【全98社】3月資金調達総まとめ | デジタル通貨プラットフォームの実用化を目指す日本企業DeCurretが67億円調達

【全98社】3月資金調達総まとめ | デジタル通貨プラットフォームの実用化を目指す日本企業DeCurretが67億円調達

記事更新日: 2021/04/02

執筆: 池田大輝

3月中に資金調達の実施が報告された企業をまとめました。

この記事は、資金調達額をランキング形式で国内企業と海外企業に分けて情報を紹介しています。

1位から5位は、調達先と事業紹介をしています。

ランクインしなかった企業も資金調達額を記載してまとめてあるので、そちらも合わせてご覧ください。

国内資金調達額ランキング

国内資金調達1位ディーカレット 67億円


画像出典元:ディーカレット公式HP

調達先

インターネットイニシアティブ、KDDI、NTT、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行、ALSOK、三菱商事、SBIホールディングス、セコム

事業内容

スマホで簡単に、デジタル通貨の「保管」「交換」「送受」が行えるデジタル通貨のバンキングサービスです。デジタル通貨の取引に加え、電子マネーチャージ、マイニングが行えます。ビットコイン、イーサリアムなどの人気の暗号通貨を5種、9名柄取り扱っています。

備考

55社の参加企業を抱える「デジタル通貨フォーラム」の事務局長を努めるディーカレットはデジタル通貨プラットフォーム開発や企業とのパートナーシップの強化・拡大を目的に今回の資金調達を行ったと表明しています。具体的には、「民間発行デジタル通貨の実現と企業独自のスマートコントラクトの実装を可能にする二層構造デジタル通貨プラットフォーム」「ブロックチェーンを利用したあらゆるデジ タル価値の交換プラットフォームの開発体制」の開発に励むそうです。

国内資金調達2位CureApp 64億円


画像出典元:CureApp公式HP

調達先

ジャパン・コインベスト3号投資事業有限責任組合、日本インパクト投資2号投資事業有限責任組合、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、豊島株式会社が運営するCVCファンド、ヘルスケア・イノベーション投資事業有限責任組合、Saisei Ventures LLC、第一生命保険株式会社、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社、株式会社コシダカホールディングス、株式会社商工組合中央金庫

事業内容

CureAppは最新のテクノロジーを駆使し、医療と関わりのある社会課題の解決を目指しています。治療アプリを開発することにより、新たな治療法の確立、高騰する医療費や医療格差の解決が期待されています。

備考

調達した資金を元に、ニコチン依存症治療アプリの使用拡大、検証中の高血圧治療アプリに加えNASH治療アプリ、アルコール依存症治療アプリ、がん患者支援治療アプリの研究開発をし、既存の民間向けヘルスケア事業の拡大を引き続き行うそうです。

国内資金調達3位じぶんde 40億円

画像出典元:じぶんde公式HP

調達先

サファイア・キャピタル株式会社

事業内容

株式会社じぶんdeは「じぶんdeエステ」「自宅deエステ」を運営。「じぶんdeエステ」はサブスクリプションサービスモデルを採用した、セルフサービスのエステサロンです。店舗にはエステサロンが業務で使用する本格的な機器が設備されています。「自宅deエステ」は定額で、エステサロンが業務で使用する機器をレンタルし、自宅で使用できるサービスです。

備考

出資企業である、株式会社サファイアキャピタルは株式会社じぶんdeの事業創造力と事業成長性に潜在価値を見出し、出資に至ったそうです。資金の投資先は、事業拡大のためのマーケティングや、出店の加速に使用するとされています。

国内資金調達4位Komainu 27億円

画像出典元:Komainu公式HP

調達先

Alan Howard、Galaxy Digital、野村総合研究所

事業内容

Komainuは機関投資家向けにデジタルアセット(仮想通貨など)の管理を代わりに行うカストディアンサービスを提供しています。Komainuは2018年に合弁会社として野村ホールディングス、Coinshares、Ledgerの三社が設立したベンチャーです。

備考

今回調達した資金を使い、Komainuは扱う資産の追加、機能の追加、提供エリア拡大、プライムブローカレッジの補完的サービス開発を行うそうです。

国内資金調達5位クオリプス 16億円

画像出典元:クオリプス公式HP

調達先

JICベンチャー・グロース・インベストメンツ、ジャフコグループ、 日本ベンチャーキャピタル、富士フイルム、 セルソース

事業内容

クオリプスは同種由来IPS細胞由来心筋細胞シートの開発、事業化を行う大阪大学発のスタートアップベンチャーです。同種由来IPS細胞由来心筋細胞シートは、今まで治療法のなかった、重症心不全の治療法としての確立が期待されています。

備考

クオリプスは今後3年の製品販売に向けて、商業用細胞製造施設の運営、事業体制の確立、海外展開を視野に入れて増資を行いました。調達した資金を使い、クオリプスは同種由来IPS細胞由来心筋細胞シートの実用化に向けた開発に力をいれることを宣言しています。

その他の国内資金調達企業

カミナシ 11億円

EDGEMATRIX 10億円

ストックマーク 10億円

Allganize Japan 10億円

ハッチ・ワーク 10億円

Okage 5億5000万円

hacomono 5億円

Nota  5億円

アークエッジ 4億円

C2C PTE. LTD. 3億8000万円

アグリメディア 3億5000万円

アグリメディア 3億5000万円

MiL 3億4000万円

3Sunny 3億2000万円

ワンダーラボ 3億1000万円

ナンバーナイン 3億円

Revorf 3億円

TERASS 2億2000万円

obniz 2億1000万円

ファーメンステーション 2億円

ボールウェーブ 1億8144万円

ロボットスタート 1億6000万円

CROSS SYNC 1億5000万円

AUTHENTIC JAPAN 1億5000万円

カルディオインテリジェンス 1億4千万円

Mobile Order Lab 1億2000万円

Frich 1億2000万円

Blue Industries 1億2000万円

ピリカ 1億円

イニシャルポイント 1億円

メタジェンセラピューティクス 9000万円

テラスマイル 7850万円

ARAV 6300万円

ascend 5500万円

REMODELA 5100万円

フラジェリン 5000万円

miive 5,000万円

Zene 5000万円

HIX 4,000万円

ハイヤールー 3,600万円

ビヘイビア 3500万円

住んで埼玉 3310万円

ブルーブレイズ 3000万円

ブルーブレイズ 3000万円

Zip Infrastructure 3300万

ココホレジャパン 非公開

Fulldepth 非公開

Abentry 非公開

琉球アスティーダスポーツクラブ 非公開

ハグカム 非公開

sketchbook 非公開

メンヘラテクノロジー 非公開

LexxPluss 非公開

AGRIST 非公開

クロスログ 非公開

海外資金調達額ランキング

海外資金調達額1位Dutchie 218億円


画像出典元:Dutchie公式HP

事業内容

Dutchieは大麻のマーケットプレイスを提供しています。最新のテクノロジーを駆使し、医療用大麻のアクセスのしやすさの向上を目的に、利用者が好みの薬局からピックアップまたはデリバリーが可能なECサイトを運営しています。

調達先

Tiger Global Management、Dragoneer、DFJ Growth、 Casa Verde Capital、Thrive Capital, Gron Ventures、Howard Schultz

備考

医療用大麻は、2020年の11月に新しくアメリカの6つの州で合法化されました。アメリカでは、大麻の利用において、身体的・精神的健康に関する社会的な便益に対する期待が高まっています。医療用大麻の合法化と並行し、Dutchieのサービスの期待も高まっています。Dutchieは調達した資金を使用し、新製品の開発や海外展開を考えているそうです。

海外資金調達額2位Rec Room 110億円


画像出典元:RecRoom公式HP

調達先

Sequoia、Index

事業内容

VR世界のプラットフォームを提供するRec Room。昨年からプレイヤー数を3倍に増やし、収益は約6倍に増えています。Rec Roomは現在盛り上がりを見せているゲーム内ユーザージェネレーテッドコンテンツが評価されています。

備考

今回調達した資金を使い、Rec Roomはユーザーがゲーム内コンテンツを作成が行いやすくなるツール開発や、コンテンツクリエイターのプラットフォームを作る予定です。

海外資金調達額3位Papaya Global 108億5000万円

画像出典元:Papaya Global公式HP

調達先

Greenoaks Capital Partners、IVPとAlkeon Capital、Insight Venture Partners、Scale Venture Partners、Bessemer Venture Partners、Dynamic Loop、New Era and Workday Ventures、Access Ventures、Group 11

事業内容

今後リモートワークが当たり前になり国を超えて人材を雇用、管理する未来に向けてPapaya Globalは、140ヵ国で利用できる給与計算、従業員雇用、契約者管理のクラウドサービスを提供しています。

備考

Papaya Globalはコロナ禍によるリモート業務の需要の高まりをきっかけに資金調達を行った。同じ市場を狙う企業に勝つため、サービス開発と提供エリア拡大への投資が行われると考えられます。

海外資金調達額4位Fluid Truck 67億円

画像出典元:Fluid Truck公式HP

調達先

Bison Capital、Ingka Investments、Sumitomo Corporation of Americas and Fluid Vehicle Owners

事業内容

Fluid Truckは商用車の所有・貸し出しのリスクとコストをなくすことを目的にした、商用車レンタルプラットフォームを提供している。携帯アプリの登録だけで24時間いつでもバン、ピックアップトラック、大型ボックストラック、SUV、トレーラーなど用途に合わせてレンタルができます。

備考

アプリ管理の商用車シェアリングサービスはPenske、Ryder、U-Haulなどによって市場が独占されていますが、Fluid Truckはトラック分野で市場の参入を企んでおり、その資金として今回資金調達に至ったそうです。資金の具体的な投資先としては、アメリカ国内、ヨーロッパ、カナダへの事業拡大の準備を行うと表明しています。

海外資金調達額5位Vendr 65億4600万円

画像出典元:Vendr公式HP

調達先

Tiger Global、Y Combinator、Sound Ventures、Craft Ventures、F-Prime Capital、Garage Capital

事業内容

Venderは社内で使用するSaaSの最適化をサポートするサービスです。今まで利用していたSaaSをよりフェアな価格を提示し、利用価格の節約を行ってくれます。また、新たにSaaSの導入を検討をしている企業に対して、相場の価格を提示し、よりスムーズな契約をサポートします。

備考

Venderは調達した資金を元に、提供商品の種類を増やし、サービスの提供エリアを海外に拡大することを計画しています。

その他の海外資金調達企業

Oishii Farm 55億円

Safegraph 49億円

Cubyn 45億円

Tetrate 43億4000万円

PicoPico 40億円

Alt 33億円

Maisonette 32億円

OctoML 30億円

accessiBe 29億6000万円

Cosi 26億円

OpenSea 25億円

DeepSee.ai 24億円

Planted 19億8000万円

Demostack 18億8000万円

Noogata 13億円

Whereby 13億円

Bedrock 11億9000万円

ForSight 11億円

Capdesk 7億6000万円

Airbyte 5億6000万円

Populus 5億4500万円

Refraction AI 4億6000万円

Slapdash 4億円

Cohere 3億4000万円

Manabie 3億3000万円

Plan A 3億2600万円

y42 3億2000万円

Trufan 2億5000万円

Influenxio 2億2000万円

Surreal 2億1000万〜3億2000万円

HoloAsh,inc 7300万円

Segari 非公開

Vietcetera 非公開

画像出典元:Unsplash

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