TOP > インタビュー一覧 > 【Legaseedオフィスレポ】 都会の中心に秘密基地を作る!?遊び心満載なレガシードの働きやすい環境づくりとは
今回は田町にある株式会社Legaseedオフィスを取材しました。
Legaseedは企業向けの採用コンサルティング事業や学生の就職支援などを幅広く展開している会社です。
オフィスの3階では学生向けの就活ラウンジ「スペースキャリア」の運営も行なっています。
学生からの支持がとても高く、「2020年卒 インターン人気企業ランキング」ではスタートアップ企業としては異例の20位にランクイン。
そんなLegaseedのオフィスには遊び心溢れる仕掛けが満載!
社内外の多くの人に愛されるオフィスはどのような思いで作られたのでしょうか?
カメラマンライター・けんわたがオフィスに突撃し色々質問してきました!
▲代表取締役の近藤さん(右)と社員の井上(左)さん
Legaseedでは採用者と求職者の双方の視点に立って、企業への採用支援と学生の就職支援/コンサルティングを行なっています。
2013年に創業したスタートアップベンチャーでありながら、「2020年卒 インターン人気企業ランキング」では中小企業で唯一20位という上位にランクインし、学生から圧倒的な支持を受けています。
その秘訣は働きやすさを追求したオフィスや、求職者の立場にたった取り組みなどが関係しているそうです。
そんなLegaseedのオフィスフロアは「都会の秘密基地」その上の階にある学生のための就活ラウンジは「宇宙船」というコンセプトで設計されたそう。
取引先から就活生まで、誰もが魅了されるオフィスの誕生秘話について話を伺いました。
けんわた
オフィスのテーマがすごく個性的だと思うのですが、テーマを決めるときに何かこだわりはありましたか?
近藤さん
僕の場合は「こういうオフィスにしたい」というコンセプトが先にきます。
それを元に、例えば宇宙船の場合は「宇宙船」とネットで検索をしてさらにイメージを膨らませて、「こういうコンセプトでこういう間取りで作って欲しい」とデザイナーに依頼して作りました。
けんわた
「宇宙船」というのは最初からイメージの中にあったんですか?
近藤さん
「就活ラウンジ スペースキャリア」の由来は若い人たちの就職活動、自分の人生を考える時間にあります。
自分の「キャリア」、未来を考えられる「スペース」。
そこから「スペースキャリア」という名称が先に頭に浮かんで、その名前から考えたときに、なんとなく「宇宙船」と。
けんわた
なんとなく?
近藤さん
なんとなく。
けんわた
(斬新すぎる)
近藤さん
下の階は、都会には無機質なオフィスが多い中で、秘密基地みたいなワクワクするような場所があるといいなと思い、「都会の秘密基地」というコンセプトにしました。
けんわた
オフィスを作るのに費用はどれくらいかかったんですか?
近藤さん
「スペースキャリア」が1億2,000万円くらいで執務フロアが7,000万くらいだったと思うので、合計で2億円ほどですね。
けんわた
ドリームジャンボでしか見たことない金額です。それだけオフィスの設計にこだわった理由は何ですか?
近藤さん
2つあって、1つは働く社員の空間的快適さを作るためです。
人間8時間集中し続けるのは不可能なので、途中で気を抜ける場を作ったり、社員が快適に仕事ができる環境づくりをしたかったんです。
また、仕事の内容によって集中できる場所を変えれるようにもしたいと思いました。
けんわた
オフィスは1日の大半を過ごす場所なので、それだけ思いやってもらえるのは社員の方にとって非常に幸せなことですね。
近藤さん
もう1つは営業的戦略です。
いろんな会社から問い合わせが来た時に弊社の場合必ず「来てください」という話をします。
このオフィスが『なぜ弊社に人が来るのか』、その訳を体現しているのでそれを見に来てもらえますし。
客先というアウェーな場所で提案をするよりも、特に弊社の若いスタッフにとって自分のオフィスで提案する方が成約確率が上がります。
また何より本当に弊社の事業に興味がある会社様しかいらっしゃらないので、足切りにもなります。
社員の時間的工数や交通費を含めると、オフィス設計に投資するメリットは大きいかなと思いますね。
けんわた
非常に合理的で納得しました!
オフィスの内装には中途半端な妥協はせず徹底的に投資をしたという近藤さん。
それでは実際にこだわり抜いたオフィスを見学していきましょう!
オフィスの入り口に到着すると、扉に入る前から個性が溢れ出ていました。
けんわた
いきなりどこかの民族が出てきそうなくらい異境感が溢れていますね。
井上さん
コンセプトが都会の秘密基地なので、実際に本物の藁を使って入り口を作りました。
最初は扉全体を覆うくらいの藁があったのですが、宅配業者の方が入れなくなってしまって...
けんわた
大都会のオフィスビルの入り口行ってこの藁の入り口出てきたらそれは戸惑うでしょうね(笑)
▲呼び出しの電話もレトロでオシャレ!
オフィスに必ずある受付用の電話も、他のオフィスでは絶対見ないようなレトロな電話でした。
就活にくる学生も、この電話を見ただけで緊張よりワクワクが増しそう!
入り口を抜けると目の前には存在感ある大きな木が。
けんわた
入り口入ってすぐ目の前に木があるという光景は初めてです!
井上さん
この木は、マダガスカルにある「バオバブの木」がモチーフになってます。
バオバブの木は永遠の木と言われていて、長く愛されて続くという意味があると言われています。
「永遠に愛され、必要とされる会社になる」という弊社のビジョンの象徴として置かれています。
けんわた
すごく素敵な意味ですね...!
よく見るとバオバブの木はポストになっていました。
宅配業者どころか郵便業者も目が点になりそうです。
バオバブの木のすぐ隣にはDJブースがありました!
近藤さんのご実家がジャズバーだったことから作られたそうです。
レコードプレーヤーはご実家のもの。近藤さんはたまにDJブースで仕事をするのだとか!
フリースペースには各テーブルの上におもちゃが置いてあり遊び心をくすぐらせます!
さらに奥にはバースペースもありました!
社員の方は仕事後ならドリンクやお酒を好きに飲んでいいそうです。
▲ドリンクだけでなく料理ができる設備もとても充実しています
お酒を楽しめるだけでなく、本格的なIHコンロやオーブン、電子レンジもありました!
ウォーターサーバーにワインセラーまで...。もはや住めるのでは、というレベルです。
そして一番秘密基地感が溢れ出ているのはこちら!
見た目は円型の普通の本屋ですがこの黒い部分を横に引くと...
なんと中には会議室が!
まさに秘密基地という名前の通りの空間が広がっていて、少年心がものすごくくすぐられました。
もう予定がなくてもこの会議室の予約を入れたいくらいです。
執務スペースもウッドベースの家具が数多く使われ、スタイリッシュな空間でした!
フリーアドレスなので気分に合わせたり、その日の打ち合わせの予定に合わせて、座る場所を選べるそう。
壁一面にはLegaseedの企業理念が刻まれていました。
毎朝この企業理念の前で朝礼を行うそうです!
▲スタッフのその日のコンディションをチェックできるコンディションチェッカー
執務スペースのモニターにはなにやら天気予報のようなマークが...。
けんわた
このモニターは何ですか?
井上さん
これはコンディションチェッカーです。
どの社員が何時まで勤務する予定なのか見られるようになっています。
また体調やメンタルを天気図で自己申告するようになっているので体調が悪いのが言いづらい場合でも、こちらで申告できます。
けんわた
(メンタルが雨の方すごく気になる)
さらに奥にはなにやらパラメーターのような紙がずらりと掲示されていました。
けんわた
これは何のグラフですか?
井上さん
こちらは個性診断カルテといって、社員一人一人の考え方や行動パターンなどがわかるようになっています。
この診断結果によって、相性のいい上司やチームを選ぶようにしているんです。
けんわた
確かに闇雲に上司を選ぶより同じ価値観を持った上司の下で働く方がどちらも働きやすそうです。
全ての企業でして欲しいくらい素敵な取り組みですね。
その奥にはゆったりとしたお座敷スペースが。
こちらのスペースは今と未来を結ぶ「ブリッジスペース」と呼ばれ、「自分たちがどういう未来を描いているか」を考える場所だそう。
壁には課題などが書かれた付箋が貼り付けられていました。
続いて上の階の就活ラウンジ、スペースキャリアを案内してもらいました。
もう見た目は完全にテーマパークのアトラクションです。
暗闇の中をハイスピードで急上昇、急降下、急転回するジェットコースターがこの先にあるんじゃないかって思うくらいのアトラクション感です!
奥に進むとスペースキャリアという文字が刻まれた宇宙船がありました。
少年心がこれでもかというくらいくすぐられます。
▲宇宙船の中は映画撮影にも使われたそうです!
中はとても広々としていました!丸型の椅子にまた宇宙感が溢れています。
けんわた
この場所を就活生も自由に利用できるんですよね?
井上さん
そうですね。社員がミーティングに使うこともありますが、学生の方はこの場所でエントリーシートを書いたり学校のテスト勉強をする事ができます。
けんわた
就活の時にあったら絶対使いたかったです!
卓球台もあるので、仕事や就活の合間のリフレッシュにも使えます!
スペースキャリアのフロアには宇宙船以外に別の部屋もいくつかありました。
けんわた
ここはどんな部屋ですか?
井上さん
こちらは壁天井が白く集中しやすいので、通称「精神と時の部屋」と呼ばれています。
ブレインストーミングをする時や、アクティビティを行う研修で使われています。
けんわた
部屋から出る時にめちゃめちゃ強くなってるやつですね。
こちらはクリエイターの方のための集中部屋。
Legaseedは採用活動で使用するクリエイティブツールにかなりのこだわりを持っており、クリエイターの方が最大限パフォーマンスを発揮できるよう、このようにクリエイター専用の部屋を用意しているそう。
今回お邪魔したLegaseedはユニークで一風変わった内装ながらも、社員が働きやすい環境づくりを徹底的に追求した素晴らしいオフィスでした。
社員の方々ものびのびと働いていて、取材しただけで自分もここで働いてみたい!と心揺さぶられるものがありました。
そんなLegaseedですが、現在事業拡大のため新たなオフィスを検討しているとのこと..!
次はどんな面白いオフィスになるのでしょうか?今から楽しみですね!
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愛知県豊橋市出身。フリーランスのライター&カメラマンとして取材/撮影/執筆を行う。趣味は歌と旅とグルメ。
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