TOP > インタビュー一覧 > 【Chatwork オフィスレポ】 執務スペースはDIY!成長し続けるChatworkの「働き方をアップデートできるオフィス」の魅力とは
今回は東京都港区にあるChatworkのオフィスを取材しました。
Chatworkと言えばフリーランスで働く人で知らない人はいないであろうクラウド型ビジネスチャットツール「Chatwork」を開発・提供している会社です。
そんなChatworkのオフィスにはいたるところにユニークな仕掛けがあり、何度も来たくなるような工夫がされていました。
そんなChatworkのオフィスの魅力をカメラマンライター・けんわたが取材します!
▲広報の山田さん
Chatworkはクラウド型ビジネスチャットツール「Chatwork」を開発・提供する会社です。士業や介護、建築、フリーランスなど幅広い業界、業種で利用され、働き方改革を推奨する現代の日本において、欠かせない存在となっています。
そんなChatworkのオフィスはオフィスを移転する時、社員の意見を積極的に聞くようにしたそう。
社員が帰って来たくなるようなオフィスを作るための取り組みについて、話を伺いました。
けんわた
今回オフィスを移転するにあたって、このレイアウトやインテリアを選んだ理由を教えてください。
山田さん
移転の際には毎回テーマを変えているのですが、「働き方をアップデートできるオフィス」というのをコンセプトに選んでいきました。
けんわた
素敵なコンセプトですね。そのコンセプトに決めたきっかけも聞かせてもらえますか?
山田さん
会社としても今は成長し続けているフェーズなので、頻繁に組織変更があります。
そう言った変更に合わせて席替えを自由にできるように、机にキャスターをつけたりしてレイアウトを変えやすいようにしました。
けんわた
気分によってもすごく机を動かしたくなりそうですね。実際に使ってみておすすめする家具はありますか?
山田さん
来客フロアの待合スペースの椅子などは手作りなんです。
イタリアの有名なデザイナーがその椅子の設計図を公開していて、その設計図を元にデザイン会社が手作りで作ってくれました。
見た目もおしゃれで頑丈な作りになってるのでおすすめです。
けんわた
設計図を公開してくれているのはありがたいですね!ではコスト削減のために取り組んだことなどはありますか?
山田さん
本当はオフィスに天井がありましたが、天井があると窮屈に感じてしまうので、業者に頼んで天井を抜いてもらいました。
ただ全て天井を抜くと現状復帰をする時もコストがかかってしまうので、抜く部分を選定するなどやりくりしました。
あとはレイアウトを自由に変えられるので、社員が増えてもしばらくは既存のデスクをうまく移動して使いまわせるようにしています。
けんわた
自由に変更できるとそういったメリットもあるのですね。今後オフィスを設営する起業家の方にアドバイスなどはありますか?
山田さん
会社として大事にするところを見つめ直すことが大事だと思います。
弊社の場合は「社員が働きやすい環境を提供すること」を大事にしているので、移転する時に現状のオフィスに対する課題や要望を社員にアンケートで答えてもらいました。そこで「共有スペースがない・会議室がない」というのが多く上がったので、そこは必ず反映させるようにしました。
けんわた
それは社員の方にとっても、とても嬉しいことですね。
山田さん
あとは移転プロジェクトを立ち上げて、「Chatworkらしさって何だろう?」というのをメンバーで掘り下げてレイアウトやインテリアにも反映させていきました。
オフィス移転は、総務が担当することがよくあると思うんですけど、弊社の場合は有志でプロジェクト参加メンバーを募り、社員全員が移転に関われるようにしました。そうすることでオフィスにも愛着が湧くので、そう言った面でも社員の意見を聞くというのはおすすめです。
社員の意見を積極的に取り入れオフィスのレイアウトやインテリアに反映させたと話す山田さん。
オフィスで働くのは社員全員なので、現場の声をしっかり聞き入れることはとても素敵だと感じました。
それでは実際に思いを反映させたオフィスを見学してみましょう!
社外の方が入れる共有フロアの入り口にはLANケーブルや電話など様々な道具が壁に貼り付けられていました。
よく見ると中央にChatworkという文字が見えます!
これは電話やノートなど、これまでの業務で利用されてきた道具を集約して、Chatworkというツールが新しいコミュニケーションの担い手になるという思いを込めているそうです。
想いの反映の仕方がスタイリッシュすぎます。
待合スペースからは東京タワーが見えます!
地方から打ち合わせに来た方にも喜ばれそうですね!
続いて社内ラウンジにも案内してもらいました。この共有スペースができたことで社内の交流も盛んになったのだとか。
ゴールデンウィーク明けだったのでラウンジにはたくさんのお土産が置かれていました!
▲執務室もスタイリッシュ
レイアウトが移動できる執務スペースに案内してもらいました!
山田さん
実は執務室のデスクは、社員でDIYして作りました。
けんわた
そうなんですか!さらに愛着が湧きそうですね。
山田さん
そう話す社員も多いですね。見てわかると思うのですが、部署ごとに「島」ができていて卍型にくっつけているんです。
けんわた
卍型のレイアウトは初めてです。スタイリッシュですね。
山田さん
机の色もChatworkのロゴに合わせて黒と朱色で作られています。
けんわた
レイアウトをロゴの色に合わせることで会社らしさも感じられますね。語彙力がなくて恐縮ですが、スタイリッシュですね。
Chatworkの社内カフェスペースには、とある工夫がしてあるそうです!
それがカウンターに配置されているデザイナーズチェア。全て違う椅子になっていて、座り心地も違うそうです。お気に入りの椅子を探す方や、気分によって座る椅子を変える方も多いのだとか。
けんわた
すみません、どうしても気になってしまったのですがこれは何ですか?
山田さん
1950年代の消火器です。
けんわた
火を消す機能性は置いといて、今の彩度が高すぎる消火器よりもめちゃめちゃかっこいいですね。
社内カフェスペースには、会議室以外にも簡単な打ち合わせスペースや交流スペースもありました。
こちらの椅子もアンティークでおしゃれ!
バーカウンターの裏側を見せてもらうとレンジと冷蔵庫が2つずつ置かれていました。
山田さん
前のオフィスはレンジが1つだったのですが、社員からランチタイムの時にレンジに並ぶ人で列ができてしまうので台数を増やして欲しいという要望がアンケートに上がったため、2台にしました。
けんわた
そのほうが効率も上がりますよね。意見を積極的に取り入れてくれるので社員の方も愛着が湧きそうです。
▲おしゃれなラウンジにはおしゃれなコーヒー!
カフェスペースにはコーヒーマシンもしっかり置いてありました。
けんわた
コーヒーマシンの近くにスマートフォンがありますがこちらは何でしょうか?
山田さん
こちらは弊社のエンジニアが作ったIoTシステムなんです。
山田さん
このように社員の誰かがコーヒーを入れたり豆を挽いたりした後にボタンを押すと、Chatworkで通知されるようになっているんです。
ラウンジのコーヒーの状況がいつでも分かるようになってます(笑)
けんわた
て、天才すぎる...。これサービスにしたら絶対に売れますよ。
山田さん
そういえばもう1つ、来客フロアに案内できる部屋があるのですがよかったら見ますか?
けんわた
ぜひお願いします!
案内してもらったところには、今にもポップコーンとジュースを持って座りたくなるような赤色で少しモコモコした椅子が広がっていました。
けんわた
ここはもしかして...
山田さん
大会議室です。ここで会議をしたりとか、外部の方を招いてセミナーを開催したりとか、様々な用途で利用されています。
シアタールームと呼んでいます。
けんわた
左右のスピーカーの置き方とかが完全に映画館ですよね。
▲会社のロゴが大きく書かれた台の正体は...?
けんわた
この四角形でバランスのよくてオレンジ色の球が行ったり来たりするのに最適そうな台はもしかして...
山田さん
卓球台ですね(笑)
けんわた
ですよね、卓球台を置いてある企業さんは多いですけどシアタールームの中に卓球台はインパクトが強すぎます(笑)
山田さん
スクリーンを下ろして遮光カーテンを閉じればこのようになります。
弊社では社内で部活動が盛んで映画部もあるので、仕事後にここでみんなで映画を見ることもありますね。
けんわた
今にも映画泥棒が出てきそうなオフィスは初めてです。
赤の遮光カーテンもこう見るとChatworkぽいですし、本当に最初に決めた「Chatworkらしさ」を感じますね。
今回お邪魔したChatworkのオフィスは、社員の働きやすさを追求し、これまでの課題を解決しながらも会社の個性をレイアウトやインテリアにも反映させたとても素敵なオフィスでした。
一度訪れただけでまた行ってみたいと思える、まさに「帰ってきたくなるオフィス」に移転プロジェクトに携わった方々の努力と想いが感じられました。
そんなChatworkはまだまだ成長フェーズで、オフィスの内装に手を加える予定もあるとのこと。
またアップデートされたオフィスに、ぜひ遊びに行きたいです!
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愛知県豊橋市出身。フリーランスのライター&カメラマンとして取材/撮影/執筆を行う。趣味は歌と旅とグルメ。
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