SMTP・POP・IMAPとは?メール配信の仕組みと機能と設定方法を解説!

SMTP・POP・IMAPとは?メール配信の仕組みと機能と設定方法を解説!

記事更新日: 2021/04/20

執筆: 編集部

この記事ではメール送受信におけるSMTP・IMAP・POPの違いとメールの仕組み、メインで使うメールソフトでGmailも読めるようにする場合、設定をどのように変更するのかを説明します。

Microsoft OutlookとApple Mail、それに加えてGmailや他のメールソフトも使っていると、メールソフトのSMTP・IMAP・POPの設定を変更しなければなりません。

メールを設定する時に必ず聞かれるSMTP・IMAP・POPを理解しましょう。

SMTP・POP・IMAPとメールの仕組み

SMTP・POP・IMAPはどれもメール送受信に関係する通信プロトコルです。

プロトコルは以下のように定義されます。

コンピューター同士の通信をする際の手順や規格のこと。情報を送り出す端末の選定、データの形式、パケットの構成、エラーの対処などを取り決めた通信の約束事である。

引用:大塚商会 IT用語辞典


「通信方法の仕組み」「通信方法のルール」が通信プロトコルです。

SMTP・POP・IMAPでは、メールを送受信するための定められた規格や約束事、指示がそれぞれ違います。

3つの意味と特徴を表にまとめました。

サーバー 意味 特徴
SMTP メール送信に使われる通信プロトコル メールソフトからメールサーバーへのメール送信・メールサーバーから相手先のメールサーバーへの送信に使われる
POP メール受信に使われる通信プロトコル メールソフトがインストールされた端末にメールサーバーからデータをダウンロードする
1台の端末のみで利用
IMAP メール受信に使われる通信プロトコル メールサーバー上でメールを管理
複数の端末でメールの管理ができる

 

メールの仕組みの考え方

メール送受信の仕組みを考える時は、下記に置き換えて考えるとスムーズです。

メール:手紙

メールサーバー:郵便局

メールアドレス:住所

SMTP:投函ポスト

POP・IMAP:私書箱

通信プロトコル:配送方法、配送会社

 

SMTPとは?

SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)は、メール送信に使われる通信プロトコルです。

SMTPとはメール送信に使われる通信プロトコル

SMTPは、パソコンやスマホにインストールされているメールソフトからメールサーバーへの送信、メールサーバーからメール受取先のメールサーバーへの送信はSMTPが使われます。

それで、メール送信用サーバーをSMTPサーバーといいます。

POPとは?

POP(Post Office Protocol)は、メール受信に使う通信プロトコルです。

メールソフトで「POPを有効にする」を設定すると次のことが自動的に行われます。

1、パソコンにインストールされているメールソフトが、メールサーバーにメールが届いているかを確認する

2、メールサーバーにメールが届いていれば、メールソフトがそれをパソコンにダウンロードする

イメージでは、定期的に郵便局に出かけて私書箱に届いている手紙やハガキを回収する仕事をしてくれるという感じです。

POPを有効にするメリット

メールの受信設定でPOPを有効にすることには以下のメリットがあります。

  • メールをパソコンに保存するので、メールの削除、移動などの処理がすぐにできる
  • パソコンの容量の範囲内でメールが保存できる
  • ダウンロード済みのメールはネット環境がないところでも閲覧できる
  • 基本的にメールのダウンロードが済めば、サーバーのデータは削除されるのでサーバーの容量の削減ができる

POPを有効にするデメリット

POPを有効にした場合、メール受信した端末にしかダウンロードデータは残りません。

複数の端末でのメールの閲覧、複数の端末でのメールの同時受信はできないというデメリットがあります。

POPを有効にするのはどのようなケース?

POPを有効にするのは、利用するパソコンが1台のみの場合、複数の端末を所有していてもメールを読む端末が決まっている場合、メールはサーバーに残したくない場合などです。

IMAPとは?

IMAP(Internet Message Access Protocol)もメール配信に使う通信プロトコルです。

先ほど説明したPOPもメール配信に使われる通信プロトコルでしたが、POPとIMAPの相違点は、サーバーにデータを残すか残さないかという点です。

IMAPではメールサーバー上でメールを管理します。

最初にパソコンでメールを読んで返信や削除をすれば、次にスマホでそのメールを見たときには、その行動履歴が反映された状態で閲覧できます。

パソコンよりもデータ保存容量が少ないスマホ向けのメールアプリでは、IMAPに設定されているのが一般的です。

IMAPを有効にするメリット

メールソフトの設定を「IMAPを有効にする」にするメリットには以下の点があります。

  • 複数の端末でメールを閲覧できる
  • 開封状態・返信・削除などの状態も端末間で共有できるのでメールが一元管理できる
  • 外出先でもスマホでメールの内容を確認できる

IMAPを有効にするデメリット

メールサービスのサーバーの容量制限に到達すれば、メールボックスが満杯になり、新規のメールを閲覧できなくなる可能性があります。

IMAPを有効にするのはどのようなケース?

パソコン・タブレット・スマホなど複数の端末でメールを閲覧する場合にはIMAPを有効にします。

外出先などパソコンがない環境でもメールを見る必要がある場合もIMAPを有効にした設定にできます。

POPとIMAP、どちらを設定するべき?

「メールを見るパソコンは1台のみ」であればPOPで十分です。

PC、タブレット、スマホなどマルチデバイスでメールを確認する場合はIMAPです。

SMTP・IMAPを設定する

メインのメールソフトとして利用しているMicrosoft OutlookでGmailをチェックしたいというケースを例に設定手順を説明します。

Gmail側のIMAPを設定し、その後、メインとなるメールソフト側のSMTPの設定を変更することで、メインで使っているメールソフトでものGmailのチェックができるようになります。

手順1:Gmail側でIMAPを有効にする

GmailではデフォルトでIMAPでの接続が有効になっていないので、それを有効化する必要があります。

GmailのIMAPを有効化は以下の順番で簡単にできます。

1.パソコンでGmailを開く

2.ページ右上の設定ボタン(歯車のアイコン)をクリックし、「すべての設定を表示」をクリック

3.上部にあるメニューから「メール転送とPOP/IMAP」をクリック

4.IMAPアクセスで「IMAPを有効にする」をクリック

5.ページ下の「変更を保存」をクリック

Gmail側の設定は以上で完了です。

手順2:メインのメールソフト側でSMTPとその他の設定をする

メインで使うメールソフト側に以下の情報を入力し設定を完了すれば、そのメールソフトでGmailをチェックできるようになります。

受信メールサーバー(IMAP) imap.gmail.com
SSLを使用する はい
ポート 993
送信メールサーバー(SMTP) smtp.gmail.com
SSLを使用する はい
TLSを使用する はい
認証を使用する はい
SSLのポート 465
TLS/ STARTTLSのポート 587
氏名または表示名 氏名
アカウント名・ユーザー名
メールアドレス
メールアドレス
パスワード Gmailのパスワード

 

上の図はOutlookをメインのメールソフトにした例です。

サーバーやポートに関する必要な情報を入力し「接続」をクリックします。

その後、Googleアカウントにパスワードを入力してログインする画面が表示されるので、その指示に従います。

このようにしてOutlookとGmailの同期を許可すれば、OutlookでもGmailをチェックできるようになります。

POPを設定する

POP接続に対応したメールソフトであれば、それでGmailを開けるように設定することができます。

POPは1台のパソコンでのみ使用できるタイプです。

POPの設定を有効にすると、受信メールはパソコンにダウンロードされるので、複数の端末を利用したメールの閲覧ができなくなることを理解しておかなければなりません

POPを設定する手順についても紹介しておきます。

手順1:Gmail側でPOPを設定する

GmailでPOPを有効にする設定は以下の方法で行います。

1、パソコンでGmailを開く

2、ページ右上の設定ボタン(歯車のアイコン)をクリックし、「すべての設定を表示」をクリック

3、上部にあるメニューから「メール転送とPOP/IMAP」をクリック

4、POPダウンロードで、「すべてのメールでPOPを有効にする」もしくは「今後受信するメールでPOPを有効にする」を選択

5、「変更を保存」をクリック

Gmail側の設定は以上で完了です。

手順2:メインのメールソフト側で設定をする

メインで使うメールソフト側に以下の情報を入力し設定を完了すれば、そのメールソフトでPOP接続された状態でGmailをチェックできます。

受信メールサーバー(IMAP) pop.gmail.com
SSLを使用する はい
ポート 995
送信メールサーバー(SMTP) smtp.gmail.com
SSLを使用する はい
TLSを使用する はい
認証を使用する はい
SSLのポート 465
TLS/ STARTTLSのポート 587
サーバーのタイムアウト 1分以上(Googleの推奨では5分)  
氏名または表示名 氏名
アカウント名・ユーザー名
メールアドレス
メールアドレス
パスワード Gmailのパスワード

 

まとめ

メールの送受信に使われる通信プロトコルのSMTP・IMAP・POPの意味や違いについて説明しました。

メール受信に使われる通信プロトコルのIMAPは複数のデバイスでのメール管理に対応したものです。

POPは、デバイスにメールがダウンロードされるので、1台のパソコンだけでメールを閲覧するケースに適しています

メール配信に使われる通信プロトコルの意味や違いを知っていれば、メールソフトの設定をするときにも慌てることがなくなるでしょう。

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画像出典元:Pixabay

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