起業のハードルが下がり、これからは若い世代の起業家が増えていくことが予測されている中、学生を対象として起業のノウハウを教え込むビジネススクールが注目を集めています。
今回はそれらの中から「実践を通じてスキルを体得する6ヶ月」をコンセプトにもつ話題の学生起業スクールWILLFU(ウィルフ)について、運営会社から講座内容の特徴、受講者に聞いた評判について解説していきます。
このページの目次
ウィルフとは、2013年8月に株式会社ウィルフにより運営が開始された「学生起業家スクール」です。
後述するとおり「実践を通じてスキルを体得する6ヶ月」をコンセプトにもち、大学1年生から大学院2年生、専門学生、高専生を対象に、起業家育成を主目的としたビジネススクールとして事業展開されています。
※現在は新型コロナウイルスの拡大に伴い、すべての授業がオンラインで行われています。プレゼン・相互ディスカッションをはじめ、これまでと変わりなく参加可能です。
アフターコロナでの働き方を見据えてあえて今、挑戦してみることをおすすめします。
ウィルフを運営する株式会社ウィルフの設立は2013年6月6日、資本金は資本準備金を含めて5,998万円です。
ビジネススクール・ウィルフの運営事業のほか「新卒社長」「子会社社長」「新規事業開発」に特化した就活支援サービス「WILLFU CAREER」の運営や、学生起業を応援するWEBメディア「WILLFU LAB」の運営を行っています。
代表取締役社長の黒石健太郎氏は、東京大学法学部を卒業後に株式会社リクルートに入社。
採用・育成・社内活性コンサルティング等の営業に従事したほか、新規事業の戦略企画、立ち上げに従事。2013年6月に株式会社ウィルフを設立しています。
さらには社外取締役としてビジネススクールの最大手グロービス経営大学院の主任研究員である林浩平氏が従事。
他にも後述するとおり、ベンチャー企業の経営者や大手企業の事業責任者などスキルと実績をもつ人物がメンターを務めるなど、スペシャリストたちによるハイレベルな事業運営体制が整えられているようです。
ウィルフのコンセプトは「実践を通じてスキルを体得する6ヶ月」としているとおり、講座期間は6か月です。
まず最初の4.5か月では、1.5か月を1つのフェーズとして「インターネット事業」「対面販売事業」「イベント事業」の3つのテーマに基づき「経営スキル学習」と「起業体験」を実施します。
1つのフェーズは「経営スキル学習」「事業プラン作成」「先輩経営者からのフィードバック」「事業実施」「利益ランキング発表・振り返り」の5つのステップで構成されており、経営スキルを学びながら、事業戦略を考え抜き実行できる力をつけていける内容になっています。
起業体験終了後の残り1.5か月で「卒業後に取り組む事業プラン」の作成に挑戦。
もちろん、あくまで模擬的なものとはいえ、ウィルフでは「踏み出せば起業できる状態」になるまで事業プランをブラッシュアップすることが求められ、実際に事業プランで起業を成功させた卒業生もいるとのこと。
ウィルフの特徴は、実践を通じて学習することで「机上の学習」ではなく、スキルを「体得」することに重きを置いている点です。
卒業する頃には「踏み出せば起業できる状態」になっている、とウェブサイトでも宣伝されていますが、その秘訣は受講期間中3度にわたり行われる起業体験にあるといえるでしょう。
体験とはいえ、これだけ短いスパンで立て続けに起業プランを練り上げるのは社会人からしても容易ではありません。
さらに学生にとっての本業である学業をこなしながらの話ですから、ハイレベルな講座に深くコミットメントしていく高い集中力が必要です。
先述のとおり、ハッキリ言ってしまえばウィルフの講座は濃密な内容となっている分、受講する学生にもかなりのパワーをウィルフに費やすことが求められます。
しかしその分、ウィルフで得られる知識と体得できるスキルは有益なものといえそうです。
学生に短い期間で有効な知識とノウハウをたたき込むべくメンターとして参加しているのは「東証一部上場企業の経営戦略部長」「インターネット広告国内最大手企業の新規事業責任者」あるいは「ベンチャー企業の創業者」など、いずれもきちんと実績を積み重ねてきたハイレベルな人物ばかり。
彼らから直接、生きた知識とノウハウを吸収できる環境こそが、他のビジネススクールとは一線を画すウィルフならではのメリットといえるでしょう。
ウィルフでは指導役となるメンターはもちろんのこと、受講生にも将来有望な人材が集まります。
これまでウィルフを卒業してきた卒業生の中には、実際に自分で起業することに成功したり、中には学生のうちに事業売却までを成功させてしまったような人材もいます。
将来的に大きな成功を果たすような人材と「同期生」として6か月もの時を共に過ごすことで構築される人間関係は、起業をするしないに関わらず、自分の将来にとって間違いなくプラスの財産となります。
この「人脈」もまた、知識やノウハウと同じくウィルフで得られる大きなメリットといえます。
実際、ウィルフのホームページにて「卒業生インタビュー」を覗いてみると、人脈構築を評価する声が多く散見されます。
ここまで、ウィルフについて特徴やメリットなど「良いところ」ばかりをご紹介してきましたが、ウィルフに入りさえすれば誰もが圧倒的な知識やノウハウを身に付けられる、というわけではありません。
ウィルフは、受講者を「お客様」扱いすることはしません。
先述のとおりわずか半年で3回も事業立ち上げを経験し、実社会で展開できる事業プランを携えて卒業していくためには、それなりの行動力と度胸が必要になります。
例えば、なんとか練り上げた事業プランを講師やメンターにチェックしてもらうとき、最初から100点満点で褒めてもらえることなどほぼありません。必ずと言っていいいほど、手厳しいダメ出しを食らうことでしょう。
事実、厳しい指導内容やカリキュラムに耐えられずに残念ながら挫折してしまう受講生が出ることもあります。
ただし、実社会においてもすべての起業家が成功できるわけではないことを考えれば、いかにビジネススクールでの模擬授業であっても、講師やメンターは手を抜くわけにはいかないのです。
厳しい指摘をしっかりと受け止めて、次への改善につなげられるか。目の前の講師やメンターに食らいつき、彼らの知識とノウハウを奪えるか。
すべては受講者の意識と行動次第であり、濃厚な6か月を乗り越えた先には、圧倒的な行動力と度胸を身に付けた「起業家の卵」が生まれていることでしょう。
ウィルフ受講者からの生の声が届きましたので掲載します。(あくまで個人の感想です)
まずは、良い点から。
実際に起業できるからインプットの質が上がった
座学が対話形式なので、受け身にならなくて済んだ
いい意味で変な人が多くて刺激があった
反対に、良くなかった点。
全体的にレベルが低い気がした
辞める人が途中でけっこう出てくるのでテンションが下がる
いかがでしょうか。あくまで一個人の感想ですが、口コミも参考にしていただきご自分に合っているかの指標に加えてみてください。
ウィルフの受講料金や講座内容の詳細については、無料で参加できるオンライン説明会で説明を受けられます。
ウィルフの無料説明会では、講座に関する説明はもちろんのこと「アイデアの質の高め方」というテーマの体験授業もセットで受けられるので、ウィルフに興味がある方はもちろん、これから就活を迎える方、あるいは今現在就活に取り組んでいる方にも役に立つ話が聞けるチャンスかもしれません。
無料説明会は平日・土日関係なく2~3日に1回の頻度で開催されており、時間も1時間30分程度なので、ウィルフが少しでも気になる方はまず無料説明会に参加してみてから判断しましょう。
現在、体験授業&説明会はすべてオンライン開催で行われます。ログインURLなどの参加方法については、予約された方にメールが送られますので安心してお申し込みください。
また、ウィルフはFacebookページを運営しているほか、代表の黒石健太郎氏もTwitterで情報発信を行っているので、こちらもフォローして情報を随時チェックするのもおすすめです。
画像出典元:pixabay、pexels、O-DAN
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