起業家ではなく、投資家が起業家に対してピッチを行うイベント、真夏の投資家合同説明会「リアルスタートアップリスト」を7月27日にClipニホンバシにて開催しました!
イベントではVC・CVCのパートナー級を中心に13名が集結。投資家の方々の夏の暑さに負けないアツいピッチのおかげで、イベントは大盛況でした。
60人以上の参加で、会場は満席
01. Draper Nexus Ventures 中垣徹二郎
02. オプトベンチャーズ 細野尚孝
03. アプリコット・ベンチャーズ 白川智樹
04. クルーズベンチャーズ(ユニコーンキャピタル) 石橋孝太郎
05. ウィルグループ 東條昌文
06. Klab Venture Partners 萩谷聡
07. ジェネシア・ベンチャーズ 大塚悦時
08. DBJ Capital 九島玲緒
09. Full Commit Partners 山田優大
10. REALITY ACCELERATOR 郡裕一
11. Makers Boot Camp 牧野成将
12. セールスフォースベンチャーズ 浅田慎二
13. UB Ventures(ほしのかけら) 竹内秀行
大盛況に終わったイベントの模様を一部ご紹介!
投資家によるピッチ5分、そのあと質問タイム3分という形式で行われました!
最後には起業家の投票によってベストピッチ賞が選ばれるとあって、投資家のピッチにも熱がこもります。
登壇した投資家のピッチの内容を簡単にご紹介します。
トップバッターはDraper Nexus 中垣徹二郎さん
B2B, SaaS分野での投資が多く投資後も大企業ネットワークを活用して成長支援を実施。豊富なEXIT実績は大きな強み。過去Exitを果たしたスタートアップへは平均3回投資を実施しているとのこと。
2番目はオプトベンチャーズ 細野さん
リードでSeriesA以降のリアルテック分野に投資を行うことが多いそうです。こだわるポイントは”ビジネスモデル”。キャピタリストは起業・事業立ち上げ経験があるメンバーで構成されており起業家と目線を揃えることが可能です。
3番目はアプリコット・ベンチャーズ 白川さん
2018年4月新設で、大手企業からの独立を支援していくVCです。
前職CAV時代には20社シード期のベンチャーに投資した実績有り。投資先が入れる半年間無料のシェアオフィスを提供。その他ノウハウとコミュニティで支援しています。
4番目はクルーズベンチャーズ 石橋さん
国内で最も自由なCVC(本体は事業会社のクルーズ)を掲げています。エンジェルからSeriesA,Bラウンドまで約300万円-3億円まで投資可。
事業ではなく「ヒト」に投資。支援先はクルーズが持つアセットを最大限活用できます。
5番目はウィルグループ 東條さん
CVCとして投資を実施。HRTechまたは現在の事業にシナジーがある領域に投資。ラウンド的に多いのはシードからSeriesA。投資先に新規事業担当者が出向をしてハンズオンで支援を行ったことも有り。共に営業を行うなど営業力に強みがあります。
6番目はKlab Venture Partners 萩谷さん
KVPとしてはゲームに限らずシード・アーリーのIT領域に投資を実施。全体の7割程度がリード投資。なおKlab本体とのシナジーは一切考慮せず、意思決定もクイック。強みは半数がエンジニアのKlab本体リソースを活用した支援です。
7番目はGenesia Ventures 大塚さん
アジアの産業を創るというビジョンで投資を実行。シード・アーリーステージに特化して日本・アジアへの投資を行っており、シードでのリード投資が多いです。一回の投資規模は1,000-5,000万円がメイン。
8番目はDBJ Capital 九島さん
日本政策投資銀行が親会社となる投資ファンド。キャピタリストの特性に合わせてオールラウンドにB2B、B2C問わず投資。新規投資は6件/年程度。市場の大きさや起業家の視点によってシードも。投資後の日本政策投資銀行からのサポートが強みです。
9番目はFull Commit Partners 山田さん
名前の通り、数を絞ったシードスタートアップへの投資とその後のフルコミット支援を行っています。山田さん自身が投資先に半常駐でサポート。さらにデザイナー・技術者の専門家を次回調達後等の成功報酬型で派遣する支援メニューが強みです。
10番目はREALITY ACCELERATOR 郡さん
シードラウンドのSaaS&AIを専門に投資。本気で全社Exitを目指しているが故に営業マーケ系で強く支援を実行。投資前に3-6ヶ月の間スタートアップと一緒に営業を行いその後投資判断。強みは徹底した現場支援で泥臭く支援していく部分です。
11番目はMakers Boot Camp 牧野さん
投資分野はモノづくり領域。ハードウェアの試作・量産設計をスムーズに行う為に京都を中心にした中小企業との連携をしながら支援を行っています。投資後スタートアップに最適な中小企業をマッチさせる高い専門性が強みです。
12番目はセールスフォース・ベンチャーズ 浅田さん
B to BのSaaS領域に投資を行っています。メインはSeriesAのラウンドへの投資。強みはSalesforceネットワークを用いた海外の経営者を呼んだクローズドセッションや本体の既存顧客紹介、SaaSの実践勉強会等の支援メニューです。
ラスト13番目はUB Ventures 竹内さん
ユーザベースが立ち上げた、次世代メディア / B2B SaaS特化のVC。純VCで本体のCVCではない。本体との事業シナジーは考慮せず投資。本体のノウハウを提供する支援を行っていく。竹内さんは自身のほしのかけらでUB以外の領域に少額投資を行っています。
最後にベストピッチ賞は誰かを投票
投票によりベストピッチ賞に選ばれ、見事初代チャンピオンとなったのは、セールスフォースベンチャーズの浅田さんでした!
笑いを誘う独特なテンポのピッチが参加者の支持を受け、約半数の票を獲得してダントツの1位となりました。2位にはDraper Nexus Venturesの中垣さんが続きました。中垣さんには、ぜひ次回雪辱を果たしてほしいですね!笑
受賞を受けスピーチする浅田さん
今回のイベント名、リアルスタートアップリストのもとになっている「スタートアップリスト」。知らない方のために、簡単にご紹介します。
スタートアップリスト(Startup List)は国内最大の起業家・投資家のコミュニケーションプラットフォームです。より平たくいえば、日本版エンジェルリストです。
起業家は投資家の比較・検討・連絡に使うことができます。また、事業会社も多く登録されているので、連携・営業先の開拓にも利用することができます。
2017年2月28日のローンチから5ヶ月で登録済のベンチャー企業は600社、投資会社は300社にのぼります。
詳しく知りたい方はこちらへ→スタートアップリスト(Startup List)公式HP
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