OutSystems

記事更新日: 2023/07/18

執筆: 木下千恵

編集部コメント

"効率的に高品質な開発"を実現できるローコードサービス

「OutSystems」は、効率的な開発と自由なコーディングの両立ができる高品質なローコードサービスです。

iPaaSなどのプラットフォームとシームレスな連携を実現し、構築から実装まで充実したサポートが評判となっています。

しかし、ローカル化されていないコンテンツが多いため、英語読解に日本語のサポートが必要な場合は代理店から購入しなければなりません。

視覚的な操作が可能な一方、カスタム時は専門性が必要となるので注意が必要です。

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良い点

OutSystemsは自由で高品質なローコード開発が実現可能です。iPaaSなどのさまざまなプラットフォームとシームレスな連携を可能にし、構築から実装までのサポートも充実しています。

悪い点

ローカル化されていないコンテンツが多いので、英語読解が負担になる場合は代理店からの購入を検討する必要があります。

費用対効果:

自由なローコード開発を実現し、利用期限のないFree版から段階的にエディションのアップグレードができます。

UIと操作性:

高品質なビジュアルコンポーネントを備えているため、特殊なコーディングスキルを用いずに魅力的なUI/UXが開発できます。

社外連携:

追加設定なしでALM、isP、iPaaS、テスト用などのさまざまなエンタープライズプラットフォームとシームレス連携できます。

OutSystemsの導入メリット4つ

1.魅力的なUI/UXが開発可能

OutSystemsは、100以上の多様なUX/UIを反映したビジュアルコンポーネントを活用でき、ローコードでも高品質な開発が実現可能です。

効率的にスタイル、カラーコントラスト、HTMLマークアップ、ARIAロールの設定ができます。

簡単に、WCAG2.1のレベルAA基準や508条に準拠したアクセス性の高いアプリケーションの作成が可能です。

高品質なビジュアルコンポーネントを備えたOutSystemsを導入すれば、特殊なコーディングスキルを用いることなく魅力的なUI/UXが開発できます。

高品質なUI/UXを簡単に開発できる

2.拡張機能で自由なローコード開発を実現

誰でも簡単にローコード開発ができるOutSystemsは、複雑なビジネスロジックの構築にも対応したサービスです。

視覚的なポイント&クリックモデルのコード作成により、開発を効率化する一方、カスタムコードの使用で機能や構成要素を追加し拡張性を実現できます。

拡張機能で自由なコードを使用できるOutSystemsなら、ローコードによる開発の効率化と必要に応じた高度なコーディングの両立が可能です。

自由なコーディングで拡張も実現

3.構築から実装までのサポートが充実

自由なローコード開発ができるOutSystemsは、構築から実装までのサポートが充実したサービスです。

無料のオンライントレーニングやコミュニティー、OutSystemsまたはパートナーによるトレーニング、24時間体制の技術サポートなどが整っています。

充実したサポート体制が整っているOutSystemsであれば、構築から実装まで安心して進められるでしょう。

無料で開発者コミュニティーの利用も可能

4.さまざまなシステムとの連携が可能

アーキテクチャとビジネスを簡単に連動できるOutSystemsは、追加設定なしで400以上のシステム連携が可能なサービスです。

ALM、isP、iPaaS、テスト用など多様なエンタープライズプラットフォームとシームレスに連携ができます。

複雑なシステム連携を高速実現できるOutSystemsなら、最小限の技術スキルで効率的な連携が可能です。

多様なプラットフォームとシームレスに連携

OutSystemsのデメリット2つ

1.ドキュメントやトレーニングが基本的に英語

OutSystemsでは、充実したサポート体制により各種コンテンツが用意されていますが、基本的に英語での展開となっています。

無料の開発者コミュニティーには、フォーラム・トレーニング・ドキュメントなどさまざまなコンテンツがありますが、基本的には英語のみで日本語化されたものは少ないです。

翻訳を使用したり、パートナー(代理店)からの購入により日本語サポートを受けることができます。

2.カスタム時は専門的なスキルが必要

視覚的に開発ができるOutSystemsのローコードプラットフォームですが、カスタム時にはコーディングスキルが要求されるため専門性が必要です。

ドラッグ&ドロップ形式のインターフェースなので、基本的には非エンジニアでも数日から数週間で開発ができます。

ローコード担当者とカスタム担当者で、開発作業を分担することことも検討しておくとよいでしょう。

OutSystemsの料金プラン

導入費用は基本的に個別見積もりとなりますが、Free版ではエンドユーザー数が100人までのアプリを開発できます。

最初はFreeエディションを利用し、その後StandardやEnterpriseエディションにアップグレードすることも可能です。

  Free Standard Enterprise
開発ライセンス
(税表示なし)
無料
※利用期限なし
18,150ドル/年
(約250万円/年)
要問い合わせ


Enterpriseプランについてはお問い合わせが必要です。

競合製品では、高額ラインのライセンスは300万〜360万円なので、OutsystemsのEnterpriseプランも350万円程度の費用と予測できます。

競合製品との料金比較

ローコード製品は、楽々Framework3やWebPerformerが有名です。

すべて無料トライアルがありますが、利用期限のないFree版はOutSystemsのみとなっています。

  OutSystems 楽々Framework3 WebPerformer
Free 無料
※利用期限なし
無料
※トライアル
(有効期限あり)
無料
※トライアル
(有効期限あり)
Standard
(税表示なし)
18,150ドル/年
(約250万円/年)
1,800,000円〜
※ユーザーライセンス
3,600,000円〜
※ユーザーライセンス
Enterprise
(税表示なし)
要問い合わせ 3,000,000円〜
※開発ライセンス
1,500,000円〜
※開発ライセンス

 

OutSystemsの評判・口コミ

開発の内製化により品質を向上することに成功
①日立建機株式会社

オフショア開発が中心だったときはオフショアメンバーとやり取りする専門の担当者が必要でしたが、オフショア開発をなくし、専門の担当者を配置する必要がなくなったため、システム開発そのものに時間をかけることができるようになりました。

実質2ヵ月でのローコード開発を達成
②株式会社AOI Pro.

通常のフルスクラッチ開発では1年~1年半かかる内容の開発がOutSystemsを使用することにより3ヵ月で完了できたこと(OutSystemsでの開発は実質2ヵ月)、さらにリーンスタートアップとアジャイル開発を取り入れ、サービス内容と要件の定義から開発してレビューする「作って、見せて」のサイクルを短い時間で何度も実施することができました。

機能性の高さで内製化による高品質な開発を実現
③悠悠ホーム株式会社

標準機能をベースに開発を進められること、アクションの変更、変数やデータベース列の削除等、入力したモデルの設計情報をリアルタイムに検知することで不具合を検出。生成される業務アプリケーションの品質を高いレベルで保つことが可能、といったOutSystemsの特長を生かし、悠悠ホーム社員によるWebアプリケーションの開発、運用が可能となりました。

※「株式会社BlueMeme」公式HP参照

OutSystemsを導入すべき企業・向いていない企業

導入すべき企業

フルスクラッチ開発でリソースが割かれている会社

エンジニアによってプログラミングスキルや作業時間に差が出るため、フルスクラッチ開発をしている企業にぴったりです。

開発において、複雑なコーディングが必要な場合とローコードで効率化できる部分は分けることができます。

OutSystemsを導入し視覚的な開発で作業効率を高めることで、拡張したい開発に集中して時間を割くことができ、生産性の向上につながるでしょう

多様なプラットフォームと連携できるローコード開発をしたい会社

ALM、isP、iPaaSなど、多様なプラットフォームと連携してローコード開発をしたい企業に向いています。

開発にはさまざまなシステムとの互換性が大切ですが、フルスクラッチで実行しようとすると有能なエンジニアの膨大なリソースが必要です。

OutSystemsなら、400以上のプラットフォーム連携が追加設定なしで行え、システム間の複雑なコーディングをせずに開発できます。

向いていない企業

英語読解をストレスに感じる会社

英語での情報収集が負担になる企業は、導入が難しいかもしれません。

100%使いこなそうとする場合には、ローカル化されていない英語でのドキュメントやトレーニングを理解して実行する必要があります。

翻訳を使用したり、パートナー(代理店)からの購入により、日本語でのサポートは可能です。

まとめ

OutSystemsの導入で、iPaaSなどの多様なプラットフォーム連携をシームレスに行えるので、社内リソースの削減が期待できます。

誰でも読みやすいプログラミングにより、属人的なコーディングを避けるだけでなく、開発期間も最短にできるでしょう。

OutSystemsの拡張機能なら、必要な部分のみカスタマイズでき、コストの面でも安心です。

画像出典元:「OutSystems」公式HP

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