TOP > インタビュー一覧 > 約1万人が参加、日本最大級のスタートアップカンファレンス『IVS』|京都が世界のスターになる!「web3×伝統」に取り組む、株式会社細尾 細尾氏、株式会社UPBOND 水岡氏、Kyoto Shift Foundation 木村氏らが登壇
入山 章栄氏 × 細尾真生氏 × 水岡 駿氏 × 木村元紀氏
IVSは、2007年から開催されている日本最大級のスタートアップカンファレンスだ。
2023年は、「京都市勧業館 みやこめっせ」に1万人以上の参加者、200名以上のスピーカーやIT系企業の経営者などが集まり、様々なセッションやピッチコンテストが行われた。
今回は「招待制」を廃止して、スタートアップやweb3に関心がある人なら誰でも参加可能となったIVS。
その中で2023年6月29日に、入山 章栄氏(早稲田大学ビジネススクール教授/京都市都市経営戦略アドバイザー)がファシリテーターを務めるトークセッションが開催された。
京都の伝統とweb3を掛け合わせたビジネスの現場は、今どのようになっているのか?
入山氏と西陣織の老舗企業 細尾の細尾真生氏、web3の先にある世界を見越したサービスを提供しているUPBONDの水岡 駿氏、元 京都市都市ブランディングアドバイザーであり、web3や独自のメタバースの技術を保持するAnifie, Inc.のパートナーも務める Kyoto Shift Foudation 木村元紀氏の4名に語っていただいた。
IVS公式HP:IVS2023 KYOTO | Japan's largest startup conference
早稲田大学大学院経営管理研究科早稲田大学ビジネススクール(WBS)教授。慶應義塾大学院経済学研究科修士課程修了後、2008年に米ピッツバーグ大学経営大学院より博士号を取得し、同年より米ニューヨーク州立大学バッファロー校ビジネススクール助教授。WBS准教授を経て、2019年に現職へ。「世界標準の経営理論」(ダイヤモンド社)等の著書のほか、メディアでも活発な情報発信を行っている。
1978年生まれ。1688年から続く西陣織の老舗、細尾12代目。大学卒業後、音楽活動を経て、大手ジュエリーメーカーに入社。退社後フィレンッェに留学。2008年に細尾入社。西陣織の技術を活用した革新的なテキスタイルを海外に向けて展開。ディオール、シャネル、エルメス、カルティエの店舗やザ・リッツ・カールトンなどの5つ星ホテルに供給するなど、唯一無二のアートテキスタイルとして、世界のトップメゾンから高い支持を受けている。また、デヴィッド・リンチやテレジータ・フェルナンデスらアーティストとのコラボレーションも積極的に行う。
2012年より京都の伝統工芸を担う同世代の後継者によるプロジェクト「GO ON」を結成。国内外で伝統工芸を広める活動を行う。日経ビジネス「2014年日本の主役100人」、WWD「ネクストリーダー 2019」「2021 Forbes JAPAN 100」選出。
2021年初の著書「日本の美意識で世界初に挑む」を上梓。
参考:https://diamond.jp/ud/authors/613a376b7765615118000000
2011年、IT×Creativeをコンセプトにデジタルマーケティングエージェンシーを日本・中国にて創業。2017年カスタマイズ時計メーカー、UNDONE JAPANを共同創業。代表取締役社長に就任。複数の会社の技術顧問も務める。2019年11月、株式会社UPBONDを創業。代表取締役社長に就任。同社にて生活者が簡単に利用できるUI/UXを実現したweb3ウォレット「UPBOND Wallet」を提供。また、web3の社会実装に向けて、IP 業界、建設業界、小売業界等の先進的な取り組みを行う大手企業とweb3を本格的に活用した共創プロジェクトを推進中。
参考:https://jp.linkedin.com/in/gin-takashi-mizuoka-21498635/ja
参考:https://iolite.net/web3/interview-takashi-mizuoka
クリエイティブディレクターとして国内外の多数の統合キャンペーンを制作。主な仕事にCartier「カルティエ座」、Tiffany & Co.「Hand meets Hand」、明治神宮「表参道アカリウム」、Lipton「Fruits in Tea」等。 広告賞受賞多数。広告クリエイティブだけに限らず、新規事業開発、公共プロジェクトに従事。ガストロノミーとアートを貢献の領域と定めて活動している。
元 京都市都市ブランディングアドバイザー。2023年3月末にアドバイザー職を離任後、現在国内外のビジネスVIP層を中心に構成するKyoto Shift Foundationを創設。現在First Circleとなる理事陣を組閣中。Anifie, Inc.のパートナーも務める。
参考:https://newspicks.com/user/2951625/
参考:https://tokyofoodinstitute.jp/column/kimuragenki/
このページの目次
左から、入山氏、細尾氏、水岡氏、木村氏
入山:僕は2年前から京都市の都市経営戦略アドバイザーをしていて、スタートアップやクリエイターなど、イノベーションに関わる方にもっと京都に関わってもらうことをミッションとしています。
今回のセッションは『web3.0×伝統』というニッチな分野ですが、日本のこれからの可能性を考える上で非常に重要なキーワードです。
ベンチャーキャピタリストの伊藤穰一さんは「日本はweb3と相性が良い」と言っていました。
「アメリカでは手続き上の不備で失敗する例が結構ありますが、日本人はきっちり手続きを行った上でコンテンツを発表するので相性が良い」という理由です。
細尾さん、水岡さん、木村さんは、web3という無限の可能性があるテクノロジーと素晴らしいコンテンツを掛け合わせている日本の第一線の方々なので、いろいろなお話をうかがえたらと思います。
株式会社 細尾 代表取締役社長 細尾真孝氏
細尾:1688年(江戸時代)からある企業の12代目で、西陣織の技術をつかった織物をエルメスやレクサス、GUCCIなどに提供してます。
通常は32センチの幅で織られる西陣織ですが、2010年に幅150センチの西陣織を自社開発して着物以外の分野でも展開しました。
画像出展元:GUCCI公式HP
他には、2016年から、MITメディアラボのディレクターズフェローに入っていて先端的なテクノロジーと、西陣織を組み合わせたり、最新のAI技術を活用した生地の開発もしています。
web3と伝統文化はかなり遠いものだと感じるかもしれませんが、実は織物は縦糸と横糸でできているのでバイナリ形式と共通言語は同じです。
私はそこに着目していて、織物とデジタルの秘めた可能性もお話できればと思います。
株式会社 UPBOND 代表取締役社長 水岡 駿氏
水岡:web3で最も重要なポイントは、企業がすべて持っていたデータを個人が持てるようになり、CtoCでファンと一緒に盛り上がれるようになったことです。
UPBONDでは、その仕組みを社会に実装するために必要なコアテクノロジーとコンサルテーションを提供しています。
画像出展元:株式会社UPBOND公式HP
日本には潜在的に秘めている流動性のない資産がたくさんあって、伝統が代表的なものです。
日本の資産をweb3の世界に乗せて世界に広げる方法や、テクノロジーと組み合わせる方法を生み出していきたいです。
入山:水岡さんが細尾さんをサポートしているプロジェクトはどういったものですか?
水岡:西陣織の図案に対して現代アーティストが色を入れる、という既存の伝統に対して新しい色を入れてNFT化して配布する試みです。阪急百貨店でトライアルとして行いました。
細尾:伝統工芸の西陣織は20行程あって、一行程ずつそれぞれに専門の職人がいます。
図案の行程は一番最初の行程で、図案を書いて、そこから色を入れて、その次は織物のストラクチャーをデザインして 経糸と横糸を染めて・・・といったプロセスを経て完成しますが、みなさんが見るのは完成形だけです。
その途中過程であるプロセスを可視化できないか?という部分にフォーカスしました。
もう1つは、弊社だけでも2万点もある素描の図案に、現代の感覚で色を入れていく取り組みです。
画像出展元:『余白の図案』京都観光オフィシャルサイト「Navi」
西陣織では色を入れてできあがった図案を破棄するんですよ。
あえてアウトラインを残したまま、時代ごとに時代に合う色を入れていきます。
ある意味「余白」を残して、クリエイティブを伝播させていくのが西陣の仕組みです。
この「余白」と先ほど話した工芸の「余白」(プロセス)この2点に着目することで、新しい価値を生み出したり工芸に新しい価値づけができないかと考えました。
今回は展覧会ベースで行ったので、まだNFT化はしておらず、欠片1つ1つを無料で配布しました。
木村:非常にエキサイティングな取り組みですね。
本来「図案」というのは織物屋さんの貴重なアセットのはずですが、それを黎明期のNFTプロジェクトで無料配布してしまうというのは、なんだか太っ腹ですよね。
伝統工芸と最新のテクノロジーが掛け合わされる取り組みが京都から始まるのは、web3界隈の投資を呼び込むことにも追い風要素として機能すると思います。
Kyoto Shift Foundation 木村 元紀氏
木村: Anifie, Inc.のCEO 岩崎洋平は、東京大学出身。元々は知財やその証券化が専門の弁護士で、北米でのExit経験も複数回あるシリアルアントレプレナーです。Anifie, Inc.はweb3やメタバースの独自技術を保持しており、北米のセレブリティとも強固なつながりがあります。
私木村は京都市の都市ブランディングアドバイザーを2023年3月まで務めていました。離任後、今年度からはKyoto Shift Foundationの創設に関わっています。現在は、このKyoto Shift FoundationとAnifie, Inc.、そして国内のある大手通信会社とあるプロジェクトを進める予定でいます。
内容としては、元々アドバイザー業務で仕掛けていた経営者層を京都に惹きつける活動を発展的に継承したものです。これからのフェーズで狙うのは主に海外のビジネスVIP層です。これまで彼らは京都に来ても数日の宿泊と有名店での外食。伝手があれば寺社仏閣の特別拝観や座禅体験など経て、数日で京都市外へ出ていきます。どんなにラグジュアリーな宿泊や飲食体験でも、せいぜい限界のある額での単発消費に終わります。理由は縁が繋がっていないからです。ご縁のない外からのお客様に対しては、お見せするものも、提供できる体験もどうしても表層的になります。これは京都では特に顕著です。そのギャップを埋めるために、Invitation OnlyのNFT所有者で構成されるOnline Gated Communityを築き、間を取り持つという計画をしています。
入山:国内外のビジネスVIP層が京都に長く滞在するためには満足度を上げる必要があって、それをNFTを用いて行うんですね。
木村:現実、受け入れ側として十分な接遇レベルを持つランドオペレーターがいないという問題はあります。その点もカバーしていく計画です。例えば、Jeff BezosやReid Hoffmanが成田や関空に着いて、京都駅まで鉄道で移動して、駅にUberでタクシーを呼ぶわけないですよね。こうした陸路での市内周辺の移動に関しても、車両の格、言語、ハイエンドのホスピタリティレベルを発揮できるか。アップデートの余地がかなりあります。国際空港からの空路の開発も急務です。
しかし、滞在の長さは重要ではないですね。みんな忙しいので。海外富裕層はさらにです。世界中で魅力的なデスティネーションは京都だけではないし、本国にも帰りたいだろうし。滞在日数を増やすとかその単価を上げるということには低い天井が存在しています。市長も言っている通り、京都は「観光のための都市」ではないですし。
重要なのは投資です。単発の観光消費から、中長期的な投資へ。そのために、いかに限られた時間の中で濃厚体験を提供し、深く京都に惚れ込んでもらえるか。ここが勝負です。きちんとLocalの京都経済に噛み合う意味のある投資をしてもらう。これが真の目的です。例えば、別荘ではなく開発拠点を京都に開設してもらったり。京都のGDP自体を上げる施策ですね。
そして、忙しいビジネスVIP層が本国に帰っても、惚れた京都に思いを馳せ、常時接続してもたうためのリテンション施策が重要です。 そのためにメタバースのプラットフォームがKeyとなってきます。
入山:NFTを使って具体的にはどのようなことを?
木村:Utilityの設計ですね。このNFT保持者には京都での活動に様々なベネフィットを提供します。フィジカルに京都に来てくれた時の"移食宿"のサポートはもちろんですが、肝心なのは京都でビジネスを展開する際のベネフィットです。拠点開設のために不動産情報の提供や、必要があれば遠隔でも日本法人登記のサポート、金融機関の斡旋もカバーしていきます。そして現在京都市さんにご協力をお願いしているのは、市有地の活用や、市の外郭団体が管理する京町家の情報を優先的に紹介していただく人的な支援ですね。将来的にはe-Residencyのスキームを構築することも目指しています。このNFTはマーケットプレイスに上市するのではなく、当面は招待制でMintしていきます。
入山:VIP専門の秘密結社的なNFTをつくるんですね。
水岡:京都にたくさんの観光客が来ると市民の生活を脅かしてしまうので、きちんと京都にお金を落とせる方、持続的に京都に貢献してくれる人と繋がりたいですよね。
web3はカンタンに語られがちですが、なにを流通させるか、そこにどう期待値をつくるのかが大事です。
なんでもかんでもNFTにしても価値がないので、期待値を調整している点が素晴らしいと思いました。
そして、京都で体験するエクスクルーシブな体験と、そこで出たお土産のようなアセットのようなものを他のところで展開することもできます。
たとえば、バーチャル上の秘密結社で買った着物を、サンドボックスで見せびらかすことができる。
セカンドライフはモノとお金の流通性が非常に良いからできることです。
画像出展元:株式会社細尾公式HP
入山:伝統とweb3の掛け合わせで実際に行っているアクションや未来感を、細尾さんからお願いします。
細尾:335年の歴史の中で初めての挑戦である「デジタル織物」を企画しています。
デジタル織物は、フィジカルとデジタルを融合させた取り組みです
ブロックチェーンの技術で、いつ誰とどんな体験をしたかが、なにがあったのか、所有者の情報を残すのがデジタル織物です。
織物の情報も入っているので、うちの工房に持ってきてもらえばフィジカルな織物としても作成できます。
しかも、デジタル情報は変化し続けるため、いつフィジカルに変換するかを選べる、一期一会のタイミングを決める楽しさも味わえます。
デジタルとフィジカルを行ったり来たりする新しいゲームですね。
入山:デジタル織物そのものをNFT化して、価値の歴史を刻むことができ、フィジカルな織物にしたかったら情報があるから織れるということですね。
細尾:NFTはターゲット選定が重要で、僕はフィジカルが大事だと思っています。
なぜなら、いま廃れつつある工芸の世界を救い、海外とつなぐことで、文化をサポートする仕組みになるからです。
こういった目的を持ったうえでプロジェクトを始めました。
水岡:web3は手段に過ぎないので、どんな社会課題なのか、どんな行政の課題なのか、文化の課題なのか、担い手の課題なのか、という点に向き合うことが大切です。
適切な無形資産に価値づけをして、最終的には担い手の仕事にしないといけません。
木村:実は元々京都って、恐るべき分散台帳的な街ですよね。どなたのご紹介で、これまで何度お店に来てくれたか。何が好みで何が苦手か。その度にいくら使って、どんな振る舞いだったか。そのすべてのトランザクションがハッシュとしてブロックチェーン上に残っている。何かエラーを起こすと「あの人かなんわぁ」というレピュテーションが瞬時に共有される社会です(笑)
秘匿されてきたこうした台帳をDXしていくことには賛否もあるかもしれませんが、元々需要もあるし、性にも合うのではと思います。飲食店も花街も寺社仏閣も、代替わりを迎えて革新的な経営者も多くいらっしゃいますので、試してみようよという気概や気運も感じています。ただただ民主的に開いていく方向の施策ではなく、客側にも一定の責任と礼節を求めることになるので、ある種フェアなやり方ですよね。繋がるべき方と奥座敷がつながっていく。このファーストサークルに入っていただく仲間を募っているところです。
もう一点、京都におけるメタバースの価値です。実在の街をモデルにしてメタバース化する試みは世界中で行われていますが、実は京都こそ蓋然性の高い街であるといえます。ご存知の通り京都は面積が小さいコンパクトシティと言われています。北と東西を山に囲まれていて、街として水平に拡張するにも限界がある。垂直方向でも景観条例があり、建物の高さに制限があるため、政令指定都市であるにもかかわらず、商業に使われる床面積も相当限られています。
しかしながら、世界における京都のブランド価値は計り知れないものがあります。仮にこの二点を掛け合わせたクロス集計を行うと、世界でここまでブランド価値が高くて、土地が限られているという特異点は「バチカン市国」と「京都市」くらいなのではないかと思うんですよね(笑)
ここでメタバースの出番です。私はメタバースの本質は、時間と空間の拡張だと思っています。物理空間の制約を超えて、世界中のユーザーがLifetimeを注ぎこむことが可能になります。メタバースは現在ある種の幻滅期を迎えていると思っていますが、今が仕込み時期。どんな体験、サービス、ベネフィットを設計できるかが勝負ですね。こここそが Kyoto Shift FoundationとAnifie, Inc.、そして大手通信会社と掘り進めているポイントです。
水岡:1つ忘れてはならないのは、お寺のリアル空間での瞑想とメタバースの中の瞑想は明らかに違うことです。
だから、なんでもかんでもメタバースにせず、メタバースで提供する価値とは?リアルでしか感じられない価値とは?としっかり向き合って設計するべきです。
たとえば、デジタルで提供できるのは利便性なので、リアルで体験できないことでも、すぐに、ゆっくり体験できることはメタバースに向いています。
他には、メタバース上でヨガのレッスンをして、体の動きをデータとして蓄積・共有して教育してもらう、などデジタルでしかできない価値体験もあります。
細尾:織物はリアルがベースになりますが、30年かかる職人の教育がデジタルを使えば短縮できます。
そういったテクノロジーの活用もしたいですね。
画像出展元:京ワーキング公式HP
入山:次は京都市の取り組みについて、企業誘致推進室の藤岡さんからご説明お願いします。
藤岡:京都で暮らし、京都で働く『Kyo-working|京ワーキング』として、以下に取り組んでいます。
https://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000296639.html
https://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000296640.html
Kyo-working|京ワーキング公式HP:Kyo-working
京都スタートアップエコシステム公式HP:京都スタートアップエコシステム
コンテンツクリエイション京都エコシステム公式HP:KYO-CCE Lab
参加者:京都市の財政難について、たとえば海外でNFTが発行されても京都には税金が落ちないのでは?
木村:元々アドバイザー時代から強く主張して実装もしていることですが、地元京都にきちんと資金が回ることが重要だと思っています。従って、本プロジェクトでも日本法人をプライムとして立てるということを条件で進めています。単純にNFTが海外で発行されて、京都には資金が落ちずに進んでいくということはあり得ないですね。必ず京都の地場の方々の商売と噛み合わせること、という2つの方針で取り組んでいます。
参加者:細尾で2万点の図案を出す際に、先代や先々代との関わりなど、しがらみを乗り越えた方法は?伝統を守りつつ、先代をどう説得した?
細尾:実は、伝統は挑戦の繰り返しです。
50年単位の短いスパンだと新しいことに見えても、長いスパンでみたら変わるのは当たり前のことで『伝統を信じるからこそ壊す』それが飲み込まれて変化していくものだと思っています。
入山:それでは時間になりましたので、これで終わりにいたします。
本日はどうもありがとうございました。
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KYOTO Innovation StudioではSessionにて生まれたアイディアをプロジェクトとして実装していく取り組みを行なっています。さらに、京都市内外での繋がりを広げていくために交流会やコミュニケーションプラットフォームを運営しております。
本記事に関連して、本プロジェクトへのご質問がある方はHPお問い合わせ先までご連絡いただけますと幸いです。
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