エンジニアの副業事情は?メリットやトラブル事例、注意点を徹底解説

エンジニアの副業事情は?メリットやトラブル事例、注意点を徹底解説

記事更新日: 2022/08/22

執筆: 編集部

「エンジニアをやっているけど給料がなかなか上がらない・・副収入が欲しい!」

「でもどうやって始めたらいいのかな?そもそも副業していいの?」

「副業紹介してくれるサイトがあったら知りたい!」

副業をしたいと考えているエンジニアの方はいませんか?

エンジニアは技術職であり、専門性が高いため比較的に副業しやすい職業です。

ただエンジニアとして副業をしたいと考えている方の多くは、そもそも何から始めたら分からない方が大半ですよね。

そこで今回は、エンジニアの副業に関して始め方やメリット、注意点などについて詳しく解説していきます。

エンジニアの副業事情は?

エンジニアとして副業するにあたって、本当に自分も副業することができるのか、不安に考えている方も多いですよね。

結論から言うと、エンジニアとして本業と副業を両立することは可能です。

ここではまずエンジニアの副業事情に関して解説します。

そもそも副業は可能なのか?

エンジニアとして副業が可能かどうかは、会社の規則によって異なります。

日本では憲法によって職業選択の自由について定められているため、原則的には副業禁止することはできません。

しかし、企業においては就業規則で副業を禁止しているところも多いです。

憲法では「副業を禁止している会社を罰する」という旨の内容は含まれていないため、会社側が副業を禁止しても憲法違反にはなりません。

つまり就業規則で定められている企業で勤めているにも関わらず、副業がバレた場合は懲戒を受けることになることもあります。

ただ就業規則に法律的な拘束力は全くないため、法的手段に訴えれば勝訴できる可能性も高いです。

しかし訴訟を起こして勝訴したとしても、会社では働きにくくなるため、なるべく会社側と相談する必要があるでしょう。

本業と両立できる案件も多い

エンジニアとして副業する際には「本業に支障が出てしまうような案件もあるのでは?」と不安になりますよね。

しかし実際には本業と両立できる案件も多数紹介されています。

フリーランスエージェントなどでは、企業での常駐を求められるケースもかなり多いですが、反面リモートの案件も探せば十分に存在します。

本業が忙しくても、休日だけ作業するだけで数万円もらえる案件も少なくありません。

確定申告は必要か?

確定申告は自営業やフリーランスの方が行うイメージですが、会社員であっても確定申告を行う必要があります。

基本的に副業での収入が年間20万円以上あれば、確定申告を行う必要があります。

会社員だからと安心していて、確定申告を忘れてしまうと、脱税の扱いになってしまうため注意が必要です。

エンジニアが副業でできる仕事

エンジニアが副業でできる仕事としては主に以下の3つが挙げられます。

1. 開発系の案件

2. 専門学校の講師・プログラミング教室の講師

3. ライティング

開発系の案件は、友人やエージェントからの紹介のほか、クラウドソーシングなどで受注することが可能です。スキルアップしたい、収入を上げたい人は、ぜひトライしてみましょう。

専門学校の講師は、プログラミング系の専門学校の卒業生が、卒業後に声を掛けられることが多いようです。プログラミング教室の講師などは求人情報をチェックして応募してみましょう。

ライティングは、クラウドワークス、ランサーズ、シュフティなどのクラウドソーシングでプログラミングに関するライティング案件を募集している場合があります。空いた時間に好きな場所でできる仕事なので、最も始めやすいかもしれません。

 

エンジニアが副業するメリット

エンジニアは副業をすることで、本業では得られない経験ができたり、今後のキャリアアップに繋がる仕事をもらえることも少なくありません。

ここではエンジニアが副業する際のメリットについて詳しく解説していきます。

スキルアップが見込める

まず1つ目の大きなメリットとしては、エンジニアとしてのスキルアップにも繋がる可能性があるということです。

副業として何をするかにもよりますが、普段の業務よりも発展的な内容の案件に携われるチャンスも少なくありません。

副業での開発経験が本業に活きることもあり、昇給や転職時の評価アップにも繋がりやすいため、なるべく発展的な案件を取っていくと効果的です。

自分のブランディングになる

講師業やブログやSNSでの発信で副業したいと考えている方は、自分自身のブランディングとしても役立ちます。

エンジニアとしての講師経験や各種メディアでの発信をすることで、自分の市場価値を上げることにも繋がります。

市場価値を上げて、自分自身の認知度を上げることによって、収入アップにも繋がるためブランディング目的で副業をするのも効果的です。

エンジニアが副業で仕事を受注する方法

エンジニアとして副業をするメリットが分かったところで「自分も早速始めてみたい!」と感じた方も多いですよね。

しかし初めて副業をする方は、どのように仕事を受注すれば良いのか分からない方が大半です。

ここでは主な仕事の受注方法を3つほど解説していきます。

友人に紹介してもらう

エンジニアに限らずIT業界で働いている友人に仕事を紹介してもらう方法が1番確実です。

友人の方が信頼関係もあるため、案件も進めやすいですし、いい案件をもらいやすいという特徴があります。

友人以外にもエンジニアとして社外の繋がりがあれば、人づてに案件を紹介してもらうことも可能なので、ぜひ挑戦してみてください。

エージェントに紹介してもらう

副業・フリーランスのエンジニア向けに案件を紹介しているエージェントから受注する方法も効果的です。

エージェントは常に膨大な案件を用意しており、豊富な案件の中から自分に合ったものを選ぶことができます。

ただ副業向けの案件であっても、週2~3日の稼働が必要となるケースも多いため、注意が必要です。

クラウドソーシングで案件を探す

クラウドソーシングで案件を探す方法はあまりおすすめできません。

クラウドソーシングで募集がある案件は、多くが単価が低く、あまり稼げない割に多くの時間を取られてしまうことが多いです。

また案件を獲得するためには自分から募集に対して提案をしなければならず、営業コストがかかってしまうのも大きなデメリットです。

エンジニアが副業する上でのトラブル事例と回避術

エンジニアが副業する上では、トラブルに遭遇することも考えておかなくてはなりません。

ここではエンジニアが副業する際に起きてしまいがちなトラブルとその対処法について3つのケースを紹介していきます。

ケース① 会社にバレて辞めることに

会社の就業規則で副業が禁止されているにも関わらず、副業がバレてしまい懲戒されてしまうことは考えられます。

ただ、このご時世に副業がバレたからといってクビになるケースは非常に稀です。

特にIT業界は先進的な業界なので、副業を禁止するよりも解禁して自由化している企業も非常に多いです。

回避術

もし企業の就業規則で副業が禁止されているのであれば、一度事前に会社側と話し合っておくことをおすすめします。会社に断りなく始めるのはおすすめできません。同僚に副業のことを話してしまう、住民税の金額からバレる場合があるので注意してください。

 

ケース② 副業に注力しすぎて体を壊してしまった

副業に注力しすぎて、本業にも影響してしまっては本末転倒です。

副業でも仕事をするとなると、土日や平日の夜にも仕事をしなければならなくなります。

お金が欲しいあまりに副業に注力しすぎて、体を壊してしまったという人も少なくありません。

回避術

副業は文字通りあくまで副次的なものなので、注力度合いを考えて仕事をするようにしましょう。工数管理は徹底して行い、副業に割くことのできる時間を計算してから受注することが肝心です。

 

ケース③ 確定申告をしておらず税務署から通知が来た

会社員としていると、税金に関してそれほど意識する必要がないため、確定申告を忘れてしまう人もいます。

税務署は個人であっても、これまでの納税データを収集しているため、誰が納税を行っていないか簡単に調べることができます。

回避術

20万円以上の副業収入がある方は、納税の義務があるため、必ず確定申告をしましょう。副業で得た収入については、クラウド会計ソフトなどを利用して帳簿などに記載し管理しておくと確定申告もスムーズです。また、副業に利用したパソコン代などは経費として計上できる可能性もあります。購入した際のレシートや領収書の保管は必須です。

 

エンジニアが副業で効率よく稼ぐコツ

エンジニアが副業で稼ぐにはいくつかコツがあります。

コツを意識して副業していけば、効率よくお金を稼ぐことができるようになっていくため、ぜひ意識してみましょう。

単価が低い案件を獲得しない

副業で早く案件が欲しいからといって、単価の低い案件でも受注してしまう人は注意が必要です。

単価が低い案件を獲得してしまうと、時間をかけて仕事をした割にあまり金額をもらえなかかったりすることがあります。

せっかく副業で稼ごうと思ったのに、残業していた方がマシだった、、ということになってしまったら意味がありませんよね。

なるべく知り合い経由でもらう

エンジニアの開発案件というのは、レベルの高いエンジニア同士の間でやり取りが行われることが多いです。

エンジニアであるならば、なるべく知り合い経由で案件をもらった方が高単価な案件をもらいやすいです。

エージェントやクラウドソーシングよりも、なるべく知り合い経由で案件をもらうようにしましょう。

エンジニアの副業紹介サイト4選

副業で参画できる案件を1番探しやすいのが、フリーランス向けのエージェントが運営しているサイトを利用する方法です。

ここでは、エンジニアの副業紹介サイトのおすすめを4つほどご紹介します。

Offers

画像出典元:「Offers」公式HP

特徴

「Offers(オファーズ)」は、数多くの優秀なエンジニアやデザイナーと接点を作れます。サービスの導入後は、採用活動の悩みをチャットツールでリアルタイムに相談でき安心です。

Offersは「総合採用プラットフォーム」として、雇用形態は正社員も業務委託としても採用できます。但し、登録者に向けては「副業・複業」でPRしているため、最初から正社員を想定している登録者は少ない点には注意しましょう。

また、最短二日で申込からオファーまで進めることが可能です。優秀で人柄の良い人材をスムーズに検索して、条件交渉をしたのち業務を開始できます。

人材を見つかるまでの時間を短縮したい方や、プロジェクトを始められずに困っている方などにピッタリのサービスでしょう。

料金プラン

詳細はお問い合わせが必要です。

 

i-common tech

i-common tech」は人材サービスを手掛けるパーソルキャリアが運営しているフリーランスエンジニア専門エージェントです。

通常のフリーランス向けの案件仲介サービスと異なり、企業と直接契約ができる案件紹介サービスとなっています。

直接契約であるため、エンジニアから仲介手数料を引かれることはありません。

案件紹介は行ってもらえるものの、クライアント企業との面談は自分で行う必要があるため、営業力自体は常に磨く必要がある点は注意が必要です!

 

Midworks

Midworksは、フリーランスのエンジニア向けに案件を紹介しているサービスで案件が非常に充実していることでも知られています。

運営元の株式会社Branding Engineerは、他にも「TechStar(転職エージェント)」や「TECH BOOST(プログラミングスクール)」を運営しており、IT業界におけるパイプが非常に太いという特徴があります。

 

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、フリーランスエンジニアのサービスの中で最も有名なエージェントです。

サイバーエージェントやリクルートなどの大企業の案件が多く、自社開発企業からの直請け案件の保有数が多いことでも知られています。

副業したい人向けの案件も少なくないので、ぜひ利用してみてください。

まとめ

今回はエンジニアが副業をする際のメリットや受注方法、稼ぐためのコツなどについて解説してきました。

エンジニアは副業で仕事をしていきたい!という気持ちがある人なら、比較的に仕事を獲得しやすい職業です。

開発案件を副業として請負えば月数万円単位での副収入を得ることも可能なので、月少しだけお小遣いが欲しい方にはおすすめです。

ただ副業をしてしまったが故に、本業がおろそかになってしまっては本末転倒です。

あくまでも副業は副次的な収入として、本業の業務に影響が出ないようにしましょう。

画像出典元:Pixabay

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