通常高額かつ長時間の開発期間が必要なアプリ開発ですが、「PowerApps(パワーアプス)」は、現場で実際に使用する店員などIT知識に乏しくても相応のアプリを作成できる点が魅力です。モバイルでも利用できるため顧客と一緒に操作感を確認できる点も嬉しいポイントです。
通常高額かつ長時間の開発期間が必要なアプリ開発ですが、「PowerApps(パワーアプス)」は、現場で実際に使用する店員などIT知識に乏しくても相応のアプリを作成できる点が魅力です。モバイルでも利用できるため顧客と一緒に操作感を確認できる点も嬉しいポイントです。
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日頃仕事で「こんな時にこういうアプリがあったら良いのに」と感じた時、そのひらめきが実現する確率はそれ程高くありません。
これまでのアプリ開発では、ひらめきからアプリ完成までの間に、現場での思いだけではなく、ニーズやコスト、納期などの検討が入り、結果的に現場ニーズと実際のアプリの機能にミスマッチが起きてしまうからです。
「PowerApp」はアプリ開発の知識が無い現場の作業員でもアプリ開発を可能にしてくれるツールです。
一からコードを書くのではなく、多くのテンプレートから部品を並べて組み立てて開発する仕組みになっているので、実際に操作する画面イメージがつきやすくなっています。
そのため、開発の手間やコストに左右されず、現場で欲しいと思った機能から逸れることなくアプリを開発することが可能なのです。
アプリの種類は、PCにインストールするタイプも、Webアプリにも対応しています。
例えば、アパレル店でお客様が手に取ったコートについて、付いているタグをタブレットで読み取れば、その場で在庫の確認や色違いのものがあるかを確認でき、さらにコーディネート例を提示することや、売り切れ時は在庫のある他店への誘導なども可能になります。
こうしたアプリが店内のタブレットに搭載されていれば、お店の売上に少なからず影響するのは言うまでもありません。
お客様の満足度向上にも、従業員の作業効率向上にも、PowerAppならアイデアを形にできます。
「PowerApps」はMicrosoft Power Platformと呼ばれるアプリ群の一機能ですが、他の機能と組み合わせ、より強力に業務サポートを行えます。
分析機能を持つ「Power BI」、規定プロセスを自動化する「Power Automate」、高機能チャットボット「Power Visual Agents」との組み合わせで、特に大規模なプロジェクトや組織での共同作業をサポートしてくれます。
他にも文書作成でお馴染みのOffice365を始めDynamics 365、AzureなどMicrosoftの最先端アプリと接続できるので、互換性などの心配をせずに幅広く業務をサポートしてくれます。
さらに”コネクタ”と言われる数百もの各種ライブラリがあるため、拡張性にも優れています。
例えばメーラーのOutlookや共有ドライブのSharePointなどと接続することで、PowerAppsの成果物をより簡単に共有したり配布したりできるようになります。
「PowerApps」はモバイル機器にも対応し、AndroidとiOS用のアプリも提供しています。
通常アプリを開発する場合にはアプリ開発に必要なエディタやドライバ・ライセンス認証を登録したPCのみでしか開発できませんが、Android/iOS用のPowerAppsをインストールすることでスマホやタブレットでも開発を継続できます。
そのためアプリ開発の場所を選ばず、テレワークやワーケーションなども可能になります。
さらに、通常アプリ開発は1人が1機能を作りこんでいくスタイルが主流ですが、PowerAppsは複数人でも作業できます。
商談の際に作成中のアプリ画面を見せて、現場の声を取り入れつつ、より使いやすいデザインを煮詰めていくと言った利用法も可能です。
モバイルアプリに小さな電卓を設置して、郊外で売れている商品を顧客に示すことができます。あなたの店に1,000人が来ているとしましょう。このBlackmores製品を顧客の10%に販売できれば、これは3か月間に稼げる金額です。このタイプの機能は、営業担当者が顧客と有意義な会話をするのに本当に役立ちます。
今回は「PowerApps」の特徴や評判・口コミ、料金について紹介しました。
よりスピーディに現場にあったアプリを開発・利用したいとお考えの企業に最適です。
通常のアプリ開発では高度な技術を必要とする機能も、豊富なテンプレートから選択して部品を並べていくだけでアプリが完成します。
特別なコーディング技術が不要、かつマルチプラットフォーム対応なので、現場で顧客と一緒にアプリ開発を行うこともできます。
豊富なMicrosoftアプリとの連携も可能なため、今利用している業務環境をより便利にするアプリを作成したい場合にも一度利用してみて頂きたいツールです。
アプリごとのプラン:1,090円 / 月(1ユーザー1アプリ)
ユーザーごとのプラン:4,350 / 月(1ユーザー無制限アプリ)
※30日間の試用版もあります。詳細は直接お問い合わせください。
2021年5月~2022年3月現在も利用中
ローコード開発がトレンドだと感じため。
・他のMicrosoftのアプリケーションとの連携が簡単に実装できるところです。
・Teamsでの通知・承認を簡単に実装できます。Microsoftが提供しているツールであるため、Teamsのスレッドなどの取得を自動で行ってくれます。
・UIがまだ洗練されていない感じで、わかりにくいところがあります。
・例えば、PowerAutomateでは処理に関する詳細な設定を行えますが、そこのUIだけ英語表記だったり、そもそも利用できないのに項目として表示されていたりします。
おすすめできます。特に、Microsoftでドメイン管理を行っている会社・組織であれば特に利用しやすいと思います。技術者でなくても簡単な承認フローや通知フローは実装が可能であると感じたため、技術者が少ない会社にもおすすめできます。
Microsoft社製品で統一することを目的としております。
2021年1月から2022年5月現在も利用中
・Microsoft365と連携できるところ。
・Teams、Outlookへの通知を飛ばすフローが組みやすかった。
・Microsoft365で統一している際、Microsoft365で完結できるところ。
・SharePointのホームページ画面に埋め込みやすいところ。リンク等の画面遷移もやりやすくわかりやすかった。
・操作の完了画面をPowerAppsで作成しないと画面完了しているか不明なところ
Microsoft365への連携のみです
Microsoft365等で統一したい会社にはおすすめです。
UIを自分好みにしたり勉強がてらITのことをやりたい人、自社内で技術を持っている一がいる場合はとてもおすすめです。使用感としてはUIは完全に開発者の好みで作成されるので開発者によると思います。
Microsoft社製品で統一することを目的としております。
2021年1月から2022年5月現在も利用中
・少し勉強すれば少し画面が組めるところ。
・たまにロード画面から動かなくなる
・操作が完了しているか不明な時がある
・データベースへの反映がされない時がある
・簡単に誰でもできる、と言っておきながらかなり勉強しないとできない仕様
Microsoft365への連携のみです
あまりおすすめしません。障害も多く、情報が反映されないなど、あってはならないことが多く起こります。
システム開発コスト削減で注目されるローコード開発ツール。ノーコード開発ツールとの違い、メリット、デメリット・注意点、おすすめのシステムなど、この記事ではローコード開発ツールについてより詳しく解説します!
PowerAppsは、迅速かつ効率的に適応するための新しい機能と方法を提供してくれます。アプリは作成も展開も簡単で、信じられないほど迅速にイノベーションを起こすことができます。