TOP > インタビュー一覧 > 「変人が好き」だから、6年間走り続けられた。「PR Based Marketing」で“波”を起こす波屋代表・菅原拓実が語る、プロトスターでの“カオス”と“自走”の日々
株式会社波屋代表・菅原拓実氏
「1on1で『もう辛いです』って、代表の前で弱音を吐いてました(笑)」
そう語るのは、プロトスターに約6年間在籍し、数々の新規事業やプロジェクトを牽引してきた菅原さんだ。 入社当時は数名だった組織が拡大していく過渡期において、主力事業の立て直しや、全くリソースのない中でのチームビルディングなど、まさに「カオス」の最前線を走り続けてきた。
2024年に株式会社波屋を本格始動。「意味と伝達のアップデート」を掲げ、スタートアップから老舗企業まで幅広いPR・マーケティング支援を行う彼に、プロトスターで過ごした6年間のリアルと、そこで得られた「生き抜く力」について聞いた。
目次
――まず、現在の事業について教えてください。
菅原:株式会社波屋は、「世界を動かす、波を起こす」をコンセプトに、PRを主軸に置いたマーケティング(PR Based Marketing)を行っている会社です。
大きく分けて「意味のアップデート」と「伝達のアップデート」の2つを大事にしています。 例えば、ロウソクはかつて明かりを灯す道具でしたが、今は「香り」や「雰囲気」を楽しむものとして再定義されていますよね。そういった新しい付加価値や当たり前を作っていく仕事です。
――具体的な事例はありますか?
菅原:例えば、手荷物配送サービスを行うスタートアップ「AirPorter」との共創事業があります。
訪日客が増える中、スーツケース自体を広告メディアにする新規事業を立ち上げました。サンプリングバッグを取り付けたり、予約メールにバナー枠を作ったりと、事業開発からオペレーション、実際の倉庫作業まで入り込んで行っています。
また、共同代表の森本が担当した事例ですが、大阪の老舗パン屋「クックハウス」のリブランディングでは、既存商品に新しい意味づけを行い、デザインを一新したことでSNS等で話題になり、約1億円の売上増に繋がりました。
――すごい実績ですね。チーム体制は?
菅原:共同代表の森本と2人で経営していて、業務委託のメンバーが20名ほどいます。ありがたいことに営業は一切しておらず、全て紹介や引き合いで案件が回っている状態で、嬉しい悲鳴を上げています。
――プロトスターには約6年在籍されていましたね。
菅原:一言で言うと「挑戦させてもらえる環境」だったから、ですね。 いい意味でも悪い意味でも、すぐに新しいことやプロジェクトが立ち上がる。飽きっぽい僕でも、ゼロイチを何度も経験できる環境はずっと面白かったんです。
――「挑戦者支援」というビジョンへの共感も強かったのでしょうか?
菅原:うーん、僕は「挑戦者が好き」というより、「変人が好き」なんですよ(笑)。 1社目で芸能マネージャーをやっていた時もそうだったんですが、僕は自己認識として「超普通な人」なんです。だからこそ、「変な人」になりたいというコンプレックスがあって。
自分のスキルを使って、変な人たちと一緒に面白いことをすれば、社会に大きなインパクトを起こせるんじゃないか。そう考えた時に、起業家ってやっぱり「変な人」が集まっているじゃないですか。プロトスターには前川さん(代表)や栗島さん(共同創業者・現HAKOBUNE代表)も含め、当時は変な人が揃っていたので、その環境が居心地良かったんだと思います。
――6年間の中で、特に印象に残っている「苦労話」はありますか?
菅原:ある時、アライアンス部門の責任者になった時ですね。 前任者が辞めて、売上が下がってきている中で「改めて注力しよう」となり、かなり高い売上目標を設定されたんです。ほぼゼロベースからの再立ち上げでした。
――周りのサポートはあったんですか?
菅原:いや、当時はほぼなかったですね(笑)。 あったのは「採用枠を1枠くれた」ことくらい。あとは社内の他のチームからメンバーを一人引っ張って来て。
「1人じゃ無理だ!」って言いながら、なんとか3人で、本当によちよち歩きながら始めました。
――かなり過酷ですね…。
菅原:半年くらい全然結果が出なくて、本当にキツかったですね。 1on1のミーティングで、前川さんに「もう辛いです、全然取れなくてごめんなさい」って弱音を吐いたこともあります(笑)。 前川さんは優しく寄り添ってくれて。そこで同志のような絆が芽生えましたね。
結果として、そこから戦略を立て直し、億単位まで売上を回復させることができました。あの時の「しんどかったけど、動けば結果はついてくる」という経験は大きかったです。

――プロトスターでの経験は、今の経営にどう活きていますか?
菅原:「抽象的な相談を整理して、実際の案件に繋げるスキル」はかなり身につきました。
プロトスターでは、大企業や行政から「なんとなくこういうことしたいんだけど」みたいな相談が来るんです。それをヒアリングして、整理して、「僕たちならこれができます」とバリューを提示して、予算をつけてもらう。
この「カオスの中から価値を定義して形にする」というプロセスは、今の波屋の仕事でも全く変わりません。どの仕事でも通用する本質的なスキルだと思います。
――今の波屋さんの「営業なしで案件が来る」状況も、その信頼の結果ですね。
菅原:そうですね。長く生き残って、結果を出し続けることの大事さを痛感しています。
――今の会社でも、プロトスター時代のメンバーと仕事をしているそうですね。
菅原:はい。当時プロトスターでパートとして働いていた友人が、今うちの会社も手伝ってくれているんですが、勝手が分かっている人が近くにいるのは本当に心強いですね。
それだけじゃなくて、当時一緒に働いていた社員メンバーとも、イベントなどの仕事現場で今でも頻繁に会うんですよ。
――辞めた後も関係が続いているのは素敵ですね。
菅原:そうですね。会社を辞めた後も、こうして現場で会ったり、信頼関係ベースで仕事ができる繋がりがあるのは、プロトスターならではの財産だと思います。
――これからプロトスターで挑戦しようと思っている人へ、メッセージをお願いします。
菅原:そうですね……面接の時に、前川さんに「今日メガネ変えました?」って言うといいですよ(笑)。
――えっ、メガネですか?(笑)
菅原:前川さん、最初は怖い印象があると思うんですけど、実は結構いじられ待ちなところがあるんで。メガネをいじると喜びます。
――(笑)。真面目なアドバイスもお願いします!
菅原:プロトスターは、周りにスタートアップがいるのが当たり前の環境です。否が応でも視座は上がりますし、マインドセットはされると思います。
「自分で何かをしたい」「挑戦したい」という思いがある人は、一度門を叩いてみるといいんじゃないでしょうか。逆に言うと、待ちの姿勢の人には合わないかもしれませんが、自分で動ける人にとっては、いくらでもチャンスが転がっている場所だと思います。
プロトスターは、サポート待ちができる環境ではない。
菅原さんが語ったエピソードは、プロトスターという環境のリアルと、その裏にある圧倒的な自由度を象徴している。 補助輪なしで崖から飛び降り、飛びながら飛行機を組み立てるような日々。しかし、そのカオスの中で泣きながらも結果を出した経験が、独立後の彼を支える強力な武器になっている。
そして、その戦場を共に駆け抜けた仲間たちが、今もビジネスパートナーとして彼を支えている事実が、プロトスターというコミュニティの濃さを物語っている。
「変人」や「挑戦者」と共に、カオスを楽しみたいあなた。 プロトスターで、お待ちしております!
プロトスター株式会社では、共に挑戦してくれる仲間を募集中です。
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