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従業員が勤務中に得るさまざまな経験を意味する、「従業員エクスペリエンス」。
近年は、従業員エクスペリエンスを適切に管理することが企業全体の生産性向上につながるとして注目を集めています。
本記事では、従業員エクスペリエンスを管理する上で有益なツールを8種類ピックアップしてご紹介。
従業員エクスペリエンス管理ツールの導入効果や選び方とともにチェックしてみてください。
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このページの目次
従業員エクスペリエンス(employee experience)とは、従業員が企業での勤務によって得るさまざまな経験を指します。
従業員が勤務中に感じるやり甲斐や、スキルアップの達成感、心身の健康状態が良好であること、上司や同僚との良好なコミュニケーションを保てていることなど、これらは全て従業員エクスペリエンスです。
従業員に良好な従業員エクスペリエンスを提供できれば、従業員の労働満足度や働く上でのモチベーションが向上するといわれています。
従業員エクスペリエンスを高めることが企業の生産性向上・利益率向上につながることから、近年特に重視されるようになりました。
従業員エクスペリエンス管理ツールとは、従業員情報を適切に一元管理することで、従業員エクスペリエンスの向上を図るツールです。
導入によりどのような効果があるのかを見ていきましょう。
従業員エクスペリエンスが向上すれば、その企業で働き続けたいと思う人が増えます。
優秀な社員の離職が減り、離職率の低下につなげることが可能です。
離職する人の理由はさまざまですが、「やり甲斐が感じられない」「企業に愛着が持てない」などを挙げる人が少なくありません。
従業員エクスペリエンス管理ツールの導入により「自分の力が企業の役に立っている」「自分の力が評価されている」と実感できる環境が整えば、従業員の帰属意識や貢献意欲を高いレベルに保ちやすくなります。
従業員エクスペリエンスが高まれば、従業員の労働意欲が増します。
一人ひとりが業務に真剣に向き合うことで、生産性の向上が期待できます。
また従業員エクスペリエンス管理には、従業員の労働環境や健康状態を適切に管理することも含まれます。
ツールによって従業員の心身のコンディションが整えば、おのずと労働効率も向上するでしょう。
やる気に溢れた従業員や働きやすい労働環境が整えば、「入社したい」と希望する人も増えるはずです。
求職者へのアピール力が高まり、優秀な人材が集まりやすくなります。
また、従業員エクスペリエンス管理ツールを導入している企業は、「従業員を大切にしている」「古いしきたりにとらわれない自由な社風がある」という印象です。
同じような条件を提示する企業が多くある場合でも、他の企業に埋もれません。
(税抜価格)
画像出典元:「Qualtrics EmployeeXM」公式HP
各種エクスペリエンスツールを提供するQualtrics(クアルトリクス)。
「Qualtrics EmployeeXM」は、従業員の入社から育成・退職までのフェーズをトータルで管理できるツールです。
新入社員向けには、入社後の体験を向上させるためのオンボーディングプラットフォームを用意。
一方中堅社員には360度評価やトレーニングなどでパフォーマンス向上を支援します。
離職者が出たときは離職理由の分析までを行うこともでき、従業員エクスペリエンスの戦略的な管理が可能です。
詳細については、お問い合わせが必要です。
Qualtrics EmployeeXM の資料を無料ダウンロード
画像出典元:「SmartHR」公式HP
「SmartHR」は、労務管理からタレントマネジメントまで幅広いニーズにマッチする従業員エクスペリエンス管理ツール。
社員の入社から退社までのあらゆる情報を一元管理できます。
集約された社員データは労務管理・人事管理に活用されるほか、人事評価や人事マネジメントなどにも活用可能です。
また従業員アンケートや配置シミュレーションは、組織の課題発見や最適化に有益。
データを根拠にした組織改革や人事異動なら従業員の満足度も高く、個々の反発・不満を最小限に抑えられます。
初期費用無料、トライアル無料プランあり。
プラン費用の詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「タレントパレット」公式HP
データドリブンな従業員フォローを行いたい企業におすすめなのが、「タレントパレット」です。
従業員のあらゆるフェーズのデータを一元管理し、企業戦略に沿った従業員管理・育成・評価を可能にします。
また従業員のモチベーション調査では、スマホやパソコンから簡単に情報を収集可能。収集したデータは国内トップクラスの精度を誇るテキストマイニング技術による解析が行われ、従業員の声を適切に可視化・共有できます。
また離職の危険が高い社員がいれば、自動でピックアップされる仕組みです。
離職予兆のある社員を早期に発見し有効な手段を講じれば、社員の離職を防ぐ一助になるでしょう。
詳細については、お問い合わせが必要です。
※無料トライアルあり
画像出典元:「HRBrain」公式HP
「HRBrain」は、国内初の従業員エクスペリエンスクラウド「EX Intelligence」を搭載したツールです。
ツールの特徴は、直感的に使えるシンプルなUIを採用していること。
使用者のデジタルリテラシーレベルを問わずに使えるため、人事・経営から現場まで、あらゆる人が簡単に活用できます。
また従業員をあらゆる視点で可視化する従業員サーベイは、カスタマイズ性が高い点も見逃せません。
従業員の離職予測機能や「期待」と「実感」を収集するシステム、高度な分析機能も付属しており、効率的に従業員エクスペリエンスを向上できます。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「Talknote」公式HP
企業で働く全ての従業員の「情報基地」として使えるのが「Talknote」です。
「共通の価値観や理念が従業員同士の絆を深め、働きやすい労働環境を作る」という価値観の下、組織情報の共有を最適化するさまざまな機能が搭載されています。
例えば「ノート」は、メンバー間での情報共有や連絡ができる機能。
投稿にコメントが紐づくフィード型で、情報が錯綜しません。
タスク管理やタイムライン機能もあり、社内で飛び交うさまざまな情報を逃さずにキャッチできます。
またコミュニケーションデータはスコア化できるため、チームや部署ごとのコミュニケーションコンディションの把握も容易です。
詳細については、お問い合わせが必要です。
※14日の無料トライアルあり
画像出典元:「いっと」公式HP
「いっと」は、退職理由の深掘りにより企業の課題や改善が必要な点の把握を目指す本音インタビューシステムです。
退職者が出れば、専門的な第三者機関が直接インタビューを実施します。
「なぜ退職したのか」「どのようなことが引き金となったのか」などを詳細に把握することで、企業体質・労働環境の改善につなげられます。
また、いっとにはアンケート機能もあり、在籍する従業員の今の状態を知ることも容易です。
詳細にカスタマイズされたアンケートを配布・回収すれば、従業員のコンディション・心理状態を把握しやすくなります。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「One人事[タレントマネジメント]」公式HP
人事評価を見える化して、人材配置・人材育成の精度を高めるのが「One人事[タレントマネジメント]」です。
従業員の個人情報を一元管理できる管理機能のほか、従業員エンゲージメント向上のためのアンケート機能・管理機能が搭載されています。
従業員に関するあらゆる情報を効率的に管理することで、離職率の低下はもちろん、戦略人事の実現や効率的な組織作成・維持を実現。
また社員のスキルも、データベースで一元管理できます。
社員一人ひとりに最適な育成計画を適用して、キャリアの形成をサポートすることが可能です。
One人事[タレントマネジメント]の料金プランは非公開となっています。
詳細は問い合わせでご確認ください。
画像出典元:「HRMOSタレントマネジメント」公式HP
「HRMOSタレントマネジメント」は、従業員データの活用により、従業員一人ひとりから組織全体までを効率的にマネジメントできるツールです。
個人コンディションサーベイ・組織サーベイの機能が搭載されており、随時個人や組織の状態が健全であるかどうかチェックできます。
万が一従業員の状態がよくないと判断される場合は、上司や担当者にアラートされる仕組みです。
個々の状況に沿った対応を取りやすく、離職率の低下につなげられます。
詳細については、お問い合わせが必要です。
従業員エクスペリエンス管理ツールを選ぶ際は、「課題解決につながるかどうか」や分析機能・コミュニケーション機能の有無をチェックしましょう。
従業員エクスペリエンス管理ツールを選ぶポイントを3つご紹介します。
従業員エクスペリエンス管理ツールの強みは、それぞれ異なります。
自社の課題解決につながる機能があるかどうかをチェックしましょう。
機能を見極めるためは、まず自社の課題を明確化することが必要です。
例えば「従業員評価に課題がある」「個人目標管理ができていない」などがあれば、多彩な評価機能を備えるツールや、個々の目標管理・達成支援機能を備えたツールを探してください。
自社に最適な従業員エクスペリエンス管理を実現するためには、効果検証と改善を加えていくことが必要です。
従業員エクスペリエンス管理ツールを選ぶときは、分析機能が充実しているかどうかをチェックしましょう。
従業員分析機能が充実しているツールを選択すれば、データドリブンな人材配置や組織体系の確立を実現できます。
従業員エクスペリエンス管理ツールは、従業員データ管理から人事評価・人材配置・組織調査などにまで対応しているものがあります。
機能があまりにも多いと使いこなすのが難しい上、料金が高額になる傾向です。
従業員エクスペリエンス管理ツールを見るときは、コストと機能のバランスが取れているかチェックしましょう。
従業員エクスペリエンス管理ツールを導入すれば、従業員の心身のコンディションの把握が容易となります。
全ての従業員が高いモチベーションで働ける環境を提供しやすくなり、従業員エンゲージメントの向上や、労働生産性の向上が期待できます。
自社に最適な従業員エクスペリエンス管理ツールを導入するためのポイントは、現状を分析し課題を明確にすることです。
自社にどのような機能が必要かが分かれば、ツールのミスマッチ・アンマッチを防げます。
自社にマッチした従業員エクスペリエンス管理ツールを導入し、従業員の士気を高めましょう。
画像出典元:O-dan