TOP > 組織 > 組織活性化 > 【部署名一覧】英語表記と社内での役割
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企業や組織にはさまざまな部署があり、それぞれ分担して業務を行うことで成り立っています。
企業や組織により、存在する部署の数や名称が異なるようにも見えますが、実際に会社の部署名や役割はどのようなものなのでしょうか。
企業の業態や規模によって、同じような業務を行っていても部署名が異なる場合がありますが、その役割についてほとんど差異はありません。
この記事では、企業や組織における部署名を一覧にして、それぞれの英語表記とその役割もご紹介します。今後のビジネスにおいて、ぜひ役立ててください。
このページの目次
基本的に企業や組織の部署とは、少人数の課がまとまったものを指します。
企業や組織の規模にもよりますが、一つの課に配属される人数は多くて20名程度の企業がほとんどであり、これら複数の課を一つに統合したものが部署とされています。
部署名とは、部署の業務内容や役割を表す名称で、同じような業務を行っていても企業や組織、業種によって異なる表記をする場合があります。ただし、英語表記にすると同じ部署を意味することもあるのです。
部署単位の英語表記については「department」と「division」のどちらも使用されていますが、その序列については国や組織などにより違いがあります。
ここで、一般的な企業で使われている部署の名称について一覧で、その英語表記と主な役割についてご紹介します。
部署名 | 英語表記 | 主な役割 |
総務部 |
|
会社や従業員に関するものの包括的管理を行う部署。会社の管理運営、他部署のサポートなどを行う。 |
法務部 |
|
会社運営に関する法的な問題を取り扱う部署。会社のコンプライアンスを担当し、社内監査、訴訟対応のほか、社内文書や契約書等の管理も行う。従業員がみな平等に勤務できるよう、取り締まりも行う。 |
人事部 |
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採用業務、新人教育・社内研修のほか、社内の人事異動計画などを行う部署。人事の調整及びキャリア育成を目的とした教育・訓練等を行っている。 |
経理部 |
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会社運営にかかるお金に関する業務を行う部署。経費精算、帳簿の記帳など、金銭にかかわる業務がメインである。 |
財務部 |
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経理部が作成した財務情報を基に、財務の視点から経営戦略を考える部署。資金調達、資金管理を行う。 |
経営企画部 |
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役員による意思決定を支援するための部署。市場調査、データ整理、新規事業や新商品の企画といったマーケティング業務を通じて、経営陣の支援を目的とする。 |
広報部 |
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社内報作成のほか、自社ニュースの発信など、自社の認知度やイメージアップを図るために情報発信を行う部署。社内の情報を共有する役割も担っている。 |
宣伝部 |
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会社の売上アップを目的とした情報発信を行う部署。顧客に向けて情報を発信するため、さまざまなメディアを利用したり、チラシ配布や映像配信なども行う。 |
販売促進部 |
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販売部門を持つ企業において、商品の売上アップを図るために具体的な企画を考える部署。商品開発部や広報部、営業部等と連携して、イベントやキャンペーンなども行う。 |
マーケティング部 |
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企業経営におけるマーケティング関連業務を担当する部署。自社商品やサービスが市場で売れ続けるための仕組みづくりを担っている。 |
調査部 |
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会社業務に関連して、必要な調査を行う部署。モデリングや分析、基礎的な調査業務を行う。 |
営業部 |
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企業の商品やサービスの販売活動を行う部署。売買契約を締結することにより、会社の売上及び利益獲得を担う。 |
営業推進部 |
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企業の商品やサービスの営業活動において、利益を上げる方法やシステムを策定・主導する部署。営業担当者それぞれの売上目標を設定し、営業活動に必要なツールの開発やデータ提供などの支援を行う。 |
企画部 |
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業務上の課題解決のため、必要な調査を行い、企画立案する部署。企業の業態や規模により、商品企画、広告・宣伝企画、営業企画など、細かく分けるケースもみられる。 |
企画開発部 |
|
新しい商品やサービスのほか、既存のものの改良を行うためにも、企画立案及び開発を行う部署。企業内部だけでなく、顧客やメーカーなど社外とも連携して業務を進めるケースもある。 |
知的財産部 |
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自社商品やサービスに関する特許の取り扱いを行う部署。特許出願のほか、自社商品の特許侵害や、他社商品の特許侵害を行わないようチェックしている。 |
開発部 |
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新しい自社商品やサービスの開発を行う部署。商品化に向けてさまざまな研究を重ねており、現在顧客が求めるものから10年先を見据えた基礎研究まで、日々さまざまな開発を行っている。 |
技術部 |
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業種や企業規模にもよるが、主に、顧客ニーズを具体的に商品化する部署である。商品化が可能となれば、高品質な商品を効率的なラインで実現化させる。 |
研究室 |
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新商品やサービスの開発に向けて、日々研究を行う部署。企業規模により、独立した部署として設けられている場合もあれば、他部署の一部として運用するケースもある。 |
調達(仕入)課 |
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商品やサービスを生産するために必要な材料、燃料、資材等の購入を行う部署。仕入れ値を安くあげることで企業の利益にもつながることから、企業活動において重要な位置づけにある部署ともいえる。 |
購買部 |
|
調達(仕入)課と同じく、企業の商品やサービスの生産に必要な原材料を購入する部署のことをいう。 |
資材部 |
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調達(仕入)課、購買部と同様、自社商品やサービスの生産に必要な材料を仕入れる業務を行う部署のことをいう。 |
流通部(物流部) |
|
製造した商品を客先に搬送する業務を行う部署。製品の数量や搬送先などに応じて、効率的に搬送するための計画を立てる。 |
輸出部 |
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自社商品やサービスを海外へ輸出する業務を行う部署。輸出に必要な通関手配、申請書類作成、運送の手配等を行う。 |
製造部 |
|
自社商品やサービスを効率良く製造する部署のこと。製造過程における安全性の確認や製造方法の改善も行う。 |
設計部 |
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顧客ニーズに応じて、商品やサービスの設計を行う部署。他の部署と連携しながら業務を行うこととなる。 |
生産管理部 |
|
商品やサービスの生産に関する管理全般を行う部署。事前計画プラン通り製造がなされているかなどをチェックする。 |
秘書室 |
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会社の役員を担当する秘書が所属する部署のこと。大手企業にだけ存在する部署である。通常は、複数の秘書で複数の役員の秘書業務を担当している。 |
社長室 |
|
基本的に、社長業務のサポートを行う部署のことをいう。一般的には、企業の中枢という位置づけである。 |
企業や組織にはさまざまな部署が存在し、その業態や規模によって、配置されている部署やその人数は異なります。
各部署においてそれぞれ分担して業務を行うことで、会社が成り立っているのです。
今回の記事を参考に、部署名とその役割、それぞれの英語表記について理解し、ビジネスに活かしてください。
画像出典元:Pixabay
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