成功率8割超えは、なぜ可能なのか?株式会社アークH.Dのサジェスト対策が“高くても”選ばれる理由

成功率8割超えは、なぜ可能なのか?株式会社アークH.Dのサジェスト対策が“高くても”選ばれる理由

株式会社アークH.D 代表取締役社長 上村 健太郎氏

記事更新日: 2025/09/30

執筆: 有薗恒輝

自社名を検索した時、「〇〇 △△(社名) ひどい」「〇〇 △△ 詐欺」といった、ネガティブな言葉が検索候補に表示され、ヒヤリとした経験はありませんか。

こうした"デジタルタトゥー"は、企業の評判を静かに損なう厄介な問題です。

この課題に挑むのが、株式会社アークH.D、代表・上村健太郎氏です。探究心を原動力に、1,000台を超える実機環境を構築し、仕組み化による再現性を追求しました。

その結果、業界全体の成功率が3割未満とされるサジェスト対策で、8割超という驚異的な成果を実現しています。なぜ「高くても選ばれる」のか。その背景には、個人の哲学を企業の競争力へと昇華させた仕組みがあるのです。

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成果への執着。理不尽を仕組みで解決

──本日はよろしくお願いします。上村代表の「仕組み化が好き」という個性が、会社の強さの根源にあると伺いました。まず、その原点についてお聞かせください。

上村氏:はい、よろしくお願いします。私の根底にあるのは、常にお客様の「成果」に徹底的にコミットするという姿勢です。ホームページ制作をしていた当時から、どうすればもっと確実に成果を出せるか、ということばかり考えていました。

しかし、どれだけサイトを作り込んでも、コントロールできない理不尽な問題が、お客様の成果を阻害していたのです。

──それが「サジェスト」の問題だったのですね。

上村氏:その通りです。渾身のホームページを作っても、検索窓に表示されるネガティブな一言で、お客様が得るはずだった成果が一瞬で失われてしまう。これは、成果を追求する上で、あまりにも理不尽な状態だと感じました。

「この問題を根本から解決し、お客様の成果を最大化する『仕組み』を作れないか?」―。私にとってサジェスト対策事業は、成果を出すための完璧な仕組みを構築するための挑戦であり、成果への執着が生んだ必然だったのです。

【競合優位性の核心】1,000台の実機と超速レスポンスが生む最強の仕組み

──その探究心は、具体的にどのような「仕組み」として結実したのでしょうか?

上村氏:当社の強みとなっている仕組みは、大きく分けて二つあります。一つは格安業者には絶対に真似できない物理的な仕組み。そしてもう一つは、大手にはないコミュニケーションの仕組みです。

なぜ「1,000台」も? 探究心が生んだ物理的な"最適解"

──物理的な仕組みとは、1,000台を超える実機のことですね。なぜそこまでこだわるのですか?

上村氏:サジェスト対策の成功率を高めるには、最も確実で再現性の高い「仕組み」を追求する必要がありました。その結論が「人間が実際に検索したように見せること」だったのです。

この業界は、成功率が3割未満と言われるほど厳しい世界です。安価なツールで対策するだけでは、まず成果は出ません。だからこそ、非効率に見えても物理的なリソースにこだわっています。

当初は5台から始めましたが、サーバー上の仮想的な対策だけでは検索エンジンの規制ひとつで機能停止してしまう。それでは完璧な仕組みとは言えません。そこで、新潟の拠点にパソコンとスマートフォン合わせて1,000台を超える実機を設置し、人間のように振る舞わせる物理的な仕組みを構築しました。単に検索を繰り返すのではなく、様々な地域・IPアドレス・時間帯・検索数の割合などを緻密にコントロールし、本当に「人になりきる」こと。この長年の研究で培った「ノウハウ」と「1,000台超の物理アセット」を組み合わせた独自の仕組みこそが、業界平均をはるかに上回る8割超という成功率の源泉なんです。

速度の秘訣は「根性」ではなく「仕組み」。

──もう一つの強みである「レスポンスの速さ」も、仕組みの賜物なのでしょうか?

上村氏:その通りです。風評被害は時間との勝負ですから、スピードは重要です。しかし、それは気合や根性で実現するものではありません。

当社では、お客様やパートナー様とのやり取りに使うチャットツールは、営業担当だけでなく技術部門と直接繋がる仕組みになっています。さらに、過去の対策データをすべて蓄積・システム化し、「このキーワードは対策可能か?」という問いに即座に回答できる仕組みも作りました。すべてが仕組みとして設計されているからこそ、再現性のあるスピードが生まれるのです。

進化し続ける原動力は「攻略が楽しい」という個性

──14年間、常に変化する環境の中で進化し続けられた原動力は何でしょうか?

上村氏:それは、単純に「攻略が楽しい」からです(笑)。

サジェストのロジックは頻繁に変わります。普通なら心が折れるかもしれませんが、私はこういう「壁」に直面すると、それを乗り越えるための新しい「仕組み」を考えることに夢中になってしまいます。

試行錯誤の末に攻略法を見つけたら、今度は「誰でも自分と同じようにできるようにする」ために、徹底的に仕組み化する。この「攻略」と「仕組み化」のサイクルを回し続けること自体が私の原動力ですね。この探究心がある限り、当社の仕組みは常にアップデートされ続けます。

AI時代を見据えた、新たな「仕組み」作り

──AIの台頭で検索の形も変わりつつありますが、この「仕組み」は今後も通用するのでしょうか?

上村氏:はい、むしろ重要性は増していくと考えています。AIの検索結果も、結局はユーザーの「検索行動」というデータを元にしています。その検索行動を誘導するサジェストの役割はなくなりません。

もちろん、当社でもAIと連動した新サービスの開発や、SNS、海外展開など、常に次の時代の脅威を攻略するための新しい「仕組み」作りに着手しています。時代に合わせて仕組みを進化させ続けるので、ご安心ください。

 

【代理店の方へ】"価格"だけで選んで後悔しないための「商材選びの新基準」

──最後に、マーケティング支援や広告代理店の方に向けて、メッセージをお願いします。

上村氏: パートナーの皆様は、常にクライアントの成果を最大化するための新しい武器を探しておられます。しかし、サジェスト対策という領域は、残念ながら「安かろう悪かろう」のサービスが非常に多いのも事実です。

価格の安さだけで選んでしまうと、「全く成果が出ない」「トラブル対応に追われ、逆に工数がかかる」といった事態に陥り、結果として一番大切なクライアントからの信頼を失いかねません。

だからこそ、代理店の皆様には「本当に成果を出せるのか」「安定してサービスを供給できるのか」という基準でパートナーを選んでいただきたい。その厳しい目で見た時に、我々の「仕組み」は唯一無二の価値を提供できると自負しています。

──代理店制度についてお伺いします。この戦略にも「仕組み」という考え方が活かされているのでしょうか?

上村氏:その通りです。「パートナー様が潤うことで、結果的に我々も潤う」という考え方が、最も合理的で持続可能な「仕組み」だと確信しています。

当社のサービスは完全成果報酬モデルなので、パートナー様はリスクなく高収益なストック収益を確立できます。これも、パートナー様が成功しやすい「仕組み」の一つです。

さらに、「アークの箱舟戦略」と呼んでいるのですが、パートナー様同士の得意な商材を紹介し合い、ビジネスを相互に拡大させる「共存共栄の仕組み」も構築しています。当社と組むことで、ぜひこの大きな仕組みのメリットを享受していただきたいです。

企業の評判を守る、最も信頼できる「仕組み」がここにある

今回は、株式会社アークH.Dの強さの根源である、上村代表の「仕組み化が好き」という個性とその哲学に迫りました。

検索窓に表示されるネガティブなキーワードは、放置すれば企業の未来を蝕む重大な経営リスクです。その対策は、付け焼き刃の知識や安価なツールでは決して太刀打ちできません。

一個人の探究心から生まれ、14年の歳月をかけて磨き上げられた、緻密で再現性の高い「仕組み」。アークH.Dは、この見えない経営リスクと戦うための、最も信頼できるパートナーといえるでしょう。

 

有薗恒輝

この記事を書いたライター

有薗恒輝

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