「学生でも、起業家と対等に話せる」~補助輪なしで最前線に立ち、新卒起業家になるまで。ジャパンキャリア代表・吉田杏佑が語る、プロトスターで得た度胸~

「学生でも、起業家と対等に話せる」~補助輪なしで最前線に立ち、新卒起業家になるまで。ジャパンキャリア代表・吉田杏佑が語る、プロトスターで得た度胸~

株式会社ジャパンキャリア代表・吉田杏佑氏

記事更新日: 2026/01/20

執筆: 編集部

入社初日に、「口コミを集めて」と言われた。

方法は自分で考えてみて、と。

大学1年生の吉田杏佑さんがプロトスターに入って早々に任されたのは、SaaSLOG(現:起業LOGSaaS)の口コミ収集というミッションだった。補助人的なものがない環境で、学生をいきなり本番の打席に立たせる――それが、吉田さんが体感したプロトスターのスタイルだ。

それから約4年。彼は大学を卒業し、2024年10月に株式会社を創業。創業直後にタイミー代表の小川嶺氏とVCファンド2社から総額4000万円を調達し、外国人労働者が日本で働きやすいインフラづくりに挑んでいる。

「起業準備の場」としてのプロトスター、そして「実践を通じて学ぶ環境」が、どのように一人の学生を起業家へと変えたのか。吉田さんに聞いた。

現在の事業紹介――外国人労働者の「負」を解消するSaaSとは

――まず、現在の事業について教えてください。

吉田:株式会社ジャパンキャリアは、2024年10月に創業しました。

実は、ジャパンキャリアは2社目なんです。1社目で営業代行をやっていたんですが、ある方から「スタートアップならではの挑戦で社会にインパクトを与えることを目指してみよう」って言葉をいただいて。それで、本当に社会を変えられる事業として、ジャパンキャリアを立ち上げました。

外国人労働者が日本で働く時に働きやすいインフラを作ることを目標にしています。

きっかけは、大学時代に政治哲学を研究していたことです。専門が移民問題で、ヨーロッパやアメリカで起きている問題が日本でも起こりうるなと感じていて。それをなくすためにはどうしたらいいか、という課題感がありました。

――具体的にどんなサービスなんですか?

吉田:法人向けのSaaSを開発しています。外国人を雇用する際、入国管理局に提出しなきゃいけない書類って色々あるんですが、これがめちゃくちゃ複雑なんです。

私たちのシステムでは、企業情報と外国人材の情報を汎用的に入力していただくと、例えば外国人の方が退職した時に必要な書類を、ポチポチ選んでいくだけで入国管理局のフォーマットに乗った形でダウンロードできるんです。

それを入管に提出するだけで、複雑な書類作成が完結します。

――資金調達もされたんですよね。

吉田:はい。創業前から調達のお約束をさせていただいて、創業直後に投資していただきました。タイミーの代表の小川さんと、VCファンド2社で、合計4000万円を調達しています。

株式会社ジャパンキャリア 公式サイトはこちら

突然バイトがなくなった――コロナ禍で見つけたインターンへの道

――プロトスターとの出会いを教えてください。

吉田:大学1年生、2020年です。僕、コロナとすごく関係していて。

元々、焼肉屋でアルバイトをしていたんですけど、コロナで仕事がなくなっちゃったんです。どうしようってなって、仕事を探し始めました。

その時にめちゃくちゃアクティブに動いていたのが、IT系だったんです。SaaS業界が盛り上がっていて、採用枠が単純にあった。仕事がないから仕事を探したら、IT系の求人が目立っていたんですよね。

――メディアに興味があったんですよね?

吉田:はい。なんとなくメディアが楽しそうだなと思っていて、いくつかメディア系の企業に応募したんです。

でも、返信をくれたのがプロトスターだけだったんです(笑)。

――それが決め手だったんですね(笑)。

吉田:そうですね(笑)。あと、当時のオフィスが日本橋にあって、めちゃくちゃかっこよくて。

面接が終わった後、そのオフィスの印象がすごく残っていて。かっこいい会社だなって思いましたね。

「補助人的なもの」が一切ない初日――口コミ収集という試練

――プロトスターでの最初の仕事は何でしたか?

吉田:入社初日、セットアップが終わったら、「SaaSLOG(現:起業LOGSaaS)の口コミを集めて欲しい」って言われました。

一般の口コミと、SaaSに詳しい専門家へのインタビューを通じた口コミ、両方を集めて欲しいと。

メディアに興味があるって伝えたら、その業務を任せていただいて。でも、「はい、じゃあよろしく」って、すっごい裁量を与えられたのを覚えています(笑)。

――どうやって進めるかは、自分で考えたんですか?

吉田:そうなんです。具体的な方法は、自分で考えて決めていいと。

どうやって集めようって考えて、LINEのオープンチャットに会社の名前を名乗って、「こういうSaaSの口コミ募集してます。プロトスター株式会社の吉田です」みたいなメッセージを送ったんです。当日に。

そしたら、「情報漏洩の危険性があるからやめた方がいい」って注意されて。「社会ってそうなんだ」って思いましたね(笑)。

――大変でしたね(笑)。

吉田:でも、自分で考えて動く、トライアンドエラーを繰り返す。それが学べたのは大きかったです。初日に辞める人、普通にいそうだなって思いますけど、いい意味で選別が効くんじゃないかと。

営業部門で数字を追う日々――KPI達成という快感と挫折

――その後、営業部門に移られたんですよね。

吉田:はい。純粋に楽しかったです。KPIを達成したいっていう思いが強くて。メディアのチームにいた時にもKPIを達成したのは、入社1〜2ヶ月目で僕だけだった記憶があります。

営業では、月に14件も契約を達成できました。

――すごいですね。そんな中も、退職することになったんですね。

吉田:そうなんです。学校も始まって、両立が難しくなってしまって。

14契約って結構頑張ってたんですけど、学校も普通にある中で、「あ、これもう無理です」ってなって辞めちゃったんです。

すごくご迷惑をおかけしちゃったなって。この前、当時の上司の方に謝りに行きました。

でも、数字を追う経験とか、お客さんの前に立つ機会をいただけたことは、本当に貴重な学びになりました。

「大人が全く怖くなくなった」――最前線の場数が刻んだもの

――プロトスターで得た具体的なスキルは何ですか?

吉田:「大人が全く怖くなくなった」んです。

商談をやらせていただく中で、どんな人と話しても緊張しなくなりました。

就職活動も軽くしたんですけど、その時にどんな人と話しても全く緊張しなかったですし、すごく自信もありました。

――それは元々の性格ですか?

吉田:いや、元々、商談の時は怖かったので。元々ある性格というよりは、得たものだなって思います。

最前線の場数を踏めたっていうのが、最大の財産ですね。

――経営者として、今インターンを受け入れる立場になって、どう感じますか?

吉田:やっぱり、責任がない状態で新卒社員と同じようなことができるっていうのは、めちゃくちゃ価値があると思います。

大手だとデータ入力とかが中心になりがちなのに対して、スタートアップだと顧客の前にまで立たせてもらえる。それは本当に貴重な機会です。

初商談の相手は、日本有数の起業家――そして起業という選択

――印象的なエピソードはありますか?

吉田:僕が初めて商談した相手が、スタートアップ界隈にいる方なら必ず知っているであろう日本有数の起業家だったんです。

やばすぎるなって思いましたね(笑)。

――どういう経緯で?

吉田:テレビ局とのカンファレンスのスポンサード営業でした。自分からやりたいって手を挙げて、行かせてもらったんです。

営業を始めたばかりだったのですが、僕一人で行きました。

めちゃくちゃ緊張して、全然喋れなくなっちゃって。無能でした(笑)。

――でも、行かせてもらえたんですね。

吉田:そうなんです。結構攻めてると思うんですよ。

お願いしたら何でもやらせてくれる会社でした。期待をしてくれる。すごくありがたい場でした。

――インタビュー業務を通じて、起業家と直接話す機会が多かったんですよね。

吉田:はい。本当に起業家の人と話す機会が多かったです。

最初はメディアを作りたいと思っていて、起業っていう意識はそんなになかったんですけど、プロトスターに入ってから、漠然と起業したいみたいな感じになって。

辞めた後に、より本格的にしようとなりました。

同世代で切磋琢磨した仲間や先輩との繋がりが、今も続いている

――プロトスターでの経験が、今の事業にどう活きていますか?

吉田:直接的に活きたのは、やっぱり営業ですね。

数字を追う経験とか、目標達成へのマインドは、めちゃくちゃ磨かれました。

いかに数字を追うかっていうのを、商談までやらせてくれるところって、なかなかないと思うんです。インターンなのに。それは本当にいい経験でした。

――人との繋がりも続いているんですよね。

吉田:はい。当時のCTOだった方とか、技術顧問をされていた方に、直近実は連絡をしていて。

エンジニアリングのことで悩んでいて、ご相談させていただいたりしています。

こうやって繋がれているのも、当時、部署外の人と1on1しようっていう機会をもらえていて。ゆるく相談しやすい環境を作ってもらえていたのは、ありがたいなと思います。

――一緒にインターンしていた仲間とも繋がっていますか?

吉田:はい。一緒にインターンしていた仲間で、自分の会社に採用したいと思っているくらい、とても仲良い人がいます。僕、彼が大好きだったので(笑)。

他の仲間もオフィスが近かったりして、偶然会って話したりします。1週間で辞めた人からも最近連絡が来て、食事に行きました。

当時の社員さんたちからも、「お手伝いするよ」って言ってもらえていて。本当にありがたいです。

未来の挑戦者へ――「自主性」と「挑戦」を求める人に向いている場所

――これからプロトスターで挑戦しようと思っている人へメッセージをお願いします。

吉田:やっぱり、自主性が強く求められる環境です。

合わないと感じる人もいると思うんですけど、まずは挑戦してみるべきだと思います。

ただ、プロトスターって、バチバチのスタートアップっていう感じではないんですよね。めちゃくちゃ働かされる環境とかではないので。

挑戦したいっていう人はもちろんですけど、それ以上に起業家のサポートをしたいとか、そういう目線感の方が一番合うんじゃないかなって思います。

――逆に、合わない人は?

吉田:普通に就活して、普通に大手に就職したいっていう保守的なマインドの人は、合わないんじゃないかなって気がします。

結果を出せないと、きついんじゃないかなって。

――最後に、プロトスターはどんな場所でしたか?

吉田:めちゃくちゃいい方が多い会社でした。

色々チャレンジをさせてもらったし、経営者との商談に一人で行かせてもらったこととか、すごくありがたい場でした。

本当にいい環境でした。すごく好きな場所です。

クロージング(編集後記)

取材を終えて、吉田さんの言葉で印象的だったのは、「大人が全く怖くなくなった」という一言だ。

大学1年生でありながら、日本有数の起業家との取材や商談という場数を踏んだ。そこで得たのは、スキル以上に「大人が全く怖くなくなった」という度胸と自信だ。

補助輪なしで最前線に立たされ、徹底的に数字を追った日々が、学生だった彼を「一人の起業家」へと変えた。

プロトスターは、挑戦者を本気で育てる場所だ。そして、その挑戦者たちが、次々と起業家として羽ばたいている。

吉田さんのように、「スタートアップに興味がある」「いつか何かに挑戦したい」と思っているあなた。

プロトスターで、本番の打席に立ってみませんか?

 

プロトスター株式会社では、共に挑戦してくれる仲間を募集中です。

▽ 採用情報はこちら

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