イベントマーケティングとは?効果や手法、おすすめMAツールを紹介

イベントマーケティングとは?効果や手法、おすすめMAツールを紹介

記事更新日: 2022/08/22

執筆: 川崎かおり

イベントマーケティングとは、種々のイベントを通して展開されるマーケティング手法です。

オフラインでのマーケティング手法となるため、近年主流となっているデジタルマーケティングと比較すると「アナログ式」の手法といえます。

デジタル時代に「アナログ式?」と思う人もいるかもしれません。しかし、近年になってその有効性を見直す企業は少なくありません。

デジタルマーケティングではカバーしきれない部分については、イベントマーケティングを活用することで補いやすくなるといわれています。

本記事では、イベントマーケティングの概要やメリット・デメリット、実施の上での注意点や実施の流れなどを紹介します。

イベントマーケティングの有益性をさらに高めるMAツールも紹介するので、併せてこちらも確認してください。

このページの目次

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イベントマーケティングとは

スマホなどのデジタルデバイスが広く普及している昨今、マーケティングの主流はデジタルマーケティングだと考える人は多いのではないでしょうか。

しかし、実は、近年になってアナログ式のイベントマーケティングを再評価する動きが高まっています

イベントマーケティングとはそもそもどのようなものなのか、そしてなぜ今再び注目を集めているのかを見てみましょう。

イベントを用いたマーケティング手法

イベントマーケティングとは、イベントを活用して商品やサービスの販売につなげるマーケティング手法です。

イベントの参加者に「直接」モノやサービスを体験してもらい、購買活動を促します。

一方、近年主流といわれるデジタルマーケティングは、デジタルデータを活用して有益な情報を拡散するマーケティング手法です。

最適な場所やタイミングで顧客とつながることができますが、「その先」の顧客行動に影響を与えるのは難しいと考えられます。

膨大な情報も、リアルな体験にはかないません。

一方向的になりがちなデジタルマーケティングと比較すると、イベントマーケティングは顧客とよりインタラクティブなやりとりができるのが魅力です。

イベントマーケティングに注目すべき理由

イベントマーケティングが見直されているのにはどのような理由があるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

1. デジタルマーケティングのみだと効率至上主義になりがち

近年になってアナログ式のマーケティング手法が見直されているのは、デジタルマーケティングのみでは効率至上主義に偏りすぎるきらいがあるためと考えられます。

デジタルマーケティングのメリットの一つは、顧客が求める情報をダイレクトに届けることができるという点です。

Web上での顧客の行動に合わせて必要な情報を届ければ、購買につながる確率は高いでしょう。

しかし、この手法だと「興味があるかどうかさえ分からない顧客」は完全に蚊帳の外になってしまいます。

販促活動が限定的になり、全ての顧客と接点を保てません。これはマーケティング上マイナスに働くことが多々あります。

2. 広告ブロック技術の発達

デジタル化が進んでいる昨今、あらゆるパターンのWeb広告が見られます。

これを「邪魔だ」「うっとうしい」と感じている人は少なくはなく、Web広告を何とか排除しようとする動きも高まっています。

例えば、次世代高速ブラウザとして注目される「BRAVA」は、「広告ブロック機能」が標準装備されています。

トラッキングによりバッテリーが無駄に消費される、広告のせいで読み込みに時間がかかる、といったことがなく、利用者は広告に煩わされることがありません。

今後このようなブラウザが普及していけば、Web広告を主体とするデジタルマーケティングがやりにくくなる恐れがあります。

あまりにもデジタルマーケティングに偏る戦略は、避けた方が良いと言えるでしょう。

3. デジタル世代にはアナログ式の方が新鮮

デジタル世代にとっては、デジタル広告よりもアナログ広告の方が新鮮に映ることがあります。

生まれた時からデジタルに慣れ親しんでいる世代にとって、Webを使ったマーケティングに新鮮味はありません。

少々趣向を凝らしても、気にも留められずスルーされてしまうことは多いでしょう。

このような「デジタルネイティブ」世代には、アナログ式のマーケティングの方が新鮮です。

彼らには「体験型」「対面式」など、「リアルなコミュニケーション」が取れるマーケティング手法の方が、「価値あるもの」として認識されやすいといえます。

イベントマーケティングのメリット

イベントマーケティングは顧客とリアルにつながるマーケティング手法です。

デジタルマーケティングにはないメリットがあるといわれますが、具体的にはどのようなものなのでしょうか。イベントマーケティングのメリットを見ていきましょう。

1. 販売行動につながる実体験の提供が可能

イベントマーケティングでは、顧客に商品やサービスを実際に体験してもらえるのがメリットです。

イベントにまで足を運ぶ顧客は、自ら情報を収集して「スペックや特徴などは把握済み」ということが少なくありません。

そのような顧客にとっては、「リアルな体験」こそが販売行動を促進するポイントとなります。

実際のところ、デジタルマーケティングだけでは、商品やサービスの魅力は伝えきれません。

特にスペックで見分けにくい商品やサービスについては、「AとBとで決め手がなくて迷っている」というような顧客も多いでしょう。そのような人には、実体験の提供こそが購買行動につながるはずです。

2. 購買意欲の高い見込み顧客にアプローチできる

イベントマーケティングなら、購買意欲の高い顧客が自ら足を運んでくれます。短い期間でも優良な見込み顧客にアプローチできるため、効率的な販促活動が容易です。

たとえそのとき購買行動につながらなくても、購買意欲の高い見込み顧客は簡単には離れません。

その後の活動次第で「見込み顧客」から「顧客」に転換する可能性は高いといえます。

3. 高いPR効果を狙える

インタラクティブなやりとりが可能なイベントマーケティングは、人々の記憶に残りやすいものです。来場者に「楽しかった」と思わせられれば、二次的な宣伝効果も期待できます。

イベントを楽しんだ人々の中には、会場の様子や商品・サービスについての情報をSNSで拡散する人も少なくありません。宣伝費をかけなくても情報は多方面に広がるため、高いPR効果を狙えます。

加えてイベント自体が話題となれば、メディアにも取り上げられかもしれません。これは全く興味のない人・そもそも知らない人にも商品やサービスをアピールするチャンスです。

イベントマーケティングのデメリット

とはいえ、イベントマーケティングが万全というわけではありません。

イベントマーケティングにおいては、どのようなことが「課題」と言われているのでしょうか。イベントマーケティングのデメリットともいえる点を紹介します。

1. 一定数以上来場者を確保できないと効果がない

イベントマーケティングでは、来場者数がそのまま収益に比例します。収益目標を高く設定するなら、来場者を多く集めねばなりません。

万が一来場者が少ない場合は、「大幅な赤字」ということも考えられるでしょう。これを防ぐには、必然的に事前のイベント告知・宣伝に注力する必要があります。

まずはよりマーケティング効果が上がるよう、ターゲット層を厳密に絞って戦略を立てねばなりません。ここで絞り込みを誤ると、イベントの集客に大きく響く恐れがあるでしょう。

加えて、魅力あるイベントにするにはそれなりの「仕掛け」「目玉」も必要です。

集客のための広告にかかるコスト・時間は、デジタルマーケティングのそれと比較すると、かなり膨大になるはずです。

2. イベント開催そのものにも手間とコストがかかる

マーケティングに有益とはいえ、イベントを開催すること自体大変な手間とコストが必要です。イベントの種類にもよりますが、次のような準備が必要でしょう。

  • イベント会場・備品の手配
  • 来場客への告知
  • イベントスペースのデザイン
  • 運営スタッフの調達・マネジメント

企業規模が小さい場合はスタッフや専門知識、ノウハウの不足が懸念されます。専門家に外注する部分が多ければ、そのコストも必要です。

加えて機材などを調達する時間・手間もかかり、会社のリソースが多く消費されます。

イベントマーケティングの種類

一口にイベントマーケティングといっても、種類はさまざまあります。

イベントマーケティングの効果を十分に享受したいなら、まずはターゲットを見極め、適切なイベントを選択することが大切です。

イベントマーケティングにはどのようなものがあるのか、具体的に紹介します。

1. 会議系イベント

まず多いのが、「セミナー形式のイベント」「勉強会スタイルのイベント」などの会議系イベントです。イベントマーケティングの手法としてはごく一般的なものといわれます。

主に自社が開催する自社セミナーと、他社と共同で開催する共催セミナーの2種類があり、具体的な課題やニーズを持った顧客が集まる傾向にあります。

ただし、近年は社会情勢に併せて、Webを通じて開催する「ウェビナー」も隆盛です。

2. 展示会

企業ごとにスタイルは違いますが、実際に触る・確かめることができるのが展示会です。

こちらも自社開催・他社開催があり、見込み顧客の誘導や育成、企業のブランディングに効果があるといわれます。

自社開発なら、短期間で多数の見込み顧客にアプローチできるのがメリット。一方、他社開催なら普段接点のない顧客を取り込みやすいのが魅力です。

3. 交流会

商品やサービスを愛用する既存顧客が集まります。商品を販売するというよりは、企業や商品に愛着を持ってもらうことが目的です。

顧客をより強い「ファン」へと変えることで、企業イメージのアップや自社製品・サービスについての情報拡散を狙います

既存顧客同士で集まるだけのもの、お互いに意見や情報を交わし合うものなど、さまざまな形式があります。

イベントマーケティングを成功させるポイント

イベントの成否は、ほぼ企画の段階で決まるといっても過言ではありません。

イベントマーケティングを成功させるには、イベント実施に伴うさまざまなタスクを漏れなく適切に行えるよう準備しておく必要があります。

イベントを企画するとき、どのようなポイントを押さえるべきか見ていきましょう。

1. 6W2Hを明確にする 

マーケティングでは、さまざまな場面で「6W2H」のフレームワークが使われます。イベントマーケティングでも、このフレームワークを意識してみましょう。

When: いつ イベント開催に最適な時期、曜日、時間帯を適切に選ぶ
Where: どこで 見込み顧客が参加しやすく、商品の世界観を実現できる場所を選ぶ
Who: だれが 組織の誰が責任主体で、誰を関係者、協力者とするのか決める
Whom: だれに イベントのターゲットを決める
What なにを イベントでどのようなコンテンツを提供するか決める
Why: なぜ イベント実施の動機や背景をきちんと理解する
How:どのように 来場者を楽しませるにはどのようなイベント進行が望ましいか検討する
How much:いくらで イベント関連の予算を決める

 

2. KGI(目標)・KPI(目的)を適切に設定する

イベントマーケティングの効果を適切に測るためには、評価軸としてKGI(目標)・KPI(目的)をそれぞれ設定しておきましょう。

1. KGI(Key Goal Indicator)

KGIは、「重要目標達成指標」と呼ばれる、企業が目指す最終的な定量目標(=数値目標)です。

何を数値目標とするかはさまざまですが、イベントマーケティングなら売上高や成約数、利益率などが多いのではないでしょうか。

例えば展示会を開催する場合は、

KGI(目標)=目標売上(円)

とすることが多いようです。

また、宣伝広告の成果を測る指標である「ROAS(Return On Advertising Spend)」、投資した資本に対する効果を見る指標「ROI(Return On Investment)」などと組み合わせると、より精度の高い目標を設定できます。

2. KPI(Key Performance Indicators)

KPI(重要業績評価指標)も、イベント企画時点で設定しておくのがベターです。こちらはKGIを達成するために必要な工程を導き出す「中間指標」として使われます。

KGIの達成に向けて、部門ごとに「ここをクリアすればOK」というラインを設定しておきましょう。

各部門のKPIとしては以下のようなものが考えられます。

  • イベント責任者:売上(円)
  • 営業:アポイント数、受注数(件)
  • マーケティング:アクション件数(件)、お礼メールの開封率/お礼メールのクリック率(%)など

ただしアクション効果については、イベント終了から一定期間おかないと適切な結果を得られません。

イベント後の効果測定のタイミングについてもよく検討しておきましょう。

イベントマーケティング実施の流れ

イベントマーケティングを実施すると決めたら、次のような流れでマーケティングを展開していくのが望ましいとされます。

1. イベント目的の明確化・目標の設定

2. イベント開催までの準備

3. イベント当日のオペレーション策定

4. イベント後のフォローアップの実施

5. イベントマーケティングの効果測定

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

1. イベント目的の明確化・目標の設定

イベントマーケティングを実施する目的としては主に次のようなものが考えられます。

  • 認知の獲得
  • リード(見込み客)の情報獲得
  • 商談の創出

企業の戦略やタイミングによって、このうちのどれに比重を置くかは違ってくるはずです。

関係者にイベントの趣旨を正しく周知し、狙い通りのマーケティング効果が得られるよう目的の明確化を行いましょう。

またイベント後は効果測定を行うため、具体的な目標値を定めておくことも大切です。

ただし、このうちの「認知の獲得」は数値化しにくいといわれます。これをメインの目標としてしまうと、最終的な効果測定は難しいかもしれません。

2. イベント開催までの準備

イベントの目標や目的が決まったら、当日に向けての準備を行います。必ずすべきこととしては、以下のようなものがあります。

  • ターゲットの明確化
  • 事前告知
  • コンテンツ準備
  • 日時・場所・規模の決定
  • 場所の手配

いずれもイベントマーケティングには欠かせないものですが、特にコンテンツの準備はイベントの成否を左右します。

集客から申込、開催当日・開催後の事後フォローまでできるようなコンテンツを用意しておきましょう。

また、イベント直前にはリマインドメール、事後にはお礼メールができるよう配信準備しておくことも大切です。

3. イベント当日のオペレーション策定

当日のオペレーションを策定する上で特に必要なのは、以下の項目です。

  • スタッフの配置と管理
  • 当日の流れの確認

まず、スタッフの人数や配置を決める上で必要なのが、来場者一人当たりの対応時間や対応スクリプトの設定です。

イベントの目的に合わせ、「来場者一人の対応にどのくらいの時間・スクリプトが必要か」を割り出しておきましょう。

一人あたりの対応時間が分かれば、「スタッフが何人必要か」が見えやすくなります。また、役割分担に適した動線を確保することも大切です。

イベントの核となる商品説明はベテラン社員が行い、新人や外部委託のスタッフは、通路などで呼び込みやノベルティ配布などの要員とします。

スムーズに来場者をブースに呼び込めるよう、流れを意識した人員配置が必要です。

4. イベント後のフォローアップの実施

イベント後は適切なフォローアップの実施が顧客獲得につながります。フォローアップで重視したいのは以下のような点です。

  • より詳しい情報が欲しい顧客への対応
  • 名前をもらった人へお礼のメールを配信
  • 見込み顧客に優先順位を付ける

顧客対応については社員が素早く細やかな配慮で行う必要があります

しかし、メール送信や優先順位付けは、作業量が膨大になるかもしれません。人力で行うよりもMAツールを活用した方が抜け漏れなく、適切に行えるでしょう。

5. イベントマーケティングの効果測定

イベント終了後は設定したKGI・KPIを元に効果を測定します。

  • 参加者数
  • 名刺獲得枚数
  • 展示会後のフォローアップメールのクリック数
  • 商談化/案件化の件数や金額
  • 受注件数/金額

上記のデータを元に正確な効果を図るには、やはりMAツールが必要です。

必要な情報の数値化が容易な上分析方法のバリエーションも豊富なため、さまざまな角度からイベントマーケティングの有効性を検証できます。

イベントマーケティングの効果を適切に生かす!おすすめのMAツール

MAツールとは、マーケティングにおける集客や顧客管理・販売促進などの業務を効率化・自動化するツールです。

イベントマーケティングで得たデータも全て一元管理できるため、成果をより効果的なマーケティング・営業活動につなげやすくなります

せっかくイベントマーケティングが成功裏に終わっても、そこで得た顧客情報やデータを活用しきれないのでは意味がありません。

ぜひ有益なMAツールを導入し、PDCAサイクルを円滑化させてください。

おすすめのMAツールを見ていきましょう。

1. BtoB:セールスフォース社の製品と連携するなら『Pardot』


画像出典元:「Pardot」公式HP

おすすめしたい企業

  • ハイスペックでMAを導入したい企業
  •  セールスフォース社の製品を導入している企業
  • 顧客数が5万以上、自社メディアのPVが50万以上の企業

 

強み

  • セールスフォース社の各種ツールと連携可能
    SFAツールSalesForceと連携すると商談管理までカバーできることが強みです。
  • 高確度なスコアリング機能
    顧客別にリードスコア・行動スコア・行動履歴が操作画面上に常に表示されるため、リアルタイムに進捗を確認できます。
  • 世界の5,000社以上で導入
    世界的なツールです。英語・日本語両方で表記可能なので、海外に支店がある企業は全社的に利用でき、便利です。 知名度が高いだけでなく、セキュリティ面でも評価されています。

 

弱み

  • 操作性への評価が分かれる
    小難しいという意見・使いこなせたという意見が共に一定数存在します。導入前に操作デモを試すことをおすすめします。
  • CSSやHTMLの知識が必要
    設定・運用をスムーズに行うためにある程度の知識が必要。セールスフォース社のツール利用に必要なスキルを習得するとグローバル共通資格が発行されます。このことからも、運用にはある程度の知識が必要なことが分かります。
  • 価格が高い
    リード数が5万を超えてくる企業でないと効果は実感できないでしょう。

 

操作画面

 

 

発生する費用

初期費用 Growth Plus Advanced 無料お試し
0円 150,000円/月 300,000円/月 480,000円/月 ×


マーケティングチームと営業チームの効果的な連携を実現できるSalesforce Engage for Pardotを利用する場合は、月6,000円/1ユーザーが必要です。

実際に使った人の評判・口コミ

利用方法などのドキュメントやナレッジが多くあるため、割とすんなりと利用できました。たまにレスポンスが悪いことがあります。(IT関連:従業員500人以上)

大量のデータを管理できる点は便利です。貴重な顧客データを個人スタッフが管理するリスクから解放されます。ただ、ルールが多いので、使いこなすまでに時間がかかります。

詳細はこちらの資料をご覧ください。


 

2. BtoC:安心して導入できるのは業界シェアNo.1『b→dash』


画像出典元:「b→dash」公式HP

おすすめしたい企業

  • 社内にエンジニアがいない企業
  • 段階的に機能を増やしていきたい企業
  • 顧客数が1~5万、自社メディアのPVが5~10万の企業

 

強み

  • 導入形態を選べる
    データマーケティングに必要な機能をフル導入するも良し、自社に必要な機能だけを選んで導入するも良し。導入する上での柔軟性が高いことが魅力。
  • UI/UXの使いやすさ
    2019年度グッドデザイン賞受賞したデザイン性の高い操作画面です。プログラミング知識がなくても自由にデータを処理・加工・活用可能。アルバイトでも使いこなせるとの声もあります。
  • 業界初のテクノロジー「Data Palette」を搭載
    社内に点在するデータの取込・統合・変換・活用が叶います。

 

弱み

  • ツール専任者が必要
    操作性の高いツールなので、特別な知識は必要ありませんが、非常に細かくシナリオ設定ができるので、ツールの機能を使いこなすためには最低でも1人は先任者をおきましょう。
  • 価格が高い
    低価格で始めたい場合は、初期費用なしで月額5万円から利用できるb→dash Liteがおすすめ。
  • 無料お試しがない
    デモ画面を試すことはできます。

 

操作画面



 

発生する費用

初期費用 月額費用 無料お試し
要問合せ 300,000円 ×

初期費用なしで月額5万円から利用できるb→dash Liteもあります。

実際に使った人の評判・口コミ

長年蓄積した膨大なデータを活用すべく、 データマーケティングツールb→dashを導入した。今までできなかったOne to Oneマーケティングをスポーツ領域で実現できました。(球団)

非常に使いやすいです。ただ最初の設定に時間がかかります。(広告関連)

 

こちらの資料から詳細をご覧いただけます。

 

 

3. BtoB & BtoC:直感的なインターフェース『MAJIN』


画像出典元:「MAJIN」公式HP

おすすめしたい企業

  • 初めてMAを導入する企業(専任の担当が並走してくれる) 
  • Excelで顧客情報を管理している企業(Excel並みの簡単操作) 
  • 顧客数1万以下、自社メディアのPV5万以下の企業

 

強み

  • 簡単で分かりやすいUI
    独自開発機能「シナリオキャンバス」により、シナリオ作成から運用まで全ての業務を1つの画面で操作可能。
  • シナリオ設計が高機能
    リードの獲得から分類までを完全に自動化できます。
  • 10万円でフル機能装備
    月額10万円の1プランで明瞭です。オプション機能をつけることもできますが、7~8割の企業はオプションなしで運用しています。

 

弱み

  • ランディングページは作成できない
    自社HPを作成したい場合は、別のツールを利用する必要があります。キャンペーン専用ページなど、期間限定のページを多く作る企業にとっては不便でしょう。
  • 自動連携できるのはちきゅう・LINEのみ
    ちきゅうと連携すれば、MA~CRMまで一気通貫した顧客管理が可能です。
  • 運用開始までは3カ月
    導入までの3カ月でスコアやラベルルールの設計をするので、事前に設計内容を熟慮しておく必要があります。

 

操作画面

 


 

発生する費用

初期費用 月額費用 無料お試し
100,000円 100,000円 30日

オンラインサポートは無料です。

導入時のサポートや導入後のコンサルティングには費用が発生します。
(スタートダッシュサポート:200,000円 コンサルティング:月1,000,000円)

実際に使った人の評判・口コミ

 

稼働開始までの設定項目が少なく使いやすかったです。他のサービスとの連携ができないところが不満です。(製造業:従業員500人以上)

 

cookie状態の匿名顧客から、実名化した見込顧客までコミュニケーションでき、役立っています。ただ、ランディングページを作れないのが不便。キャンペーンなどでページを作りたい時もあるので、そこは改善してほしい。(製造業:従業員500人以上)

 

 

4. BtoB特化:上場企業での導入率No.1『List Finder』


画像出典元:「List Finder」公式HP

おすすめしたい企業

  • 初めてMAを導入する企業(専任の担当が並走してくれる) 
  • Excelで顧客情報を管理している企業(Excel並みの簡単操作) 
  • 顧客数が1000〜1万以下、自社メディアのPVが5万以下の企業

 

強み

  • 低価格
    月額3万円台から利用可能。スモールスタートしたい企業にぴったり。
  • 配信レポートが充実
    メールの開封率やクリック率だけだなく、配信した顧客の中にどれだけホットリード・ワームリードがいるかを一目で確認可能。他ツールにはない機能です。
  • セールスも活用できるUI
    多くの導入企業が、マーケ部だけでなく営業現場でも活用しています。引き継いだリードの動向をセールスが継続的に確認し、さらなるリードの質向上につなげています。
  • 導入後6ヶ月間のコンサルティングが無料
    専任のコンサルタントが並走してくれるため、より自社に即した運用スタイルを見つけられます。テクニカルサポートも無料。FAQサイトや定期的な勉強会、個別相談会など、万全のサポート体制。

 

弱み

  • 自動連携できるのはSalesforce・Sansanのみ
    データをCSV出力するひと手間を挟めば、他のツールにデータをインポートすることは可能です。
  • シナリオ設計機能やコンテンツ分析機能は未搭載
    マーケティング業務をトータルで自動化することはできません。顧客数1万を超えてくる企業は機能面で物足りなさが残るでしょう。
  • デザイン性に欠ける
    知識がなくても簡単にフォーム作成できますが、デザイン性は期待できません。

 

操作画面

 

 

発生する費用

初期費用 ライト スタンダード プレミアム 無料お試し
100,000円 39,800円~/月 59,800円~/月 79,800円~/月 20日


PV数・顧客データ数に応じて、課金される従量課金制ですが、基本プランでも50,000PV・顧客数5,000件まで管理できるので、ほとんどの企業が39,800円で運用できています。

サポート費用は無料です。

実際に使った人の評判・口コミ

 

メール配信業務を効率化したかった。また、Webサイトのリニューアルの時期が重なったので、アクセス分析が簡単に行えるList Finderを選びました。(経営コンサルティング:従業員約30人)

 

「使いやすさ」と「コスパ」が 乗り換えの決め手です。(システム開発:従業員約600人)

 

 

5.  BtoB & BtoC:LINEでマーケティングを行っているなら『Liny』


画像出典元:「Liny」公式HP

おすすめしたい企業

  • LINE公式アカウントを使っていて、成果が出ている企業
  • LINEともだち数が500を超えている企業
  • LINE運用負担を軽減したい企業

 

強み

  • 低価格
    月額5,000円から利用可能。最低プランでもチャットボットによる自動対応がついてくるので、かなり利便性が高いです。
  • プランが明確
    用意されている3プランの違いが明確で、どのプランがふさわしいかを判断しやすいです。顧客数の増加に伴ってプランをアップでき、無駄がありません。
  • 機能が充実
    機能がかなり充実しています。セグメント配信、顧客行動のスコアリングなど、MAとして必要な機能はおおむね搭載。LINEでも十分にマーケティング活動が行えることが分かります。
  • デザイン性が優れている
    顧客管理画面・作成画面・実際に表示される画面、全てカラフルでデザイン性が高いです。楽しく作業ができるUIです。

 

弱み

  • 月額5,000円プランは限定的
    5,000円のプランは月に1,000通までしかメッセージ配信ができないので、長く使っていく上では不十分。早いタイミングでプランアップが必要になるでしょう。月額39,800円かかることを想定した方が良いです。
  • LINE以外には使えない
    メールやその他SNSを使ったマーケティング活動はできません。それらも並行して行いたい場合、別のMAツールを導入する必要があり、結果的に割高になる可能性があります。
  • アプローチできる顧客が限られる
    LINEを使っていない顧客へのアプローチができません。

 

操作画面

 

 

 

発生する費用

初期費用 スタート ベーシック プレミアム 無料お試し
49,800円 5,000円/月 39,800円/月 69,800円/月 3ヵ月


1年間の最低契約期間があります。

 

実際に使った人の評判・口コミ

 

顧客にあわせたオリジナルの画面を作成が簡単にできる。他ツールと比較してLinyに決めた理由は使いやすさ。(ブライダルプロデュース)

 

スタッフ1人でも設計・運用可能です。直感的に操作できるので、急に配信が必要になった時でも2時間でコンテンツを作成できました。(県庁担当者)

 

 

 

各ツールの機能比較表

起業ログおすすめ5選の機能をまとめるとこのようになります。

Pardotやb→dashがフル機能装備なのに対し、MAJIN・List Finder・Linyは機能に制限があることがわかります。

自社に必要な機能を明確にした上で、ツールを選びましょう。

 

もっと他のMAツールを見てみたい!詳しく知りたい!と、言う方は下記記事を参考にしてください。

 

まとめ

見込み顧客とリアルなつながりを持つことにより購買行動を促すのがイベントマーケティングです。

デジタルマーケティングでカバーしきれない「体験」や説得力のある情報を提供できるため、企業のブランディングや、より顧客に刺さりやすい営業活動が可能です。

ただし、イベントが成功しないことには有益な効果は得られません。イベントの目標・目的を適切に設定すること、ターゲットを正しく絞り込むことなど、事前の準備を怠らないようにしましょう。

また、イベントマーケティングで得たデータを有効に活用するなら、MAツールの導入の検討も必要です。

イベントマーケティングは、そこで得た情報をどのように生かすかが非常に重要となります。「イベントが成功したから終わり」ではなく、次につながるマーケティングを目指してください。

画像出典元:Unsplash、Pixabay

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