根性で美容動画No.1!DINETTE尾崎美紀のインスタ戦略

根性で美容動画No.1!DINETTE尾崎美紀のインスタ戦略

記事更新日: 2019/10/30

執筆: 大野琳華

きれいになりたい!かわいくなりたい!昔も今も、女性の思いは変わりません。

そんな中、インスタグラムを武器に、美容動画メディアで平均10万再生とNo.1の再生数を誇るのがDINETTEです。


今回は、元お天気お姉さんという異例の経歴を持つCEO、尾崎美紀さんにトップになるまでの裏側、そして新たに力を入れているD2C事業について取材しました。

プロフィール

尾崎美紀

DINETTE株式会社代表取締役。 名古屋出身。旭丘高校、中央大学総合政策学部卒。 大学在学時に芸能活動を行い、美容に触れる機会が増え自身も興味を持ち始める。 就職活動で大手企業から内定を貰うが、自分のやりたいことのために起業を選択し 2017年3月大学卒業とともにDINETTE株式会社を設立。

 

インスタに張り付く日々

ーもともとはお天気お姉さんだったんですね。そこから起業というのはかなり珍しいルートに感じます。

 

そうですよね。でも起業したきっかけはその芸能活動なんです。

芸能活動をする前までは、美容にあまり興味はありませんでした。

でもプロのヘアメイクアップアーティストさんたちにメイクをしてもらううちに、「かわいくなる」ってこんなに楽しいんだと気づきました。

その後、自分の将来について考えるタイミングになった時に、なんとなく卒業後は違うことをしてみたいという思いがありました。

そこで就活し、実際に大手企業から内定もいただいたのですが、30代・40代の自分が容易に想像できてしまうのがつまらなく感じたんです。

ちょうどそのころ、「#GIRLBOSS」という本を読みました。

不良少女が古着販売をきっかけに企業価値100億円超の会社を作り上げるという実話をもとにしているのですが、すごく面白くて。

もともと何か事業を立ち上げてみるということに興味があったので、自分もやってみようと思いました。

「かわいくなる」という実感をたくさんの女の子たちに抱いてもらいたい。この思いから美容に関連した事業をやろうと決めました。

ーそれでDINETTEを立ち上げたのですね。いきなり起業するとなると、なかなか簡単にはいかないと思うのですが…。

 

大変でしたね。

美容に悩む女子たちが気軽に相談できる存在になりたいと思って、まずインスタグラムで美容動画を投稿し始めました。

でも、フォロワーが数百人規模からなかなか伸びなくて

友人に紹介しても、私個人の別アカウントだと思われるほどでした。

給料も1年目は手取りで20万円前後...

でも「これをやってよかった」と思いたい、思えるようになりたいと思って毎日インスタに張りつきました。

サムネイルや投稿時間、ハッシュタグなどをいろいろ試して、PDCAを回しました。

あとは、フォロワーから相談コメントが投稿されると、すぐに応えるようにしていましたね。

結局、フォロワーが10万人になるまでは、ずっと私一人で管理していました

近い距離だからこそ

ー美容動画でNo.1になるのも納得の努力ですね。そして、今年の2月からは新たにプライベートブランドのD2Cを始めたと。

 

そうです。商品化したいというのはDINETTEを始めてから、長年の夢でもあったので

 

ー数ある化粧品の中から、第1弾にまつげ美容液を選んだのはなぜですか?

 

理由としては2つあります。


まず女性が抱く美容の悩みで一番多いのは目だったんです。

これはインスタで頂くDMなどをデータ化することで分かりました。

目の悩みといってもいろいろあるのですが、共通しているのは「目を大きくしたい」ということだったんです。

素の自分が持つ素材を生かし、まつげを長くはっきりさせることで、この悩みを解決することができます。

すっぴんでもかわいくいられるようになるというのも、大きな魅力です。

 

また、まつげ美容液というのは、かなりニッチな市場です。

逆に言えばまだ大手化粧品メーカーがあまり参入しておらず、ベンチャーでもシェアを獲得しやすい市場だと考えました。

▲プライベートブランド「PHOEBE BEAUTY UP(フィービー ビューティー アップ)」のまつげ美容液。ヒト幹細胞培養液を取り入れ、長く、ハリとコシのあるまつ毛に育てる。


ーかなり戦略的ですね。実際、D2Cするにあたって苦労したことはありますか?

 

私たちは「これで完璧だ」と思って売り出したのですが、実際、ユーザーの声をきくとまだまだ改善すべきポイントは多かったです。


しかし、インスタをやっていることでこうした情報がすぐに手に入り、改善につなげることができています

ユーザーとの近い距離感をここでも生かすことができました。

 

ー今後D2C事業はどのように展開する予定ですか?

 

もちろん、より商品数を増やし、大きくしていくつもりです。

11月6日には、第2弾としてフェイスマスクを発売します。これもインスタのDMを反映したのですが、2番目に多い悩みが肌だったんです。

▲新発売のフェイスマスク


ゆくゆくはみんなのポーチに一つはDINETTEのコスメがあるような、ブランドにしていきたいです。

ものは試し

ー最後に読者に向けて伝えたいことはありますか?

 

「ものは試し」という言葉がありますよね。あの言葉の通りで、何かを始めようと思ったらまずはいろいろ試してみるということが大事だと思います。

私自身もインスタであらゆる手法を試した結果、ここまでフォロワーを増やし、ビジネスにつなげることができたと思っています。

うまくいかない時期も、簡単にはあきらめず、あらゆる可能性を試しきることが成果につながるのではないでしょうか

大野琳華

この記事を書いたライター

大野琳華

山口出身。一橋大学商学部に所属。記者・インタビュアーを目指している。

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