給与計算ソフトとは、入力されたデータを元に、自動で給与計算や給与明細書の作成を行ってくれるツールです。
近年では、年末調整や各種保険料、税といった複雑な計算から複数口座振込・マイナンバーに対応するなど高機能なソフトが続々と登場しています。
この記事では、給与計算ソフトに詳しい専門家のアドバイスを参考にしながら、選び方やメリット・デメリット、利用する際の注意点を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
「フリーウェイ給与計算」の特徴はコストパフォーマンスの良さが抜群です。
5名までは無料。
6名以上は月額1,980円で人数無制限にもかかわらず、給与・賞与計算、年末調整、社会保険、所得税、マイナンバー対応と必要な機能が揃ったクラウド給与計算ソフトです。
数多くの帳票作成が可能で、給与明細書のデータをメール配信できるWeb明細にも対応しています。
料金プランは無料版と有料版があります。
無料版では登録できる従業員数が5人までですが、有料版は月額利用料1,980円で人数は無制限、操作サポートがある点が異なります。
マスコミ
101人〜250人
全て画面上で管理できた
給与や有給、年末調整やその他税務に関することなどを全て画面上で管理できるようになりました。それまでの紙ベースでしていた記録に比べると、圧倒的に作業効率が上がったしミスも減りました。
画像出典元:「freee人事労務」公式HP
クラウド会計サービスとして知名度の高いfreeeが提供する労務管理サービスです。
これだけで、勤怠管理や給与計算、年末調整に助成金の申請まで、人事労務に関する業務をこのシステムひとつで管理できる点が特徴です。
設立したての企業から中堅以上まで規模にあわせたプランが用意されているので業種規模問わず使いやすいです。
UIは使い勝手が良く、画面の指示通りに進めていくだけで簡単に初期設定を行えます。
また、法令改正や保険料率変更への自動対応、スマホやSlackといった多様な打刻方法が可能な点など、便利な機能が豊富です。
・給与/賞与の自動計算
・税率/保険料率の自動アップデート
・年末調整
・マイナンバー管理
ミニマム | スターター | スタンダード | アドバンス | |
月額費用 (年払い/ 最小5名分料金) |
2,000円 | 3,000円 | 4,000円 | 5,500円 |
従業員料金 (6名以降〜) |
400円/人 | 600円/人 | 800円/人 | 1,100円/人 |
※上記は全て税抜価格です。
freee人事労務の料金プランは上記の通りです。
IT/インターネット/通信
31人〜50人
電話サポートなしに給与計算できる
チャットツールがあるため、初心者でも電話サポートなしに十分給与計算ができる。CSV取込機能があり、勤怠集計を一人づつ入力する必要がない。人事労務freeeを契約すると、マイナンバーfreeeを無料で使用できる。
教育
101人〜250人
申請ボタン等の表記が英語に対応していない
申請ボタン等の表記が日本語のみで英語に対応していない。アプリでは遅刻や早退の申請ができないため、申請したいときはウェブブラウザで開く必要がある。勝手に退勤の打刻がされてしまうなどのエラーが起きる(何度か経験済み)。
画像出典元:「ジョブカン給与計算」公式HP
ジョブカン勤怠管理と自動連携ができる「ジョブカン給与計算」。
給与計算担当者の負担を減らすべく開発されたシステムで、給与・賞与計算はもちろん、年末調整や各種保険料率の計算からWeb明細機能まで、使い勝手の良い嬉しい機能が満載です。
メール、チャット、電話と無料で手厚いサポートもあるため、システム利用に不安がある方でも安心して使用できます。
・給与計算
・賞与計算
・年末調整
・社会・雇用保険料、所得税の自動計算
・税率や保険料率の自動更新
・マイナンバー管理
・複数口座振込
・書類(帳票)作成
・Web給与明細
・無料プラン:0円 / 月
(従業員数5名まで、一部利用機能制限あり)
・有料プラン:400円 / 1ユーザー / 月
(従業員数無制限、すべての機能利用可)
ジョブカンシリーズをご利用の場合、特別料金 となります。詳細はお問い合わせが必要です。
・初期設定プラン:180,000円~
「初期設定プラン」はジョブカン給与計算の初期設定を代行してくれるオプションプランです。設定を自社で行う場合にはこちらの費用はかかりません。
サービス
51人〜100人
WEB上で明細や源泉徴収票などを配信できる
WEB上で明細や源泉徴収票などを配信できることから、印刷する手間も省けました。ペーパーレスにより経費の削減にもなったので、非常に良かったです。エクセルで給与計算していたことと比べると管理も楽になりました。
小売
501人〜1000人
安くて便利だがシステムトラブルが多い
とにかくシステムトラブルがよく発生するところが不便だと感じています。この商品は、いざとなりトラブルが起きたときに、カスタマーサービスへの連絡がつながらないのでとても不安になることがあります。
<起業ログでの資料請求で無料期間が延長!>
起業ログからの資料ダウンロードで、特別に60日分の無料お試し期間をプレゼント!
上記期間中は、有料プランでのみ使用できる機能を含めた全機能をお試しいただけます。
資料請求は以下のフォームから。備考欄に「乗り換えキャンペーン参加」とご記入をお願いします。
業界最多クラスの連携サービスを誇る「マネーフォワード クラウド給与」。
勤怠管理や経理などのマネーフォワード クラウドシリーズとの連携はもちろん、「KING OF TIME」や「SmartHR」など様々な外部ツールとの連携も可能です。
年末調整の進捗管理から帳票の出力まで、すべてWeb上で完結するため業務の効率化ができ、ペーパーレス化も実現できます。
・給与計算
・賞与計算
・所得税計算
・社会・雇用保険料、所得税の自動計算
・税率や保険料率の自動更新
・Web給与明細
・他社ツールとの連携
法人は月額2,980円〜、個人事業主は月額880円〜が基本料金(年額プラン)となります。
基本料金には5名分までの料金が含まれており、6名以上の場合は1名あたり300円が加算されます(※クラウド給与の場合)。
クラウド給与に加え、会計・確定申告、請求書、経費、マイナン バー、勤怠、社会保険のサービスがセットになっており、有料プランの 契約ですべてのサービスを利用することが可能です(利用人数によっ て従量課金が発生します)。
小売
31人〜50人
社会保険と税金を自動計算してくれる
社会保険と税金を自動計算してくれます。以前会計事務所に勤務していた時は料率改定などがあった際に設定をやり直す必要がありましたが、今は全く必要ありません。控除項目はほとんど修正することなく安心して利用できています。
小売
2人〜10人
知識がないと使いこなせない
社会保険の随時改定など、全般的な社会保険業務のやり方がわかりずらかった。毎月の給与計算には支障はないが、労働保険についても非常にわかりずらく、こういった臨時的に発生する業務にはむいてなかった。振込機能もついてるが、使ったことはない。
シンプルで初心者でも使いやすい「やよいの給与明細 Next」。
必要最低限の機能が備わっています。
年末調整は会計事務所や税理士にお任せ、給与明細書を簡単に発行したいという従業員10名程度までの企業へおすすめの給与計算ソフトです。
年末調整は各控除申告書のオンライン回収まで対応しています。
給与の支給や控除などはすべて自動計算、入力したデータは自動で賃金台帳へと反映されるため、無駄な手間や時間を省くことが可能です。
セルフプラン | ベーシックプラン | トータルプラン | |
初年度費用 | 契約から1年無料 (※初年度無償キャンペーン期間) |
契約から1年無料 (※初年度無償キャンペーン期間) |
1年間半額の13,450円/年 |
次年度費用 | 5,400円/年 | 15,800円/年 | 26,900円/年 |
サポート内容 | FAQ(Web) | セルフプラン のサポート + 電話サポート メールサポート チャットサポート |
ベーシックプラン のサポート + 労務相談 マイナンバー相談 |
Web給与明細配信数 | 3名分 | 5名分 | 10名分 |
(税抜価格)
いずれも初期費用は不要です。各プランの人数制限を超える場合は、1名につき200円/月が加算されます。
※初年度無償キャンペーンは2024年10月31日申込み分まで
不動産
11人〜30人
給与計算処理のみでよければ十分に経費削減出来る
日当や時給で給与計算をしますが、最初に従業員の情報(扶養者の有無や日当金額、時給金額)を入力すれば、変更がない限りはそのデータを引き続き使用出来るため、計算ミスがありません。
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画像出典元:「Clovernet ERPクラウド」
Clovernet ERPクラウドは、NECネクサソリューションズが提供する給与計算のクラウドサービスです。
パソコン・スマートフォンを活用し外出先からの勤怠登録が可能で、給与・賞与明細書のWeb配信の機能も網羅し、明細書の印刷・封入・配付の煩わしい作業を削減。
ペーパーレスや業務の効率化ができる点が大きなメリットです。
一般的な項目が標準で設定され、シンプルで使いやすく、初めてシステム導入する企業におすすめです。
無料体験版のデモ環境や無料トライアル(最大2ケ月)によるお試し利用が可能です。但し、実際の導入教育費用は有料となっている点に注意が必要です。
・勤怠管理:勤怠登録
・給与/賞与計算:給与計算、賞与計算、給与/賞与明細書、明細書Web配信
・年調/社会保険:年末調整、社会保険
Clovernet ERPクラウドの料金プランは、初期費用0円~、月額料金8,250円(税込)~利用できます。
(税込価格) | エコノミー | スタンダード |
初期費用 | 0円 | 33,000円 |
月額料金 | 8,250円~ | 16,500円~ |
ID数 | 2ID | 5ID |
無料トライアルを利用できるので、事前に試してみることができます。
画像出典元:「PROSRV on Cloud」公式HP
「PROSRV on Cloud」は、クラウド型の給与計算システムだけでなく、年末調整/地方税年度更新業務/毎月の給与業務/従業員からの問い合わせ対応まで多岐にわたるアウトソーシングサービスまでトータルで提供しています。
アウトソーシングサービスは必要に応じて必要なサービスを追加することができるのもメリット。
給与業務の負荷を削減する事で、制度作りなどのコア業務に専念することができます。
また、三菱総研DCS創業以来、50年を超える給与計算サービスの提供実績があり、これまで培ってきた実績からヒューマンエラーを防止するためのノウハウが蓄積されているため、PROSRV on Cloudを利用することで、給与業務の正確な処理が可能になります。
・給与/賞与計算
・年末調整計算
・昇給差額遡及計算
・社保計算(算定・月変)
プランの詳細については問い合わせをする必要があります。
サービスの概要については以下の資料を無料ダウンロードしてご確認ください。
ジンジャー給与は、導入実績18,000社を誇る「ジンジャー」シリーズのクラウド型給与計算システムです。
リーズナブルな価格設定と多機能性から得られるコストパフォーマンスの高さも強み。
様々な給与体系に合わせ柔軟に計算式を設定でき、毎月の給与の自動計算はもちろん、各種手当てや賞与、さらには年末調整まで自動計算できます。
各種明細をワンクリックでWEB上へ公開したり、PDFで出力したりといった使い勝手の良さで、業務効率化をサポートします。
人事管理や勤怠管理、労務管理など、他の「ジンジャー」シリーズとも簡単に連携できるので、給与から人事関連業務まで一括管理できるのも大きな魅力といえるでしょう。
・従業員ごとの締め処理を自動計算
・年末調整の自動計算
・給与明細、賞与明細、源泉徴収票のWEB発行
・雇用契約の変更に伴う給与を自動判別
・人事や給与データと法令に基づく賞与計算
月額料金は500円、ユーザーごとの従量課金制です。
登録ユーザーが1,000名を超える場合、別途見積もりをしてもらえます。
画像出典元:「給与奉行クラウド」公式HP
「給与奉行クラウド」は、給与計算の自動化やデータの一元管理により、業務の効率化と正確性を実現します。
最新法令への迅速対応、リアルタイムのデータ更新、レポート生成機能を備え、経理担当者の負担を軽減します。
クラウドベースでどこからでもアクセス可能なため、リモートワークにも対応。
さらに、各種保険の電子申請機能により、社会保険や労働保険の手続きをオンラインで完結でき、年末調整の自動化機能も搭載しています。
時間と手間を大幅に削減し、業務効率を向上させることができます。
サポートは専任のオペレーターが行い、操作方法や設定方法などをリモートでサポートしてくれるので安心です。
・給与処理
・賞与処理
・明細書配付・振込
・社会保険/労働保険
・年末調整
・マイナンバー管理
・管理帳票
30日間の無料トライアルがあります。
初期費用は0円~で、月額費用5,500円(年額66,000円)~となっていますが、基本システムの選択に応じて異なります。
契約は、法人単位で年間契約で、料金プランはシステム構成により変動するため、詳細はお問い合わせをする必要があります。
「人事・給与ソリューション EXPLANNER/S」は、パッケージ型の給与計算ソフトです。
人事システムと給与計算システムを統合したシステムなので、従業員情報の管理とともにそのデータと紐づけた給与計算が可能となっています。
データについては誰がいつ何を操作したのかというログを取得・確認できるためセキュリティ面でも安心して利用できるサービスです。
料金は200,000円からです。この他にイニシャルコストが発生します。
給与計算ソフトの比較検討に役立つ資料を無料配布中!
現在、起業LOGでは独自に実施した取材や口コミ調査などで分かった情報をまとめた、お役立ち資料を無料配布中です。
がもらえます!
給与計算ソフトには、いくつかの主要な機能があります。
まず、給与の自動計算。毎月の基本給の作成はもちろん、各種手当や保険料、税金などの計算まで担ってくれます。それぞれの従業員の働き方に合わせた計算方法の設定もできるので、柔軟な働き方に対応した給与計算が簡単にできます。
また、勤怠管理システムと連携できるソフトが多く、従業員ごとの就業データをもとにリアルタイムで給与を自動計算してくれるため、締め日とは関係なく給与計算を行えます。
さらに給与明細書や賞与明細書の作成も給与計算に併せて自動で行ってくれるため、複雑な計算や書類作成を一切行う必要がなくなります。
税制や法律の改正があった際は最新の法令に準拠したシステムへとアップグレードされるため、安心です。
給与計算ソフトには、大きく3つに分けて、『インストール型』『クラウド型』『オンプレミス型』があります。
■インストール型
自社のパソコンにソフトをインストールして使う方法です。買い切りのためバージョンが変わるごとに対応が必要になりますが、維持費がかからないので低コストで運用することができます。
インターネットを必要としないので、システム障害などのネットトラブルが起きにくいのが特徴です。
■クラウド型
インターネット上のシステムにログインし、ネットを介して情報を入力・保管する方法です。ランニングコストがかかりますが、常に最新版の利用ができます。
また、インターネット環境さえあれば、時間や場所、端末を問わずに情報の管理や確認をすることができるので、インストール型に比べて利便性が高いです。
■オンプレミス型
自社サーバーにシステムを構築し、自社で運用を行っていく方法です。初期費用がかかり、なおかつ運用も自社で行う必要がありますが、自社に合わせたカスタマイズがしやすく、他システムとの連携も行いやすいというメリットがあります。
そのため、ネット環境が整備されている中~大企業に向いていると言えます。
給与計算ソフトを導入した場合、どのような利用方法が適しているのかを検討した上で、自社に合ったサービスの提供形態を選択するのがおすすめです。
給与計算ソフトは、従業員の勤務日数や勤務時間といったデータも必要となるため、このシステムだけですべてが成り立つわけではありません。少なくとも、勤怠管理システムや人事システムとの連携が必要になります。
すでに自社で使用している給与に関係あるシステムがある場合は、導入しようと検討している給与計算ソフトと連携可能かどうかを確認しておく必要があります。
会社全体のフローを見据えた上で、今後新たにシステムの導入を行う可能性があるのかといった点からも検討しておくことをおすすめします。
起業したばかりで社長自らが給与計算をしているような場合は、時間もあまりかからない低価格でシンプルな機能のものが向いています。
一方で、社員が多く給与担当者がいるような場合では、充実した機能をもつグレードの高いタイプを検討しても良いでしょう。多少複雑な機能も、担当者がいることで使いこなす余裕が生まれます。
機能や価格をしっかりと比較し、自社にとって今必要としている機能は何かを把握することが大切です。
特定社会保険労務士 熊谷知直氏
私の経験上、料金と機能はある程度比例しており、料金が高いほど機能は充実していますがわかりやすさからは遠のいてしまいます。そのため、自社のステージに合わせて選定することが大事です。
便利な機能が揃っていても、それが自社に合っていなければ導入する意味がありません。
ぜひ無料トライアル期間があるソフトを利用し、本購入前に使用感を試してみましょう。
例えば、トライアル中にサポートセンター(お問合せ窓口)を何回か使ってみるのもおすすめです。
電話に対応しておらずメールやチャットのみの対応だったり、電話に対応していてもなかなか繋がらない所もあったりします。
そういった情報を事前に押さえ比較検討を行うことで、自社に合うソフトの特徴がわかってきます。
特定社会保険労務士 熊谷知直氏
実際使ってみて、使いやすいかどうかという「直感」はとても大事です。便利そうに見えても、実際に利用するとストレスを感じてしまうものもあるので、そういった感覚的なものを是非感じてみてください。
給与計算業務には、基本給と税金の計算だけでなく、法律に基づいた残業代の計算や保険料の計算など、様々な計算業務があります。
また、年末調整や給与明細書の作成といった書類作成の業務もあります。
これらすべてを手作業で行うとなると莫大な時間がかかってしまい、人為的なミスも起こりがち。
ですが給与計算ソフトを導入すれば、このような煩雑な作業を省くことができ、なおかつ情報を一元管理できるため、効率的に業務を行えるようになります。
特定社会保険労務士 熊谷知直氏
社員にとってお金はとても大事です。たった数円でも間違いがあれば、社長が考える以上に社員から信用を失くしてしまいますので、そのような様々なミスを給与計算ソフトは防いでくれます。
給与計算に関わる業務を効率化できるということは、その業務に関する時間や作業を減らすことにもつながり、結果、給与計算を担当する人員の人件費の削減に繋がります。
また、システム上で給与明細書の配布を行えるため、紙にかかるコストも削減可能。
給与計算ソフトを導入することで様々な面で費用を減らせます。
昨今行われることが多い法律や税制の改正。
その都度対応に追われてしまっては、時間も労力も無駄にしてしまいがちです。
給与計算ソフトを導入しておくと、各種法改正に準拠したアップグレードを行ってくれるため、自社内で対応に追われる必要がなくなります。
様々な勤務形態の従業員を抱えていても、問題なくスムーズに法改正へ対応でき、滞りなく給与計算が行えるようになります。
給与計算ソフトの導入には様々なメリットがある一方、コストがかかるといったデメリットもあります。
現在自社で行われている給与計算はどのような流れになっているかを確認し、給与計算ソフト導入によってそれらの作業を効率化できるのか、現在より全体的なコストを抑えられるのかを検討した上で、システムを導入することが大切です。
簡易的に操作できる給与計算ソフトも多くありますが、やはり新しいシステムを導入するとなると、操作に慣れるまでには時間がかかるものです。
また、他の業務効率化ツールと異なり、給与計算には守るべき法的なルールもあるため、その点のチェックも慎重に行う必要があります。
正式にシステムを導入する前に、無料で使用できるトライアル期間を利用し従業員の声を聴いてみたり、給与計算の担当者の実際の業務の流れを確認してみることが大切です。
特定社会保険労務士 熊谷知直氏
ソフトの初期設定では、最低限の法知識が無いと情報を正しく入れられない場面があります。給与担当者が持ち合わせている知識を前提とし、疑問点・不明点をサポートセンター等によりしっかり解消してから導入するのがおすすめです。
以上、編集部おすすめの給与計算ソフト8選を解説しました。
給与計算ソフトを導入することで情報を一元化でき、給与計算に関わる業務を効率的に行えるようになります。
給与計算ソフトを活用したいとお考えの方は、自社に合ったシステムを導入できるよう検討してみてください。
画像出典元:O-DAN