ネットリサーチとは、インターネット上で行う市場調査のことで、従来の紙で行う調査よりも短期間で情報の収集・コスト削減が期待できます。
新たな商品やサービスを開発するときに
「ターゲット層の消費者の声を聴きたい」
「もっと簡単に市場調査を行いたい」
と考えている方におすすめです!
本記事では、おすすめネットリサーチサービス13選の機能や特徴を徹底比較しています。
比較表も参考に自社に合うサービスを見つけましょう。
このページの目次
【おすすめのネットリサーチ一覧表】
料金は【設問数で変動するもの/アンケート毎の料金/月額固定費】など、サービスによって設定が異なります。サービスをしっかり比較し、気になった場合は見積もりを問い合わせてみましょう。
ツール名 | 料金 | 調査方法 | パネル数 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
楽天インサイト |
要問合せ
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定量
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約220万人
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楽天他サービスのログデータなども活用できる
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インテージ |
要問合せ
|
定量・定性
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約1000万人
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マーケティングの課題解決もサポート
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クロス・マーケティング |
90,000円~
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定量・定性
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約1000万人
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全世界では1700万人以上の調査が可能
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Sprint |
198,000円 / 月~
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定性
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―
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消費者のリアルな声を直接聞けるチャットインタビューツール
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アスマーク |
40,000円~
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定性
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約1800万人
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チャット形式で手軽に定性調査ができる
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YOSHINA |
要問合せ
|
定性
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約800万人
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AIで分析!行政でも利用されている高信頼
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ネオマーケティング |
約50,000円~
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定量・定性
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約2450万人
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累計40,000件以上!プロフェッショナルも在籍
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Fastask |
10,000円~
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定量
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約300万人
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今アクティブなモニターの稼働状況がわかる
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Surveroid |
10,000円~
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定量
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約500万人
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属性情報データベースで絞り込みが容易
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Seevoi |
8,000円/月~
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定量
|
―
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アンケートはAIの自動生成で設計工数が不要に
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ネットリサーチ最大のメリットは、短期間で調査の実施から回収までを行えることです。
インターネット上で調査票をモニタへ送付でき、回答もインターネット上で行えるため、紙で行う調査よりも圧倒的に早く調査の実施および回収が実現できます。
また、必要な時に必要な調査を行いやすいので、ビジネスの展開もスピーディに行えるようになります。
紙の場合:モニターの自宅へ紙を郵送したり、調査員を派遣したりする必要があったため、調査を行う際にかかるコストは金額・人員共に膨大
ネットリサーチの場合:インターネット上で完結するため、紙代も人件費も最低限。短時間で数万人の大きい規模で実施できる
ネットリサーチ使用料が必要になりますが、紙で行う調査よりも低コストで調査を行えるのが強みです。
ネットリサーチは住んでいるところや時間帯等に関わらず、実施することが可能です。
効率的に対象者を絞れるので、「的外れな回答」や「ターゲット層と異なった」などの失敗が起きにくくなります。
画像出典元:「Freeasy」公式HP
「Freeasy」は、初期費用・登録費用・ランニングコストが不要のネットリサーチサービス。アンケート作成後、最速10分で配信可能なスピード力が高評価です。
シンプルな操作性でありながら回収データのグラフカスタムも可能なので、使いやすさを重視する企業におすすめです。
【スクリーニング調査】
設問数/回収数 | 5問以内 | 10問以内 |
1000人 | 5,000円 | 10,000円 |
※最大50,000人までの料金プランが用意されています。
【本調査】
設問数 /回収数 |
1問 | 5問 | 10問 | 20問 | 50問 |
50人 | 500円 | 2,500円 | 5,000円 | 10,000円 | 25,000円 |
※最大30,000人までの料金プランが用意されています。
【FreeasyASPプラン】
FreeasyASPは、Freeasyモニタを利用せずアンケートシステムのみを活用するサービスです。
フリープラン | アドホックプラン | プレミアムプラン | |
月額費用 | 無料 | 無料 | 20,000円 |
実施料金 | 無料 | @5円(1問1回答) | 追加費用なし |
利用制限 | 月1回まで | 無制限 | 無制限 |
※営業サポートの有無、広告表示の有無、IPアドレス制限の可否などによって上記の3プランが用意されています。
詳しくは公式HPよりご確認ください。
画像出典元:「楽天インサイト」公式HP
「楽天インサイト」は、単一パネルとしては業界最大規模となる約220万人のパネルを蓄積している唯一無二のインサイトカンパニーです。
高水準の提案力や分析力から作成されるレポートと、手厚いサポート体制が人気を集めています。世界などの大きな市場規模で調査をしたい会社におすすめです。
料金については公式HPよりお問い合わせが必要です。
画像出典元:「インテージ」公式HP
「インテージ」は、特に小売店と消費者という大きな市場規模においてマーケティングリサーチをおこないたい企業におすすめの、ネットリサーチ会社です。
パネル数は国内最大級の441万人!市場の動向を販売・購買の両面から分析を行うだけでなく、マーケティングの課題を解決できるように支援してくれます。
顧客のニーズに合わせて最適な調査を提案してくれます。
CASE1 認知度調査 |
CASE2 競合調査 |
CASE3 第二創業期に向けて |
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課題 | WEBサービスの認知率が競合に比べて思う様に上がらない | 第二の柱となるサービス(商品)が受け入れられるかどうか | 新たなサービスの料金体系や価格設定が分からない |
費用 | 50万円~ | 100万円~ | 35万円~ |
※全て<サンプル数1000><設問数20問>の場合
詳しくは公式HPよりお問い合わせが必要です。
画像出典元:「QuickMill」公式HP
「マクロミル」は、一気通貫サポートのマーケティングパートナーとしてオンラインリサーチを最も得意とし、年間30,000件の実績を誇ります。
国内提携会社のパネルも含めた約3,600万人のパネルネットワークで、戦略策定から開発、効果検証まで、さまざまなマーケティングフェーズで活躍してくれます。
料金については公式HPよりお問い合わせが必要です。
画像出典元:「クロス・マーケティング」公式HP
「クロス・マーケティング」は、国内465万人のパネルだけでなく全世界1700万人以上のオンライン調査など、市場規模が大きい調査が行えるネットリサーチ会社です。
商品のどの性能・仕様に需要があるか購入志向の分析もできるため、商品開発段階においても信頼のおけるツールといえます。
ネットリサーチの基本料金は90,000円からです。質問数とサンプル数により、料金が変動します。
画像出典元:「Sprint」公式HP
「Sprint」は、オンラインで定性調査を実施できるインタビューサービス。調査の実施から振り返りまで最短当日が可能です。
Sprint独自の機能で、チャットによるインタビューを通しモニターの本音を聞き出すことができます。魔法の質問やprintBOTなど、面白い機能が満載です。
バウチャープラン(付与されたポイントを使って調査を行うプラン):400,000円 / 回
アンリミテッドプラン(月額制プラン):198,000円 / 月
詳しくは公式HPよりお問い合わせが必要です。
「アスマーク」は、顧客の課題や目標を丁寧にヒアリングし、それに基づいた最適な調査プランを提案してくれるネットリサーチ会社です。
年間の調査実績は6,600件以上!回収率の高いアンケートが多く、コストを抑え目的に合った調査設計をしてくれるという点でも良い評判が集まっています。
設問数5問まで、サンプル数100人の場合は40,000円です。(設問数やサンプル数によって料金が変動します。)
スクリーニングは別途費用がかかります。
スクリーニング以外の調査に関してはお問い合わせをする必要があります。
「YOSHINA」は、AIを活用したテキスト分析ツールです。顧客の声を分析しレポートとして可視化することで事業拡大への課題発見に役立ちます。
従来のツールが抱えるテキスト分析の難しさやVOCが改善につながらない問題点を解消した、使いやすいVOC分析ツールです。
「ライセンスプラン」と「オプションプラン」の組み合わせが可能です。
目的や規模に合わせたプランが用意されているので、詳しくは公式HPよりご確認ください。
初回2ヶ月のみ契約可能なトライアルプラン(5万円/月)を試してみるのがおすすめです。
画像出典元:「ネオマーケティング」公式㏋
「ネオマーケティング」は、Web・対面・SNSを利用した幅広い市場規模で調査を実施したい企業におすすめの、ネットリサーチ会社です。
累計40,000件以上のプロジェクト実績があり、ネットリサーチをはじめ、その後のプロモーション活動の提案から実行までと、一貫したサポート体制が整っています。
ネットリサーチの基本料金は74,000円、最安値は約50,000円からの利用が可能です。
詳しくは公式HPよりお問い合わせが必要です。
画像出典元:「Fastask」公式HP
「Fastask」は、従来のリサーチにおける無駄を徹底的に省き、抜群のコストパフォーマンスでアンケート調査を実現させてくれます。
調査上の作法やロジカルについて、日本語のプロフェッショナルがチェックしてくれるので安心して調査可能。シンプルで使い勝手が非常によいアンケートツールです。
【スクリーニング調査(設問数5問)】
サンプル数 | 2,000 | 4,000 | 6,000 |
費用 | 10,000円 | 20,000円 | 30,000円 |
【本調査(設問数5問)】
サンプル数 | 100 | 200 | 300 |
費用 | 10,000円 | 10,000円 | 15,000円 |
その他の設問数・サンプル数についてはお問い合わせが必要です。
画像出典元:「Surveroid」公式HP
「Surveroid」は、全国500万人以上の調査専用モニタに対してアンケート配信が可能な、セルフ型アンケートツールです。アンケート業務の全てをWebで完結できます。
回収予測数は60万人以上。基本情報(性別、年齢、都道府県、未既婚、子供有無、職種、業種)で絞り込み配信ができる他、スクリーニングアンケートも可能です。
初期費用、月額利用料などの固定費はなし!
アンケートの設問数と回収数に応じて料金が発生します。
アンケート実施料金は、1問×1人×10円となっていて、10,000円~利用できます。
詳しくは公式HPよりご確認ください。
「Seevoi」は、あらゆるITプロダクトに導入するだけで、ユーザーの声を自動で収集・分析ができるAI搭載のSaaSです。アンケートはAIの自動生成で設計工数不要!
顧客セグメント別の満足度調査により解約リスクの高い顧客の抽出や、インタビュイーのリクルーティングなので幅広いユースケースに対応できます。
ライト | スタンダード | エンタープライズ | |
料金/1サイト | 8,000円/月 | 20,000円/月 | 要問合せ |
導入サイトのPV数 | 3万PVまで/月 | 10万PVまで/月 | 要問合せ |
管理ユーザー数 | 3IDまで | 10IDまで | 要問合せ |
無料トライアルがあるので、実際に試してから導入することが可能です。
画像出典元:「Research+」公式HP
「Research+」は、アンケートモニターの市場規模が大きく、低価格かつ短時間で調査をおこないたい企業におすすめのネットリサーチサービスです。
年齢や性別、居住地といった条件指定やアンケートにより属性を絞り込めるため、出現率が低い調査もスピーディーに対応が可能です。
通常リサーチ【設問数5、回収サンプル100の場合…40,000円】
スクリーニング事前調査【設問数3、回収サンプル5,000の場合…30,000円】
簡単アンケート【設問数5で100回答…10,000円~(設問数や回答数により変動あり)】
詳しくは公式HPよりお問い合わせが必要です。
ネットリサーチを実施するにあたって大切なのは、信ぴょう性の高いデータを得ること。
そのためにはモニターの質が高いことが不可欠です。
モニターの質を上げるためには、年齢や職業・生活パターン・頻度など、より条件に合った線引きが有効です。
ネットリサーチ会社によって選出方法やそれによるコストなどが異なりますので、事前に確認しておきましょう。
ネットリサーチの方法には、定量調査と定性調査とがあります。
定量調査と定性調査、どちらの調査を主に行いたいのかによって選ぶネットリサーチ会社が変わるため、自社で行う調査の方向性を定めておきましょう。
ネットリサーチには様々な種類があり、調査を行うだけのものもあれば、分析レポートまで作成してくれるものもあります。
など、サポート内容によって選ぶネットリサーチの会社もコストも変わってきます。
自社がネットリサーチにどこまで求めるか、まずは明確にしておきましょう。
ネットリサーチのモニターは匿名で登録しているケースが多く、回答する際にも本人確認を求められることがないパターンが多いです。
そのため、モニター本人の属性に関する回答が事実であるか否かを確認する術がありません。
回答の信頼性を求めるのであれば、それぞれのネットリサーチ会社がどのような対策を取っているかを事前にチェックし、自社の求めるレベルに合致したツールを選びましょう。
ネットリサーチではインターネットを使用して回答を集めるため、必然的にインターネットを使用できる人が対象となります。
そのため、普段インターネットを使用しない高齢者の方などが自動的にネットリサーチ対象者から外れることになります。
自社が対象とするモニターの属性がネットリサーチを活用出来るか否かも、ネットリサーチ導入前に検討しておきましょう。
短期間で大量の回答を集められ、即座にデータとして扱えるネットリサーチは、すぐにビジネスへ反映することができます。
新規事業や改善点を検討する際には、狙ったターゲットにしっかりアプローチできるようネットリサーチサービスを活用して生の声を取り入れてみましょう!
ぜひ今回ご紹介したネットリサーチの導入を検討してみてください。
画像出典元:O-dan