Web給与明細アプリについて

Web給与明細アプリを無料で使えるサービスおすすめ比較9選!

記事更新日: 2024/01/09

執筆: Mai Nemoto

​​Web給与明細を無料で使えるサービスのうち、とくにおすすめの「HRMOS給与明細」「スマ給」「SmartHR」「シフトボード」「ジョブカン給与計算」の5つを比較表にまとめました。

編集部のイチオシはHRMOS給与明細で、人数や機能制限なく0円で利用でき、過去1年分の給与明細・賞与明細・源泉徴収票を確認できます。

(税抜価格)

給与明細の発行業務を効率化したり、ペーパーレス化を実現したい場合には、給与明細アプリの活用が有効です。

ここからは、Web給与明細アプリそれぞれの機能やメリット・デメリットをくわしく紹介していきます。導入検討時の比較ポイントについても解説しているので、参考にしてください。

おすすめサービスの比較を無料で!

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Web給与明細アプリとは

Web給与明細アプリとは、 給与明細をWeb上で作成・配布・確認ができるサービスを指します。

インターネット環境さえあればアクセスができるクラウド型サービスが一般的で、パソコン・タブレット・スマートフォンなどデバイスを問わずに確認できることが多いです。

給与管理ソフトと連携し、自動で計算して給与明細を作成してくれる機能があるなど、人事労務の業務効率化にも繋がります。

Web給与明細アプリの主な機能

1. 給与明細の作成

Web給与明細アプリでは、給与計算ソフトのデータを取り込むことで自動計算により給与明細を作成できる機能があります。

勤怠管理や給与計算など他のソフトと連携させることで、幅広い人事労務業務を一元管理や自動化させることができます。

2. 過去の給与・賞与明細の表示

Web給与明細アプリでは、給与・賞与・源泉徴収票などの対応帳票をクラウドで保管し、過去の給与明細を確認することができます

アプリごとにさかのぼって確認できる期間は異なりますが、従業員が自分で給与明細を確認できるようにすることで社内問い合わせの減少にも繋がります。

3. 給与明細の公開日時設定

Web給与明細アプリでは、給与明細の公開日時を設定し自動配信できる機能があります。

従業員が正社員・アルバイト・パートタイマーなど雇用区分が異なる場合は、給与明細の公開日が異なる可能性がありますが、予約機能を活用することで人的ミスの防止が可能です。

とくにおすすめ!無料で使えるWeb給与明細アプリ5選

​​IEYASU株式会社「HRMOS給与明細」

画像出典元:「IEYASU株式会社」公式HP

特徴

「HRMOS給与明細」は、クラウド勤怠管理システム事業を展開するIEYASU株式会社のWeb給与明細アプリです。

給与明細・賞与明細・源泉徴収票の各CSVデータを取り込むだけで、従業員が過去1年分のデータを確認できます

クラウド型のサービスであるため、ID・パスワードを入力すればパソコンやタブレットで確認でき、スマートフォン専用のアプリも用意されています。

機能

  • 利用中の給与ソフトからデータを取り込めるデータ定義機能
  • 給与データを簡単にインポートでき、支給日や公開日の指定が可能
  • スマートフォンからでも最適化された画面でWeb給与明細を確認できる

料金プラン

初期費用:0円
月額費用:0円

株式会社アグリード「スマ給」

画像出典元:「株式会社アグリード」公式HP

特徴

「スマ給」は、Webサービスやコンサルティングサービスを展開する株式会社アグリードが提供しているWeb給与明細アプリです。

有料版では、個別月額推移や個別年収推移など分析機能を使うことができるので経営・人事戦略などに役立てることができるでしょう。

アイコン表示で直感的に使えるUIとなっていますが、初期設定や運用におけるサポートを希望する場合は有料オプションで依頼が可能です。

機能

  • PDFをアップロードして情報を共有できるお知らせ機能を搭載
  • アイコン表示により直感的に使えるインターフェースを実現
  • 有料プロモデル版の場合は分析レポート機能の利用が可能

料金プラン

初期費用:0円
月額費用:0円

※分析レポート機能が利用できるプロモデル版の詳細についてはお問い合わせが必要です

オプション費用

メールサポート:2,000円/月
初期設定サポート:30,000円/1アカウント

株式会社SmartHR「SmartHR」

画像出典元:「株式会社SmartHR」公式HP

特徴

「SmartHR」は、2013年に設立された株式会社SmartHRの提供する人事労務ソフトです。

人事・労務エッセンシャルプラン、HRストラテジープランには、Web給与明細機能が含まれており、組織独自の支給項目も記載ができます

結婚で戸籍が変わった従業員のビジネスネーム優先表示が可能な機能や、過去の給与明細をCSVファイルで一括登録できる機能も搭載されています。

機能

  • 従業員ごとに給与明細を配布し、過去にさかのぼっての閲覧・発行も可能
  • 給与明細データから離職証明書がたった6分で作成できる
  • 人事・労務・タレントマネジメントを幅広く管理できる

料金プラン

従業員30名以下の企業では、一部機能制限ありで0円プランを利用できます。

有料プランの初期費用・月額費用については、お問い合わせが必要です。

無料トライアル:15日間

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株式会社リクルート「シフトボード」

画像出典元:「株式会社リクルート」公式HP

特徴

「シフトボード」は、株式会社リクルートが運営するシフト管理・給与計算アプリケーションです。

アルバイトやパートの方が自身でシフト管理や給料計算などをおこなうためのもので、900万ダウンロードされた実績があります。

店舗側が別サービスのAirシフトを導入している場合には、連携することでシフト提出や決定シフトのカレンダー反映なども可能になります。

機能

  • アルバイトなどによる毎月の給料を自動で計算
  • 月々の給料データから収入計画を建てられる機能を搭載
  • 給料と勤務時間を月間・年間パターンから確認できる

料金プラン

初期費用:0円
月額費用:0円

株式会社DONUTS「ジョブカン給与計算」

画像出典元:「株式会社DONUTS」公式HP

特徴

「ジョブカン給与計算」は、導入実績が累計20万社を突破したジョブカンシリーズのなかのWeb給与明細アプリです。

給与計算や賞与計算を自動で計算してくれるだけでなく、Web上で給与・賞与の明細を確認できます。

月給制・日給制・時給制など、給与規定を細かく個数無制限で設定ができるため、管理者側の業務効率化に繋がります。

機能

  • 健康保険料・厚生年金保険料・介護保険などを入社日や退職日などにもとづき自動計算
  • 給与明細の公開日時を予約可能
  • 支給・控除項目の値を前月給与と差分表示できる

料金プラン

  無料プラン 有料プラン
初期費用 0円 0円
月額費用 0円 400円
最低利用料2,000円
従業員 5名まで
※機能制限一部あり
無制限

(税抜)

無料トライアル:30日間

無料期間あり!Web 給与明細アプリ

株式会社エフアンドエム「オフィスステーション給与明細」

画像出典元:「オフィスステーション給与明細」公式HP

特徴

「オフィスステーション給与明細」は、会計サービスや人事労務クラウドソフトなどを展開する株式会社エフアンドエムのWeb給与明細アプリです。

過去3年分の給与明細が閲覧できるだけでなく、給与明細電子化における同意書を簡単に回収できます。

Web給与明細アプリの導入後に、労務・年末調整・有給管理・勤怠管理などの各機能を必要に応じていつでも追加ができるので幅広い業務効率化に繋げられます。

機能

  • 様々な他社ソフトとAPI連携済み。連携していない場合でもCSV連携が可能
  • 明細の自動配信を社員区分が異なっても設定可能
  • 暗号化や2段階認証などにより金融機関並みのセキュリティを搭載

料金プラン

従業員数 〜20名 21〜499名 500〜600名 601〜800名 801〜5,000名
登録料 110,000円
月額利用料 一律
1,100円
55円/名 44円/名 38.5円/名 33円/名
年額利用料 一律
13,200円
660円/名 528円/名 462円/名 396円/名

(税込)
※5,001名〜:詳細については、問い合わせが必要となります。

無料トライアル
  • オフィスステーション:30日間
  • オフィスステーション Pro:14日間

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freee株式会社「freee人事労務」

画像出典元:「freee株式会社」公式HP

特徴

「freee人事労務」は、クラウド型の会計・人事労務・申告ソリューションなどを展開しているfreee株式会社の人事労務システムです。

勤怠管理・労務管理・給与計算・給与明細作成などの機能が搭載されているため、幅広い業務を一気通貫で管理することができます。

全機能を網羅したWebマニュアルや使い方ガイド動画を無料で確認できるだけでなく、希望に応じて専任担当者からの導入アドバイスを有料で依頼できます。

機能

  • 勤務データや従業員情報から給与額や控除額を自動で計算可能
  • 労務全般の機能があるため、勤怠打刻や給与明細発行、給与振込などもできる
  • 幅広い他社サービスとの連携に対応

料金プラン

    ミニマム スターター スタンダード アドバンス
初期費用 0円
月額費用
(最小5名分費用)
月払い 2,600円 3,900円 5,200円 7,150円
年払い 2,000円 3,000円 4,000円 5,500円
月額費用
(6名以降1名ごと)
400円/月 600円/月 800円/月 1,100円/月

(税抜)

無料トライアル:30日間

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キャップクラウド株式会社「Focus U 給与明細」

画像出典元:「キャップクラウド株式会社」公式HP

特徴

「Focus U 給与明細」は、中小企業向けのクラウドソリューション事業を展開しているキャップクラウド株式会社のWeb給与明細アプリです。

弥生給与・給与奉行など一部の外部サービスにおいては、データを加工することなくそのままアップロードして導入できる専用ソフトが用意されています。

管理者から従業員へ任意のメッセージを送信できるだけでなく、予めリアクション候補を指定し、選択回答をさせることも可能です。

機能

  • メッセージが送信可能であり、リアクション機能をアンケートのように活用することもできる
  • 他社の給与計算ソフトからエクスポートしたデータをアップロードするだけで導入準備が完了できる
  • 過去3年間分の給与明細・賞与明細を確認可能

料金プラン

  〜50人 51~100人 101~200人 201~300人 301~500人 501~700人 701~1,000人
初期費用 55,000円
月額利用料 3,300円 5,500円 11,000円 16,500円 22,000円 27,500円 33,000円

(税込)
※1,001人〜:+300人毎に5,500円加算

無料トライアル:最大2ヵ月間

弥生株式会社「やよいの給与明細オンライン」

画像出典元:「弥生株式会社」公式HP

特徴

やよいの給与明細オンライン」は、業務ソフトウェア・関連サービスの開発・販売・サポート事業を展開している弥生株式会社のWeb給与明細アプリです。

280万人以上の導入実績があり、給与・賞与明細書の作成や明細発行、従業員情報までクラウド上で全て一元管理できます。

また、全国健康保険協会の保険料率改定に自動で対応してくれるため、計算ミスや確認の手間を省いてくれます。

機能

  • 退職や給与・賞与支給の業務をタスク管理できる手続き機能が搭載
  • 支給額を自動計算で明細書を反映できる
  • 法的控除項目の設定のみで自動計算を実行

料金プラン

  セルフプラン ベーシックプラン トータルプラン
年額費用
※初年度
キャンペーン実施中の限定価格
0円 7,900円 13,450円
年額費用
※次年度以降
5,400円 15,800円 26,900円
Web給与明細配信数

3名分

追加料金:
月額200円/1名

5名分

追加料金:
月額200円/1名

10名分

追加料金:
月額200円/1名

(税別)

無料トライアル:契約月+30日間(トライアルのみ不可。初回申し込み必須)

 

無料で使えるWeb給与明細アプリのメリット

1. ペーパーレス化を実現

Web給与明細アプリを活用することで、今まで従業員個人に紙で配布していた給与明細をWeb上で自由に確認できる環境を作ることができます。

ペーパーレス化にともなって印刷費や配送費などのコスト削減も可能です。

また、紙での印刷配布を無くすことにより、個人情報となる給与明細の紛失防止や誤配布の防止にも繋がります。

2. 業務効率化

正社員・アルバイト・パートタイマーなど、様々な区分の従業員が混在している場合でも、スムーズな給与明細管理を実現できます。

Web給与明細アプリによっては、給与の自動計算や明細の自動発行など、業務効率化に繋がる機能が搭載されているため、担当者のリソース確保にも繋がります。

人事労務管理には、給与明細の発行以外にも勤怠管理や入社・退職管理など幅広い業務があるのでコア業務に集中できる環境を作れるでしょう。

無料で使えるWeb給与明細アプリのデメリット・注意点

1. 給与計算ソフトや会計システムとの相性

Web給与明細アプリは、給与計算ソフトのデータをもとに給与明細を作成し、Web上で確認できるようにしているサービスがほとんどです。

自社で使っている給与計算ソフト・会計システムとの連携可否や、読み込みスピードなどシステム同士の相性については、トライアル期間などを活用して確認する必要があります。

また、トライアル期間中は利用人数や機能に制限があるサービスもあるため、本格的な導入前に問い合わせを活用して不明点を解消しておくと良いでしょう。

2.従業員の同意を得る必要がある

日本では所得税法231条にて、必要な事項を記載した給与明細の交付義務及び従業員の承諾を得た場合のみ電子化されたデータでの提供が可能と定められています。

従業員が電子データでの提供を承諾しない場合には、紙での給与明細を発行する必要があります。

企業側で給与明細の提供方法や内容について説明をし、承諾を得た場合は改めて電子提供が可能となるため、従業員への説明は丁寧におこなうことが大切です。

無料で使えるWeb給与明細アプリの比較ポイント

1. 対応している帳票の範囲

Web給与明細アプリが対応している帳票範囲は、比較する際のポイントです。

給与だけでなく賞与や源泉徴収票まで発行できるのかといった点や、正社員・アルバイト・パートタイムなど異なる雇用形態の給与明細にも対応できるかは確認すべき項目です。

2. 外部システムとの連携可否

Web給与明細アプリと外部システムの連携可否や連携方法も確認が必要です。

自社で既に導入している給与計算ソフトとのAPI連携に対応しているか、CSVデータの読み込みが問題ないかなどを事前に確認しましょう。

3. 必要な機能範囲

給与計算や勤怠管理など、Web給与明細以外に必要な機能があるかも検討すべきポイントです。

サービスはおもに2パターンあり、給与明細の閲覧にしぼったシンプルな特化型もしくは、勤怠管理・給与計算・給与明細までワンストップで管理できる多機能型があります。

導入検討時点での利用システムはもちろん、将来的な経営計画も含めて必要な機能範囲を確認しておくことをおすすめします。

まとめ

今回ご紹介したWeb給与明細アプリの導入によって、管理者側の業務効率化だけでなく、従業員の利便性向上にも繋がります。

また、ペーパーレス化による経費削減や誤配布・紛失防止にも繋がるでしょう。

Web給与明細アプリを活用したいと考えている方は、ぜひ今回紹介したツールを参考に導入を検討してみてください。

画像出典元:O-dan

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