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バーチャルオフィスツールとは、オンラインの仮想空間にオフィス環境を作り、テレワークなどの多様な働き方でも出社している時と同様のコミュニケーションが取れる便利なツールです。
この記事では、おすすめのバーチャルオフィスツール18選を、実際のバーチャルオフィスの画面と共に徹底比較してきます。
バーチャルオフィスツールの選定ポイント、導入するメリット・デメリットも詳しく解説していきますので、ぜひ選ぶ際の参考にして頂ければと思います!
早稲田大学商学部卒。三菱UFJ国際投信に入社しトレーダー・ファンドマネジャーを経験。
オープンクリエーターハウスHackathon Houseの共同創業者として、オンラインプログラミング教育「Progate」や創作活動の幅が世界へ広がるスマートフォン小説コミュニティ「Taskey」等のスタートアップ企業を輩出。
アジア・ヨーロッパにおいて教育領域特化型のシード投資を行う株式会社VilingベンチャーパートーナーズCEOを経て、プロトスター株式会社を設立。
HardTech領域の起業家コミュニティ「StarBurst」を創設し、日本最大のスタートアップコミュニティにまで育成。さらに、起業家・投資家の情報検索サービスStartupListを立ち上げた。
厳選スタートアップへの転職サービス「Venture Career」を立ち上げ、日本橋を世界に誇る起業家の街にするためE.A.S.T.構想の旗振りも行っている。
「デジタル担当藤井内閣府副大臣がプロトスター栗島祐介氏と対談 デジタル庁の創設に向けて目標とする「人に優しいデジタル化」を語る」(21年1月、テレ東プラス)
インタビュー前編「時価総額1兆円超え”ムーンショット企業”創出のため、挑戦者支援インフラを創る」(17年9月、astavision)
インタビュー後編「時価総額1兆円超え”ムーンショット企業”創出のため、挑戦者支援インフラを創る」(17年9月、astavision)
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このページの目次
画像出典元:「Sococo」公式HP
バーチャルオフィスツールとは、インターネット上に仮想のオフィス環境を作り、アバターやアイコンを利用して、社内のメンバーと出社している時と同様のコミュニケーションが取れるツールです。
特にテレワークの浸透や働き方の多様化に伴って、従来の出社時のような気軽で偶発的なコミュニケーションが取りづらくなっている問題を解決するのに役立つツールとして、導入する企業が増えています。
バーチャルオフィスツールは、オフィス利用に限らず、参加者同士で気軽にコミュニケーションを取りたいイベント、オープンキャンパス、国際カンファレンスなど様々な分野で活用されています。
テレワークで圧倒的に課題となるのが、社員同士のコミュニケーションの減少です。
特に、わざわざミーティングをするほどでもない簡単な質問、相談、ちょっとした息抜きになるような雑談など、これまでであれば隣に顔を向ければできたようなコミュニケーションがしにくいのが難点です。
バーチャルオフィスツールを導入すれば、仮想のオフィス空間内ではあるものの、社員が同じオフィス内で気軽に声かけができ、一体感を持って業務に取り組むことが可能になります。
バーチャルオフィスツールには、在席確認機能がついているものが多いため、テレワーク中でも、社員の勤務状況を把握することが可能です。
社員の勤務状況をステータスとして表示し、離席中、会議中、休憩中などを確認できたり、使用しているツールなどがわかるものもあります。
また、入室や退室のログを残せる機能を有するものもあり、社員の勤怠管理システムとして活用できるものもあります。
テレワークは非常に便利ですが、コミュニケーションが減り、孤独感やストレスを抱える社員も多くなりがちです。
特に、新入社員や転職して業務に慣れていない社員など、分担される業務が少なく勤務中に手持ち無沙汰になってしまうこともあります。
そんな時に、バーチャルオフィスツールを利用して、同じ部署のメンバーに質問したり、気軽に相談ができると、ストレスを軽減させモチベーションの向上に役立てることができるでしょう。
バーチャルオフィスツールには、各社様々な特徴がありますが、基本の機能は以下です。
機能 | 説明 |
座席・ルーム設定 | 座席・ルームを設定し勤務状況を確認できる。 |
コミュニケーション機能 | チャット・音声通話・ビデオ通話ができる。 |
Web会議機能 | 複数のメンバーで会議ができる。 |
画面共有機能 | 画面や資料を共有しながら相談ができる。 |
専用バーチャル空間設定 | 用途に応じたデザインのバーチャル空間を簡単に作れる。 |
詳細はお問合せする必要があるものが多いですが、月額料金が無料から利用できるものや、大人数の利用に適しているものなど、用途や希望に応じて様々なツールがあります。
次の章から詳しい情報を確認していきましょう。
画像出典元:「Oasis」公式HP
Oasisは、新入社員や中途社員などテレワークでストレスを抱えやすいメンバーでも「会話したいときに会話できる」人材オンボーディングクラウドオフィスです。
特に注目すべきは、相手の会話意欲を確認した上で話しかけられる機能(トーク申請・1on1トーク申請)で、いわゆる「ちょっといいですか?」というワンクッションを置いたうえで、会話を行えるので双方に気持ち良いコミュニケーションが実現します。
但し、画面共有は、別途他ツールとの連携が必要です。
アイコンアバターは200種類以上あり、絵文字スタンプによるリアクションやバーチャル背景など、楽しいコミュニケーションが取れる機能が多数搭載されています。
状態ステータスも表示できるので、ログインしているメンバーはタイムリーにメンバーの状況把握ができます。
「Oasis」の料金プランは、同時接続プラン(継続プラン・単発プラン)とID数課金プランがあります。
同時接続人数は30人からの利用になり、人数ごとに月額料金が変わります。
ID数課金プランは100ID〜利用が可能。14日間の無料トライアルあり。
同時接続プラン ※継続プラン | |||
初期費用 33,000円 | |||
月額料金 | |||
30人 | 50人 | 100人 | 200人 |
18,000円 | 25,000円 | 50,000円 | 100,000円 |
標準機能 | 有料オプション | ||
|
|
同時接続プラン ※単発プラン | ||
初期費用 無料 | ||
利用料金 (単発プランは2週間での提供) | ||
50人 | 100人 | 200人 |
15,000円 | 30,000円 | 60,000円 |
標準機能・有料オプションは継続プランと同じ |
ID数課金プラン ※継続プラン | |
初期費用 50,000円 | |
月額料金 (ID数課金プランは100IDからの提供) | |
900円 / 人 | |
標準機能 | 有料オプション |
|
|
※全て税別料金です。
画像出典元:「せきなび」公式HP
せきなびは、社員の座席や所在を可視化することができ、社内でのコミュニケーションを効率化することができるサービスです。
テレワークやフリーアドレス等での利用が可能で、様々なオフィスや働き方に対応できます。
そのため、社内での取次や問い合わせ等の情報連携がスムーズになる効果が期待できるでしょう。
また、在席管理だけでなく、社員のプロフィール機能もあるため、社内でのコミュニケーション活性化に活用できる点が魅力です。
画像出典元:「せきなび」公式HP
初期費用+アカウント数に応じた月額費用の料金体系になっています。
アカウント単価は300円で、最低利用料金は30,000円です。
1ヶ月以内の無料トライアルプランがあるため、使用感を試してからの導入が可能です。
有料プラン | |
初期費用 | 150,000円(税表記なし) |
月額費用 | 30,000円(税表記なし) |
画像出典元:「Sococo」公式HP
Sococoは、勤務状況に応じたエリアを見れば、相手のスケジュールを確認しなくても状況がわかるバーチャルオフィスツールです。
また、Zoom、Microsoft TeamsなどのWeb会議ツールなどとの連携も可能で、URLを作成することなく会議エリアに入るだけで参加できます。
画像出典元:「Sococo」公式HP
自分のアバターを操作し、チャット、音声通話、Web会議など様々なコミュニケーションが可能です。
200種類以上のレイアウトがあり、バーチャル自社ビルの作成や、イベント利用などにも適しています。
Sococoの料金プランの詳細は、お問合せが必要です。
最大3週間の無料トライアルがありますので、試してみても良いでしょう。
画像出典元:「FAMoffice」公式HP
FAMofficeは、プライム上場企業の富士ソフト株式会社が運営するバーチャルオフィスツールです。
勤務状況の共有はもちろん、ビデオ通話・会議、画面共有、メモを残すなど必要な機能は全て網羅されていて、非常に使いやすいツールです。
画像出典元:「FAMoffice」公式HP
アバターは、髪や服の色など、自由に設定することができ、自席設定、座札設定、ステータス設定などが可能です。
アバターをクリックすれば、その人の情報を見ることができ、新たなコミュニケーションの材料になることもあるでしょう。
初期費用 | 100,000円 |
月額料金 | 30,000円~ |
利用可能人数 | 100ID~ |
1ID当たりの通信量 | 2GB |
フロア追加 | 10,000円(1フロア当たり150人まで) |
画像出典元:「mycrew」公式HP
mycrewは、ハイブリットワーク企業に最適なバーチャルオフィスツールです。
常時接続型のツールなため、メンバーの今がアイコンのステータスの色でわかったり、ブラウザ上で気軽に音声やビデオ通話できるなど、リモートワークでもオフィスでもコミュニケーションがしやすい仕様です。
また、ワイワイ仕事ができる、Voiceフロアに行けば近くにいる人の声が聞こえ、実際のオフィスにいるような活気ある環境で業務することができます。
画像出典元:「mycrew」公式HP
mycrewのUIは、オフィスレイアウトのシンプルでわかりやすい表示になっており、フロアにいるメンバーのステータスも簡単に確認ができます。
mycrewの料金プランは、1ユーザー500円/月からあり、全ての機能が利用できます。
スタートプラン | プラスプラン | |
月額料金/1ユーザー | 500円 | 要問合せ |
画像出典元:「oVice」公式HP
oVice (オヴィス) は、4,000社以上に導入実績があるバーチャルオフィスツールで、オフィスだけでなく、イベント、スクール、コミュニティなど、様々な用途に応じたスペースの活用ができるのが特徴です。
アバターを動かすだけで自由自在に会話ができ、専用のバーチャル空間も用途に応じてカスタマイズが可能です。
数千人規模のイベントでも、安定した通信環境を提供できるのも強みです。
画像出典元:「oVice」公式HP
参加者はアバターで表示され、複数人でのチャットや画面共有も可能です。
また、絵文字でのリアクションができるため、大人数での利用の際にも便利です。
oViceの料金プランは、月額5,500円~(継続利用の場合)設定があります。
プラン | Basic | Standard | Organization |
月額料金 | ¥5,500 | ¥22,000 | ¥55,000 |
最大接続人数 | 50名 | 200名 | 500名 |
この他にも、イベントなどに適している単発利用の料金もあります。
IT
251人〜500人
他の社員の状況を一目で把握できた
リモートワークが中心となり、連絡しても返信に時間がかかり、勤務年数の少ない社員を中心に仕事に遅れが生じていましたが、導入して、他の社員の状況を一目で把握できたのは良かったです。リモートワーク中でも、部署内や社内全体でのコミュニケーションをスムーズに取れるようになります。
画像出典元:「Remo」公式HP
Remoは、大人数のオンラインイベントに強いオンライン交流ツールで、懇親会、会議、セミナーなど使い方は様々です。
バーチャルスペースに設けたテーブルは、参加者同士が自由に行き来することが可能で、オフラインのイベントのような交流の仕方が可能です。
新しくリリースされたバーチャルオフィスプランでは、固定料金でバーチャルスペースが作り放題とお得です。
ただし、HPは日本語がありますが、デモ画面などは英語なので、抵抗がある方には向きません。
画像出典元:「Remo」公式HP
参加者は、アバターもしくはアイコンで表示され、同一テーブルにいるメンバーと複数人でビデオ通話やチャットが可能です。
ホワイトボード機能、バーチャル名刺交換、広告の表示など個性的な機能がそろっています。
Immersive | Virtual Office | |
年間プラン | 月額3,750円~ | 月額12,500円~ |
月額プラン | 月額4,500円~ | 月額15,000円~ |
【Zoom連携アプリ】
Zoomのブレイクアウトルーム内でRemoのバーチャル会場を利用可能。
Zoom連携アプリは、ZoomマーケットプレイスからもRemo公式サイトからも購入できます。
いずれのプランも年間契約することで月あたりの料金が16%オフになるので長期利用する方がお得になります。
ナレッジソサエティは、月額4,950円で使えて、「法人登記ができる」バーチャルオフィスです。
千代田区の銀行所有ビルの住所で法人登記ができるだけでなく、自宅住所は非公開で、郵便物の転送も可能。
オフィス内には無料で利用できる座席があるので、オフラインのミーティング時にも便利です。
また、2名~49名まで利用可能な会議室も用意されているため、社内ミーティングやセミナーなど、イベント開催時にも利用可能なスペースが確保されています。
※電話転送・電話秘書代行/郵便物の転送/複合機印刷/会議室スペース利用などはオプションとなります。
詳しくは以下の公式ホームページからご確認ください。
画像出典元:「VOICHAT」公式HP
「VOICHAT」は、だれとでも・いつでも話しやすい音声重視のコミュニケーションツールです。
ミニマルな画面デザインで業務やPCの動作を妨げず、カメラOFFだからストレスなく会話に入れます。
メンバー同士を適度につなぎ、ちょっとした相談や報告がすぐに解決することで、生産性を高めてくれるでしょう。
マルチデバイス対応のため、デスクワーク時はPC版アプリ、外出先ではモバイル版アプリと使い分けが可能です。
録音や文字起こしの機能については、実装予定の段階です。
画像出典元:「VOICHAT」公式HP
VOICHATではステータス表示機能や発言時のアイコン点滅などで、コミュニケーション状況を他のメンバーに知らせることができます。
外出や離席を周知でき、また作業に集中したいときのゾーン設定で意思表示もできるので、自身の業務生産性も高めることができるでしょう。
VOICHATには3つの料金プランがあります(プレミアムプランは準備中)。
同時利用人数や1日あたりの画面共有時間等に制限があるものの、 無料で利用できるプランもあるので、気軽に利用を開始できます。
有料プランには、30日間の無料トライアルが付きます。
フリープラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン | |
月額利用料 (1名あたり) |
0円 | 770円/月(年契約) 924円/月(月契約) |
1,320円/月(年契約) 1,584円/月(月契約) |
同時利用 | 5名 | 無制限 (ライセンス数に応じる) |
無制限 (ライセンス数に応じる) |
音声通話 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
プロジェクター (画面共有) |
1名あたり30分/1日まで | 1回あたり60分まで | 1回あたり90分まで |
備考 | ー | ー | 準備中 |
(1ライセンスあたり、税込表示)
画像出典元:「roundz」公式HP
roundzは音声のみのプライバシーに配慮したバーチャルオフィスツールで、部屋画像やアバター画像もないので画面を占有されず、話しかけたいときにパッと話しかけられるのが特徴です。
カメラ付きのオンライン会議を設定するほどではないけれど、気軽な会話で情報共有したい、できれば画面を見ながら簡単なディスカッションも行いたいという場合に便利です。
無料トライアルがあるので、お試し利用できるのも嬉しいポイント!
テレワーク・リモートワークでも社員同士のコミュニケーションを大切にしたい、カメラなしで社員のプライバシーに配慮したいと考える企業にはおすすめです。
画像出典元:「roundz」公式HP
roundzのインターフェイスは、音声のみのため非常にシンプルでコンパクトで、最小化しておけば、画面の隅に配置しておけるので、業務でも邪魔になりません。
また、ステータス表示も明確なので、話せるか話せないかも瞬時にわかります。
Start | Team | Organization | |
月額料金/1スペース | 5,500円 | 22,000円 | 55,000円 |
最大利用人数 | 20名 | 50名 | 150名 |
画像出典元「Teracy」公式HP
Teracyは、SlackやGoogleなどとの連携がしやすいバーチャルオフィスツールです。
モバイルアプリから耳だけ参加機能、レコード機能を利用すれば、参加できなかったミーティングの会話を録音しておくことができ、時間や場所を選ばずに会話のキャッチアップができます。
画像出典元「Teracy」公式HP
シンプルなUIで、誰もが使いやすい仕様になっています。
右カラムには、カレンダー連携のスケジュールが表示されているので、メンバーのスケジュールや今何をしているかが一目瞭然でわかります。
Teracyの料金プランは、1ユーザーにつき1,000円で、3週間の無料トライアルが利用できます。
画像出典元:「Remotty」公式HP
Remottyは、バーチャルオフィスではありますが、人がいる存在感や、雑談、他の人の声など、実際にオフィスで働いている感覚を実感できるバーチャルオフィスツールです。
周囲の声やつぶやきはタイムラインで見ることができたり、ワンクリックでオンライン会議や画面共有ができたりとコミュニケーションを図りやすい環境が整えられています。
Googleカレンダー、Office365、iCalendar(サイボウズ等)と連携可能で、入退室ログも把握できます。
2分間隔で自動撮影される顔写真がアイコンとして表示され、座席指定、部署ごとの複数ルームの作成、タイムライン、複数メンバーとの会話ができるグループ機能など、現実のオフィスで行われるコミュニケーションを再現しています。
詳細はお問い合わせが必要です。
※無料トライアル期間あり。
画像出典元:「LIVEWORK」公式HP
LIVEWORKは、仲間の顔を見ながら気軽にコミュニケーションが取れるバーチャルオフィスツールです。
PCカメラで自動撮影された写真が一定間隔で共有されるワーカービュー機能や、ワンクリックで音声通話ができるインスタントトーク機能などがあります。
画像出典元:「LIVEWORK」公式HP
非常にシンプルなUIで、一定間隔で撮影された顔写真が共有されるので、同じ空間で働く一体感があります。
また、プレセンス機能も充実しており、在席中・離席中・オンライン・オフラインなどの表示や、ステータス機能では自分の現在の気分などを絵文字やテキスト共有も可能です。
LIVEWORKの料金プランは、5,478円~になります。
プランにより、音声・ビデオ通話の推奨利用人数が変わります。
ベーシック | ビジネス | ビジネスプラン | エンタープライズ | |
月額料金 | 5,478円 | 10,780円 | 21,560円 | 要問合せ |
利用可能 人数 |
25名 | 50名 | 100名 | 101名以上 |
音声通話 時間 |
無制限 | 無制限 | 無制限 | 要問合せ |
ビデオ通話 時間 |
1名80時間/月まで | 1名100時間/月まで | 1名120時間/月まで | 要問合せ |
画像出典元:「tandem」公式HP
tandemは、シンプル・スピーディーでリアルタイムでのコミュニケーションが実現できるバーチャルオフィスツールです。
メンバーの稼働状況を把握するだけでなく、利用しているアプリの共有、1クリックでの通話やビデオ会議など隣にいるかのような作業状態を作り出せます。
プロトスター
株式会社
代表取締役CCO
栗島 祐介
Tandemは、作業中はずっと繋げておくというコンセプトで設計されていて、参加しているメンバーが、リアルタイムでなんのアプリを利用しているかがわかるので、ちょうど良い情報量でアクティビティを確認することができます。また、オンラインだけどルームに入っていないメンバーを、強制的に入室させることができ、軽く話したい需要があるときに、すぐに話しかけることができます。
画像出典元:「tandem」公式HP
tandemのユーザーインターフェースは、非常にシンプルで、仮想オフィス空間というより、あくまでもデバイスをバーチャルオフィス化するためのツールの様相です。
勤務状況、使用中のアプリ、ミーティングの有無など、テキストスタイルでシンプルに確認ができます。
料金プラン | 無料 | 小規模チーム | 中規模チーム | 大規模なチーム |
月額料金 | 0ドル | 49ドル/月 or499ドル/年 |
99ドル/月 or999ドル/年 |
399ドル/月or3999ドル/年 |
利用人数 | 4名まで | 10名まで | 50名まで | 無制限 |
14日間の無料トライアルがあります。
画像出典元:「VoicePing」公式HP
VoicePingは、メンバーがどのプロジェクトに何時間時間を使っているのかを把握できたり、ログイン記録・ステータス変更記録の確認をすれば、メンバーの生産性管理もできるのが特徴です。
その他、41ヵ国語のリアルタイム翻訳ができるため、グローバルに展開している企業にもおすすめです。
画像出典元:「VoicePing」公式HP
オフィスレイアウトは、カスタマイズ可能で使いやすい空間にレイアウトできます。
アバター周辺の白い円内が、声が届く領域で、声掛けはこの範囲内であれば自由にできます。
VoicePingの料金プランは、無料からあり、初期費用もかかりません。
無料プラン | スモールプラン | プレミアムプラン | エンタープライズプラン | |
月額料金 | 無料 | 8,250円 | 22,000円 | 550円/1人 |
利用可能人数 | 10人まで | 30人まで | 100人まで | 無制限 |
フロア数 | 1 | 1 | 5 | 無制限 |
画像出典元:「SpatialChat」公式HP
SpatialChatは、世界600万人のユーザーを持つバーチャルオフィスツールで、特にプロジェクトでの共同作業の機能が充実しているのが特徴です。
例えば、外部サービスを組み込むことで、デザインやプログラミングなどの専門的な作業も共同で行うことができ、SpatialChat上で完結できます。
プライバシー保護、アクセス権の設定など細かい配慮もされています。
画像出典元:「SpatialChat」公式HP
スタイリッシュなUIで、各ルームにアバターを移動させて、メンバーとの音声通話やチャット、画面共有など様々なコミュニケーションが取れます。
絵文字やメガフォンでの全員への呼びかけなど画面下のツールバーから表示させることが可能です。
SpatialChatの料金プランは、1スペース5人までであれば無料で利用可能です。
フリープラン | レギュラープラン | カスタムプラン | |
月額料金 | 無料 | 6ドル/1シート | 要問合せ |
利用可能人数 | 5人まで | 無制限 | 無制限 |
スペース数 | 1 | 10 | 無制限 |
画像出典元:「Nework」公式HP
Neworkは、NTTコミュニケーションズが開発から運営まで行っている国産バーチャルオフィスツールです。
バブルをモチーフにしたUIは、オフィスという型にとらわれずゆるく集まれる場所を感じさせ、3種類のモード設定機能のおかげで誰に気軽に声をかけていいかも一目瞭然です。
音声・ビデオ通話、チャット、画面共有など基本の機能はもちろん、聞き耳機能で回りの会話にもゆるっと参加できます。
画像出典元:「Nework」公式HP
他のツールとは一線を画す、個性的なバブルのUIは、自由でゆるいコミュニケーションの場として最適なデザインです。
アイコン上に、自分のモード(ウェルカム、フラット、ゾーンの3種類)を表示し、メンバーに自分の状態を知らせることができます。
Neworkの料金プランは、無料からあります。
FREE | TEAM50 | TEAM100 | |
月額料金 | 無料 | 27,500円(税込) /1スペース |
55,000円(税込) /1スペース |
利用可能人数 | 20人まで | 50人まで | 100人まで |
ルームバブルの作成 | 4個まで | 14個まで | 14個まで |
画像出典元:「RISA」公式HP
RISAは、ユニークな動きのアバター、フロアのカスタマイズ性などが好評のメタバースオフィスツールです。
バーチャルオフィスとしての機能はもちろん、ISMS認証を取得したセキュリティ対策と個別の導入支援などサポート面も強みです。
画像出典元:「PR TIMES」公式HP
ユニークで豊富なデザインのアバターで、勤怠状況の確認、ビデオ通話、会議、フロア分けよる部署別利用などが可能です。
RISAの料金プランは、月額3,000円~で、2週間の無料トライアルもあります。
料金プラン | スモールフロア | ベーシックフロア |
月額料金 | 3,000円 | 5,000円 |
同時接続数 | 5名まで | 50名まで |
※追加フロア 20名:3000円、50名:5000円
※会計事務所勤務の場合、マネジー会員登録で無料で利用可能
画像出典元:「Viket Town」公式HP
Viket Townは、コミュニケーションの量によって稼げるVike(ビケ)という仮想通貨や、個性的で異世界のバーチャル空間やアバターの設定ができるコミュニケーションプラットフォームです。
ビケは、アバター同士のコミュニケーション・行動量に応じて獲得でき、アバターショップで服装、装飾、新アイテムと交換ができます。
アイテムは仲間同士で交換することなどもでき、仕事の他にもゲーム感覚で仲間意識を高める仕組みになっています。
画像出典元:「Viket Town」公式HP
バーチャル空間には、ビデオ通話・音声通話・時間管理の3つの部屋を無制限に作成することができ、用途に応じて使い分けができるようになっています。
勤怠管理、タイムカード、社内報、日報、位置情報、スポット登録機能、社員紹介など、エンターテイメント性だけでなく、バーチャルオフィスツールとしての機能もきちんと兼ね備えています。
Viket Townの料金プランは、無料から設定があり、ビデオ・音声通話の利用時間に応じて料金は変更になります。
詳細はお問合せが必要です。
無料プラン | 有料プラン | |
月額料金(1ユーザー) | 無料 | 300円程度 |
ビデオ通話 | 0分 | 6~800分程度/月 |
音声通話 | 0分 | 2~3,000分程度/月 |
バーチャルオフィスツールを選定する際、どのような目的でツールを使用するのかによって適したツールが異なります。
主にオフィスとして利用する場合は、会議室やコミュニケーション機能が充実しているもの、また1on1MTGを行う場合などはプライバシーが守れる機能があるツールがおすすめです。
一方、主にオンラインイベント会場として利用する場合は、スピーカー機能がある、登壇者と共に資料を表示させる機能があるバーチャルオフィスツールが適しています。
バーチャルオフィスツールには、他ツールと連携できる機能を保有するものもあります。
バーチャルオフィスツールをオフィス利用する場合、Googleカレンダーやoffice365などと連携できる機能があれば、その日のメンバーの動きが把握でき、コミュニケーションがとりやすくなります。
また、Slackなどチャットツールと連携できるものであれば、Slackに投稿された資料などを共有しながらコミュニケーションが可能なため、よりスムーズに仕事が行えます。
バーチャルオフィスツールをオフィスとして使用する場合、現実のオフィスの部屋割りと同じようにレイアウトがカスタマイズしやすいものがおすすめです。
一方、イベント会場として使用する場合は、コミュニケーションスペースとセミナー会場の区別が来場者に分かりやすいレイアウトのものが良いでしょう。
バーチャルオフィスツールをどのように使うのか、具体的なイメージを持ってツールの選定を行ってみてください。
リンクを共有するだけで参加できるというバーチャルオフィスツールもあり、とても便利なのですが、その反面、リンクの情報が漏れた場合に社内情報流出の危険が伴います。
そのため、バーチャルオフィスツールを使用する際は、随時パスワードを入力するタイプなど高セキュリティのものを選択しましょう。
バーチャルオフィスツールは、現実に近いコミュニケーションと、現実よりもよりシステマチックに業務が見える化され管理できるツールです。
数分間隔で撮影される顔写真や、使用しているツールが把握されるなど、以前より「監視されている」と感じてしまう人も一定数いるはずです。
オフラインの時間を作る、定期的に直接ヒアリングする時間を作るなど、これまでとは違ったやり方でフォローをすることが大切です。
テレワークでは自宅のPCを使用しているという社員もいると思いますが、選ぶバーチャルオフィスツールによっては、PCへの負荷が増え、動作が重くなったりする障害がでます。
最適な稼働環境をよく検討した上でツールは選びましょう。
それぞれの会社によって、社員の年齢やITスキル、業務内容によってはバーチャルオフィスを上手く使いこなせない場合もあります。
コミュニケーション不足など自社の課題はバーチャルオフィスを導入することで解決できるのか、ツール導入の目的を事前に明確にしておきましょう。
リモートワークを行っていても、現実社会のようにスムーズなコミュニケーションが取れ、社員のモチベーション継続にも効果のあるバーチャルオフィスツール。
バーチャルオフィスツールの導入を検討している方は、是非今回ご紹介したツールをチェックしてみてください。
画像出典元:O-dan