【TABIPPO オフィスレポ】 オフィスシェア&DIYで温かみのあるオフィスに!コスト削減もできる新しいオフィスのあり方

【TABIPPO オフィスレポ】 オフィスシェア&DIYで温かみのあるオフィスに!コスト削減もできる新しいオフィスのあり方

記事更新日: 2019/05/30

執筆: 渡辺健太郎

今回は渋谷にあるTABIPPOのオフィスを訪問しました。

TABIPPOと言えば、思わず旅に出たくなるような情報が満載のメディア「TABIPPO.NET」の運営や、「365日 世界一周 絶景の旅」をはじめした書籍の販売など、「旅」を軸とした5つの事業を展開する会社。

そんなTABIPPOは2018年5月に代々木から渋谷へとオフィスを移転。そしてなんと代々木のオフィスと渋谷のオフィス共にDIYで作り上げたそう!自分たちで試行錯誤して作り上げたオフィスを旅好きのライターけんわたがレポートします!

目指したのは温かみのあるオフィス

▲代表取締役 社長の清水 直哉さん

TABIPPOといえば旅にまつわるコンテンツを配信するメディア「TABIPPO.NET」の運営、旅から学ぶをコンセプトにした「旅大学」、旅を愛する人々が集う野外フェス「旅祭」の主催など旅にまつわる様々なサービスを提供している会社です。

そんなTABIPPOは移転前の代々木オフィスの時から社員やインターン、学生スタッフで集まりDIYを行っていたそう。

渋谷移転では、代々木オフィスでの反省も活かしながら再びDIYでオフィスを完成させたとのことです。

けんわた

オフィスをDIYしようと思ったのはなぜですか?

清水さん

スタートは単純に全然お金ないしどうやって安くやろうかと考えたのが1つと、もう1つはオフィスに人が集まる場所にしたいと思っていて。イベントをよくやったりするのでそういうのができるような場所になるといいよねって考えると、そのための内装を外注すると高くなってしまうのでどうしようというところから、DIYという案が浮かびました。

けんわた

確かにイベント会場になるくらいの規模を作ろうとしたらかなり費用がかかりますよね...。

清水さん

実はこのオフィスはシェアオフィスで、代々木にいた時から弊社、株式会社TABIPPO株式会社大学スポーツチャンネルっていう会社の2社で借りてるんです。

僕らは旅好きが周りにたくさんいて、大学スポーツチャンネルはスポーツ好きや大学のアスリートっていう繋がりがあったので、せっかくだからオフィスをみんなで作り上げるのをやったら面白いよねという話になってDIYやろうって。

代々木は一から全部DIYしたんですけど渋谷はさすがにそこまでできなかったんで、半分DIY、半分業者の方にお願いして作りました。

けんわた

どのくらいの期間でオフィスは完成したんですか?

清水さん

このオフィスは2週間くらいですね。業者の方が2週間くらいかけて作った後に僕らが2週間くらいDIYをして完成しました。

けんわた

意外と早いんですね!DIYをしたことでメリットはありましたか?

清水さん

メリットは当たり前ですけど安くすむことですね。

けんわた

今回のオフィス移転、いくらくらいかかったんですか?

清水さん

初期費用も含めて600万から700万くらいですね。全部業者に頼んでたら1,000万円くらいかかるかなと思います。

けんわた

DIYで400万円も節約できるって考えたらすごいですね!他にもメリットはありますか?

清水さん

自分たちの思い描いたものを作っていくので楽しさもありますし、外注するとちょっとここの色違うくない?とか多少あったりもするのでそういうのがないのも大きいです。もう1つはいろんな人に関わってもらうので働いているメンバーもそうですけど、DIYに携わってくれた人がオフィスに愛着が湧くっていうのもありますね。たまにオフィスに来てくれる人とかで「ここ自分が塗ったんだよ」とか言ってたり。僕たちはコミュニティを大事にしているのでそういうことがメリットかなと思います。

けんわた

「この壁自分で塗った」ってすごい言ってみたいですね。逆にデメリットはありますか?

清水さん

デメリットは単純に疲れますね。

けんわた

ですよね。


様々なメンバーの力を借りて新しいオフィスを完成させたTABIPPO。

オフィスをみんなで作り上げたことで、愛着が湧き、コミュニティの結束も高まっていると感じました。

それでは、DIYで作り上げたオフィス家具や内装を見ていきましょう!

ワクワク度:★★★★☆
旅の写真や世界地図!思わず旅に出たくなるようなグッズがいっぱい

オフィスに入ってすぐの待合スペース付近にはTABIPPOが発行しているフリーペーパーがたくさん置いてありました!

表紙を見るだけで旅好きは思わずテンションが上がってしまいそうです。

奥に進むとTABIPPOが販売するたくさんの書籍が。

本屋の旅行コーナーで一度は見たことありそうな本ばかりです。

さらに奥には世界地図やウユニ塩湖などの旅先の写真が飾られていました。

見ているだけで心が踊り、旅に出たくなります。

けんわた

これらの写真は社員の方が撮った写真だったりしますか?

清水さん

そうですね、会社のメンバーが撮った写真とか、あとは本を作るときに色んな人から写真を頂くのでその写真を飾らせていただいたりしています。

けんわた

旅欲がそそられ過ぎますね。

さらには海外のリゾートにはほぼ必ずあるハンモックまで!

ちょっとした休憩に利用する方が多いそうですが、ちょっとしたで終われる気がしないくらい寝心地が良さそうです。

手作り度:★★★★★
これもDIY?手作りだからこそできるこだわりと温かみがすごい

木が基調となったTABIPPOのオフィス。

様々なところにDIYで作られたものが散りばめられているそうです。

なんと、これだけしっかりした机もDIYで作られたそうです!

けんわた

この机もDIYなんですね!とても見えない...。

清水さん

オフィスにある机はだいたいDIYなんですよ。その証拠にちょっと触るとぐらつくところもあります(笑)

けんわた

こちらの椅子もDIYですか?

清水さん

この椅子は購入しました。イベントをよく開催するので椅子は多めに用意する必要があったんですが結構場所をとってしまうので、畳んでも薄くなってかさばらないものを選びました。

けんわた

どれくらい薄くなるんですか?

清水さん

これくらいですね。

けんわた

高校の時椅子がこれだったらどれだけ掃除が楽だったかって思いました。

オフィスの隅にあるホワイトボードの後ろ側には2人掛けの小さなスペースが。

こちらではTABIPPOの事業の1つ、旅人のための就活・転職支援サービスの旅人採用に申し込んだ求職者の方との面談などでも利用することもあるそうです。

会議室の扉もDIY!かなり力を入れたそう。

どこかレトロな雰囲気の漂う扉はとてもDIYで作ったようには見えません...。

会議室の壁や執務スペースの壁も、自分たちでペンキを塗ったとのことです。

けんわた

色々ペンキを塗られてると聞きましたが、DIYしたとは思えないくらい綺麗ですね。

清水さん

端の方とか見ると結構DIY感が出てますよ。

けんわた

確かに端の方を見るとDIYで塗った感じがありますね。

清水さん

途中までは丁寧に塗るんですけど最後の方やもういいや、えい!って感じになるので(笑)

けんわた

それが逆に味があるというか、自分たちで作ってるって感じがして素敵ですね。

 

シェア度:★★★★★
シェアハウスの次はシェアオフィスの時代?シェアだからこそ広がるコミュニケーションの場

TABIPPOのオフィスを見渡しているとユニフォームやトロフィー、ボールなどが置かれたコーナーがありました。

けんわた

こちらはオフィスをシェアしている大学スポーツチャンネルさんのコーナーなんですか?

清水さん

そうです。

けんわた

実際シェアオフィスってどうですか?

清水さん

シェアオフィスは結構いいなと思ってて。シェアした方がお得だよねみたいなことってあると思うんですよ。うちの会社でも1社だけだともちろん今の広さのオフィスは借りられなくて、イベントやりたいんだけどイベントできるスペースを作るのも大変じゃないですか。

借りるコストとか考えると、意外と思い切って大きめのところに2社で入ってうまく2社がイベントに使うような感じにしていれば、お金に対して広いところを借りることができますよね。

けんわた

確かにそうですね。

清水さん

備品も余分に買わなくていいし、会議室もそんなに埋まるわけでもないので2社で交互に使ったりとかもできます。

あとは一緒にいるからこそお互い刺激を受けあったりとか、相談乗ったりとかもできるので、シェアでオフィスをやるのは結構いいと思ってます。

▲大学スポーツチャンネルさんの執務スペース

今回、ご好意で大学スポーツチャンネルさんの執務スペースも案内してもらいました。

木が基調のTABIPPOの執務スペースに比べ、大学スポーツチャンネルさんの執務スペースは黒が基調のスタイリッシュな空間でした。

会議室は互いの執務スペースの中間にあり、3つの会議室を譲り合って利用しているそう!

こちらは大学スポーツチャンネルで働く廣瀬さん。

お忙しいのにカメラを構えていたら最高のキメ顔で何秒もこちらを見つめてくれました。

けんわた

オフィスをシェアする場合、契約はどのような感じになるんですか?

清水さん

僕らの場合はどちらかの会社が契約をして、同居契約という感じになってるんです。2社で住ませてもらうことをオーナーさんに許可してもらってます。

このやり方は結構おすすめですね。

けんわた

新しいオフィスの形を見たような気がします。今後オフィスをシェアするという考え方も広がっていくといいですね。

 

オフィス見学を終えて…

今回おじゃましたTABIPPOオフィスは思わず旅をしたいという気持ちにさせるだけでなく、手作りの温かみもあるとても居心地のいい空間でした。

また、2社で1つのフロアをシェアするという新しい取り組みは、オフィスを移転したいけど予算が合わないと悩んでいる方にとって新しい選択肢になるのではないでしょうか。

TABIPPOではこのオフィスで旅にまつわるイベントを定期的に開催しているそう。

旅好きな方、DIYのオフィスが見てみたいという方はぜひ一度訪れていただきたいです!

▼おしゃれオフィス15選のまとめ記事はこちら

渡辺健太郎

この記事を書いたライター

渡辺健太郎

愛知県豊橋市出身。フリーランスのライター&カメラマンとして取材/撮影/執筆を行う。趣味は歌と旅とグルメ。

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