取引先や知り合いが病院を開いたのでお祝いを贈りたいという場合、予算はどれくらいがいいのか、何を贈ればいいのか、マナーはどうなのか悩むことが多いのではないでしょうか。
「病院という場所柄、特別に気をつけなくてはいけないことがあるのでは...」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的には一般的なお祝いのルールに沿えば大丈夫です。
この記事ではお祝いの平均相場、贈るタイミング、開院祝いにふさわしい贈り物とそうでないもの、そしておすすめの贈り物6選をご紹介します。
この記事を参考に相手に喜ばれるお祝いをぜひ選んでみてください。
このページの目次
開院祝いの予算は贈る相手との付き合いの程度により相場が変わります。
お付き合いの程度により、開院祝いの予算はどれくらいになるのか表にしました。
開院祝いの金額が相場よりもかけ離れたものであるなら、それが多すぎても少なすぎても相手は対応に困ってしまいます。
開院祝いの予算は、相手との関係性を考慮して相場から大きく逸脱しない程度の金額にするようにしましょう。
開院祝いを贈るタイミングはいつがふさわしいのか、開院祝いを贈る際にどんなことに注意すべきかを次に紹介します。
開院祝いを贈る時期としてふさわしいのは、開院の1週間前か前日までの間です。
開院する日よりもかなり前に贈り物を届けると、相手に保管や運搬の手間を取らせることになるからです。
また、開院当日とそれ以降の数日はとても忙しくなることが予想されます。
ですから、開院当日もしくはそれ以降に贈るのもふさわしくありません。
自分で届ける、配送業者を利用するのいずれの場合でも、相手に連絡を取って届ける日や時間に確実に受け取れるかどうかを確認しましょう。
開院祝いを贈る際の礼儀として、相手に迷惑や不必要な手間を取らせないというのがポイントです。
開院祝いで花を贈るタイミングは、他の品物を贈る場合とはタイミングが違います。
花はあまりにも早く届けると、開院日までに枯れないようにお世話してもらわなければなりません。
相手に手間をとらせることになります。
病院や医院を開院する場合、地域の方や知り合いを招待して内覧会を行なう場合があります。
内覧会が開催される場合と、開催されない場合の花を届けるタイミングは以下の通りです。
どちらの場合でも、事前に花を届けるという旨を相手先にきちんと連絡するようにしましょう。
うっかりして開院日にお祝いを贈るのを忘れた場合、開院してからそのことを知った場合などは、1ヶ月以内であればあらためてお祝いを持参することができます。
その際には、お祝いのメッセージを添えることができるでしょう。
あまりにも開院から日数が経過しているならば、開院1周年などのふさわしい時期にあらためてお祝いを贈ることができます。
開院祝いにはふさわしくない品物があります。
こうしたことも知っておけば、ふさわしくない贈り物を届けて自分が恥をかくことを避けられるでしょう。
どんな品物を避けるべきか、その理由も合わせて紹介します。
火事を連想させる火気類はNGです。
例えば、ライターや灰皿、お香やキャンドル、ストーブなどの火を連想させる電化製品もふさわしくありません。
一見こうした品物は実用的で喜ばれそうな感じもしますが、相手によっては不作法と感じる方もおられるので覚えておきましょう。
赤は「赤字」を連想させます。赤い花なども開院祝いの贈り物には不向きです。
靴下やスリッパ、マットなど足で踏むものも開院祝いの贈り物としてはふさわしくありません。
なぜなら「踏みつける」という行為を連想させるからです。
とりわけ相手が目上の方の場合は、こうした品物を贈ることは失礼に当たるので避けましょう。
ハンカチは漢字では「手巾(てぎれ)」と書きます。
「手切れ」「縁切り」を連想させる語呂なので贈り物にはふさわしくありません。
また「クシ」も「苦」「死」などを連想させる言葉なので縁起が悪いものとみなされます。
開院祝いで現金や品物を送る場合の包み方を次に紹介します。
現金を贈る場合は、祝儀袋(のし袋)に入れます。
時計やタオル、お菓子の詰め合わせなど花以外の贈り物を届ける場合は、熨斗紙に包ます。
祝儀袋や熨斗紙には、水引きと呼ばれる紙紐がついていたり、その絵が書かれていたりします。
水引きには3つの種類があります。
開院祝いで使う祝儀袋や熨斗紙の水引きにはどれがふさわしいのか説明します。
医院の場合、事業の拡大はとても望ましいことです。ですから「蝶結び」もしくは「あわじ結び」の水引きを使えます。
表書きは「御祝」もしくは「御開院御祝」とするのが一般的です。
「御開院祝」の4文字では、「4」で「死」を連想させるので縁起が良くないとされています。
連名で贈る場合は、右から順番に、年長もしくは立場が上の人から名前を記入します。社名を入れる場合は、右端にある代表者もしくは年長者の名前の右上に小さめに社名を記入できます。
花や鉢植えを送る場合は、立札をつけてもらいます。
立札には木札と紙札の2種類があります。開院祝いなどフォーマルな場面では木札の方がふさわしいでしょう。
開院祝いをはじめとしたお祝いの品として、花はやはり定番といえます。
「病院」という場所柄、匂いが強いものや花粉が飛ぶものなどは避けなくてはいけませんが、お祝いの気持ちを示すものとしては手堅い贈り物です。
その中でも胡蝶蘭は匂いも花粉も少なく、花も長持ちするためおすすめです。
HitoHanaはハイセンスな花束・ブーケ・アレンジメント・観葉植物などを取り扱う花と植物の通販サイトです。
開院祝いの胡蝶蘭をお探しならば、こちらのサイトがおすすめです。
扱っている胡蝶蘭の種類も豊富で40種類以上、数あるラインナップの中から贈り物を厳選したい方にはおすすめです。
また、値段・色・種類・人気ランキングの中から選ぶことができるので迷うことがありません。
贈り先の医院の雰囲気にぴったりな胡蝶蘭を探すことができるでしょう。
オーキッドファンは生産者直送の胡蝶蘭を扱っている、胡蝶蘭専門の通販サイトです。
開業・開店祝いといった用途や、価格から選ぶことができるため「どの胡蝶蘭を選べばいいのかわからない...」と迷う心配がありません。
サイトもシンプルで見やすく、胡蝶蘭に関する情報が充実しているため、胡蝶蘭の購入にはおすすめのサイトといえます。
ベルビーフルールはプリザーブドフラワーを取り扱う通販サイトです。
水やり不要で枯れないため、生花を贈ることがはばかられる場合でも安心です。
営業日13:00までの依頼で翌日到着の商品も揃えられているため、急な物入りでも利用しやすい点が特徴的です。
一番人気は、5万個以上の実績を持つデザイナーがつくるセミオーダーアレンジの商品とのこと。
気になった方はぜひお問い合わせください。
お祝いということであればカタログギフトもおすすめです。
数千点の商品の中から自由に選ぶことができるという点は非常に魅力的です。
カタログギフトであれば、お祝いとして何を贈るか迷う必要もないのでこちらの手間もかかりません。「贈りものを選ぶのが面倒だ!」という場合は、カタログギフトを贈ることをオススメします。
アンティナフォービズはビジネスシーンで使えるギフトを提供している法人向けオンラインショップです。
カタログギフトだけで456種類の品揃えがあり、グルメやお酒、花などのカタログ以外の商品も選ぶことができます。
ギフトのラインナップや包装に強みがあり、配送サービスやオンラインショップだけでは対応しきれないことも柔軟に相談してもらえます。
法人の方は試してみてもいいかもしれません。
一般的には知られていませんが、近年出てきた、新しい贈答品が「祝い竹炭」です。
祝い竹炭は胡蝶蘭など祝い花の代わりとなるプレゼント用の竹炭インテリアで、プレゼント相手に対して、お祝いの気持ちを伝えるとともに、変わり種の贈り物として注目されています。
また、水やりの必要がないため手入れが楽で、消臭、電磁波の吸着や湿度調整など機能性も高いのが特徴です。
他にも日本の竹炭は外国人の方から喜ばれるため、グローバルな企業には喜ばれるでしょう!
少し個性のある贈り物をしたい方には、祝い竹炭がオススメです。
定番でありながらも、年齢・世代を問わず、幅広い方に喜んでいただけるお祝いがお菓子です。
1番にオススメするのがお菓子です。ギフトとして定番でありながら、年齢・世代を問わず、幅広い方に喜んでいただけるギフトです。
定番だからこそ、おしゃれなものを贈りたいという方へオススメするのが、ル コキヤージュのギフトスイーツです。
贈る目的別で商品を選ぶことができるため、予算に合わせたチョイスをしながら、質の良い品を贈ることができます。
1.フレンチレストランが提供するスイーツで、品格がある
2.おしゃれで印象に残りやすく、幅広い方に喜ばれる
3.高級ショコラで外さない
4.花と違い、受け取りの手間がかからない
5.値段を抑えて、高級感を出すことができる
開院直後など、物事の始まりには何かと出費がかさみます。
そういった事情を酌んで、あえて品物ではなく現金や商品券を贈る、ということもオススメです。
花や形のあるプレゼントを送る場合、ものが被ることや先方の好みがあわないこともあるでしょう。
現金や商品券ではそのような心配はないので、贈り物としては安全な方法と言えるでしょう。
開院祝いの平均予算と相場、贈るタイミングについて紹介しました。
また贈るとNGな品物,開院祝いの包み方などマナーについても取り上げました。
やはり胡蝶蘭は見た目の豪華さと美しさゆえにおすすめのお祝いの品と言えます。
しかし、今では贈り物の選択肢も増えているので、贈り物にもお祝いの気持ちに少し遊び心をいれてみてもいいかもしれません。
新しく病院や医院を開業する方をしっかり応援するという意味でも、心のこもったお祝いを贈ることができるでしょう。
画像出典元:pixabay、Unsplash