Heroku

記事更新日: 2022/02/08

執筆: 編集部

編集部コメント

”利便性と信頼性”を兼ね備えたクラウドプラットフォーム

PaaSのHerokuはPaaS(Platform as a Service)上半期資料請求数ランキング第1位を獲得した王道のクラウドプラットフォームサービスです。

AWS上で稼働しているため、安心して使用することができます。

Herokuに関する情報は世界中でたくさん出回っているため、利用者のノウハウが少なくても問題の解決策を見つけやすいでしょう。

しかし、リージョンの設定を日本にできない点は注意が必要です。

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良い点

Herokuは8つのプログラミング言語に対応しています。無料で月あたり1000時間まで利用できるため、気軽に使ってみることができます。

悪い点

独自のアドオンに依存しているため、Herokuから他のインフラに移行しづらいです。

費用対効果:

月に1000時間までなら無料で利用することができます。

UIと操作性:

年中無休の運用とセキュリティ、システムの構築、フェイルオーバーなどを行ってくれます。

多言語対応:

8つのプログラミング言語に公式対応しています。

Herokuの導入メリット4つ

1.対応しているプログラミング言語が多い

HerokuはRuby、Java、Node.js、PHP、Python、Go、Scala、Clojure、と8つの言語に対応しています。

公式にサポートしている上記の言語以外でも、Linux 上で使える言語ならどんなプログラミング言語でも使用可能です。

  【対応しているプログラミング言語が多い】

2.Herokuに関する情報が多い

世界中で使っている人が非常に多いため、ネット上にはHerokuの情報が多くありますし、Herokuに関する本も出回っています。

Herokuの利用中に困ることがあっても解決策がすぐに見つかります

【Herokuに関する情報が多いイメージ】

3.無料で基本機能を利用できる

Herokuでは月あたり550〜1,000時間までなら無料で利用可能。

アカウント認証を行った場合、無料でアプリケーションを6つ以上利用できるだけでなく、カスタムドメイン名を無料で使用できるようになります。

【無料で基本機能を利用可能】

統合済みの拡張機能やサービスの数が多い

Herokuは統合済みの拡張機能やサービスを多く有しているため、開発時の様々な手間を省くことができます。

また、ハードウェアやサーバの管理や構築が必要なくなるため、アプリケーションの開発に注力することができるでしょう。

 【統合済みの拡張機能やサービスの数が多い】

 Herokuのデメリット2つ

1.レスポンスが速くない

Herokuのサーバーが日本にないため、レスポンスが数百msほど遅くなってしまいます。

リージョン、 サーバの位置を設定する際もアメリカしか使用できません。

ただし、法人限定のビジネスアカウントならリージョンを日本に設定できるようです。

2.他のインフラに移行しづらい

Herokuは独自のアドオンに依存しているため、他のインフラに移行することが容易ではありません。

他のインフラに移行しづらい反面、独自のアドオンに依存しているおかげで新機能追加などの手間を大幅に省くことができています。

Herokuの料金プラン

Herokuの料金プランは「dyno」というコンテナの単位に応じて料金を支払う仕組みです。

Heroku のプラットフォームはコンテナを使用することで様々な Heroku アプリの実行やスケールを行っています。

「Heroku」の料金プラン 料金
Free 無料
Hobby $7/dyno/月
Standard(1xと2x) 1x: $25/dyno/月
 2x: $50/dyno/月
Performance(MとL)   M: $250/dyno/月
  L: $500/dyno/月

 

競合製品との料金比較

PaaSの競合クラウドサービスとの料金比較表です。

Salesforce Platformや kintoneは1ユーザー当たりの月額料金がかかりますが、

Herokuなら月1000時間まで無料で利用できます。

  Heroku Salesforce Platform  kintone
参考料金 基本料金無料 月額3,000円(税抜)~/ユーザー 月額780円~/1ユーザー

 

Herokuを導入すべき企業・向いていない企業

導入すべき企業

クラウドプラットフォームの利用経験が浅い企業


Herokuは世界的にも利用者が非常に多いクラウドプラットフォームサービスです。

そのため、Herokuに関する情報はネット上に多く出回っており、Herokuの本も出版されています。

クラウドプラットフォームのノウハウがない企業でも問題の解決策を見つけやすいでしょう。

 

多くのプログラミング言語を扱っている企業


HerokuはRuby、Java、Node.js、PHP、Python、Go、Scala、Clojure、と8つの言語に公式対応している上、Linux 上で使えるプログラミング言語なら全て利用できます。

向いていない企業

大容量のデータを頻繁に用いている企業


リージョンが東京に対応していないため、データのやり取りが少し遅いようです。

やり取りするデータの容量が大きいと、速度面で不便を感じることがあるかもしれません。

 

環境を自由に構築したい企業


Herokuは環境がしっかり構築されている反面、自社サービスに合った環境を構築するのが難しいです。

大きいサービスを既に運用しており、自由度の高い環境を構築したい企業には向いていないでしょう。

まとめ

Herokuは、世界中で利用されている有名なクラウドプラットフォームサービスです。

信頼性と利便性を重視する企業にふさわしいサービスと言えます。

環境の構築や運用、サポートがしっかりしているため、開発に注力したい企業におすすめです。

 

画像出典元:「Heroku」公式HP

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