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オンライン展示会プラットフォームとは、新型コロナウィルスの影響によりさらに注目が高まる「オンライン展示会」「バーチャル展示会」の開催を支援してくれるツールです。
オンライン展示会は、3密を意識せずに商談ができる、リッチなコンテンツで企業や商品の魅力を伝えてくれる、また来場者のログを解析できる、といった点でメリットがあります。
一方で、想定以上に開催準備の時間やコストがかかる場合もあり、一筋縄ではいかない面もあります。
この記事では、編集部が厳選した18選のオンライン展示会プラットフォームを比較して紹介します。
あわせてオンライン展示会のメリット・デメリットや導入時に参考にしてほしい選定ポイントも解説します。
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このページの目次
バーチャル空間の中で動画配信やWeb会議を行うことで、自社商品の宣伝や顧客獲得の機会を創り出すことができます。
オンライン展示会プラットフォームは、一般的な動画配信に加え、次のような機能をもちます。
画像出典元:「EventHub」公式HP
EventHub(イベントハブ)は、コミュニケーション機能に強みを持つプラットフォーム。
イベント参加者の中から自社に合う企業を自動レコメンドしてくれるマッチング機能は、国内一の事例数を誇っています。
ほかにも、イベント前から参加者にアピールできる通知機能や、MA/SFAと連携できる行動ログ解析機能など、イベント運営を効率化する機能が豊富で、大規模から小規模までさまざまなイベントで利用されています。
また、シンプルなデザインで画面遷移が少なく、イベント主催者も参加者も迷うことなく使いやすい点も注目したいポイントです。
・詳細はお問い合わせが必要です
(セミナー参加可能・トライアルあり)
マスコミ
2人〜10人
今風なUIで安心して使える
スマートフォンからのアクセスが容易く好印象だった。類似サービスで最も使うのは「connpass」だが、こちらはスマートフォンで見るには見にくいUIになっている。「connpass」はチケットの管理がしにくいストレスもあった。しかし、EventHubはそういった心配が少ないので、だいぶマシ。
画像出典元:「ZIKU」公式HP
「ZIKU」は、アバターでリアルな体験ができる3D空間のバーチャルイベントサービスです。
CG制作不要で簡単に3Dバーチャル展示場を作成できるうえに、ブラウザで動作するので専用ソフトは不要。
バーチャルイベントに興味があるが、効果的な開催方法に悩んでいる企業や、低予算で簡単にメタバースイベントを開催したい企業におすすめです。
月額制ではなく、1イベント毎の契約で、価格は利用するブース数や来場者数によって変動します。
eventosは、イベントホームページやアプリを簡単に作成できるオンラインイベント開催ツールです。
ライブ配信、チケット管理、商談機能などオンライン・オフラインのハイブリッド開催にも対応できるオールインワンのツールなのが嬉しいポイント!
他社サービスのように複数のツールを併用する複雑さがないので、誰でも使いやすいツールとなっています。
チャットやオンラインMTGで来場者と出展者・主催者を繋ぐリード獲得機能も充実しているので、イベントを確実にリード獲得につなげたい開催者におすすめです!
来場者数、年間アクセス者数(年間でアクセスできるユーザー数)によって、プランが選択できます。
ライト | スタンダード | プレミアム | |
来場者数 | 500〜3,000人 | 3,000人〜1万人 | 1万人〜 |
年間費用 (最低契約期間:1年) |
120万円 | 240万円 | 480万円 |
初期費用 | 60万 | 60万 | 60万 |
年間アクセス者数 | 〜10,000 | 〜50,000 | 〜100,000 |
最大同時アクセス数 | 〜3,000件/分 | 〜3,000件/分 | 〜3,000件/分 |
データ保存容量 | 5TB | 5TB | 5TB |
上記の3プランの他、大規模アクセスやカスタマイズ開発などに対応した「エンタープライズプラン」も提供されています。
最安のライトプランは月額あたり10万円となるので、小規模スタートにおすすめです!
詳しくは以下の資料からご確認ください。
画像出典元:「シャノンのイベント管理システム」公式HP
シャノンのイベント管理システムは、「マーケティングオートメーション」のリーディングカンパニーであるシャノンが運営しており、リアル・オンライン・ハイブリッド開催のセミナーから大型の展示会まで、様々なイベントに対応できるプラットフォームを提供しています。
イベントの事前準備から来場者の事後フォローまで、運営管理をワンストップで行ってくれ、中型~大型のイベントを中心に多くの企業に選ばれている実績があります。
充実したサポートが魅力で、会期中のシステム障害に対応できる万全な体制やイベント当日の受付が集中する時間帯のシステム操作・受付スタッフへのレクチャーなど、きめ細やかな支援に定評があります。
シャノンのイベント管理システムの詳しい料金は、お問い合わせが必要です。
イベントの要件に合わせて個別に見積を作成してくれるので、まずは相談してみましょう。
画像出典元:「そのまま展示会」公式HP
そのまま展示会は、SoVeC株式会社が提供するオンライン展示会ツールです。
3DCGを活用したバーチャル空間にブースを用意し、来場者は各商品に関する資料や動画をオンライン上で閲覧できる仕組みです。
展示会会場の確保や会場設置、商品の搬入など、準備作業をおこなう必要はありません。
チャットやWeb会議などの機能も搭載しており、オフィスで通常業務をこなしながら問い合わせ等の連絡に対応できます。
初期費用や月額費用に関する具体的な金額は、どちらのプランもホームページに掲載されていません。
商品の展示数やオプションの有無によって費用も変わるため、見積を取得したい場合はホームページから問い合わせをしましょう。
「ネクプロ」は時間や場所にとらわれず幅広く顧客にリーチしたい企業・繁雑なイベント管理を簡素化したい企業におすすめです。
顧客の動画閲覧履歴やアンケート結果を分析できるので、見込み顧客を商談につなげられず課題を感じている企業にも試して欲しいツールです。
ウェビナー(セミナー配信)だけでなく、ウェビナーを通じたマーケティング活動全般を行う機能が備わっています。
プランの詳細については問い合わせをする必要があります。
詳しくは公式HPページよりご確認ください。
「EXPOLINE」は、オンライン展示会向けにカスタマイズされたプラットフォームです。
動画配信、セミナー開催、チャットによるコミュニケーション、デジタル資料などだけでなく、顧客管理やログ取得まで可能。
イベントの事前準備から当日の開催・開催後のフォローまでワンストップで管理できます。
カスタマイズ性が高く、自社の用途に合わせて最適な設計ができるのも魅力。
イベント業界で有名な博展グループの50年以上に渡って蓄積されたノウハウを活用し、トータルでサポートしてくれるので安心して利用できます。
EXPOLINEは初期費用・月額費用・オプションの組み合わせによって決まる料金体系になっています。
料金については、問い合わせが必要ですが、事前に使用用途や欲しい機能を整理しておくと良いでしょう。
プラン名 | |
初期費用 (税抜) |
700,000円~ |
月額費用 (税抜) |
要問い合わせ |
画像出典元:「Eventory」公式HP
「Eventory」はオン・オフ・ハイブリッド、全ての形式に対応可能なオールインワンのオンライン展示会プラットフォームです。
イベント告知ページ(LP)のカスタムデザイン作成機能や、多国語言語対応、複数の同時トラック配信、zoomより高解像度の完全独自配信機能など、多彩な機能も全てオプション料金なく利用が可能です。
また、有料チケットの発券手数料が無料、独自ドメイン設定やSalesforce/HubspotなどMAとのデータ連携も無料で対応・連携します(※12ヶ月スタンダードプラン以上)。
単発イベントだけでなく継続的なデータ収集・管理を行いたいウェビナーなどにも最適なツールです。
「Eventory」は参加者のユニークユーザー数によるプランとなり、同一参加者の複数参加カウントはせず、イベント実施回数も無制限、チケットの販売手数料も無料です。
プランによらず、どのモデルでも全ての標準機能が追加料金なく利用可能。
オプションの設定がないので、使いやすい料金体系となっています。
イベント回数無制限プラン | |
初期費用 | 200,000円 |
月額料金 | 50,000円~(スポット利用は要相談) |
販売手数料 | 無料 (決済事業者手数料は別途必要) |
※料金は税別価格です。
画像出典元:「エアメッセ」公式HP
「エアメッセ」は事業部ごとなど小規模から実施できるオンラインイベントツールです。
簡単にVR出展が可能なテンプレートブースを用意しているだけでなく、ブース制作専門のデザイナーが対応してくれるオリジナルのエントランスやブースが制作できるのも評判です。
開催の規模に制限がないため、1社単独の展示や小規模なショールームなどの制作も依頼が可能です。インターネット上に構築されるため、来場者の通信環境に左右される点には注意が必要です。
導入費用は基本的に初期作成費用+月額費用となります。
オリジナルブースの対応だけでなく、簡単に出展できるVRテンプレートもあります。
初期作成費用 (税込) |
55,000円〜 |
月額費用 (税込) |
6,380円~ |
オプション (税表示なし) |
オリジナルエントランス: 100,000円 |
画像出典元:「EventBASE」公式HP
「EventBASE」は、株式会社ストラーツが運営するオンラインイベント主催者向けのプラットフォームです。
大規模な展示会から小規模なカンファレンスまで対応しています。
また、ビジネス展示会や講演会、採用フェア、株主総会、セミナーなど、あらゆるオンラインイベントに必要な機能が備わっています。
EventBASEには、3種類のプランがあります。
最安プランで月額10,000円~利用可能です。
プラン | スターター | ビジネス | エンタープライズ |
利用料金 +開催ごとにかかる 費用 |
月額10,000円 +50,000円/ 1開催毎、200名まで |
年額480,000円 +68,000円~/ 1開催毎、 人数によって変動 |
要問合せ |
来場登録人数 | ~200人 | 201人~ | 10,001人~ |
基本料金は契約期間によって異なり、イベントごとの開催費は人数によって変動します。
画像出典元:「Cvent」公式HP
「Cvent」は利用企業2.3万社、ユーザ20万名以上、イベント件数440万件の実績を誇るイベント管理ツールです。
オンラインイベントはもちろん、オフライン・ハイブリッド開催にも対応しているのが魅力です。
注目すべきはイベントの準備から当日対応、事後対応を「Cvent」一つで行えること。イベントWebサイトの作成やメール配信、開催後のアンケート回収などをシンプルに行えます。
さらに、参加者情報を活用しマーケティングや営業活動で活かせます。
イベントを実施して終わりではなく参加者のエンゲージメントを高め顧客創出をしたい企業におすすめです。
プランの詳細については問い合わせをする必要があります。
画像出典元:「FAMevent」公式HP
FAMeventは、富士ソフトが開発した仮想空間を活用したオンラインイベントツールです。
アバターを操作するだけでビデオ通話の開始ができ、オフラインのようなコミュニケーションが可能。
初期費用や月額費用もかからないので、導入もしやすいです。
スタッフのサポートもあるので、初めてのオンラインイベントでも安心です。
1イベント10万円から利用できます。
初期費用や月額料金などの固定費がかからず、コストを抑えることができます。
ライトプラン | ルームプラン | ホールプラン | |
価格 | 100,000円/4H | 200,000円~/4H | 200,000円~/4H |
人数 | 1フロア100名まで | 2フロア200名まで | 2フロア200名まで |
備考 | ZOOM連携なし フロア追加不可 |
ZOOM連携なし フロア追加可能 |
ZOOM連携あり フロア追加可能 |
※オプション…フロア追加 ルームプラン:50,000円、ホールプラン:100,000円
(税表示なし)
画像出典元:「VRmillion」公式HP
VRmillion(ヴァーミリオン)では臨場感あるオンライン展示会を簡単に作成できます。
開催準備は、予め用意されたテンプレートの中から選んでバーチャル会場の中に配置するだけ。ブースの配色やレイアウトなどはカスタマイズが可能です。
来場者はバーチャル空間の中をアバターで自由に歩き回れ、気になったブースで録画映像やリアルタイム配信を視聴するなど、リアルと同じように楽しめます。
「探す・見つける・体感する」という展示会の良さをバーチャル空間で実現したい方におすすめです。
・詳細はお問い合わせが必要です
・無料トライアルなし
画像出典元:「meet×meet」公式HP
meet×meet(ミーツ)の特徴は「顔が見える」出展ブース。
各ブース担当者の顔写真がアイコン表示されるため気軽に話しやすい環境になり、商談の機会を創出します。
展示会の開催規模にあわせて最適な料金プランを選べるのでコストパフォーマンスの心配もありません。小・中規模イベントに最適です。
プラン | 来場登録者規模 | 基本使用料 | 月額使用料 | 主な用途 |
オンリープラン | 1,000人以下 | 50万円 | 10万円 | 社内イベント |
ベーシックプラン | 1万人以下 | 150万円 | 10万円 | 小規模イベント |
ゴールドプラン | 5万人以下 | 300万円 | 10万円 | 中規模イベント |
プレミアムプラン | 10万人以下 | 400万円 | 10万円 | 中~大規模イベント |
画像出典元:「Virtual Event」公式HP
数万人規模のイベントにも対応できるものを探しているなら、Virtual Event(ヴァーチャルイベント)がおすすめ。
人数制限なく大量アクセスが可能なライブ配信機能や、1対複数で対話できるビデオ通話機能など、大規模イベントに最適です。
また、sansan社の名刺アプリと連携し、オンラインでは難しい名刺の活用も行えます。
・詳細はお問い合わせが必要です
・無料トライアルなし
画像出典元:「EventIn」公式HP
EventIn(イベントイン)は、Web会議ツールで高いシェアを持つ株式会社ブイキューブが手掛けるサービス。
ブース訪問者とのチャットから、Web会議を使ってそのまま商談に入れます。
専門スタッフが事前準備から当日撮影、動画のコンテンツ化までサポートしてくれるので、初めての方におすすめです。
・詳細はお問い合わせが必要です
・無料トライアルなし
画像出典元:「Virtual Experience Provider」公式HP
オンラインイベントの企画から3DCGの制作、集客プロモーションやリアルタイム配信、事後のデータ分析まで、イベント丸ごとを任せられるサービス。
経験豊富なスタッフが、視聴者参加型のインタラクティブな演出や離脱率を下げる方法など、さまざまな提案やサポートをしてくれるので安心です。
・詳細はお問い合わせが必要です
・無料トライアルなし
開催したいオンライン展示会のコンテンツに応じて、必須となる機能が変ってきます。
例えば、リッチなコンテンツで商品をアピールしたい、という場合は、VRやARに対応しているツールを選びましょう。
ビデオ配信をするのであれば動画配信ツール(YouTubeやVimeoなど)かウェビナー(ZooMなど)と連携している必要があります。
すでにアカウントを持っているツールであれば追加費用の心配がなく、また運用面でも安心です。
予定している来場人数と、ツールの想定利用者数が一致しているかどうか確認しましょう。
せっかく来場してもらったのにも関わらず、環境が脆弱でプレゼンテーションがうまくいかない、というような状況は問題外ですが、一方で、過剰な環境もコストパフォーマンスが低下します。
来場者数に応じてプランが選べるプラットフォームであれば、社内に運営ノウハウを蓄積でき、おすすめです。
PC・スマートフォン・タブレットのいずれからもアクセスできるマルチデバイス対応であることは最低限の条件です。
たとえばVRを使ったプレゼンテーションを予定している企業であれば、MACやWindowsだけでなく、より高品質での再現が可能なOculus Riftにも対応したプラットフォームを選ぶ、といったことも選択肢にいれましょう。
リアルで展示会開催した場合は会場費や設営備品のレンタル代、また現在は感染対策のための費用も発生します。さらに、物品の運搬や会場受付など人手と時間がかかり大変でした。
オンライン展示会プラットフォームは会場にまつわる準備が不要なため、コストと準備負担を大幅にカットできます。
その分、興味関心を引くコンテンツ作りやターゲット企業の選定などコア部分に時間を割くことができます。
PR方法や来場者とのコミュニケーション機能に優れているので、個別質疑や次の商談につなげやすいのもメリットの1つです。
バーチャル空間は現実のような賑わいを感じられるだけでなく、PDF等ダウンロードコンテンツやWebリンクの埋め込みなど、デジタル空間ならではのPR方法で来場者の興味関心を引くことができます。
また、来場者・出展社・協賛企業間のコミュニケーションが取りやすいよう、チャット機能や企業同士のマッチング機能などが搭載されています。
来場者の属性情報やログ情報を、リアルタイムに把握することが可能です。
来場者の業種・性別など参加申込時に取得した属性情報に加え、各ブースの平均滞在時間や行動履歴、視聴数など「誰が」「どのようなものに」興味があるのかを計測できます。
さらに、事前登録機能があれば、申込みの段階で来場者の興味・嗜好が分かるので、訴求力のあるブースの展示内容やプレゼン資料を開催前に準備することも可能です。
3DCGや動画などの展示コンテンツ作成には、時間とコストが必要となります。
コンテンツ作成の費用対効果を出すためにはクオリティはもちろんのこと、使用頻度を考えることが大切です。
コミュニケーションを大事にしたい、担当者の顔を明確にして話した方が訴求力がある、静止画での解説で充分である、などの商材の場合は、ウェビナーの利用で充足するケースも多くあるはずです。
ウェビナーであれば、無理にリッチコンテンツにこだわる必要はないため、コストを大幅に抑えられます。
オンライン展示会は誰でも手軽に参加できる反面、興味が湧かなければ簡単に離脱することもできるというデメリットを持ちあわせています。
リアル展示会で行ってきた「顔を見た呼びかけ」ができない分、各参加者が何を求め、どういう企業と交流したくて参加しているのか、事前登録フォームなどから細やかなアプローチが必要となります。
コロナ禍の影響で注目が高まっているオンライン展示会プラットフォーム。この記事ではおすすめのツールや選定ポイント、コストパフォーマンスなどをご説明しました。
自社の開催規模や要望と照らし合わせ、気になったものは積極的に問い合わせをして、比較検討してみてください。
画像出典元:O-dan