Microsoft Power BI

3.1(21件)

MicrosoftPower BIはビッグデータの処理からダッシュボードによる視覚化まで、Excelベース・Excel感覚でデータ処理ができ、業務スタッフでも簡単に使用できるBIツールです。もともとリーズナブルなうえに、ユーザー単位での課金が可能であり、中小企業にうれしい価格設定です。さらに個人利用なら無料です。

MicrosoftPower BIはビッグデータの処理からダッシュボードによる視覚化まで、Excelベース・Excel感覚でデータ処理ができ、業務スタッフでも簡単に使用できるBIツールです。もともとリーズナブルなうえに、ユーザー単位での課金が可能であり、中小企業にうれしい価格設定です。さらに個人利用なら無料です。

執筆: 編集部

記事更新日: 2024/11/06

カスタマーレビュー

3.1(21件)

星5つ

24%

星4つ

19%

星3つ

19%

星2つ

38%

星1つ

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評価スコア

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Microsoft Power BIの特徴4つ

1. Excel のわかりやすさで高度な分析を提供

当然ながら自社製品であるExcelとの連携については完璧で、日常的にExcelを利用している方であれば、既存のクエリ、データモデル、レポートなどをすべてPower BI上のダッシュボードに統合して、わかりやすく可視化してくれます。
 
ダッシュボードのデータは、ダッシュボードを開くと同時に、あるいは任意の頻度で自動的に最新のデータを取得するように設定することができます。
 
スマートフォンやタブレット向けのアプリケーションも展開しており、データの閲覧、個人的なデータアラートのプッシュ通知なども行えます。
 
 
すばやくインサイトを導き出すダッシュボード

2. 簡単にデータを作成し、モデル化する

Micorsoft Power BIは、3つの要素から成り立ちます。
 

Power BI Desktop 

Windows デスクトップ アプリケーション

データモデリングとレポート作成のために使用

Power BI サービス 

オンラインの SaaS (サービスとしてのソフトウェア) サービス

Desktopで作ったレポートを他のユーザーと共有するために使用

Power BI モバイル アプリ

Windows、iOS、Android デバイス向けのモバイル アプリケーション

 
このうち、最初に使うのがPower BI Desktopです。
 
BIツールを使うためには、通常データの準備・作成に多くの時間が費やされます。特に複数のデータ元を用いながら分析をする場合、それぞれが最新かどうかを確認したり、不整合を修正したりといった”データの準備”に多くの時間を費やしてしまうのが常であり、スペシャリストでなければ難しい作業と言われてきました。
 
しかし、Power BI Desktopのデータモデリングを使用した場合、そのような必要はありません。プログラミングを覚えなくても、ドラッグ&ドロップといった簡単な操作で、データを組み合わせたり、複数データベースのクリーニングや変換(テーブル名の変更、データ型の変換、列の削除など) が可能となります。
 
データのモデル化ができたら、そのデータをどのように表現するのかを選び(”ビジュアル”と呼びます。この”ビジュアル”の表示方法の一覧も、Excelによくにています!)、レポートの作成に進みます。
 
次に複数の”ビジュアル”をどのように組み合わせて配置するのか、レポートの全体像=ダッシュボードを作ります。ダッシュボードは、Excelライクな画面上でクリック&ドロップだけ、ノーコードで作成できます。
 
さらに、有料の「Power BI Premium」を選べば、これらのデータモデリングはMicrosoft AIが支援してくれます。クエリを指定しなくても、対話をしている感覚でモデリングが完了します。
 
Power BI Desktopがあれば、社内のシステム担当者やITベンダーにデータ取得を依頼しなくとも、ユーザー部門のスタッフ自身で正しいデータを集め、分析結果からすぐに次のアクションを考え、実際に行動を起こすことができるようになります。
 
クリック&ドロップでデータモデリングからレポート作成まで

3. いかなるなるデータにも接続可能

Power BI は、データの所在場所を問わずに連携することができます。オンプレミス、クラウドのいずれにも対応可能であり、また、 HadoopやSparkなどのビッグデータも対象に含まれます。
 
Micorsoft製品であるExcelやAzure、SharePoint、Dynamic365はもちろん、SalesforceやOracle、Facebook、appFigures.など接続可能な他社サービスデータは多数あり、継続的に拡張されています。
 
多くのビジネスツールに接続が可能

4. ガートナーからのお墨付き

Gartner は、『2021 Gartner Magic Quadrant for Analytics and Business Intelligence Platforms』において、Microsoft を 14 年連続でBIツール市場の先見性あるリーダーとして評価しています。
 
さらには、今や”お手頃価格”であるだけでなく、「分析手法の拡張と、自動化された機械学習という革新的な機能により、2019年には競合他社の機能をおよそすべて追い抜いた」とまで述べています。
 
ただし、Azure以外のIaaSが利用できないこと、 SAP BWおよびHANAへの直接クエリへの接続に問題があること、などを課題にあげています
 
ガートナーが14年連続で評価

 

まとめ

この記事では「Microsoft Power BI」の特徴・評判・料金を解説しました。

「Microsoft Power BI」は、中小企業にとって導入しやすいBIツールです。

なぜなら多くの企業はExcelやWordなどがITツールのスタンダードであり、ExcelをはじめとしたOffice365と抜群に相性がよいことから、「Microsoft Power BI」を違和感なく導入することができます。

また、他ツールに比べてもともと低価格でありながら、ユーザー単位で無料/有料を決めることができるため、BIツールを使う人数が限られる中小企業には嬉しい価格設定です。

データの整備・準備時間の削減と、データの可視化・ビジュアル化により経営判断のスピードをあげたいと考える中小企業には、最適なBIツールといえるでしょう。

画像出典元:「Microsoft Power BI」公式HP

Microsoft Power BIの料金プラン

無料版と有料版の選び方

 
Microsoft Power BIには、無料版と有料版があります。
 
個人で使う場合は、無料版で大丈夫です。無料プランを利用するにはMicrosoftアカウントが必要なので、事前に取得しておきましょう。
 
法人で使う場合は、自分が作成したレポート・ダッシュボードを他のユーザーに共有するかしないか、で決定します。”誰かが作成したレポートの共有を受けるだけならば無料版でOK”、と考えれば良いでしょう。
 
  ワークスペースが共有容量にある場合の機能 ワークスペースが Premium 容量にある場合のその他の機能
無料版 マイ ワークスペースのコンテンツにアクセスする 共有されているコンテンツを使用する
有料版 他のワークスペースへのコンテンツの発行、ダッシュボードの共有、ダッシュボードとレポートのサブスクライブ、Pro ライセンスを持つユーザーとの共有を行う 無料ライセンスを持つユーザーにコンテンツを配布する
 

有料版の種類

 
有料版には、Microsoft Power BI ProとMicrosoft Power BI Premiumがあり、Premiumはユーザーあたりプラン・容量あたりプランのいずれかで選ぶことができます。
 
有料版のうちどれを選ぶかは、(利用可能な機能も異なりますが)扱うデータ量・データサイズで決定することをおすすめします。
 
プラン プラン(小分類) 月額 データモデル サイズの制限 最大ストレージ
Powr BI Pro 1,090円 1GB 10GB/ユーザー
Power BI Premium ユーザー単位 2,170円 100GB 100TB
Power BI Premium 容量単位 543,030円 400GB 100TB

 

会社情報

企業名
住所
設立年月
資本金
事業名
代表者名

Microsoft Power BIのレビュー一覧

全21件
投稿日: 2023/04/19

2

匿名ユーザー
会社名
非公開
所在地
神奈川県
業界
メーカー/製造
職種
営業職
従業員
1001人以上

大量のデータだと処理速度が遅い

導入に至った決め手を教えてください。

マイクロソフト社の製品であり、且つデータの分析を視覚的・直感的に利用できることから導入されたと聞いている。

利用期間

開始時期不明~2023年4月現在も利用中

不便だと感じた点を教えてください。

・初期設定には専門知識が必要で、初心者にとっては複雑で時間がかかった。

大量のデータを処理する場合、処理速度が遅くなることがある

・サポートに関するオフィシャルな情報源が限られており、一般的な問題に対する解決策を見つけるのに時間がかかった。解決のためにユーザーコミュニティやオンラインのドキュメントを参照する必要があった。

料金
2
機能の充実度
2
操作性・UI
2
サポート体制
1.5
社内での評判
2
投稿日: 2023/07/27

4

匿名ユーザー
会社名
非公開
所在地
東京都
業界
IT/通信/インターネット
職種
専門職
従業員
1001人以上

Tableauよりもデータ加工がしやすい

導入に至った決め手を教えてください。

データの可視化に使用しました。

もともとMicrosoft製品を利用していたため、その一部であるPower BIを選定したのだと思います。

利用期間

2021年10月〜2023年6月現在も利用中

使いやすいと感じた点を教えてください。

・アイコンが多く、直感的に操作ができます。ツールがアイコンになっているため、何をしてくれるものなのかが視覚的に分かりやすいです。操作方法の動画を一本見るだけで、扱っていくことができました。

・テーブル形式でフィルターや列の作成、結合を行うことができます。他BIツールであるTableauよりもデータ加工がしやすい印象です。列の追加には関数などを利用しますが、Excelなどに慣れていると、同じような式で作成することができます。

・PowerBI内で、新規テーブルを作成できます。ちょっとしたテーブルの場合は、別で作成して読み込ませる必要がなく、手間がかからなかったです。

・テーブル間の紐付けを自動で行うことができます。列名が同じであれば自動で紐づけてくれるため、確認は必要ですが、手間が減りました。

・Tableauでは、1シートに1グラフですが、PowerBIは1シートの中で、好きな位置に好きなだけグラフを配置することができるので、比較が楽でした。

不便だと感じた点を教えてください。

・月や曜日などが英語表記です。分かりやすくするには、自分で新規に日付テーブルを作る必要がありました。期間も日本は4月始まりを1Qにしたいところ、ズレが生じていました。

データの読み込みや手動更新の反映が遅く、すぐに作業を始めることができません。他ツールでも言えることかもしれませんが、データが多いと読み込みだけで1時間かかることもありました。

・グラフの色が原色に近い濃い色が選ばれることが多いため、綺麗なグラフにするには手動で調整が必要です。

外部ツールとの連携はしやすいと感じましたか?

MicrosoftのSSMSとは連携がしやすかったです。

自動更新も可能で、一度設定すれば、後は設定したタイミングで更新してくれることが便利でした。

他の会社にもおすすめしますか?

AzureなどのMicrosoft製品を使っている場合は、導入支援やサポートなども受けられるため、PowerBIの選択は良いかと思います。

アドオンなどを使わずにデフォルトで使う場合は、細かい部分までの調整が難しいと感じたため、柔軟性を求める場合は、他のBIツールの利用が良いかと思いました。

料金
3
機能の充実度
4
操作性・UI
4.5
サポート体制
3.5
社内での評判
4.5
投稿日: 2023/07/22

4.5

匿名ユーザー
会社名
非公開
所在地
神奈川県
業界
IT/通信/インターネット
職種
企画職
従業員
251人〜500人

色々な切り口でのデータ分析が可能

利用期間

2020年9月〜2023年7月現在も利用中

使いやすいと感じた点を教えてください。

・既存の弊社の基幹システムとの連携が、非常に簡単だった。

・UIが見やすくとてもわかりやすく、誰でも使いやすい。

見たいレポートを自由にカスタマイズして表示できるので、色々な切り口でデータ分析ができるようになった

外部ツールとの連携はしやすいと感じましたか?

Microsoft Dynamics AXは、稀にエラーが発生するが、概ね連携に問題ない。

他の会社にもおすすめしますか?

基幹システム等の既存のシステムとの連携ができるのであれば、導入をおすすめしたい。

UIの見やすさや使いやすさは非常に優れているし、レポートの自由度の高さもかなりユーザーには嬉しいので。

料金
3.5
機能の充実度
4.5
操作性・UI
4
サポート体制
3.5
社内での評判
4.5
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