東京ガスと連携したいスタートアップ大集合!|E.A.S.T. PITCH(イーストピッチ)レポート

東京ガスと連携したいスタートアップ大集合!|E.A.S.T. PITCH(イーストピッチ)レポート

記事更新日: 2019/12/23

執筆: 武地昭憲

今回のE.A.S.T. PITCHは、東京ガス!

E.A.S.T. PITCHは、産業革新に挑戦するスタートアップが、本気で彼らとの連携を考えている事業会社のキーマンに直接ピッチする場だ。

今回は東京ガスとの提携を目指すベンチャー5社によるピッチイベントを開催。

東京ガスは「飲食事業」における課題解決や付加価値を与えるサービスを展開するスタートアップを集め、ピッチコンテストを実施した。

飲食事業には切っても切り離せないアルバイトのシフト管理問題を、独自のアプリで解決する「hachidori」「シーズアップ」

飲食店の定休日や空き時間を有効活用するマッチングサービスを展開する「よじげん」

食材や調理器具、調理のモノの流れを管理する「Fam-Time」

製造業者想いが込められた製品の認知度と販路を拡大する「Catalu JAPAN」の5社が、東京ガスとの連携を目指すためにピッチに挑んだ。

E.A.S.T. PITCH実施の理由

東京ガスのキーマン伊藤氏に、今回なぜ「E.A.S.T. PITCH」を実施したのかインタビューした。

-今回なぜ「E.A.S.T. PITCH」を実施されたのですか?

東京ガスの新ビジョン「Compass2030」には、持続的な社会の実現と新たな価値の創造に向けて「CO2ネット・ゼロをリード」「価値共創のエコシステム構築」「LNGバリューチェーンの変革」の3つの挑戦を掲げており、「価値共創のエコシステム構築」の視点でエネルギー以外の新たな価値提供を検討しています。

そこで、まずは利用者数の多い「飲食」の事業を展開するお客さまを対象とし、新しいソリューションを提供しようとしている多くの方と繋がりたいと考えました。

当社は、エネルギー事業者としてすでにたくさんのビジネスパートナーと連携していますが、スタートアップとの連携も重要だと考え、今回、「E.A.S.T. PITCH」を開催しました!

 

-開催するにあたり、東京ガス内ではどのような議論がありましたか?

具体的には、飲食店のお客さまに向けて、課題の解決につながるサービスを、手の届く価格帯で数多くメニュー化したいと考えていました。

いろいろな方法を試してきましたが、すぐに具現化とはいきませんでした。

そのようなときに弊社の他部所のメンバーから「E.A.S.T.PITCH」というサービスのことを聞き、気になっていました。

実際にプロトスターさんに相談させていただいたところ、ご紹介いただけるスタートアップの数の多さに驚き、「E.A.S.T.PITCH」なら連携したいスタートアップが見つかるかもしれないと考えました。

また、初回料金が非常に魅力的だということもあり、試しに開催してみようとなりました。

 

-協業を検討するにあたり、どのような基準でスタートアップをみていますか?

いち早く連携してサービスを提供したいという観点で、ある程度のサービス実績を持っていることが大きな基準の一つです。

また、私たち東京ガスの「安心・安全・信頼」ブランドを棄損するようなリスクは避けたいと考えています。

一方で、少し先を見据え、実績がなくとも、東京ガスとぜひ一緒に新たなサービスを共創したいという熱量をお持ちのスタートアップとは、ぜひ連携したいと考えています。

 

-実際に協業などに繋がりそうですか?その場合、どのような連携がありえそうですか?

今回、ワクワクするような新しい提案をくださるスタートアップからたくさんの応募をいただき、5社に絞り込むのが大変でした!

その中から、いち早くサービス提供したいという観点で、連携をお願いしたいところが複数社見つかりました。

相互に満足できる連携を構築できるかは、これからの折衝次第です。

 

-実施してみての感想はいかがでしたか?

ピッチを聞いてみて、参加企業のレベルの高さを実感しました。

また、私たちと同じ想いでユーザーとWin-Winになるような事業を展開しているスタートアップが集まった「E.A.S.T. PITCH」は、サービスとしてとても素晴らしいと思いました。

そして、なによりも東京ガスのビジネス基盤と、抱えている課題感に関心を持っていただき、多くのスタートアップの方々に集まっていただけたことが嬉しかったです。

 

-他企業へ「E.A.S.T. PITCH」をオススメしたいですか?

外部と組んで新しい価値を生み出したいと考えている企業にとっては、こんなにオススメできるサービスはないと思います!

今後、今回ご紹介いただいたスタートアップとの具体的な連携を模索していきたいと考えています。

ありがとうございました!

 

さて、そんなピッチイベントにどんな会社が参加したのか以下で紹介したいと思います。

1部:参加5社ピッチ

今回の「E.A.S.T. PITCH」では、飲食店向けのサービスを展開するスタートアップとの連携を目指す東京ガスが、プロトスター社として関わりのある起業家に募集をかけました。

そして、集まった数十社から厳選な審査を勝ち抜いた5社がピッチに挑みました。

hachidori:アルバイトの採用から管理まで一括で管理

アルバイトの採用から管理までを一括管理できるプラットフォームを展開。

今まで「LINE」で行っていたアルバイトのシフト調整を、作成だけでなく管理まで簡単にするサービス「CAST」や、なるべくコストをかけずにアルバイト採用を実施できるサービス「CAST JOB」を提供している。

紙やPCを使うことなく、スマホだけで簡単にシフトがつくれるのが、他社との差別化要因だ。

また、増加する外国人労働者に向けて13か国語に対応しているため、敬遠されがちな外国人アルバイトとのコミュニケーション促進にも一役買っている。

 

Fam-Time:音声サービスによる料理サポート

音声サービスによる料理サポートアプリ「Fam-cook」を展開。

個人のスキルアップとチーム連携により調理の生産性を向上させるクッキングサービス「Fam-cook」の業者向けバージョンを紹介した。

「Fam-cook」は、女性の家事負担を減らしたいという思いから誕生した。

自身が生産工場で生産管理をしていた経験を応用し、段取りよく複数の調理を並行して行えるサービス提供を目指している。

複数の料理工程をひとつひとつのアクションレベルまで落とし込み、ロジカルな料理のレシピを提案できることが本サービスの強みだといえる。

また、中小の飲食店だとなかなか明確にできていない食器や調理器具、食材のモノの流れの管理もできる。



よじげん:飲食店の空き時間を有効活用

飲食店の定休日や空き時間を有効活用できるマッチングサービ ス「よじげんスペース」を展開。

様々な飲食店運営手法から、反社チェックシステムの開発まで、個人店経営者の「こんなシステム欲しかったよね」という思いに応えている。

また、お店の空き時間をゴーストレストランとして貸し出し、スペースの需要にもお応えできる。

「四次元スペース」を活用しているある店舗は、空き時間の貸し出しだけで1ヶ月12万円以上も収益を得ているといい、空き時間の有効活用も馬鹿にならないという。

しかし、利用者への厳正なチェックがあることから、物件登録をしても実際に利用されるのは10%程度と、未だに低いのが現状だ。

Catalu JAPAN:製品と展示スペースのマッチングプラットフォーム

製造業者の製品と、店舗での展示・体験スペースをマッチングする「カタルスペース」は、製品に適した様々な店舗でのマーケティング・プロモーションを可能にするプラットフォーム。

いい商品を作っていても知ってもらう機会がなく、販路もないという問題を解決するため、店舗の空きスペースに、製造業者の思いが込められた『良い製品』を置き、会話が生まれるスペースを作りたいという思いから生まれたサービスだ。

空きスペースに展示をするだけではなく、そこからECサイトへの誘導までも行っている。

それにより、製造業者が作る製品の認知度だけではなく、販路までも広げられるという良いところ尽くしのサービスである。 

シーズアップ:無料のシフト作成アプリ

即戦力スタッフ(ヘルプ)を自分で選べる無料の店舗シフト作成アプリ「ProShift(プロシフト)」を展開。

20店舗でのコンビニ店長経験をもつ今宮氏が、自身の店長経験から「こんなシフトサービスあったらいいよね」という想いをアプリにしたという。

コンビニという限られた業界で、他店舗とスタッフをシェアできることがなによりの強みだ。

頻繁に店長の頭を悩ませている「必要な人が必要な時に来ない」事態に迅速に対応できるサービスだ。 

 

2部:5社Circuit MTG 

Circuit MTGでは、ピッチに登壇したスタートアップの5社が各ブースに分かれ、東京ガスからの質問や、どのように連携していきたいかなど、熱い思いを語った。

Circuit MTGでは、15分×5セットのミーティングを行ったが、東京ガス、スタートアップ共に15分では足りないといった様子で、Circuit MTG後も話し合いが続いた。

 

終わりに

前回の三井ダイレクト損保に続き、今回は、東京ガスが「E.A.S.T. PITCH」を実施。

参加スタートアップのレベルの高さからイベント全体を通してとても満足したという。

また、会場では東京ガスの方々の本気の姿勢と連携を目指すスタートアップの熱意が伝わった。

今後とも「E.A.S.T. PITCH」を実施されたい企業をHPにて受け付けておりますので奮ってご応募ください。

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