ECモール流通総額ランキングTOP5!料金・機能も徹底比較!

ECモール流通総額ランキングTOP5!料金・機能も徹底比較!

記事更新日: 2020/11/20

執筆: 編集部

ECサイトを構築する方法のひとつがECモールに出店することです。

そしてECサイトを成功させる戦略として、モール全体の売上が高いところに出店するというのは効果的な施策です。

この記事では有名ECモールの流通総額をランキング形式にしたものを紹介します。

さらに、ECモールを利用して出店するメリット、日本の有名ECモール5社の利用料金なども取り上げます。

自社にふさわしいECモールを探しているならこの記事を参考にしてください。

ECモール流通総額ランキング

上記のランキング表に登場している上位5社のECモールのそれぞれの流通総額(2018年1月~12月)とその内訳などを紹介します。

1. 楽天

2018年における楽天の流通総額は3兆4,310億円です。

この流通総額は、楽天市場・楽天トラベル・楽天ブックス・楽天Direct、さらにフリマアプリのラクマなどの楽天で提供されているサービス内での流通額を合計したものです。

2. amazon・ジャパン

amazon・ジャパンは流通総額を公表していませんが、提供されているデータなどから分析すると、国内での流通総額は2兆5,000億円以上と推測されます。

アメリカのamazon.comの年次報告書内によると2018年の日本国内での総売上高は138億2,900万ドルでした。

これを2018年の平均為替レート109.34円で計算すると、1兆5,133億円となります。

この金額はamazon自体が売主になっている直販の額と、売主になっている他の企業や個人から支払われる手数料約10%が合計されたものです。

直販以外の第三者が国内のamazonのマーケットプレイスで売主として占める割合は、全体の50%程度と推測されます。

ですから第三者による流通額は約およそ1兆円程度でしょう。

直販による売上と手数料に第三者の売上を合計すると、amazon・ジャパンの流通総額は2兆5,000億円以上と推測できます。

3. ヤフオク

Yahoo!ジャパンの決算報告によると2018年のヤフオクの流通総額は9,011億円です。

4. Yahoo!ショッピング

ヤフオクと同じYahoo!グループの提供するサービスがYahoo!ショッピングです。

2018年の流通総額は7,692億円でした。

ヤフオクとYahoo!ショッピングの流通総額を合計すると1兆5,000億円以上となりYahoo!グループでの流通総額も1兆円を超える額となります。

Yahoo!グループは、2019年にはファッション系のECサイト「ZOZOTOWN」を買収しました。

そのYahoo!とソフトバンクが共同出資で設立した「PayPayモール」に「ZOZOTOWN」がすでに出店しています。有名ファッションECサイトの力で、さらなる集客力アップが期待されます。

5. メルカリ

メルカリの2018年度における流通総額は4,187億円でした。

メルカリは有名なフリマアプリで、誰でも簡単にEC事業を展開できる便利さがあります。2019年には「Buyee(バイイー)」との連携により100以上の国で越境ECができるようになりました。

ECモール出店のメリット・デメリットとは?

ECモールやアプリの流通総額をランキング形式で紹介しました。

ECモールに出店することにはいくつかのメリットがあります。

次に、ECモール出店のメリット・デメリットについてご紹介します。

ECモール出店のメリット

ECモールに出店するメリットには以下の3点があります。

1. ECサイト構築用のツールが最初から提供されている

2. モールの知名度・集客力を利用できる

3. ECサイトの運営を支援してくれるサービスを提供している

 

1. ECサイト構築用のツールが最初から提供されている

ECサイトでは運営側からサイト構築用のツールが提供されているので、プログラミングなどの専門的な知識がなくてもECサイトがすぐに作れます。

2. モールの知名度・集客力を利用できる

ECモールに出店するメリットは「集客力」です。

有名なECモールには、数千万人単位のアクティブユーザーがいます。

自社のECサイトのみでこれだけのユーザーを獲得するのは至難の業ですから、これは大きなメリットといえるでしょう。

3. ECサイトの運営を支援してくれるサービスを提供している

ECモールの運営側は、amazonのタイムセールや楽天市場の楽天スーパーSALEのような集客プロモーションを行なってくれます。

またamazonでは、商品の在庫管理・梱包・発送作業も委託することが可能です。ECモールに出店すれば、ECサイト運営のバックヤード業務を効率化することができます。

ECモール出店のデメリット

ECモール出店にはデメリットも存在します。以下がそのデメリットです。

1. サイトのデザインなどで自由度があまりない

2. モール内に競合他社がたくさん存在する

3. 販売手数料を支払う必要がある

ECモール出店は、サイトのデザインをオリジナルのものにできないというデメリットがあります。

ですから、サイトのデザインを企業や商品のイメージに沿うようにしてブランディングを図るということが難しいです。

また、モール内に競合他社が存在します。商品ラインナップの充実、満足できる価格設定、キャンペーンやサービスなどで、他社との差別化を図る必要があるでしょう。

ECモールの種類

ECサイト初心者にはおすすめのECモール出店ですが、そのECモールは大きく分けると「マーケットプレイス型」と「テナント型」の2種類になります。

それぞれの意味と特徴、その代表例を表にしました。

ECモールへの出店を計画しているのであれば、それぞれの特徴を理解してどのタイプのモールに出店するのか考えましょう。

国内5大ECモールの料金比較

国内有名5社のECモールの利用料金を表にまとめました。

初期費用や月額料金などを比較すると、自社のニーズにマッチしたECモールを選べるでしょう。

料金体系に加えて、運営側のサポート体制やモールの集客力などを考えて、自社の売上につながるECモールを選びましょう。

まとめ

ECモールの流通総額ランキングを紹介しました。楽天市場やamazon・ジャパンなど有名ECモールは2兆円以上の流通総額となっていました。ヤフオクやYahoo!ショッピングなどの3位以下のECモールは、1兆円まで届きませんでしたが、今後も成長が期待できるので要注目です。

ECモール自体に知名度・集客力があります。さらに運営側がECサイト構築のツールも提供しています。ですからECサイト初心者には、ECモール出店はおすすめの方法です。

自社のECサイトを構築する方法は、ECモールに出店する以外にも方法がいくつかあります。起業ログでは、ECサイトを構築する方法、おすすめのツールなども紹介しています。気になる方はどうぞこちらの記事も参考にしてください。

画像出典元:pixabay

 

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