スタートアップが資金調達を受けられるかどうかを左右する、投資家やVCに対するピッチ。その内容や構成は多くの起業家が頭を悩ませるところ。
今回はスタートアップが資金調達をするときの投資家向けピッチ資料の作り方を解説します。
最後にすぐに使える資料テンプレートも添付しているので、ぜひピッチ資料作りに活用して下さい!
このページの目次
投資家が起業家に求めるピッチは、 主に3つの軸とAppendix(おまけ)の要素に分けられます。
目次にするなら以下の形になります。
1. 表紙(サービスを一言で)
2. チーム紹介(Founder Market Fitの確からしさを説明)
3. サービス説明(簡潔に文字数少なく、イメージ画像もあると良い)
4. 課題 & 顧客(サービスを必要とする顧客・顧客課題の説明)
5. サービスの特徴(特に重要な3要素)
6. サービスの実績(利用状況等がわかるグラフ)
7. サービスのビジネスモデル・売上(サービス毎の売上推移グラフ)
8. サービスのコスト推移(サービス毎のコスト推移グラフ)
9. 拡大するために重要な指標や事実
10. 今後の戦略マイルストーン
11. 組織図、採用戦略
12. 資本・財務戦略
13. ミッション・ビジョン
14. Apendix
まず必要なのは「サービスに価値があるか」の検証状況(価値仮説)が書いてあることです。
本当に提供しようとしているサービスに顧客はいるのか、課題はあるのか、どう提供するのか、ローンチしているなら利用状況はどうか等、価値があるかどうかを事実をベースに話す必要があります。
次にサービスの「価値仮説」の検証が出てきているのであれば、それが本当に成長するのか「成長仮説」の検証状況について語る必要があります。
ユーザーからどのようにしてマネタイズするのか、マネタイズ状況の説明や、顧客からの収益と費用がちゃんとプラスかどうか、キャズムを超えて成長するためのスケール施策はあるか等、成長するのか・収益化するのかを事実をベースに話す必要があります。
上記の「価値仮設」「成長仮説」は事業戦略についての話があった上で、「全体戦略としてのマイルストーン、ビジョン・ミッション」と「組織戦略」「財務・資本戦略」について触れる必要があります。
どんなに優れたアイディアがあったとしても、それだけでは片手落ちであり、必ず組織や資本・財務面の話も記載する必要があります。
最後に事業の詳細を、Appendixに入れ、全体俯瞰できるプレゼンにします。
ピッチ資料のテンプレは下記URLからご覧ください。
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監修者プロフィール
栗島祐介
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