チャットボットとFAQを比較してみた!共通点やどっちを選べばいいか紹介

チャットボットとFAQを比較してみた!共通点やどっちを選べばいいか紹介

記事更新日: 2024/01/30

執筆: クロダユリ

業務効率改善を目的に問合せ対応を自動化するツールとしてチャットボットやFAQシステムを活用する企業が増えています。

導入にあたってどちらを選ぶべきか悩んでいる方も多いでしょう。

チャットボットとFAQシステムを比較し、それぞれの違いと共通点、どちらを選ぶべきかのポイントを解説していきます。

チャットボットとFAQシステムを比較してみた

ユーザーの疑問を解消してくれる、チャットボットとFAQシステム。

目的は同じですが、いくつか相違点があります。

比較内容 チャットボット FAQシステム
適切な回答数 300件以下 300件以上
回答にたどり着くスピード 早い 遅い
ユーザー情報を取得できる量 多い 少ない
複雑な質問に回答できるか できる できない

適切な回答数

チャットボットは多くの回答数を登録するには不向きです。

Q&Aの数が多いと、回答にたどりつくまでに何度も会話する必要があるためです。

FAQシステムは登録できる情報量が多く、画像や動画、関連リンクなどを掲載できるため、ユーザーが求める情報を詳しく知ることができます。

回答にたどり着くスピード

チャットボットは、会話で誘導して短時間で回答にたどり着くことができます。

FAQシステムでは、多数の質問の中から回答を選ぶ手間がかかる、キーワードが適切でないなど、回答を見つけるまでに時間がかかることがあります。

ユーザー情報を取得できる量

チャットボットでは、ユーザーの問題や要望など、多くのユーザー情報を集められます

FAQシステムでは、検索に使用した「キーワード」の取得に限定されます。

そもそもチャットボットとFAQシステムとは?

ここでは、チャットボットとFAQシステム、それぞれの概要について解説していきます。

チャットボットとは

「chat(チャット)」と「robot(ロボット)」を組み合わせた言葉で、リアルタイムでユーザーと会話するプログラムです。

ユーザーからの質問やコメントに対し、自動的に会話をしながら疑問を解決に導きます。

チャットボットには、大きくわけて2つの種類があります。

AI型チャットボット:過去にやり取りしたデータから複雑な問い合わせにも対応

機械学習を活用し、あらかじめ学習させたデータやユーザーとのやりとりを解析することで、複雑な質問でも柔軟に回答できます。

シナリオ型チャットボットと比べて複雑なメンテナンスが必要で、運用コストが高くなる傾向があります。

シナリオ型チャットボット:事前に記憶させた回答・シナリオをもとに問い合わせに返答

あらかじめ用意したシナリオから、ユーザーが知りたいものを選択しながら回答していきます。

テンプレート対応しかできないため、解決できない場合は有人対応する必要があります。

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FAQシステムとは

顧客または社内からの「よくある質問」と「回答」を、データとして蓄積・整理し、検索しやすくしたシステムです。

種類別に分類したり、キーワードで検索することで、大量の情報の中から特定の情報を的確に見つけることができます。

チャットボットとFAQシステムの類似点

チャットボットとFAQシステムには、共通するところもあります。

顧客満足度の向上につながる

電話やメールのように待たされることなく、24時間いつでもユーザーの疑問を解消することで、顧客満足度の向上につながります。担当者によって対応に差が生じることなく、間違った回答を防止することができます。

問い合わせ対応の業務負担を軽減させる

ユーザーは自己解決が可能になり、問い合わせ件数を削減することで、業務の効率化・自動化が可能になります。

FAQの用意やメンテナンスが必要になる

導入にあたって、想定される質問とその回答であるQ&Aデータの作成が必要です。

利用率や評価数などのデータを分析するなど、運用開始後も定期的なメンテナンスと改善が必要です。

AI機能を搭載できる

AIを搭載したツールなら、入力された質問内容を分析し最適な回答を表示できます。

顧客の情報管理、質問内容を分析するレポート作成など、マーケティングへの活用が可能です。

チャットボットとFAQシステムどっちを選べばいい?

それぞれの特性を見てきましたが、どちらを導入したらいいか、判断に迷う方も多いでしょう。

ここでは効果的な使い分け方を、ケース別に見ていきます。

チャットボットがおすすめのケース

会話形式が効果的な場合

ユーザーの質問が明確でない場合、会話形式で誘導することで回答に導きやすくなります

会話形式で気軽なコミュニケーション が生まれ、顧客満足度の向上が期待できます。

特に、SNSなどのコミュニケーションツールを利用している人、スマートフォンを利用する人に好まれる傾向があります。

日本語のほか、英語など多言語での問合せに対応することが可能です。

外部ツールで利用する場合

FAQシステムはWebサイトにしか設置できないのに対して、チャットボットはLINEやビジネスチャットなど外部コミュニケーションツールに対応することが可能です。

蓄積した情報を活用する場合

ユーザーに対して繰り返し質問することで、ユーザーが知りたいことや疑問点を収集・蓄積し、個別のニーズに合わせたサービスを提供できます。

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FAQシステムがおすすめのケース

登録する情報量が多い場合

複数のサービスや製品を取り扱っている場合など、登録するFAQが多い場合に向いています。

画像や図解・表などさまざまな表現方法での回答が可能です。

問題が明確な場合

ユーザーの質問が明確な場合、キーワードで検索することで的確に情報にアクセスすることができます。

チャットボットとFAQシステムは両方使える?

チャットボットとFAQシステムの役割を組み合わせた、FAQチャットボットというツールがあります。

FAQに蓄積された多くの情報の中から、チャットボットを使って必要な情報をスムーズに見つけることができます。

これにより、検索に不慣れなユーザーでもストレスなく自己解決することができます。

すでに使用しているFAQシステムから、新たに導入するチャットボットにシナリオとして追加・連携することで、導入時の負担を軽減することができます。

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まとめ

問い合わせを自動化することで業務効率化が実現できる、チャットボットとFAQシステムについてご紹介しました。

それぞれの特徴と自社の目的に合わせて、最適なシステムを導入してください。

画像出典元:o-dan

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