最近、インスタのストーリーでよく見るこの画面。 この画面を見ない日はないくらいなのではないではないでしょうか?
実際、すでに日本人の50万人以上がインストールしているらしいiOS専用アプリ「Clubhouse」。
でも「このアプリのことがよくわからない」「あまりよく分からずに始めてしまった」なんて人が多いのでは?
この流行りに全くついていけていないあなたも、よくわからずについていっているあなたも、この記事で一気に「Clubhouse」の理解を深めましょう!
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Clubhouseとは、iOSのみに対応している(現在は)招待制の音声交流型SNSです。
聞いているだけの感覚としてはラジオに近く、興味のあるルーム(ラジオでいうチャンネルのような感じ)に参加して生配信されている会話を聞くことが出来ます。
他のSNSとの違いは何なのか気になると思うので、主な特徴を以下にまとめました。
・音声だけでリアルタイムに時間無制限で会話できる新感覚のアプリ
・(現在は)iOS端末でのみしかインストール出来ない
・現在は英語でのみの対応
・完全招待制でセキュリティ面は安心(電話番号を知っている知り合い経由でのみ参加可能)
・1人1アカウントで非匿名性(本名の登録が必要)
・ポリシー上では18歳以上しか使えない(実際は中学生も出来ている)
・チャット機能やコメント機能がなく誹謗中傷などが出来ない
・基本的に音質は良いが半日に1回くらいのペースで落ちたりハウリングなどのシステムトラブルが起きる
・音声のコンテンツを保存することができない
Clubhouseをインストールするためには、すでにClubhouseをやっている知人に招待してもらう必要があります。そのため、その知人に電話番号を伝え、電話帳に追加してもらいましょう。
ここで重要なのが、自分を招待した人は自分のプロフィールにずっと名前が載るので、できれば関係性の深い人から招待してもらった方が良いでしょう。
そして、知人に招待してもらってからアプリをダウンロードすればきちんとアプリにインストール出来ます。招待してもらうと、下の画面のようなメッセージがSMSなどで送られてきます。
この送られてきたリンクからアプリに飛べば、アプリを使用開始できます。開始できたらこのような通知許可をするかどうかの選択肢が出てきます。
通知許可する場合は「Allow」を選択します。
ただし、現在は英語表記しかされていないので英語がわからない方は辞書などで意味を調べながら進めていくことをおすすめします。
それから、自身の興味関心をこのように選択します。
すると、25人くらいのフォローのおすすめが出てきますが、これは「フォローした人のルームしか基本的に表示されないから」です。
フォローをしないとルームが出てこず話を聞くことができなくなるので、最初は誰かわからなくてもフォローしてしまうことをおすすめします。
インストールができたら、自分のプロフィール作成などの初期設定を行います。
基本的にはあとでも編集できるのですが、名前とアカウント名の変更は原則1回しかできないため、慎重に作成しましょう。
よくあるミスで、名前をあとで変えたいのにもう変えられなくなってしまったということがあります。
基本的に本名でしか登録できませんが、自分のプロフィール画面に飛んで名前をクリックするとこのような表示が出ます。
一番上の「legal name」が本名の設定をする時のボタンです。二番目の「creator name」がニックネームです。
ルームに入ると、個人の名前はファーストネームしか表示されないので、名前全体を表示させないと他の人にしか認知してもらえないような方はニックネームにフルネームで入力するのがおすすめです。
bioというのは、自己紹介文のことです。自分の肩書きや経歴、関心事項を書きましょう。
Clubhouseは、TwitterやInstagramとの連動ができます。これはいつでもできます。
プロフィール画面の右上に「@」が表示されています。このアットマークが赤くなっていると、メールアドレスとの連動ができていない証です。メールアドレス認証はしなくても大丈夫ですが、安全性の面からは認証しておいた方が無難です。
「ルーム」というのは、トークルームのことです。ラジオでいうチャンネルのようなものです。これを聞きたい場合は、まず聞きたい人がいればその人のアカウントをフォローしておく必要があるので注意してください。
下のように、様々なトークルームが表示されるので、聞きたいタイトルのルームを選択すればそれだけでルーム内での会話を聞くことができます。
既存のルームに入るだけだと、自分の出す音は周囲に一切聞こえないので心配いらないです。
ただ、右下にある挙手ボタンを押すと、ルームを開催したモデレータたちに知らされるので気をつけましょう。
自分が選択したルームは以下のように表示されます、ルームには、ルームの企画者である「モデレータ」と単なる視聴者である「オーディエンス」がいます。
そして、モデレータにのみ名前の横に緑の星マークが表示されます。
オーディエンスとして参加する魅力は、ルームを開いて音声を聞きながら他のアプリを開くこともできるため、ながら聞きで作業ができる点です。
ちなみにクラッカーのマークは、Clubhouseを始めて1週間経っていない人にのみつくマークです。そして、ミュートしている人はマイクのマークがつきます。
自分で新規ルームを作成する場合は、画面下にある「Start a room」を選択します。
すると、以下のような表示が出ます。
左から「Open」「Social」「Closed」とあり、ルームの公開範囲を限定できます。
「Open」は不特定多数の人が自由に入退室できます。
「Social」は、自分のフォロワーのみ自由に入退室できます。
「Closed」は、自分の指定した人しかルームに入ることができないので知り合いとのみ雑談したい時などに使えます。
経営者や芸能人が開設したルームをひたすら聞く「聞き専」が、今Clubhouseを使っている人のほとんどの利用方法だと思います。
ただし、音声のみなので音でのコンテンツ提供に強い人の方が話している傾向にあります。例えば、ルックスで売っているようなモデルなどはあまり話さないです。
対して経営者や起業家、アナウンサー、芸人、本の著者らはよく話す傾向にあります。
今、アプリ開いている人がアクティビティ欄からわかるので知人を雑談に誘いやすいのも特徴の一つです。
アクティビティは、右下の「Start a room」の隣にある点々の集合から飛べます。
そして、すぐに知人とルーム開設できるので簡単にたわいもない雑談をすることができます。
Closedのルームを活用すれば選択した人しかルームに入ることができないので、リモートワーク中の社員同士の雑談やちょっとした用を済ませるために使えます。
コロナ渦でのリモートワークで、雑談不足によるストレスが問題となっている今こそ、この利用方法はかなり効果的なのではないでしょうか。
ちなみにミュートにもできるので、話したい時にだけ話すことができます。
起業家などは、自分のやっていることをアピールするためにClubhouseで自己アピールをしていたりします。
また、似たような関心事項がある人たち同士で熱いディスカッションをしている場合もあります。z
oomと同じで挙手制度があるので、「手」のマークのボタンを押せばもともと「オーディエンス」だった人も発言することができます。
また、Clubhouseは日本だけでなく世界中で使われているので、外国人をフォローして外国人のルームに入れば英語などの外国語のリスニングの勉強にもなります。
Clubhouseを実際に使ってみて、魅力だと思った点を以下に列挙してみました。
使うかどうか迷っている方は、ぜひチェックしてください。
・有名人や経営者のぽろっとした有益な発言を聞くことができる
・有名人がルーム開設したての時にルームに入ると有名人と会話できる可能性がある
・アーカイブに残らないのでFOMO(聞かないともったいない!心理)効果がある
・ビジネスが新たに生まれるチャンスになる
・テレビやライブなどの前後に行うことで、限定性のある娯楽として副音声的に裏話を聞くことができる
・耳だけ傾ければ良いので、ラジオ感覚で作業しながら聞くことができる
・アプリの画面を閉じて他のアプリを開いていても聞き続けることができる
・手をあげることで発信者になれるため、発信者になるハードルが低い
・コロナ渦で不可能な密な集まりの代わりに大勢で話す「密なコミュニケーション」ができる
実際にインストールして使ってみた率直な感想としては、私自身は面白いと思いました。
基本的に「聞き専」で使用していますが、何か作業している時に耳が空くので、音楽を聞く代わりに聞いています。
そして、起業家やほ本の著者の話は有益なので、そういった情報を作業をしながらでも聞くことができてお得感があります。
起業家や自分を売り出したいアーティストやモデルなども、自分をアピールすることができるのでメリットも多いように感じました。実際、起業家たちのフォロワーはかなり伸びてきています。
ただ、学生にはあまりウケていません。というのも、Clubhouseは音声だけなので自分から大衆に発信するには「言語化」が必要になってくるというハードルがあるからです。学生にはInstagramのインスタライブやYoutubeなど動画の方が発信しやすく、娯楽性もあって楽しいと感じやすいと思います。
また、ながら聞きができてしまうゆえに気づいたら一日中聞いていて頭が痛くなったり、交感神経が刺激されるので寝る前に聞いてしまうと寝つきが悪くなったりといった弊害もあります。
したがって、使い方次第では便利ですがメリットばかりではないのも事実です。
新しいSNSと上手に付き合っていくことが、今後ますます求められるのでしょう。