飲食店 業務効率化について

【2023年比較】飲食店におすすめ!業務を効率化するツール6選

記事更新日: 2023/12/21

執筆: 川崎かおり

さまざまな値上げを乗り越え、利益を上げるには、飲食店でも業務効率化ツールが有効です。

お客様側でスマホなどデジタル化が浸透してきている今、飲食店側にとって導入しやすい環境が整ったといえます。

本記事では、飲食店に業務効率化が必要な理由やメリット、さらには飲食店の業務効率化に有益なツールを選りすぐってご紹介します。

自店の課題を思い浮かべながら、チェックしてみてください。

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飲食店こそ業務効率化が必要な3つの理由

飲食店が抱える課題の多くは、業務効率化ツールの導入により解決できます

「飲食店こそ業務効率化が必要」と言われる理由を見ていきましょう。

人手不足が常態化しているため

飲食業は、コロナ禍以前から働き手が定着しにくいと言われてきました。仕事がきついこと、忙しくて休みにくいこと、給料が高いわけではないことなどが原因です。

人手不足が常態化すると、今いるスタッフの負担が大きくなる上、オペレーションミスも増えます。業務効率化ツールを導入して、少ない人数でも働きやすい職場環境を作ることが必要です。

顧客のデジタル化ニーズが高まっているため

社会全体のデジタル化により、人手を介さないスピーディーな対応を求める顧客が増えています。

オーダーや精算の自動化は、顧客満足度アップに直結するでしょう。

またアプリを活用すれば、顧客のスマホを決済・オーダーツールとして使えます。

デジタル化のハードルが低くなっている今こそ、飲食店がデジタル活用を進めるタイミングです。

人件費ロス・食材ロスを減らし利益を出すため

近年の社会情勢により、材料費から物流コスト・光熱費まで、あらゆるものが値上げされています。

厳しい状況の中、飲食店が安定的に利益を上げていくためには、ムダの見える化と徹底したロスカットが必要です。

業務効率化ツールの導入でオペレーションの最適化を図り、アナログ式の経営から脱却しましょう。

飲食店で効率化できる業務は?

飲食店で効率化できる業務は、集客販促・予約・顧客管理・オーダー管理・決済業務・シフト・勤怠管理などがあります。

それぞれについて詳しくご紹介します。

集客・販促

業務効率化ツールには、デジタルクーポンやポイントカードを自動発行できるものがあります。

スタッフはスタンプ押しやチラシ配布などの手間がなくなり、集客・販促業務を効率化できます。

またSNS連携やアプリのメッセージ機能を使えば、顧客ニーズに合わせたお得情報や新メニューの告知も可能です。

予約・顧客管理

予約や顧客管理も、ツールを使えば簡単です。

たとえばWeb予約システムを導入すれば、24時間365日予約を受け付けられます。

顧客はスマホから予約を入れられるので、予約のハードルが下がるのもメリットです。

また会員登録してくれた人の情報は、システム上で一元管理できます。

ツールによっては顧客の好みやオーダーの傾向まで記録できるものもあり、顧客サービスの精度を上げられます。

オーダー管理

オーダー端末やオーダーシステムを導入すれば、オーダーの管理も効率化できます。

オーダーシステムには「端末で直接オーダー」「スマホでオーダー」などとさまざまなタイプがあるため、店舗のニーズに合わせて選べるでしょう。

またオーダーシステムとキッチンとをダイレクトにつなげるツールを導入すれば、オーダーミスが起こるリスクも減らせます。

決済業務

キャッシュレス決済に対応するツールを導入すれば、レジ業務の負担を軽減できます。

キャッシュレス決済の普及率が高まっている昨今、多彩な決済手段を備えることは顧客満足度向上にもつながるはずです。

売上管理

POSシステムを搭載したレジを導入すれば、売上データの一元管理が可能です。

レジ業務が効率化するうえ、レジ締めも容易となり、スタッフの負担を軽減できます。

またPOSレジは、「いつ」「どこで」「どんなメニューが」「どんな顧客に」といった詳細な売上情報が記録されるのも特徴です。

正確かつ詳細な売上データを元に、利益につながる経営戦略を立てられます。

シフト・勤怠管理

スタッフのシフトや勤怠管理も、ツールの導入により効率化できます。

シフト作成を自動化できるツールを導入すれば、シフト作成に時間がかかりません。

調整・共有も全てツール上で完結するため、スタッフの利便性も高まります

給与ソフトと連携できるツールなら、給与計算もスムーズです。

飲食店の業務効率を上げるおすすめのツール3選

(税抜価格)

Airレジ 

画像出典元:「Airレジ」公式HP

注目ポイント

  • 誰にでも使いやすいタッチパネル式のレジ機能
  • 基本レジ機能は0円で利用可能
  • 売上データを自動集計

特徴

Airレジは、飲食店のレジ業務を効率化するPOSレジアプリです。

タッチパネル式で直感的に操作できるので、デジタルデバイスに慣れていない人でも操作に迷うことはありません。

1日の売上・顧客データは自動集計されるので、面倒なレジ締め作業もスムーズです。

また同系列の「Airペイ」サービスと併用すれば、クレジットカード決済・交通系電子マネーといった各種決済方法に対応可能。

他社の会計ソフトとも自動連携できるので、売上管理・顧客管理・会計処理を一元化できます。

基本レジ機能のみなら0円で使えるので、導入のハードルが低いのも魅力です。

料金プラン

▶初期費用:無料
▶月額利用料:無料

 

トレタ

画像出典元:「トレタ」公式HP

注目ポイント

  • 予約管理からオーダー・顧客管理ツールまで提供
  • 飲食店のオペレーションを一気にDX
  • iPad(iPadOS 14以上)利用で誰にでも扱いやすい

特徴

トレタは飲食店のスムーズなDXをかなえる、飲食店向け予約/顧客台帳サービスです。

「トレタ予約台帳」「トレタ予約番」「トレタO/X」「トレタスタンプ」の利用により、予約・注文・オーダー/顧客管理を一気通貫でおこなえます。

どのツールもシンプルで使いやすいUIを備えているので、感覚的な操作が可能です。

トレタによってDXが進めば、予約対応やオーダー受付の手間がかかりません。

人件費削減・予約の取りこぼしゼロの実現により、収益アップも期待できます。

料金プラン

  トレタ予約番
  予約番 AIるすでん
初期費用 要問合せ 要問合せ
月額利用料 基本月額:15,000円
電話1件あたり:+50円
基本月額:5,000円
予約1名あたり:+200円※AI対応分

(税別)

トレタ予約台帳、トレタO/X、トレタスタンプの料金詳細については、お問い合わせが必要です。

Airシフト

画像出典元:「Airシフト」公式HP

注目ポイント

  • スタッフ用アプリ「シフトボード」でシフト希望を収集・自動作成
  • チャット機能でスタッフと直接やり取り可能
  • タイムカード機能で勤怠管理

特徴

Airシフトは、スタッフのシフト表作成・共有を自動化するシフト管理ツール

スタッフがアプリ上からシフトの希望を提出すれば、シフト表に自動的に反映される仕組みです。

シフト表作成者は転記の手間がなく、全体のバランスを見ながらスタッフを配置できます。

またシフト表が完成すれば、アプリ上から全スタッフと共有可能です。

個別メールを送ったりLINEに投稿したりする手間がなく、変更希望もアプリ上から申請できます。

無料のタイムカード機能も付いていて、適宜概算人件費を把握できるのも魅力です。

料金プラン

  スタッフ1人につき
初期費用 無料
月額利用料 110円(税込)

※最大2カ月(利用開始月と翌月)は無料

Airシフトの資料を無料ダウンロード 

その他のおすすめ!飲食店の業務を効率化するツール

レシプロ 

画像出典元:「レシプロ」公式HP

注目ポイント

  • STEPに従うだけでレシピが完成
  • メニューブックの作成・共有が可能
  • ワンクリックで原価率を計算

特徴

レシプロは、クラウド上でレシピの作成・管理を行えるレシピ管理ツールです。

ステップを踏むだけでレシピを作成できる上、「BtoBプラットフォーム 受発注」と連携すれば原価率の計算まで可能。

レシピの原価をチェックしながら、利益率の高いレシピを作成・共有できます。

また商材価格が変動すると、警告音で教えてくれるアラート機能付きです。

原価率の上がったメニューはスムーズに差し替えられるので、常に仕入コストを最適な状態に維持できます。

料金プラン

  1店舗
初期費用 要問合せ
月額利用料(税抜) 12,000円

※2,000レシピ
※2カ月無料期間あり

IVRy

画像出典元:「IVRy」公式HP

注目ポイント

  • AIによる自動読み上げテキストを作成可能
  • 受電元の電話番号にSMSでテキストを自動送信
  • ホワイトリスト・ブラックリストの設定で対応が必要な電話を逃さない

特徴

IVRyは、電話応対の課題を解決する電話自動応答(IVR)サービス

自動応答(IVR)・電話転送・SMS送信・AI自動文字起こしといった便利な機能を一括で利用できます。

自動応答用のテキストは自由に作成できるので、店舗独自の案内を流すことも可能。

英語や中国語でも作成でき、インバウンド需要への対応もスムーズです。

また取引先や重要な顧客は、ホワイトリストで区別できます。

ホワイトリストからの電話は自動音声を介さずに受けられるため、相手の心証を悪くする心配はありません。

料金プラン

▶初期費用:要問合せ
▶月額利用料(電話番号維持費含む):3,500円/月+通話代(税抜)

  1店舗
月額利用料(税抜) 3,300円
電話番号維持代(税込) 550円
通話代(税込) 3.3円/分(着信)
通話代(税込) 14.3円/分(転送)
通話代(税込) 30.8円/分(携帯電話への転送)

※1カ月無料期間あり

スマートマットクラウド

画像出典元:「スマートマットクラウド」公式HP

注目ポイント

  • スマートマットを使用して「重量」で在庫管理
  • 在庫が設定値を下回るとアラートで警告
  • 多彩な外部システムとも連携可能

特徴

スマートマットクラウドは、IoT×SaaSで在庫管理を効率化する在庫管理ツールです。

在庫の管理をおこなうときは、「スマートマット」の上に商品を載せるだけ。

重量で在庫データの変遷を把握できるため、日々の在庫確認業務が不要になります。

また発注ラインを設定しておけば、在庫が一定数を切ったと同時に自動発注が可能です。

発注し忘れ・発注ミスが起こりにくく、効率的な在庫管理を実現できます。

発注工程を完全無人化することにより、コストカット・属人化の防止が可能です。

料金プラン

詳細については、お問い合わせが必要です。

飲食店が業務効率化をするメリット

業務効率化ツールを導入すれば、店舗はもちろんスタッフにもメリットがあります。詳細を見ていきましょう。

店舗・経営者側のメリット

1. 人件費を抑えられる

オーダー管理ツールやPOSシステム付きのレジを導入すれば、スタッフにかかる業務負担が軽減されます。

少ない人数でも対応がスムーズになり、新たに人を雇う必要がありません。

人件費の負担が減り、利益率向上につながります

2. 仕入や製造量を最適化できる

ツールによって集められる売上データを分析すれば、曜日ごとのオーダー傾向や人気メニューが分かります。

仕入や製造量を最適化しやすく、コストのムダを省けます。

3. 顧客満足度が向上する

ツールによる業務効率化が成功すれば、顧客サービスの質向上が期待できます。

「お得情報が定期的に告知される」「オーダーがスムーズ」「レジ待ちがない」などが達成されれば、顧客の店舗に対する印象は大幅にアップするでしょう。

従業員のメリット

1. オペレーションミスを減らせる

ツールの導入によってフロアサービスやレジ業務がスムーズになれば、スタッフの負担が減ります

顧客対応にも余裕が出て、焦らずに対応できるようになるでしょう。

顧客をさばききれず、オーダーミスが連発…などという事態は起こりにくくなるはずです。

2. 残業が少なくなる

POSシステム付きのレジを導入すれば、売上の集計業務が自動化されます。

面倒なレジ締め作業が短時間で済み、スタッフが残業する必要はありません。

働きやすい環境を提供できれば、スタッフの定着率アップが期待できます。

まとめ

飲食業界は深刻な人手不足に悩まされている上、物価の高騰による徹底的なコストカットが必要な状態です。

現状アナログ式の経営をおこなっている店舗は、業務効率化につながるツールを導入することが状況改善につながるでしょう。

このたびご紹介したツールは、飲食店の業務効率化に有益なさまざまな特徴・機能を備えています。

まずは自店の課題・悩みを明確化して、ニーズにマッチするツールを選択してください。

画像出典元:O-dan

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