脱毛サロンは個人の方が儲かる?!開業する手順や費用を解説

脱毛サロンは個人の方が儲かる?!開業する手順や費用を解説

記事更新日: 2022/01/18

執筆: 根本翔伍

脱毛サロンは美容サロンより開業資金が抑えられ、新規参入する人が多いです。しかし思い付きで開業すると、資金不足や思ったより売り上げが伸びないなど、廃業の危険を高めます。

脱毛サロンの開業を成功させるには、開業の手順を理解して準備し、失敗のリスクを減らすことが重要です。

今回は脱毛サロンの開業を考えている人向けに、開業の手順、準備しておくものや費用、開業の失敗例をまとめました。利益を出すコツも解説しているので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

脱毛サロン開業に必要なものや費用

脱毛サロンを開業したくても、具体的に何を用意すれば良いのでしょうか?本章では開業にあたり、必要となる初期費用の金額や資格、脱毛機器を解説します。

脱毛サロン開業に必要な初期費用

脱毛サロンの開業には、大きく分けて開業資金と運転資金の2つが必要です。用意する開業資金は300万円、運転資金は半年分が目安になります。

開業資金

脱毛サロンの開業資金は脱毛機器の購入も含めると、約300万円です。業務用の脱毛機器は150万円~500万円ほどかかります。

自宅以外の場所で開業するときは、家賃に加えて敷金、礼金、保証金、仲介手数料なども支払わなくてはなりません。

開業資金は大きく分けて、次のようなものがあります。

  • 脱毛機器の購入費
  • 物件取得費(自宅以外で開業する場合)
  • 内装、外装の費用
  • 人件費(人を雇う場合)
  • 広告費(集客用)
  • 販促物の費用(Webサイト、ショップカード、パンフレットなど)
  • 設備、備品の費用(ベッドやリネン、椅子など)
  • 消耗品代(使い捨てショーツ、ジェルなど)

 

運転資金

運転資金とは、「事業を行う上で必要となる経費」のことを言います。例えば家賃、光熱費、消耗品、人件費、融資の返済などです。

開業当初は売り上げが安定しづらく、利益を出せる可能性は低いです。売り上げがなくても人件費や固定費が支払えるよう、開業前に半年分の運転資金を確保しておきます。

脱毛サロンの開業に必要な資格

脱毛サロンの開業に必須の資格はありません。ただし、次の2点にあてはまる場合は医師免許が必要なので注意しましょう。

  • 強いエネルギー光線やレーザー光線による脱毛
  • 皮脂腺開口部や毛乳頭などを破壊する脱毛


脱毛に関する民間資格は宣伝に有利になるため、取得がおすすめです。

代表的なものに、一般社団法人日本エステティック振興協議会の「認定美容ライト脱毛」や、一般社団法人日本脱毛安全普及協会の「脱毛士検定」などがあります。

開業に必要な脱毛機器

ここでは人気の脱毛機器を3つ、ピックアップしました。

メーカー CLEAR/SP-ef
(クリアエスピーエフ)
epi Move
(エピムーヴ)
BYMACH
(バイマッハ)
脱毛方式 THR SHR・IPL IPL・SHR
値段 2,080,000円 2,500,000円 3,980,000円
1ショット 0.18円 0.18円 0.2円


CLEAR/SPは1台でメンズ・女性・子供の脱毛ができ、安定した冷却性能を搭載しています。

epi Moveは二度打ち不要で、スピードが速いのが特徴で全身脱毛に要する時間は12分です。BYMACHは脱毛効果が得られなかった際、全額返金・返品が可能です。

業務用脱毛機器は高額で手が出せない人には、家庭用の脱毛機器で開業を始める方法や、リースやレンタルもおすすめです。

開業までに必要な7この手順

1.開業資金の準備

脱毛サロンの開業を決めたら、開業資金と運転資金を準備しましょう。自宅開業か物件を契約するかによっても金額が変動します。

どのように開業するか事前に検討して、見込み額を計算してください。

資金調達の代表的な方法は以下の3つです。

  • 家族や友人からの援助
  • 貯金
  • 銀行や日本政策金融公庫からの融資制度を利用する


日本政策金融公庫の「女性、若者/シニア起業家支援資金(新企業育成貸付)」は無担保、保証人なしで融資を受けられる可能性が高いです。

自己資金が0だと融資を受けられないため、開業を決めたら自身でも貯金を始めましょう。

2.コンセプトを決める

コンセプトとは概念のことです。コンセプトはお店を経営していく上で軸となる重要な要素です。

例えば「リラックスできる隠れ家的なお店」や「お父さんと子どもも通える脱毛サロン」などが挙げられます。

コンセプトが決まれば、インテリアやメニュー、備品を選びやすくなり、お店の強みを出して他店との差別化が可能です。

コンセプトは、次の「7W2H」をもとに作成してみましょう。

  • Why:なぜ
  • Where:どこで開業するのか
  • What:どのようなメニューにするか
  • Who:誰が
  • Which:どれを
  • Whom:誰をターゲットにするか
  • How:どのように提供するか
  • How much:いくらにするか

 

3.物件選び

脱毛サロンを開業する方法は、自宅開業か自宅以外で賃貸物件を契約して開業する方法の2つがあります。

自宅で開業する際は、事前に家主から営業の許可をもらいましょう。勝手に自宅で事業を始めると、賃貸借契約違反になる可能性が高いです。

物件を探すときのポイントを以下にまとめました。

  • 立地が適しているか
  • 競合が周囲にどのくらいいるか
  • 予算の範囲内におさめる


立地は客足に大きな影響を及ぼすため、商圏分析を行って慎重に検討してください。

商圏とは見込み客の住んでいる範囲のことです。出店するエリアにターゲットが住んでいるか、通いやすいかなどを調べて物件を決めましょう。

4.集客方法を検討する

集客の方法はデジタルとアナログの2種類があります。代表的なデジタルの集客方法は以下の通りです。

  • Twitter、Instagram、FacebookなどSNSの活用
  • Webサイト
  • ホットペッパーの利用


次に、アナログの集客方法をご紹介します。

  • 折り込みチラシやビラの配布
  • ショップカードを他店に置いてもらう
  • 地元の情報誌に出稿


お店のターゲットがどのようなSNSを使っているか、どのような広告をどの媒体に載せれば見てくれそうかなどを基準に集客方法を選びましょう。

5.備品・設備の準備

5つ目のステップは備品と設備の準備です。開業資金を抑えたい人には、脱毛機器のリースやレンタルがおすすめです。

リースは3〜7年の契約期間に支払いをし、レンタルよりも比較的安く活用できます。

次に、必要な備品の代表例を挙げます。

  • 施術用ベッド
  • ソファ
  • 椅子
  • テーブル
  • ベッドシーツ
  • タオル
  • 使い捨てショーツ、ブラ
  • 施術用ジェル
  • シェイバー
  • ゴーグル


予算をオーバーしないよう、こだわりたい物はこだわり、安くできるものは金額を抑えて準備しましょう。

6.スキルや資格の習得

脱毛サロンで働いたことがない人は、開業前に技術を習得しておきます。「お客さんとして自身で通っているから、脱毛の方法は分かる」と考え、いきなり開業に踏み切るのは危険です。

接客や他人への施術の質が良くないと、ネガティブな口コミが広がってしまうこともあり得ます。

脱毛サロンで働いたことがなければ、学校に通うか脱毛サロンで働くなどして、技術を身に付けておきましょう。

開業に必須の資格はありませんが、アピールして集客につながるので、民間資格の取得をおすすめします。

7.手続き・届出をする

脱毛サロンの開業に必要な手続きは「開業届」の提出のみです。飲食店のような営業許可証は必要ありません。開業届は最寄りの税務署に提出します。

開業届は国税庁のサイトからダウンロードできます。https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/04.htm

脱毛サロンはお客さんにケガや火傷をさせてしまうかもしれません。万が一に備えて賠償保険に入っておくのがおすすめです。

「サロン店舗賠償責任保険」「リラクゼーション/エステ/光脱毛賠償責任保険」などがあります。

【実録!】脱毛サロン個人開業の失敗例!

ここまでは、脱毛サロンの開業準備について解説しました。本章では開業した後、経営に失敗する例を3つご紹介します。

失敗の共通点を確認して事前に対策を立て、廃業に追い込まれるリスクを下げましょう。

集客ができていないケース

1つ目は集客できずに売り上げが不十分で失敗するケースです。集客方法は前述した通り、デジタルとアナログで行う方法があります。

例えばターゲットが30代の女性なのに、ラジオで広告を流してもターゲットには届きませんよね。

自身のお店のお客さんの目に留まる集客方法を取り入れないと、期待している効果は得られないです。

「技術があれば口コミでお客さんは来てくれる」という考えも、集客できずに失敗する典型的なパターンです。お店が認知されなければお客さんは足を運ぶことができません。

集客方法がお店に適していない、集客のために行動をしていないと失敗する可能性を高めてしまうので注意しましょう。

お金の管理が甘いケース

2つ目の失敗例は、お金の使いすぎや管理が甘いケースです。開業には設備の他に、家賃や光熱費などの固定費が必要です。

軌道に乗る前に運転資金が足りなくなれば、途中で経営不可能になり廃業に追い込まれます。

他にも、

  • 初期費用かけすぎ
  • 人件費や内装にお金使いすぎ
  • 経理ができてない


このようにお金の管理ができていないと、経営破綻する可能性が高いです。

軌道に乗せるまでは売り上げが安定しないため、支出はできる限り抑えて、開業前に十分な資金調達をしておきましょう。

正しい値決めができていないケース

最後に、値決めが不適切で失敗するケースをご紹介します。競合や地域の相場を調べず、自身の感覚で値段を決めるとお客さんに満足感を与えにくいです。

値段はお客さんがお店を選ぶ上で重要な要素。納得感のある値段でなかったり、競合より高すぎたりすると、リピーターとなってくれる可能性は低くなるでしょう。

値段が安すぎるとお店の経営ができなくなるため、安すぎず高すぎず、適した金額設定をするのがポイントです。

脱毛サロンで利益を出すコツ

脱毛サロンの失敗例を理解したら、次は利益を出すためのコツを解説します。

ターゲットを決めて集客する

1つ目のコツはターゲットを決めて他店との差別化を図ることです。ターゲットを決めないまま何となくお店を経営しても、強みがないためお客さんは来てくれません。

ターゲットを設定して自身のお店ならではの特徴を出し、積極的にアピールしていきましょう。

ターゲットの友人も似たようなタイプである可能性が高く、リピーターを獲得できれば口コミで友人たちが足を運んでくれるかもしれません。

ターゲットに刺さる個性のあるお店にするために、「どのようなお客さんに来て欲しい」のか、ターゲットを明確にしましょう。

経営者マインドを身に付ける

2つ目のコツは経営者としての思考や知識を身に付けることです。脱毛サロンの開業は技術だけではなく、経営者としての知識も必要不可欠。

何にお金を投資すれば良いのか、人を雇うためにどのような手続きが発生するかなどを勉強しなければ、事業を大きくできません。事業が大きくなれば、売り上げアップを狙えますよね。

支出を抑える方法や、純利益を高めるために経費をどうやって使うかなども経営者に求められる知識です。

お店のために学びながら、先を見越して経営していくスキルを身に付けることが、お店の利益増大につながります。

クロージングを強化する

利益を出す3つ目のコツはクロージングです。サロン業界で言うクロージングとは、契約を結ぶことを意味します。つまり、お客さんの固定化です。

カウンセリングを丁寧に行い、お客さんが「どうなりたいのか」を把握して、お店でできることを提案し、通い続けるとどんなメリットがあるのかをしっかり伝えてくださいね。

強引にチケットを買わせたり、勧誘するのはもちろんNGです。お客さんが快適に通い続けられる工夫をして、固定的な売り上げにつなげていきましょう。

まとめ

脱毛サロンの開業は美容サロンよりも新規参入しやすい分、廃業してしまう人も多い傾向にあります。

本記事では、どうやって開業準備をすれば良いか分からない人向けに、基本的な開業の流れを解説しました。

今回ご紹介した失敗例や利益を出すコツを押さえ、開業計画をしっかり練って、成功へつなげましょう!

画像出典元:AC写真、o-dan

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