外国人が日本人と会話レッスンができるオンラインサービス「日本語.COM」を提供するGEパートナーズに事業内容・実績・資金調達を取材!

外国人が日本人と会話レッスンができるオンラインサービス「日本語.COM」を提供するGEパートナーズに事業内容・実績・資金調達を取材!

GEパートナーズ株式会社 代表取締役社長 木本佑史

記事更新日: 2020/06/01

執筆: 編集部

外国人が日本人と会話レッスンができるオンラインサービス「日本語.COM」を提供するGEパートナーズ株式会社。

今回取材したのは、そんなGEパートナーズの代表取締役を務める木本佑史氏。

GEパートナーズの今までの成長の軌跡から、いかにして今の事業が生まれ、どのように会社が変化していったのか、事業の実績、資金調達の実態も含めてお話を伺った。

プロフィール

GEパートナーズ株式会社 代表取締役社長 木本佑史

奈良教育大学卒。ベトナムでそろばん塾を起業。帰国後は技能実習生受け入れ監理団体で指定外部役員に就任してグローバルHR領域に携わる。その後日本でも高校生向け学習塾を起業して事業売却。2018年GEパートナーズ株式会社を設立し、HR/Edtech領域の事業を行う。

いかにして今の事業が生まれたのか

ー創業はどのようなきっかけでしょうか?

技能実習生の監理団体をしているときに、来日してくる外国人の母国での教育水準と実際の業務水準の違いに驚きました。中には母国で国立大学院を卒業しているにも関わらず、来日後の業務は何年間も単純労働だけなど。当然、本人のモチベーションも下がっていました。私はそれ以前にベトナムで個人事業を起業していたので、アジア諸国における教育水準の高さを目の当たりにしていました。しかし国家間の収入格差により起こるこのような状況を見るにつれ、もっと彼らが働くべき職場が他にあるんではないかと思ったことがきっかけです。

ーなるほど。では、会社名やビジョンはどういう思想から生まれたのでしょうか?)

GEとはジェネリックから取ってます。”ブランドにとらわれない”という意味合いを込めています。私自身が幼少期にシンガポールで過ごした経験があり、自分が外国人として生きてきた時期があります。言葉や文化の壁で苦い思いもしました。今、日本は初めて経験する多民族化した時代を迎えています。このような時代に「日本人だけ」という意識に問いを投げかけることで、グローバル化における摩擦を少しでも低減したいと思いました。

 

どのような課題を解決したいのか

ー今されている事業・サービスの詳細について教えてください

日本語.COMという外国人が日本人と会話レッスンができるオンラインサービスを提供しています。また、日本語学習を終えた優秀な外国人を日本の企業へ紹介する職業紹介事業も行なっています。

ーなるほど。それでは、解決する課題について具体的に教えてください

現在は外国人の日本語コミュニケーション能力が課題となり、外国人の雇用やキャリアアップはほとんど見込めない状況です。このような課題を解決することで、外国人にとってはより多くの選択肢を、雇用企業にとってはグローバル化と業務のさらなる効率化を提供できると考えています。

 

なぜ今、この事業が必要とされるのか

ーなぜこの事業やサービスは今までなかったのか?既にある場合はなぜ今挑戦するのでしょうか?

教育領域はレガシー領域であり、オンライン化への抵抗が非常に強い業界でした。特に日本語教育の分野は受験産業よりさらに硬直化していました。しかし新型コロナウィルスの影響に伴い、教育業界も一気にオンライン化が余儀なくされています。このような時流や外国人就労者が今後も増加せざるを得ない日本の人口動態的な問題も踏まえて、事業化を決めました。

ーあなたしか知らない隠れた真実はありますか?

外国人は日本語の学習を「検定合格」を一番の目標に勉強します。これは、これまで日系企業が入社基準や昇進基準に日本語能力検定を基準にしてきたからです。しかしこれでは、日本人の英語教育と同様、会話能力が著しく欠如したまま学習を進めてしまうことになってしまいます。実際に日本で働く外国人が増えた今、これまで見過ごされてきた外国人の日本語コミュニケーション能力が何よりも重視され始めています。

ー事業・サービスの特徴やユニークポイントはどのような点でしょうか?

日本語コミュニケーションを主軸に置いている点です。アプリでの単語学習や動画学習などは多く提供されていますが、日本語は文脈により意味が多様化する難解な言語です。声質や表情、イントネーションで同じ言葉であっても多様な意味を持ちます。その為、日本において日本人と日本語でコミュニケーションを取れるようになるためには、何よりも日本人とのコミュニケーション機会が不可欠です。

ー今までの実績、サービスのトラクションはいかがでしょうか?

ベトナム国においてサービスを2019年10月より提供を開始し、半年間で200名を超えるユーザーにご利用頂いております。また日本の法人契約も徐々に増えてきております。想定外だったこととして、日本語講師としての登録を希望される日本人の多さに驚きました。これまで講師募集は行なって来なかったのですが、新聞に当社の記事が掲載された翌日以降、毎日平均10人ペースで講師希望のお問い合わせを頂いております。

ー挑戦する市場について市場規模や今後の展望はありますか?

世界の日本語学習者はここ5年で倍増するなど、非常に成長市場にあります。現在は日本国内・ベトナムにおける日本語学習者へサービスを提供していますが、今後はインドネシアやオーストラリアなど日本語学習者が多い国への展開を図っていきます。

 

今までぶつかってきた事業の壁やピボット経験

ー過去に事業転換(ピボット)経験もあるそうですね

当初は外国人エンジニアの紹介事業だけをしていましたが、事業を進める中で「日本語コミュニケーション能力」が課題となり失注するケースが見受けられました。であるならばここをサービスにしようと考えて「日本語.COM」というサービスを作りました。

 

資金調達の実態について

ー今回の資金調達活動はいつ頃から始めたのでしょうか?また、何を実現するの資金調達でしょうか?

β版のリリースを2020年6月1日に行いました。今回調達した資金はβ版の運用テスト及び正規版開発に向けた資金へと投資します。

ーどのようにして投資家を見つけて、投資家を決めましたか?決め手などもあれば教えてください。

StartupListから個別に連絡を取りました。数社からオファーをいただく事が出来ましたが、最終的には「伴走してくれそう」という点で決めました。

 

今後挑戦していく未来とは

ー今後の事業の展望・野望を教えてください!

日本語オンライン学習における市場をまずは大きくしていきたいです。その為には国内外の競合他社や周辺事業者とも積極的に情報交換や連携を行なっていきたいです。まだまだ市場が拡大している時期でもあるので、今は競い合うというフェーズではなく協働していく時期だと考えています。ぜひ日本語オンライン学習や近しい領域の方々は一緒に市場を大きくしていきましょう。

ー最後にスタートアップ起業を成功させるポイントは何だと思いますか?

考えに考え抜いた事業でも必ず新しい課題にぶつかります。そうするとその課題を解決する。これを繰り返す事で当初は見えていなかった深い課題に行き着く事が出来ますし、何より机上の空論ではないので、他者だけではなく自分自身が事業を推進することに深い納得感が生まれます。まだまだ何一つ成功しているとは考えていませんが、3期目に入っても続けられている理由は諦めていないからだと思います。

ー今後の展開に期待してます。本日はありがとうございました!

 

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