紹介するオーナーは、優等生なオーナーがほとんど。

先輩オーナーの話をうのみにして話を進めていくと、うまく進められなかったというケースが多いようです。

本部が紹介するオーナー以外にも、気になるオーナーの話を聞いてから加盟の検討をするようにしましょう。

フランチャイズを成功させる秘訣

フランチャイズを成功させる秘訣は以下の3つ。この3つを守れば、加盟したフランチャイズで成功を収めることができるでしょう。

家族の中に協力してくれる人がいるか

新しくビジネスを始める場合、家族の協力は不可欠です。

新しくフランチャイズを始めていくと、人手が足りなくなることもあります。

助けが必要なのに、協力してもらえる人がいなければ、大事なビジネスチャンスを逃してしまうことにもなりかねません。

そんな時に、身近な家族の協力が得られると非常に助かります。家族の理解を得て、フランチャイズを始めるようにしておきましょう。

算数や数学に抵抗がないか

フランチャイズの経営において、数字の感覚は非常に大事です。

経理や会計の業務経験があればベスト。しかし、その経験がなくとも、自分自身で事業のお金の流れや経理を把握しておけば、今後の事業展開に役立てることができます。

経営戦略を考える時間を多く取れるか

フランチャイズによりお店の運営を始めると、売上が伸び悩む時期も出てくることでしょう。

そんな時は、それまでの事業展開の分析を行い、経営戦略の変更を検討するテキストを入力してください。があります。

しかし、日々の業務に追われて、経営戦略について考える時間が取れなければ、売上は伸びないままになってしまいます。

現場はもちろん大事ですが、早めに方向転換するためにも、より多く時間を取るようにしてみてください。

まとめ

フランチャイズは、独立や開業を検討している人にとって安心して始められるビジネスモデルの一つです。

うまく事業展開していくためには、メリットとデメリットについて理解し、自分に合った業種を選ぶことが大切です。

今回の記事を参考にして、フランチャイズについての理解を深めて、ビジネスの成功につなげてください。

画像出典元: o-dan

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