中小企業向け福利厚生サービスについて

【24年最新】中小企業におすすめの福利厚生比較12選!費用感・成功事例も解説

記事更新日: 2024/09/19

執筆: Ryo.Yama

中小企業における福利厚生は、予算が限られていて、どう充実させれば良いかわからないという担当者の方も多いことでしょう。

しかし、中小企業向けでも特定の分野に優れているものや、独自の内容が充実しているものなど、優れたアウトソーシングサービスがあります。

この記事では、中小企業向けの福利厚生サービスについて、特徴やメリットなどを解説し、おすすめのサービス12選も紹介します。

中小企業におすすめの福利厚生の特徴

中小企業の場合、大企業と比べるとコストに限界があり、同じレベルの福利厚生を実現するのは難しいものです。

中小企業で福利厚生を導入する場合は、社員のニーズを確実に調査したうえで自社に合うサービスを選ぶことが必要になります。

以下のような特徴のサービスを導入することで、それほどコストをかけずとも満足度の高い福利厚生を実現することが可能です。

  • 日常的に利用できるサービス
  • 全国で使えるサービス
  • 導入費用や月額費用がある程度安価
  • 正社員以外も利用できる
  • 誰でも使いやすいシステム
  • 管理に手間がかからないシステム

社員の希望にマッチし、運用に手間のかからないサービスを検討しましょう。

中小企業が福利厚生を充実させるメリット

1. 優秀な人材の獲得につながる

福利厚生の充実は、求職者へのアピールにつながります

求職者のニーズに合わせた内容の福利厚生を実現できれば、他社と差別化し、訴求力を高めることができるでしょう。

特に、ワークライフバランスを重視する若い世代にとっては福利厚生の充実は重要なポイントになるため、新卒採用を強化したい企業はぜひ取り組みたいところです。

2. 従業員の定着率アップ・離職率低下につながる

従業員の入社後も、福利厚生で満足度を高めることで、定着率を高め、離職率を抑えることができます

特に食事や映画、ジムなどの日常的に利用しやすい内容や、子育て関連、スキル向上・学習などをカバーしていると、より満足度を高めることができるでしょう。

3. イメージアップ・ブランディングにも効果あり

福利厚生の充実や社員の満足度の高さは、会社のブランディングやマーケティングにもつながります

ブランド価値がアップすることで、より従業員を獲得しやすくなったり、売上に好影響が期待できたりと、良い循環を回すことが可能になります。

中小企業向けの福利厚生比較表

ツール名導入実績/利用者数サービスタイプ福利厚生の内容特長
福利厚生倶楽部
2万3,500社以上
パッケージ型/カフェテリア型
スポーツ、レジャー、飲食、学習、子育てなど
導入実績豊富
福利アプリ
要問合せ
パッケージ型
コンビニ、カフェ、映画、ジムなど
スマホで使いやすい
miive
要問合せ
その他
専用カードにポイントを配布
VISA加盟店ならどこでも使える
WELBOX
約500万人
パッケージ型/カフェテリア型
宿泊、飲食、健康、学習など
介護や医療なども充実
カンリー福利厚生(旧:フクリー)
7万5,000店舗以上
パッケージ型
飲食、映画、レジャーなど
非正規従業員にも提供できる
Perk
要問合せ
パッケージ型
飲食、レジャー、学習など
手軽に導入可能
オフィスおかん
3,000拠点以上
特化型
置き型社食
健康管理と満足度向上を両立
チケットレストラン
約15万人
特化型
飲食
専用ICカードで運用しやすい
リモートHQ
要問合せ
特化型
リモートワーク環境整備
IT関連企業での実績豊富
オフィスでやさい
1万拠点以上
特化型
置き型社食
健康管理と満足度向上を両立

多彩なメニューが魅力!中小企業におすすめ福利厚生サービス6選

福利厚生倶楽部 

画像出典元:「福利厚生倶楽部」公式HP

特徴

「福利厚生倶楽部」は、リロクラブが運営する、実績豊富なパッケージ型の福利厚生サービスです。

幅広い福利厚生メニューが利用できるのが特長で、スポーツ・レジャー・飲食・学習・子育てまで、多くの従業員が満足できるラインナップとなっています。

評価の高いポイント3つ★★★

  • 2万社以上への導入実績で安心
  • 350万種以上の福利厚生サービスを提供
  • 全国各地で格差のないサービスを受けられる

料金プラン

詳細については、お問い合わせが必要です。

福利アプリ

 画像出典元:「福利アプリ」公式HP

特徴

「福利アプリ」は、スマホで手軽に使いやすく、内容も充実したパッケージ型の福利厚生サービスです。

幅広いサービスをカバーしていますが、なかでもコンビニやカフェ、ジムでの割引をはじめ、日常生活で使いやすい分野が充実しているのが特長です。

評価の高いポイント3つ★★★

  • 日常的に使いやすいサービス内容
  • 全国7万以上の店舗で利用可能
  • 月額300円/人と業界最安クラスの料金

料金プラン

▶初期費用:0円
▶月額利用料:300円/人〜(税表記なし)

福利アプリ 含む福利厚生サービスの資料を一括DL 

miive

画像出典元:「miive」公式HP

特徴

「miive」は、使いやすさと従業員満足度の高さが特長のサービスです。

従業員に専用のVISAカードを配布しポイントを付与、そのカードで決済することで利用できるというユニークなシステムです。

ポイント付与の設計も柔軟に変更できるため、他社と比べて自由度が高いサービスと言えます。

評価の高いポイント3つ★★★

  • 従業員満足度の高さが特長
  • 柔軟な福利厚生設計が可能
  • 管理側、従業員側ともに使いやすいUI

料金プラン

詳細については、お問い合わせが必要です。

WELBOX

画像出典元:「WELBOX」公式HP

特徴

「WELBOX」は、イーウェルの運営するパッケージ型の福利厚生サービスです。

宿泊・旅行を中心に全国で5万以上の施設で使え、人間ドックや介護、教育などの分野も充実しています。

その他にも、利用者サポートや利用状況の把握など、運用に役立つ機能も豊富です。

評価の高いポイント3つ★★★

  • 大企業から中小企業まで豊富な導入実績
  • 週替わりのキャンペーンもあり
  • 利用者向けのサポートが充実

料金プラン

詳細については、お問い合わせが必要です。

WELBOX 含む福利厚生サービスの資料を一括DL 

カンリー福利厚生(旧フクリー)

https://fuk-ly.com/

画像出典元:「カンリー福利厚生」公式HP

特徴

「カンリー福利厚生」は、店舗管理プラットフォームを運営するカンリーの福利厚生サービスです。

正社員のみならず派遣やアルバイトなど非正規雇用の従業員にも福利厚生を提供できるのが最大の特長です。

スマホで簡単に利用可能で、チェーン店などで手軽に使えるため、賃上げの代替としても有効です。

評価の高いポイント3つ★★★

  • 7万を超える店舗での導入実績
  • 正社員以外にも福利厚生を提供できる
  • 地図検索ですぐに使えるクーポンがわかる

料金プラン

詳細については、お問い合わせが必要です。

カンリー福利厚生 含む資料を一括ダウンロード 

Perk

画像出典元:「Perk」公式HP

特徴

「Perk」は、Wantedlyが運営する、パッケージ型の福利厚生サービスです。

外食やレジャーなどのサービスはもちろん、仕事に役立つスキル習得や教育系の内容も充実しているのが特長。

また、メンバーをオンラインで招待するだけで開始できる手軽さも魅力です。

評価の高いポイント3つ★★★

  • 1,000以上のサービスから選択可能
  • スキル習得や学習系の内容も充実
  • Web系やIT系企業での導入実績が豊富

料金プラン

詳細については、お問い合わせが必要です。

特化型でコスパ抜群!中小企業におすすめ福利厚生サービス

オフィスおかん

画像出典元:「オフィスおかん」公式HP

特徴

「オフィスおかん」は、置き型社食に特化した福利厚生サービスです。

栄養士監修のバランスの良い食事を一品約100円で提供することができ、従業員の健康管理と満足度向上というメリットを同時に得られます。

冷蔵庫や自販機といった設備もサービス側から提供されるため、すぐに導入できるのも特長です。

評価の高いポイント3つ★★★

  • ランチに限らず24時間利用可能
  • 大企業から中小企業まで幅広い導入実績
  • 定期的に届くので手間要らず

料金プラン

詳細については、お問い合わせが必要です。

オフィスおかん 含む福利厚生サービスの資料を一括DL 

チケットレストラン

画像出典元:「チケットレストラン」公式HP

特徴

「チケットレストラン」は、ランチやカフェミーティングなど、従業員の就業時間内の外食を対象に活用できる福利厚生サービスです。

従業員に専用のICカードを配布し、そのカードで決済するだけで補助を利用できるシンプルな設計で、運用しやすいのが特長です。

評価の高いポイント3つ★★★

  • 食事補助に特化
  • 全国25万店舗で利用できる
  • 非課税枠を活用して経費として扱える

料金プラン

詳細については、お問い合わせが必要です。

リモートHQ

画像出典元:「リモートHQ」公式HP

特徴

「リモートHQ」は、従業員のリモートワーク環境整備に特化した支援プラットフォームです。

従業員それぞれが必要とするPCやデスク、電気、インターネット、書籍などの購入・レンタル費用を、非課税の福利厚生枠で援助することができます。

評価の高いポイント3つ★★★

  • IT関連を中心に導入実績が豊富
  • 在宅手当と異なり非課税で利用できる
  • 各商品を法人限定価格で利用できる

料金プラン

詳細については、お問い合わせが必要です。

オフィスでやさい

画像出典元:「オフィスでやさい 」公式HP

特徴

「オフィスでやさい」は、健康志向の置き型社食提供に特化した福利厚生サービスです。

オフィス内に冷蔵庫・冷凍庫を設置するだけで、栄養士監修の食品が配達されます。

オフィスの外へ買い物に行かなくても、健康的な食事が手頃な価格で購入できるため、食事補助と健康管理の両方を実現できます。

評価の高いポイント3つ★★★

  • 中小から大企業まで1万拠点以上で導入
  • 冷蔵、冷凍、外食と柔軟なスタイルで導入可能
  • 設備もレンタルでかんたん導入

料金プラン

月間お届け個数 150個 180個 230個
利用人数目安 10〜50名 20〜70名 40〜80名
初期費用 70,000円
月額利用料 68,000円 77,000円 92,000円
商品代金(税込) 各商品の代金(基本100円)×個数

(税別)

オフィスでやさい 含む福利厚生サービスの資料を一括DL

 

楽天早トク給与 

画像出典元:「楽天早トク給与」公式HP

特徴

「楽天早トク給与」は、楽天グループが運営する給与前払いサービスです。

福利厚生サービスではないものの、給与の前払いやポイント獲得などを通じて、従業員への金銭的な援助を可能にします。

利用回数の上限設定も可能なため、前払いのし過ぎも管理することができます。

評価の高いポイント3つ★★★

  • 楽天グループが運営する信頼性
  • 楽天銀行で受け取るとポイントももらえる
  • シンプルな管理画面で使いやすい

料金プラン

詳細については、お問い合わせが必要です。

ごちクルNow

画像出典元:「ごちクルNow」公式HP

特徴

「ごちクルNow」は、日替わりのランチデリバリーを利用できる福利厚生サービスです。

ネットの注文システムから食べたいメニューを注文するだけで、ランチタイムにオフィスで受け取ることができます。

導入にかかるコストや手間も少ないため、手軽に福利厚生を始めたい企業に最適です。

評価の高いポイント3つ★★★

  • 1,000種類以上の品揃え
  • 注文システムは見やすく注文も簡単
  • 初期費用、月額利用料は0円から

料金プラン

初期費用・月額利用料・お届け送料すべて0円でスタート可能です。

プランが複数用意されていますので、詳細については、お問い合わせが必要です。

中小企業での福利厚生導入事例

1. 株式会社トモエシステム

産業・建設機械部品の仕入と販売を行う「株式会社トモエシステム」では、今後の少子高齢化と市場拡大に対応するために、職場環境の改善を推進してきました。

なかでも、離職率低下につながる重要施策として、パッケージ型の福利厚生サービス「福利厚生倶楽部」を導入。

飲食店・ホテル・映画・スポーツクラブなどの割引サービスが受けられる環境を整え、従業員からも人気を博しています。

2. シャボン玉石けん株式会社

無添加石けんの製造・販売を行う「シャボン玉石けん株式会社」では、オフィス周辺に飲食店が少なく、従業員の食事環境に課題を持っていました。

そこで、置き型社食サービス「オフィスおかん」を導入し、1品100円で栄養のある食品を購入できるような環境を整備しました。

導入後は、従業員の食生活改善や、健康意識の向上を実現しています。

3. 楽天ヴィッセル神戸株式会社

プロサッカークラブの運営を行う「楽天ヴィッセル神戸株式会社」では、食に特化した福利厚生サービス「チケットレストラン」を導入しています。

導入前は食費に関わる精算作業の負担が大きいという課題を抱えていたものの、電子マネーを活用した支払いによって面倒な確認作業が不要に

さらに、拠点間の食事補助の格差解消、他社との差別化なども実現しています。

福利厚生で利用できる補助金や助成金

厚生労働省が用意する助成金が、福利厚生の充実に活用できる場合もあります。

【人材開発支援助成金】
社員に対して業務に関わる専門知識・スキルを習得させるために職業訓練などを実施する場合に受けられる支援。

【人材確保等支援助成金(中小企業団体助成コース)】
人材の確保や定着率改善などに取り組む企業が受けられる支援。

【両立支援助成金】
従業員が育児・介護などと仕事を両立できるような施策を行う企業が受けられる支援。

【業務改善助成金】
生産性向上のための設備投資、最低賃金引き上げに取り組む企業が受けられる支援。

いずれも中小企業や小規模事業者であることが支給要件になっているため、確認のうえで積極的に活用しましょう。

中小企業向け福利厚生サービスの比較ポイント

1. サービスのタイプ・内容は自社に合っているか

福利厚生サービスは、あらかじめ内容の決まっている「パッケージ型」、従業員が自ら選べる「カフェテリア型」、特定の内容に絞った「特化型」など複数のタイプがあります。

費用面では特化型は比較的安価なため、従業員のニーズがはっきりしている場合はそれに合わせた内容のものを選ぶと良いでしょう。

2. 導入にかかるコスト

福利厚生の内容によっては、専用のシステムを導入したり、機器を導入したりと、意外にも手間がかかる場合があります。

一方、アプリをダウンロードするだけで運用開始できるようなものもあります。

まずは手間のかからない内容から始めて、少しずつ範囲を広げていくのがおすすめです。

3. 費用は予算内に収まるか

福利厚生サービスの利用にかかる費用は、おおまかに月額300円〜1,000円/人程度。

パッケージ型やカフェテリア型をはじめ、サービス範囲が広いものはやはり割高になる傾向にあります。

まずは従業員のニーズを把握し、それに対して必要十分な内容のサービスを選ぶのがコスパを最大化するためには重要です。

まとめ

福利厚生の充実には、人材獲得や離職率低下など多くのメリットがある一方で、コストも念頭に置きながら推進する必要があります。

中小企業の場合は、従業員のニーズを正確に把握して、それをカバーできるコスパの良い福利厚生サービスを導入すると良いでしょう。

画像出典元:O-dan

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