CLOMO SecuredMailer

記事更新日: 2021/10/21

執筆: 編集部

編集部コメント

 CLOMO SecuredMailerは、メールを活用する企業のための、セキュリティを担保したメーラーアプリです。コミュニケーションの活性化や移動時間の有効活用などを目的にメーラーを多用している企業において、スマートデバイス中の、メールの内容や添付ファイルなどに関する情報漏えいリスクを軽減することができます。

1. 情報漏えいリスクを抑制

キャッシュ制御やデータコピーの制限により漏えいを防ぐ

2. 許可していないデバイスからの利用を制限

メールアカウントの有効化・無効化を遠隔操作し利用を制限

3. メールサーバー設定の配布

管理コンソールから操作するだけで設定が可能

良い点

強固なセキュリティ機能を装備したモバイルメーラーアプリ。アカウントやユーザーの管理、アプリ設定も、管理者がリモートで一括管理できます。

悪い点

使い慣れているメーラーと比べると、操作性がイマイチで、メールの同期の精度が悪いという評判があります。

費用対効果:

メーラアプリは無料で使い勝手の良いアプリもそろっているので、費用対効果に優れているとまではいえません。

UIと操作性:

普段使い慣れているようなメーラーと比べると、操作性や設定方法などがわかりにくく使いづらい印象です。

セキュリティ:

データのコピー制限やキャッシュの保持制限、リモートでのアカウント無効化など、スマートデバイスで利用するメーラーアプリとしてのセキュリティ機能はそろっています。

導入ハードル:

MDM(Mobile Device Management)機能を持つCLOMO SECURED APPsシリーズとして、共通の基本使用料を支払う必要があり、メーラー単体だけでの導入には向いていません。

CLOMO SecuredMailerの特徴3つ

1. メールアカウントの遠隔設定

アプリの設定は、管理者がリモートで一元的に設定することができます。盗難や紛失時のセキュリティ対策やアプリの機能設定、メールアカウントの管理など、多くの作業をリモートで実施できますので、管理者にかかる負担を軽減することができます。

多くの手間をかけずに、ユーザーを情報漏えいの危機から守ることができることが、CLOMO SecuredMailerの特徴と言えるでしょう。


メールアカウントなど、多く設定を遠隔で行える

2. 添付ファイルの不正利用を防ぐためファイル連携を禁止

メールの添付ファイルを、EvernoteやDropBoxなどの他のアプリへ受け渡すことを制限できます。

社内メールなど、重要なファイルをやり取りすることが多い場合には、添付ファイルが漏えいすることを防ぐ機能が付いていることで、安心してメールを利用することができるでしょう。


他のアプリとの連携を制御

3. メールデータを残さないキャッシュ保持制限機能

デバイス側でキャッシュの保持を制限しておけば、デバイスを紛失したり盗難にあったりしたときでも、情報漏えいのリスクは軽減されます。

また、一時的に第三者にデバイスを貸し出す場合でも、この機能によりメールの情報を盗み見られることを防ぐことが出来ます。


キャッシュからの情報漏えいを防ぎます

 

CLOMO SecuredMailerの料金プラン


上の表の通り、初期費用の他に、基本利用料がかかります。

そのほか、ユーザーごとにアプリの利用料がかかりますので、ユーザー数が多い場合は注意が必要です。

まとめ

CLOMO SecuredMailerは、スマートデバイスで利用するメールのセキュリティを強化し、情報漏えいのリスクを回避したい企業向けのアプリです。

CLOMO SecuredMailerを使えば、管理者が遠隔でアプリの設定を行えたり、メールの閲覧を制限することも可能なため、社内メールなど重要な情報を多く扱っている企業に向いているアプリだと言えるでしょう。

ただし、アプリの使い勝手は他のアプリと比べて良いとは言いがたい面がありますので、アプリを利用するユーザー側での慣れが必要とされるでしょう。

画像出典元:「CLOMO SecuredMailer」公式HP

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