TOP > インタビュー一覧 > 【co-ba jinnan見学】神南発!共に戦う仲間が集うCO-FIGHTING SPACEが登場
10月9日、渋谷区・神南に株式会社ツクルバが手がけるコワーキングスペース「co-ba jinnan」の内覧会が行われました。
働き方の多様化が進む現代、増え続けるコワーキングスペース。そんな中、今までにはない「CO-FIGHTING SPACE」をテーマとし、オープン前から注目を集めている「co-ba jinnan」はいったいどのような場所なのでしょうか。
2階と3階の2フロアに分かれている「co-ba jinnan」。まずはドロップインでの利用もOKな3階を案内していただきました。
エントランスを入ってすぐの場には、ヘルメットが2つ並んだフォトスポットが!というのも、「co-ba jinnan」の空間コンセプトは、「工事現場」。これから事業を作り上げていくスタートアップチームの想いを空間にも反映させたいというのがコンセプトの由来なのだそう。
だから、壁面も屋根裏などに使われる「木毛セメント」になっていたり、
あえて天井の配線が見えていたり、
オープンスペースに使われている六角形の机も作り込まれすぎていなかったり、椅子は渋谷にあるインキュベーション施設「Good Morning Building by anri」で使われていたものを使用したりと細かい工夫がされている。
また、「co-ba jinnan」はあえて受付を持たない予定だとのこと。
その理由について、立ち上げに携わった荻野高弘さんと吉田民瞳さんは次のように語ってくださいました。
「これまでのコワーキングスペースとは違い、変化が著しいこの神南という土地で、社会に変化をもたらすために共に戦う人たちが集うスペースにしたいです。
そんな中で、co(共に)という概念を大切にしているので、利用者と運営者という立場関係になるのではなく、あえて僕たちも利用者と同じ立場で切磋琢磨しあいながら、共に戦う仲間としてこの場所を作り上げたいんです。」
オープンスペースの隣には、「CO-DINING」という名のダイニングスペースが!テーブルをぐるっと囲める構造にしたことで、食を通して入居者のコミュニケーションが生まれる場になります。
また、同じビルにある株式会社エスエルディーと手を組み、食にまつわるサービスも提供予定。
内覧会の中で「スタートアップで活躍する人たちがなるべくお金をかけずにコストパフォーマンスの良い食事を楽しめるよう、食事を選ぶという選択コストを減らせるようにということを叶えたい」と話していました。
ミーティングルームも3部屋完備。ミーティングスペースの名前は、
JABやHOOKなどとボクシングの技の名前になっている!ここにもCO-FIGHTINGの精神が表れていました。ぜひ他2つはご自身の目で…
さらにミーティングルームの中にもユニークな仕掛けがあり…
実はホワイトボードだらけ!光が反射している壁面(画像上)はもちろん
机もホワイトボードに!ミーティングしながら直接机に書き込めるだなんて、ミーティングに訪れたクライアントとのアイスブレイクにもなりそうですよね。
コミュニケーションスペースが広がる3階に対して、2階は会員専用スペースに。
会員専用スペースはフリーアドレスエリアと、窓際の集中ブース、そして個室で構成。3階と比べると、より集中して仕事ができる環境になっています。
そうはいっても、自由度の高さは健在。椅子はパイプ椅子のようなデザインに!
ライトを囲むの木材も、あえて仕上げていない下地材を使用。
運営者の吉田さんは、「この場所を訪れたスタートアップに、どんどんステッカーを貼って行ってほしい」と話しておりました。
フリーアドレススペースの先には、PHONE ROOMもあり!
荻野さんによると「電話って、会話の相手が見えないから周りの人に不安感を与えてしまうんですよね。それに電話している側も周りに気を使って小さな声になってしまう…だから、安心して電話できるスペースを作りました」とのこと。
この日流れていたBGMは銀杏BOYZ。荻野さんと吉田さん、2人合わせて"神南BOYZ"とのことで、そこにかけているのだそう。
もちろん入居者向けに冷蔵庫やポットなどが完備された給湯スペースもあり。CO-DININGスペースに行くほどではないけど、ちょっと休憩したい時には2階で食事や休憩を済ませれちゃうようにしたそう。
攻めのセーフティーと謳うのは、食だけではない。入居者向けの追加サービスとして、コピー機の定額化サービスも提供予定。「10円玉に崩さなきゃ…」という手間が省けますよね。
個室は全部で9部屋。3人~10人規模となっており、その規模間はベンチャー企業の成長段階をステージごとに区分した「ステージA、ステージB、ステージC」とかけた部屋番号になっています。
こちらは机と椅子が完備された家具付きの部屋。木のぬくもりが落ち着いた印象を与えます。
こちらは一番大きな個室。この日引越ししている企業もあり、それぞれの企業らしいスペースが作り上げられていました。
個室が立ち並ぶ通路の奥には、「憤れ、スタートアップ。」との文字が。
「決してここをずっと利用してほしいとは思っていなくて。あくまでもここを拠点にどんどん大きく羽ばたいていってほしいんですよね。だから、利用者同士でお互い高め合いながら、本気で社会を変えたいと思っている方に来てほしいですし、僕ら自身も常に「co-ba jinnan」の場所の意味を問い続けながら変化を続けていきたい」と意気込みを語ってくれました。
他のコワーキングスペースよりも、ちょっぴりアンダーグラウンドでファイティングモードが感じられる「co-ba jinnan」。
神南BOYZのおふたりから熱い思いを聞いて、あえて完成されていない空間の意味を理解することができました。渋谷区役所が再建されたり、パルコの立て直しが決まったりと、今まさに街としても変化途中の神南地区。そんな場所で社会に殴り込みするような「co-ba jinnan」の起業家たちがこれからどのような活躍をするのかが楽しみだと感じました。
熱い想いを持った起業家の方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
住所
東京都渋谷区神南1-20-2 第一清水ビル 2階, 3階
アクセス
渋谷駅ハチ公口より徒歩5分
営業時間
(月額会員) 平日8:00~23:45 休日10:00~23:45
(ドロップイン利用) 平日10:00〜19:00
次回は、インキュベーションオフィス「31VENTURES KOIL」を取材します。
1991年生まれ。フリーランスのライターとして「働く」と「好き」(美容・エンタメ)を中心に執筆、編集/広報/採用広報なども行なう。好きなものはサッカーとライブ鑑賞。
“裸眼のVR”で新しいバーチャル表現で池袋のカルチャーとコラボレーションするkiwamiの取り組みとは
日本のHR市場がこれから目指すべき、TalentXが描く「タレント・アクイジション」の世界
TalentX代表 鈴木貴史氏
「上場=目的達成のための手段」Kaizen Platformの創業者が語る“上場”とは
ビジネス書大賞『売上最小化、利益最大化の法則』の作家に聞く 「利益率29%の⾼収益企業を作る方法」
資金調達に新しい選択肢を。ブリッジファイナンスとしてのファクタリングを「PAY TODAY」が解説
【令和の渋沢栄一になる】エンジェル投資で日本にイノベーションを
米国新興市場上場を経て10億円を調達 「代替肉」で社会課題に取り組むネクストミーツの歩み
海外で活躍する女性起業家の実態 〜2児のママがシンガポールで起業した理由とは?株式会社ハニーベアーズ〜
湊 雅之が見る欧米と日本のSaaS業界の違い | 注目海外SaaS 6選
BtoB/SaaSベンチャー投資家 湊 雅之
広告事業だったのにコロナ禍で売り上げ上昇! 〜売り上げ90%減からの巻き返し〜
代表取締役 羅 悠鴻