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近年、コロナ禍の影響も相まってデリバリー注文の需要が高まり、多くの飲食店がデリバリーサービスを導入しています。
特に複数のデリバリーサービスを導入している店舗では、受注確認の手間や人手不足などに課題を感じることも少なくありません。
そこで課題解消に役立つのが、デリバリーに関する業務を全て一元管理可能な「デリバリー注文一元管理サービス」です。
本記事では、デリバリー注文一元管理サービスの主な機能や導入メリットについて解説しながら、おすすめサービス7選を比較してご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
デリバリー注文一元管理とは、さまざまなデリバリーサービスやWebサイトからの注文を、1台の端末にまとめて管理できるサービスのことです。
デリバリーサービスと一元管理サービスを連携すると、注文から配達手配、決済処理などデリバリー注文に関わる業務をすべて管理できます。
複数のデリバリーサービスをひとつにまとめることで、オペレーション負荷の軽減や注文ミスの軽減が期待できるでしょう。
また、デリバリー注文一元管理サービスでは、ダッシュボードでの売上分析や人気メニューの見える化も可能です。
メニューの登録や管理もタブレットのみでできるため、人気のあるメニューだけを登録して効率よく売上アップにつなげられます。
デリバリー注文の一元管理サービスの主な機能は次の5つです。
連携しているデリバリーサービスの注文をひとつのタブレットにまとめられる機能です。
複数の端末を使用する必要がないため、オペレーションの負担軽減になります。
すべての注文を自動でプリントしてくれる機能です。
受注漏れなどのミスが軽減されるため、顧客満足度アップも期待できるでしょう。
POSシステムと連携すれば、売上管理も自動化できます。
さらに忙しいランチやディナータイムに、レジへの打ち直しや決済処理が必要なくなるため、ヒューマンエラー防止も期待できるでしょう。
売上分析機能は異なる店舗やブランドなど、デリバリー注文を行っている店舗すべての売上を1つの画面で管理できる機能です。
デリバリー専用のセットメニューや、人気商品のみの登録など、デリバリー注文一元管理サービス内で完結できます。
品切れ登録やメニュー削除もタブレットから簡単に操作可能です。
画像出典元:「camel」公式HP
Camelは、デリバリー注文一元管理サービスとして、全国で6,000店舗以上に導入されているサービスです。
さまざまなデリバリーサービスと連携できるため、複数のチャネルがある飲食店におすすめ。
複数店舗運営をしている企業でも、月別や店舗別に売上集計のグラフ付きダッシュボードが利用できるため、売上分析や施策立案にも役立ちます。
また、既存のPOSやOESとの連携も簡単で、デリバリー注文を手入力し直す手間がないのも魅力の1つでしょう。
導入の際は店舗で使用しているタブレットをそのまま活用でき、持っていない場合は購入やレンタルも可能です。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「delico」公式HP
delicoは、店舗での売上管理も本部での売上一括管理も、ひとつのダッシュボードでできるデリバリー注文一元管理サービスです。
複数店舗を展開している企業の定期的な締め作業も、業態やデリバリーサービスを問わずdelicoひとつで完結します。
インターネットの接続や各種サービスとの連携はdelicoのスタッフがサポートしてくれるため、はじめて管理サービスを利用する店舗でも心配ありません。
デリバリー注文だけでなく、テイクアウトの予約サービスも合わせて一元管理できます。
キッチンプリンターとの連携も可能なため、注文転記の手間もなくスタッフのオペレーション軽減も期待できるでしょう。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「ガルフCSM」公式HP
ガルフCSMは、売上を伸ばすためにデリバリーメディアを増やしていた店舗におすすめの管理サービスです。
複数のデリバリーサービスと連携しているため、注文が多いランチタイムも1つのタブレットを見れば注文内容がひと目でわかります。
また、店内の売上とデリバリーやテイクアウトの売上が、まとめて確認できる分析機能も搭載されています。
別展開されている勤怠管理やWeb給与明細サービスも同時に利用すれば、店舗経営に関わるデータをガルフCSMひとつで確認できるようになります。
会計用に仕分け用データをまとめて作成できるようになるため、複数ブランド・店舗を展開している企業でも締め作業が楽になるでしょう。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「Ordee」公式HP
Ordeeは、ゴーストレストランにも対応できるデリバリー注文一元管理サービスです。
デリバリー需要から増加した複数のチャネルにも対応できるOrdeeは、デリバリー受付に関わるすべての業務をタブレット1つで管理できます。
オペレーション負荷が軽減されたことでピークタイムでもデリバリー注文が受注でき、導入した店舗の中には受付停止時間が90%削減できた事例もあります。
導入前サポートも充実していて、最短で2週間で導入できるのも特徴の1つです。
ただし、導入は10店舗以上の企業に限定されているため、個人店での利用は難しいかもしれません。
詳細については、お問い合わせが必要です。
画像出典元:「Orderly」公式HP
Orderlyは、「売上増加・オペレーション負荷軽減・管理業務の効率化」を目的としたデリバリー注文一元管理サービスです。
注文から調理開始までにかかるデリバリー業務を自動化し、POSとの連携で入力漏れやミスをなくします。
また、Orderlyで受注した注文はまとめて管理画面で確認できるため、売上確認やABC分析も従来より簡単になるでしょう。
複数店舗・ゴーストレストランに対応し、品切れ設定も一括登録が可能です。
現在使用しているPOSが未対応の場合でも、今後対応できる可能性があるようなので導入前に相談してみてください。
詳細については、お問い合わせが必要です。
※ベータ版が無料で利用できます。
さらにおすすめのデリバリー注文の一元管理サービスを2つご紹介します。
画像出典元:「Hubster」公式HP
Hubsterは、個人店からフランチャイズチェーン店まで、あらゆる規模に対応できるデリバリー注文の一元管理サービスです。
1台のタブレットにすべての注文をまとめて管理ができるため、オーダーミスやサービス毎に配達依頼する手間もなくなります。
バーチャルレストランとしての活用も可能で、同じキッチン・スタッフ・食材で最大10ブランドまで出店可能です。
また、自動プロモーション機能を活用すれば、デリバリーアプリの上位表示による顧客アピールも利用できます。
マーケティングにかけるリソースがない個人店でも、顧客認知度アップにつなげやすいため、売上を最大化できるでしょう。
プラン名 | オーダーマネージャー | プレミアム |
初期費用 | 要問い合わせ | |
月額利用料 | 6,900円/1店舗あたり | 15,000円/1店舗あたり |
(税表記なし)
画像出典元:「GATEまるっと注文一括管理くん」公式HP
GATEまるっと注文一括管理くんは、店舗独自カートの設置や来店予約管理もまとめてできるのが特徴です。
自社ホームページにリンクを貼るだけで即日デリバリー・テイクアウトカートが設置できます。
LINEのミニアプリとも連携できるため、リピーター施策にもうってつけのサービスといえるでしょう。
注文内容の並べ替えや受け渡し状況の確認もダッシュボードで簡単に確認でき、1件の受注処理時間を5分短縮した事例もあります。
一般的なメディアやシステムと連携可能なため、複数のデリバリーメディアを利用している店舗におすすめです。
詳細については、お問い合わせが必要です。
※複数機能・複数店舗利用で割引あり
デリバリー注文一元管理サービスを導入すると、現在店舗で抱えているデリバリー業務の課題解消に役立つでしょう。
デリバリー注文一元管理サービスを導入し、課題解決に至った事例を2つご紹介します。
90店舗以上のチェーン店を展開している企業では、デリバリー注文一元管理サービス導入後に年間150万円の人件費が削減できました。
削減できた理由は、Web注文になったことでオーダーの転記作業や事前決済による会計処理がなくなったことです。
転記ミスもなくなり、業務負荷が改善されたことで、1店舗あたり月間約20時間の労働時間が短縮となり、人件費の削減にもつながりました。
コロナ禍によりデリバリー業務が増えた店舗では、デリバリー注文のハンディ登録やレジ登録など業務が増えたことでストレスを感じていたようです。
しかし、デリバリー注文の一元管理サービスを導入し、自動注文や事前決済が可能になったことでスタッフの負担が軽減。
さらにオーダーミスや顧客を待たせる時間の短縮に成功したため、顧客満足度も上がりました。
デリバリー注文を一元管理することで得られる主なメリット3つをご紹介します。
デリバリー注文をテイクアウトと同じシステムで一元管理すれば、店舗での注文と合わせて対応できるため受注可能件数が増えます。
デリバリー注文の内容を別の管理システムに入力する必要がないため、ヒューマンエラーや人手不足にも対応できるでしょう。
デリバリーサービスを活用すれば、店舗を認知していなかったユーザーからの注文も見込めるため、新規顧客の増加も期待できます。
デリバリー注文を一元管理すると、各デリバリーサービスや店舗毎の売上データをダッシュボードで確認できます。
フランチャイズやブランド展開していても、複数のシステムを確認しなくて済み、売上集計や分析の手間も削減可能です。
デリバリーメニューの管理や更新も簡単に設定できるため、売上データから人気のメニューだけを登録することもできます。
ランチタイムなど忙しい時間帯のデリバリー業務は、注文転記ミスなどヒューマンエラーも起こりやすいです。
しかし、デリバリー注文を管理システムで注文から精算まで管理できれば、注文の転記や会計処理が不要となるため、注文数が増えても人を増やす必要がありません。
ゴーストレストランのように人件費を削減したい業態であれば、デリバリー注文の一元管理は重要といえるでしょう。
デリバリー注文の一元管理サービスを選ぶ際に、大切なポイントを3つご紹介します。
デリバリー注文の一元管理サービスは初期費用や月額料金などのコストがかかるため、最初に確認する必要があります。
サービス毎の料金比較はもちろん、導入店舗数や機能追加によるオプション費用がかからないかも確認しておきましょう。
各フードデリバリーサービスとの連携やPOSレジ、オーダーシステムなど、どんなシステムと連携できるか確認しておくのも重要なポイントです。
自社で導入済みのシステムが未対応の場合、別システムを利用する必要があるのかどうかの確認もしておくと安心できます。
はじめてデリバリー注文一元管理サービスを導入する場合、無料トライアルやデモなどで使用感を試してみるのがおすすめです。
無料トライアルで画面の見やすさや操作性を確認しておくと、導入後もストレスなく利用できます。
また、後で追加したくなった時のために、オプション機能なども触れておくといいでしょう。
デリバリー注文一元管理サービスは、これからますます増加するであろうデリバリー需要に対応するために重要なサービスです。
イートインだけでは売上向上が難しくなった現在、スピーディーかつ効率的にデリバリーサービスを提供するためになくてはならないサービスといえます。
特に同一店舗内で複数のブランドを展開している企業であれば、スタッフのオペレーション負荷軽減のためにも欠かせないサービスでしょう。
スピード感あるデリバリーで顧客満足度の向上にも役立つサービスですので、ぜひ導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
画像出典元:写真AC