東京建物×YNKエリアのスタートアップ支援「SYNKプロジェクト」 多様なプレイヤーの連携とエリア特性を活かした新しいイノベーション創出支援

東京建物×YNKエリアのスタートアップ支援「SYNKプロジェクト」 多様なプレイヤーの連携とエリア特性を活かした新しいイノベーション創出支援

起業LOG編集部

記事更新日: 2025/03/31

執筆: 宮林有紀

東京都は、東京のスタートアップの創出と成長の促進に向けて、多様な支援者の連携による多彩なスタートアップ支援の展開とその支援者同士のネットワーク化を図る「TOKYO SUTEAM」を展開している。

「TOKYO SUTEAM」に採択された企業の1つが東京建物株式会社だ。

東京建物は、八重洲(Yaesu)・日本橋(Nihonbashi)・京橋(Kyobashi)のYNK(インク)エリアに拠点を置いたまちづくりを進めてきたが、「TOKYO SUTEAM」への採択と同時にスタートアップ・エコシステムの強化を図る「SYNKプロジェクト」を始動した。

様々な立場・年代の人が偶発的に関わることで、過去にはないイノベーション創出を狙う新時代の取り組みだ。

2025年3月で1年半が経過するこのプロジェクトの成果発表会をレポートする。

東京建物【SYNKプロジェクト】YNKエリアのイノベーション拠点&スタートアップ支援者と連携してエコシステムを構築

司会:本日はSYNKプロジェクトの成果発表会です。

このプロジェクトは2023年10月から開始され、来月2025年の3月で一年半が経過しますが、事業者ごとの取り組みや成果を伝えてもらいます。

まずは、SYNKを立ち上げた東京建物の沢田さんからひと言お願いします。

沢田(東京建物):東京建物株式会社は、1896年(明治29年)に安田善次郎によって設立された、日本で最も歴史ある総合不動産会社です。

創業以来、八重洲(Yaesu)・日本橋(Nihonbashi)・京橋(Kyobashi)のYNK(インク)エリアに拠点を置き、まちづくりを進めてきました。

そして、YNKエリアに誘致した複数のイノベーション拠点およびスタートアップ支援者等と連携・協働して「SYNK“シンク”」を立ち上げ、事務局として、連携拠点間やYNKエリアの大企業等とスタートアップのエコシステム強化施策を実施しています。

このプロジェクトに参加させてもらって、私はとても勇気づけられました。

支援者である皆さんの活躍を目の当たりにして、スタートアップ支援の可能性を強く感じたり、様々な活動の横連携することの大切さを実感しました。

3月で区切りを迎えますが、「ここで終わりにせずに、継続したい」が本心で、支援と成長に一定の成果が見えてきたので、更にスケールさせたいと思っています。

皆さんからの感想や要望をお伺いし、これからも同じような機会を提供していきたいです。

司会:それではSYNKプロジェクトについて、東京建物濱村さんからお願いします。

濱村(東京建物):東京建物は、東京都の「多様な主体によるスタートアップ支援展開事業(TOKYO SUTEAM)」の協定事業者に採択されました。

それに伴い、イノベーション・エコシステムの更なる強化を目的としたプロジェクト「SYNK“シンク”」を始動しました。

「SYNK“シンク”」とは、YNKエリアで以下の3つの“S”(Scale/Spread/Synchronize)のプロジェクトを立ち上げ、スタートアップの成長・グローバル化支援、スタートアップの裾野拡大、スタートアップ支援者の成長とイノベーション・エコシステムの強化を実現するプロジェクトです。

①「Scale(成長支援)」YNKエリアの特性を活かしたSUの成長・グローバル化支援

YNKエリアは、大企業が集積している他、江戸時代からのすし・そば・うなぎ等のフード領域における歴史的系譜があります。この強みを活かして、近接する大企業との協業や、フード領域における海外との接点強化を促すプロジェクトを複数用意することで、スタートアップの成長・グローバル化に貢献します。

②「Spread(裾野拡大)」創業期の起業家を支援

YNKエリアは、かねてより上場企業を中心とした大企業が集積する国内有数のビジネス地区ですが、近年ではスタートアップも多数集積しています。しかしながら、絶対数はまだまだ拡大の余地があるという考えのもと、YNKにはまだ多くない学生・若者をターゲットにした多数のプロジェクトを用意することで、スタートアップの更なる量的拡大・裾野拡大に挑戦します。

③「Synchronize(同期)」イノベーション・エコシステムの強化

東京建物がYNKエリア内のスタートアップ支援者をまとめ、横連携を促し相乗効果を生み出すことで、スタートアップ支援者自体の成長にも貢献し、YNKエリア独自の特徴あるイノベーション・エコシステムの自立化・強化を図ります。

 最近の取り組みだと、2024年11月に食の分野での新しい施設「Gastronomy Innovation Campus Tokyo」と「8go Café/Bar」をオープンしました。

また、イノベーションシティ推進室から、FOOD&イノベーションシティ推進室へと組織が変わりました。

これらの背景には、東京建物が2024年の11月に打ち出した「Regenerative City Tokyo」構想があります。

「Regenerative City Tokyo」構想とは、大都市東京をRegenerative City Tokyoに転換し、地球や社会、人間のウェルビーイングを同時に実現し、多元的な価値を創出する新たな都市の在り方を構築する構想のことであり、弊社は国際都市の新たなロールモデルとして、2027年末までにYNKエリアを中心に10以上の共創イノベーション創出を図ることをKPIに据えました。

これまで以上にSYNKを拡大していこう!という流れにも合致する部分かと思います。

「Regenerative City Tokyo」実現のためには、多面的な視点から社会課題解決に取り組まないといけません。

Regenerationの概念を核としたイノベーションの実現に向け、東京建物では【1】教育、【2】共創・オープンイノベーション、【3】社会実装、【4】情報発信、【5】物理的な場づくり、の5つの領域での具体的アクションを実施しています。

先ほどお話ししたGIC Tokyoや8go cafeは、【3】社会実装、【5】物理的な場づくりの一環です。

SYNKプロジェクトが終わっても「Regenerative City Tokyo」を実現するためのパートナーを探しています。

事業者の皆さんはイノベーションの最前線にいる方々なので、ぜひこれからもよろしくお願いします。

司会:つづいて、実際にスタートアップを支援した事業者からの成果報告をお聞かせください。

新たな食の価値を創出/一般社団法人TOKYO FOOD INSTITUTE &株式会社OICグループ

吉田(TOKYO FOOD INSTITUTE):TOKYO FOOD INSTITUTEは、SYNKの中でフード及びグローバルな分野でのKPIを担当しています。

具体的な項目1つ目は、①海外向けのピッチイベントに関する賞を新設すること、それらのピッチイベントを通じて登壇者数を増やすことです。

2つ目は、②グローバル展示会にスタートアップを派遣し、展示会の出展を増やすこと。

いずれの項目も100%以上の達成、もしくは3月までに達成できる見通しです。

①に関しては、食の大学「 Basque Culinary Center(BCC)」(スペインのバスク・カリナリー・センター)が世界五大陸で開催するCurinary Action!というピッチイベントがあるのですが、我々はアジア開催のパートナーを務めており、その2023年大会にて(2023年の10月)我々の賞を新設しました。

また、リジェネラティブをテーマにした国際カンファレンスRegenerAction Japan 2023でも、ピッチイベント主宰と賞の新設を同時に行いました。

イベントに参加したのはサスティナビリティや新しい食への関心が深く、「平等な食の機会を提供していく」という考えのスタートアップです。

副賞として、それぞれ各社のニーズやスケジュールを踏まえながら、スペインで開催される展示会やワークショップへの参加・地域のエコシステム視察などの支援をしました。

たとえば、日本の食関連のスタートアップや大企業の人たちが、スペインのBCCまで直接行き、現地で4分間のプレゼンテーションを実施、そのまま対面のフィードバックの機会をつくりました。事前の英語プレゼン道場も実施し準備していきました。

BCCからは、大学の方だけでなく、日本側の企業の属性に合わせた専門家も参加して、より詳細な共創の場を提供した取り組みです。

プレゼンテーション後には交流イベントで個別に会話を深める機会をつくり、個別面談を繰り返すなどグローバルな海外進出支援を手厚く行いました。

単に視察して名刺交換をするという従来の方法にとどまらない支援を行ったのが、他とは違うユニークなポイントです。

そして協定金として、渡航費用の補助もしています。

②に関しては、スペインのビルバオビジネスセンターで行われた「FOOD 4 FUTURE」という食の展示会でジャパンパビリオンができたので、そこにスタートアップの皆様を招待しました。

もうひとつが、2024年のGW明けに日本で開催された「SusHi Tech Tokyo」です。

こちらもグローバルカンファレンスですが、東京建物が設けたブースの中で食のスタートアップの出店をしたり、海外向けのピッチを主催しました。

本日は我々が開催したワークショップに参加して、BCCからの賞も受賞したOISSY株式会社の鈴木さんからもお話してもらいます。

鈴木(OISSY):私がBCCに行って感銘を受けたのは、シェフたちがイノベーションの中核にいることや、シェフからビジネスサイドにチェンジする人を奨励していること。

私のワークショップのファシリテーターも、10年ぐらい二ツ星・三ツ星ホテルでシェフを経験した後にビジネスの世界にきた人でした。

日本では、そういった料理とビジネスの架け橋になる人が少ないですよね。

BCCでは料理だけでなく、リーダーシップ、マネージメントなどのビジネスの仕方を学べます。

日本はシェフの世界とビジネスサイドが完全に分離しているので、そこをつなげないといけません。

料理とビジネスに精通している人材が足りていないから、日本はイノベーションが起きにくいのです。

たとえば、日本の食品メーカーの開発者は、ミシュランに掲載されている飲食店を利用する人が多くはないのではないでしょうか。

そうなると、ミシュランのシェフの知恵をメニュー開発に使えず、商品開発でイノベーションを起こすことが難しくなっていると思います。

こういった課題を解決するために、日本企業、アカデミア、生産者、ミシュランシェフ等に協力してもらいながら、シェフとビジネスの両方に精通した人材育成を実施していきます。

YNKエリアの強みを生かしたマッチングイベント/東京建物株式会社

小島:東京建物では「大企業×スタートアップのマッチング」を行っていますが、これは弊社がすごくやりたかったことです。

なぜなら、弊社から歩いて5分の距離感のところに大企業もスタートアップの施設もあり、いろいろな方々が集まれる立地だからです。

今回、東京都の支援を受けることができて、やっと実現しました。

我々はいくつか仮説を立ててイベントの企画をしています。

1回目は「様々な企業が抱えている共通のテーマがあるのではないか」という仮説のもと、サスティナブルをテーマにしたイベントを企画しました。

参加したスタートアップは、SDGs時代をリードするベンチャーコミュニティ「シティラボベンチャーズ」の各企業。

大企業は、サスティナブルに意識が高いLINEヤフー株式会社とキリンホールディングス株式会社が参加したイベントです。

2回目は小売業界のCX(顧客体験)をテーマにして、大企業では株式会社丸井グループと京王電鉄株式会社が参加しました。

スタートアップからの参加者は、「xBridge-Global(クロスブリッジグローバル)」の入居者です。

3回目は2025年3月に実施予定で、YNKエリアにある味の素株式会社と株式会社ブリヂストンに参加してもらいます。

スタートアップからの参加者はXTech Venutres株式会社と連携して、これまで以上に幅広くお声がけする予定です。

マッチングは目標の3件を達成でき、それ以外にも多数の面談をご案内しました。

このエリアでの価値提供にニーズがあることを把握できたので、今後もいろいろなところと連携しながら、こういった場をつくっていきます。

自分たちだからこそ描ける未来を実現する独立系ベンチャーキャピタル/XTech Ventures株式会社

鈴木(XTech Ventures):XTech Venturesでは、3回の支援先募集を開催し、採択した会社は累計で10社、その中で期間中の新規創業数が4社です。

主に、若手や女性など多様性を持った方を優先して採択しています。

我々のポリシーは、無理に創業させないこと。

スタートアップとして起業すること(外部資本を入れる)はどういうことなのかをしっかりお伝えした上で、それでも覚悟を持ってやっていきたい人だけに創業支援をしています。

新規創業者4社は、我々が出資したチームもあれば、他のベンチャーキャピタルやエンジェル投資家から調達したチームまで様々です。

初期に採択した2社は、すでに事業がうまく進んでいて、現在は数億円の資金調達にトライしています。

今回のプロジェクトで印象に残っているのは、事業案が固まっていない応募者が多かったこと。

「自分が困っていたから」「これならできると思ったから」「流行っている分野だから」という感じで、”とりあえず起業したい方”ですね。

そういった方には一旦白紙に戻してもらい、一緒に事業案を考えるところから我々がサポートします。

インプット不足で事業案を決めてしまうことほどもったいないことはないので、たとえば「その領域で学生企業してIPOしたケースを詳しく調べる宿題」をだしたりしました。

徹底的に情報を集める体験を一度しておけば、今回の起業はもちろん、その後も完成度の高い事業案を考えるために役立ちます。

また、事業案を決める時にネット上にはない「一般には公表できないオフラインの情報(ココだけの話)」を我々が伝えられたのも成果の1つです。

持続可能なまちづくりのためのビジネス創出に向けた参加型プラットフォーム/一般社団法人アーバニスト&一般社団法人GBP ラボラトリーズ

平井(一般社団法人アーバニスト):我々のアウトプットKPIは、環境等への分野に特化した創業前の学生・若者向けのプログラムを新設すること。

アウトカムKPIは、起業に向けた行動1件です。

シティラボ東京は街づくりやサスティナビリティを前提としているので、そういった分野での30歳以下の方が主な対象です。

講義だけでなく、地域で活動している方との対話やフィールドワークを行い、情報発信のためのイベントも7回実施して、いろいろな方に参加してもらいました。

25名の応募者のうち15名がプロジェクトに参加、スタートアップウィークエンド(起業に向けた行動)に1名参加ということで、KPIを達成できました。

参加者の声では「フィールドワークが一番印象に残った」が多く、街づくりを行っている我々ならではの活動ができたと思います。

「仲間になれた」「現地を肌で感じられた」「社会的活動として○○がしたい」「いつか起業したい」といった感想もありました。

それでは、受講者に「参加した理由」「これからの展望」などについて、お話していただきます。

受講者①:私はちょうど独立したタイミングだったので、起業するために参加しました。

印象に残っているのは、地方創生をテーマとしたプログラムです。

「ローカルな課題をどう解決していくのか?」という視点が学びになりました。

受講した頃は、ご当地ラーメンのサブスク事業での起業を考えていましたが、輸出規制の関係でストップしていて、今は酒粕を使ったBtoC事業を進めています。

酒屋さんは酒粕が増えて困っていますが、酒粕は健康や美容などのメリットがあるので、そこをうまく収益化する予定です。

受講者②:私はとある企業で街づくりの仕事をしていますが、「企業が解決してあげますよ」という上から目線なところに違和感をもっていました。

「もっと個人で地域に関わって、それを生業としていけないか?」と思ったことが、参加したきっかけです。

一番印象に残ったのはフィールドワークで、同年代の人が街づくりをしていたり、事業を成功させて生計を立てていることを肌で感じて、刺激を受けました。

今後の展望は、去年移住した茨木県つくば市の過疎化している地域を盛り上げること。

つくば市は人口増加率日本一の場所ですが、人が集まっているのは中心だけで、周りは過疎化しているからです。

春から大学院生になるので、まずは地域でのサスティナブルな事業のやり方を学んできます。

大森(GBP ラボラトリーズ):同世代のいろいろなエリアの人たちとの偶発的な出会いから起こるイノベーションを期待して立ち上げた活動ですが、一方でKPIを達成するための戦略も立てていました。

難しかった部分は、独立している方、大手企業にいる方、大学生の方、起業にあまり興味がないけど何かしたい方、など多様なフェーズの方々がいたこと。

誰に対して何を提供していくかで非常に迷いましたが、受講生と講師が密に連携をとって、状況に合わせて変化しながらつくりあげました。

その結果、様々な立場という垣根を越えたプログラムになったと思います。

人が自然に集まり、共感を介してゆるやかにつながる場/ファイヤープレイス

石川(ファイヤープレイス):我々のアウトカムKPIは学生・若者のインターンへの参加及び内定、もしくは起業する学生を1件創出することです。

そのためのアウトプットKPIが、学生と社会人との交流会、マッチング、カフェ営業の15回実施で、無事に達成しました。

マッチングカフェ(THE FLYING PENGUINS)に来てくれた141名の学生さんは、「SYNKのイベントだから」という理由で来てくれた方が多かったようです。 

ファイヤープレイスのパートナーの1つ「cafe.millennium(カフェミレニアム)」さんから詳しく説明してもらいます。

堀口(millennium):cafe.millenniumは新型コロナウイルスで学校に行けなかった大学生が集まって始めた事業です。

個人事業として3年運営して、2024年に法人化しました。

活動内容は「学生や若者の意思を育てる」ために企業や団体などを通じて、学生たちが自分の将来や今の生き方と向き合う機会をつくることです。

東京の下北沢にあるカフェで、学生がポップアップストアを出展したり、ワークショップをしたりしています。

今回はTHE FLYING PENGUINSへの出張カフェという形で、「はじまり」という会社や学生団体、学生が立ち上げたポップアップストアのカフェとコラボしました。

キャリア相談するための場ではなく、あえてカフェという形をとり、学生さんが来やすい場所をつくり、そこに社会人の方も自由に来てもらう形式にしました。

キャリアアドバイザーをしている社会人の方がたまたま訪れてくれて、カフェで就活相談に乗り始め、相手の学生さんとの会話が盛り上がったようです。

その後も何回か一緒にお店に来て相談をしていて、ケーキを食べながら面接対策をしていたこともありました。

これはあえてカフェという形にして、カオスな場をつくったことによってできたことです。

別のケースでは、お茶の水女子大の学生さんから「自分で将来カフェをやりたくて、在学中に一度チャレンジしてみたいので教えてください」という問い合わせがありました。

その学生さんは今回挑戦したことがきっかけで、企業の中にあるカフェを使って、実際にお店を始めました。

彼女自身はこれから大手企業に就職するのですが、就職前に自分で身銭を稼ぐ体験ができたのは、大きな価値があると思います。

さらに、お茶大の中でこの事例が取り上げられて、彼女が大学で出張授業を行ったそうです。

その他には、インターン先とのマッチングも国内インターン採用1件と、海外(ベトナム)インターンの実施が1件実現しました。

普段は学生だけの集まりですが、一歩踏み出せた事例がたくさん生まれたのは、社会人の力を借りたからでしょう。

石川(ファイヤープレイス):アウトカムKPIとしては1件でしたが、いろいろな種まきができて挑戦的な若者を増やすことができたと思います。

SYNKプロジェクトでみえた未来への可能性とは

小田嶋(EDGEof INNOVATION):今の成果発表を聞いて思ったのは、とてもユニークなエコシステムになっていることです。

他の国では聞いたことないエコシステムをオープンイノベーションでつくっていくという新しい取り組みで、エリアやプレイヤー達がもつリソースを活用して面白い方向に進化しています。

プロジェクトを立ち上げた時はテーマに関しての柱がなかったのに、進めていくうちに「サスティナブル」方面に向かっていき、それこそが、この街がもつヴァイブスなのではないでしょうか。

ここから大きな成功事例が出ると、さらに面白くなるでしょう。

日本から外に出る「玄関口」へと進化して、よりインパクトが出てくることを期待しています。

沢田(東京建物):世代を超えて連携しているところがすごく良かったですね。

東京都の支援があるおかげで、普段ならマネタイズが難しいからトライしないケースでも挑戦しやすかったのでしょう。

そして「やってみたら、すごく可能性を感じた」という発見があったと思います。

こういった探検・探求がこのYNKエリア で今後も起こっていくことを願っていますので、どう実現するのかをお互いに話し合って発展させていきましょう。

司会:それではこれでSYNK発表会を終了いたします。

本日はお集まりいただきありがとうございました。(拍手)

宮林有紀

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