【イベントレポート】「起業したい、でもリスクは怖い」そんなあなたへ。働きながら事業を磨き、資金と拠点を掴み取る“徳島県・鳴門市”の新しい挑戦スタイル

【イベントレポート】「起業したい、でもリスクは怖い」そんなあなたへ。働きながら事業を磨き、資金と拠点を掴み取る“徳島県・鳴門市”の新しい挑戦スタイル

NARUTO BOOT CAMP

記事更新日: 2026/10/20

執筆: 編集部

「いつかは起業したい。けれど、今の仕事を辞めてゼロから飛び込むのはリスクが高すぎる」

読者の皆様の中にも、そんな葛藤を抱えている方は多いのではないでしょうか。アイデアはあっても資金調達のノウハウがない、相談できる相手がいない、かといって高額な起業スクールには手が出しにくい。そのような「着実に、でも本気で起業を志す」ビジネスパーソンにオススメしたいプログラムがあります。徳島県鳴門市が主催する移住起業アカデミー「NARUTO BOOT CAMP(ナルトブートキャンプ)」です。

これは単なる移住促進施策ではなく、現役VCや第一線の起業家がメンターとして講師を務め、事業計画を練り上げ、最終的には「初期資金」と「拠点」、そして「一生のビジネスパートナー」まで手に入る、いわば「起業の特急券」です。

本記事では、プログラムの全貌をレポートします。

【Point 1】「今の仕事を辞めずに」一歩踏み出せる。リスクを抑えたハイブリッド設計

起業の大きな壁は「安定した給与を手放す恐怖」です。NARUTO BOOT CAMPの特徴は、いきなりの移住や退職ではなく、働きながら「起業の助走」ができる点にあります。

プログラムは、参加者のリスクを最小限にする2ステップ構成です。

Step1:8週間のオンラインプログラム

週1回、自宅からオンラインで受講。ビジネスモデルの構築から事業計画の作成までを体系的に学びます。副業からのスタートも想定したカリキュラムで、「仕事を続けながら事業の解像度を上げる」ことが可能です。

Step2:選抜者限定の「現地合宿(4日間)」 

オンライン期間を経て作成した計画をもとに選考を行い、通過した方のみが鳴門市での現地プログラムへ進みます。

「自分のアイデアが通用するか」を、まずはオンラインでリスクを抑えながら試し、手応えを掴んでから現地へ行くという流れになっています。

【Point 2】オンラインで「最前線のビジネス知見」を吸収できる

「地方のプログラムは内容が物足りないのでは?」という懸念があるかもしれませんが、本プログラムの講師・メンター陣は、スタートアップシーンで活躍するプロフェッショナルばかりです。講義のテーマは「起業家のためのAI活用」や「世の中を動かすPR術」、さらに「デット/エクイティファイナンスの選び方」といった実務に直結する内容が中心です。

【Point 3】選抜者限定の現地プログラム

2025年12月1日から4日にかけて開催された現地プログラムには、6名の選抜者が集結。市が用意したシェアハウスでの共同生活を通じ、事業プランの精度を高めます。

「NARUTO BOOT CAMP」会場の様子

参加者は、インキュベーション施設「UZULAB」での地元企業との交流会や、泉 理彦(いずみ みちひこ) 鳴門市長への表敬訪問を通して、鳴門市側の本気度合いを実感しました。その後、地元企業3社を訪問し、立ち上げの苦労や経営者としての覚悟を学びます。模擬プレゼンでは、VCや専門家から「そのモデルで本当にスケールするのか?」等のフィードバックが飛び、事業を考える本気の葛藤が続きました。

市長や投資家たちが見守る最終ピッチでは、身近な「お墓清掃」から入り最終的には「空き家のデジタル総合管理商社」を目指すプランがグランプリを獲得。スモールビジネスから社会課題の解決へと繋げる見事な戦略が評価されました。また、準グランプリには「地域ブランドの海外展開」のプランが選ばれました。

「NARUTO BOOT CAMP」グランプリ

ピッチを終えたある参加者は、晴れやかな表情で「正直、周りに比べて自分はできていないと悔しさしかありません。でも、その悔しさが今の僕のエネルギーになっています」と語りました。

鳴門市が求めているのは、急成長を目指すスタートアップだけではありません。地域に根ざし、雇用を生む持続可能な事業であれば、規模を問わず全力でサポートします。その懐の深さが多様な挑戦者を惹きつけているのです。

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