今回は、JR田町駅より徒歩1分の「msb Tamachi 田町ステーションタワーS」21階にある株式会社マネーフォワードを訪問しました。
「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というミッションのもと、自動家計簿・資産管理サービス『マネーフォワード ME』を通し、個人や法人、すべての人のお金の課題を解決するサービスを提供しているマネーフォワード。
2018年7月9日から入居し始めたこちらのオフィスには、いったいどのような想いが隠されているのでしょうか。早速ご案内していきます。
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今回の取材にあたり、インタビューに答えてくださったのは社長の直下でデザイナーを務める金井恵子さん。金井さんは、コーポレートデザインやミッション・ビジョンの策定をしたり、経営メッセージをかみ砕いてそれを可視化する業務を行なっています。
今回のオフィス移転に関しても、オフィス設計の会社の方と手を組み、思いをどのようにオフィスへと反映させるか綿密にすり合わせたのだそう。
金井さん
気付けば正社員だけでも350名となった当社。規模が大きくなることで私たちがビジョンとして掲げている「すべての人の、『お金のプラットフォーム』になる。」に向かって邁進できているのではないかと体感しています。
しかし、その一方で、急成長ぶりに不安を感じることもなくはありません。だから、私たちがこれまで大切にしてきたこと、大切にしたいことはなんだろうと考え、生まれたのが「Let's make it !(共に創り、実現しよう!)」というオフィスコンセプトです。
そのため、移転に伴い、ワンフロアでコミュニケーションが取りやすい温かみのある空間でありながらも、まだまだ成長していくことを表す内装デザインのオフィスにしました。
お馴染みのロゴマークが施された、木組みの壁が印象的なエントランス。
いつまでも途切れることがないように、天井まで続いているデザインの木組みにしたのは、ビジネスの世界では縁起が良いとされている「右肩上がり」を表したかったからなのだとか。まさに「共に創り」成長していくを感じさせます。
待合スペースは家のような温かみのある色合い。
よく見ると「$」のマークが!
待合スペースから、打ち合わせスペースまでの床をよく見るとお金のマークが。「お金を前へ。人生をもっと前へ。」というミッションを表しているのだとか。
こちらはフォトスポットにもなる打ち合わせスペース。ブロックにロゴが大きく描かれているのが、どこか洗練されすぎておらず、まさに「成長中」「創」っている途中だという印象を与えます。
今回のオフィス設計に伴い、意識されたことの1つにコミュニケーションが活性化する場というのがあったのだそう。そのため、執務スペースの他、来訪者が自由に出入りできるWork Loungeもワンフロアの中にありました。
こちらでは社内向けイベントや社外向けのMeetup、軽い打ち合わせなどが行なわれているとのこと。HappyHourイベントなどもあるとのことで、楽しくコミュニケーションできそう。
さらにどんな規模のイベントにも対応できるよう、家具はすべてキャスター付き。移動させやすい工夫がされていました。
こちらはMeetupと呼ばれるお部屋。テーブルや椅子の他、ひな壇も設けられているのが特徴です。
晴れた日は綺麗な景色が見られるそう…
さらに、窓の外にはよく見るとレインボーブリッジや東京湾が!こんな素敵な眺望を見ながら、セミナーが行なわれるだなんて羨ましいですよね。
こちらは社員のみが利用できるRefresh Area。ランチタイムを楽しむのはもちろん、休憩をしたり、集中できない時にはこちらで仕事をしたりと思い思いの過ごし方をしているのだそう。
執務エリアはL字型のワンフロア。壁などの仕切りもありません。
金井さん
代表取締役社長 CEOである辻は、「コミュニケーションが活性化されることで、スピード感のある事業が展開できる」との考えのため、ワンフロアにはとことんこだわりました。実際、部署の垣根を越えて社員が話している姿も見受けられますし、社長室の周りのミーティングスペースにて、辻が気兼ねなく社員とコミュニケーションを取っている姿は頻繁に見られますよ。
「同じ姿勢で仕事をしていては集中できない…」そんな時は景色を変えて仕事をすることも。また、ワンフロアの中には特徴的なスペースも多数あり…
集中したい人向けのMokuMokuRoom(もくもくルーム)や
1 on 1のためのお部屋、
ファミレス席のミーティングスペース、
Koagari(コアガリ)と呼ばれている小上がりスペースも!好きな場所で自由に仕事ができるだなんて、生産性も上がりそうです。
オフィスを見る中で気になったのが、壁の色の塗り方が少しおおざっぱなところ。
金井さん
実は今回の移転にあたり、社員に柱のペイントを行なってもらうイベントを行ないました。これはまさに「Let's make it!」を体現させたもの。よく見ると手形があったりするんです。用意されたオフィスで働くのではなく、オフィスもみんなで作っていきたいので、すでに細かいアップデートは日々行なわれているんですよ。
福沢諭吉、新渡戸稲造などもいましたよ!
他にも、会議室にお金にまつわる人物の名前がつけられたのは、社内公募で決まったのだそう。
Refresh Roomに置かれているジェンガなどのゲームの中には、社員が知らず知らずのうちに持ち寄ったものも!
こちらは、あえてペンキで塗りっぱなしなデザイン。
このように、社内にはさまざまな書体でビジョンやミッションなどが書かれています。どれも手作り感があるのが、まさに「Let’s make it!」ですよね。
金井さんがおっしゃった通り、コンセプトの「Let’s make it!」がしっかりと体現化されたマネーフォワードのオフィス。成長途中ゆえの粗削りなデザインの中にある温かな色味や気遣いに、まさに人に寄り添い続けてきたマネーフォワードらしさを感じました。
次回は、SAILING(航海)をコンセプトとしたインテリアが特徴の「リンクアンドモチベーション」を訪問します。
1991年生まれ。フリーランスのライターとして「働く」と「好き」(美容・エンタメ)を中心に執筆、編集/広報/採用広報なども行なう。好きなものはサッカーとライブ鑑賞。
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