開店・開業祝いに贈るメッセージ集!贈る相手別の例文も紹介

開店・開業祝いに贈るメッセージ集!贈る相手別の例文も紹介

記事更新日: 2023/05/02

執筆: 根本翔伍

取引先や知人が開店・開業をしたときは、お祝いの気持ちを込めてメッセージを贈りましょう。

開店・開業に至るまでのいきさつや苦労を知っているのであれば尚更、準備期間を労い、商売繫盛を願いたいものです。

今回は、開店・開業祝い時に最適なメッセージ集を紹介します。

メッセージづくりのポイントや贈る相手別の例文もピックアップしますので、ぜひ参考にしてみてください。

開店・開業祝いメッセージのポイント

まずは、開店・開業祝い時のメッセージを作るにあたり、ポイントを抑えておきましょう。

相手に嬉しいと思ってもらえるようなメッセージにするためにも、基本のマナーやルールを抑えていくことが肝心です。

相手との関係性に合わせて内容を変える

開店・開業祝いのメッセージは、相手との関係性に合わせて内容を変えるのがベターです。

例えば、取引先が新店をオープンするときは、ビジネスマナーを押さえたベーシックな文章にするとよいでしょう。

長い付き合いのある友人・親戚が開業するときは、多少カジュアルな文体でも問題ありません。

また、会社を代表してメッセージを贈るのか、個人的に伝えたい言葉があるのかによって内容を変えることも可能です。

まずは受け取った相手が違和感を覚えないかを重視し、複数パターン作ってみることをおすすめします。

お祝いや商売繫盛を祈願する言葉を添える

開店・開業時にメッセージを贈る理由は、お祝いの気持ちや商売繫盛の願いを伝えることにあります。

並々ならぬ準備期間を経て無事に開店・開業できたことを喜び、周りが応援していることを伝えることが大切です。

また、商売繫盛や成功を願ったりすることも、相手にポジティブなモチベーションを喚起させる要因となるため、積極的に盛り込んでいきましょう。

自分の店を持ったり、新たな店舗の立ち上げが長年の夢だった人も多いです。

夢への第一歩を踏み出したそのチャレンジを称え、メッセージとして贈るのがよいですね。

労いの気持ちや共感の言葉を盛り込む

よくあるテンプレートメッセージだけでなく、労いの気持ちや共感の言葉が盛り込まれていると、相手の記憶に残りやすくなります

そのため、普段のやり取りから開店・開業に対する相手の気持ちが読み取れている場合、その要素を積極的に盛り込むとよいでしょう。

「〇〇さんが5年という歳月をかけて準備してきたことが実り、私も大変嬉しく思います」

「私も〇〇さんの的確なアドバイスに救われた経験があるからこそ、今回の開業が成功すると確信しております」

など、見聞きした話や実際の経験をベースに考えるのがよいでしょう。

よりリアルなメッセージを相手に届けるためにも、ぜひオリジナルのエピソードを盛り込んでみてください。

お店の繁栄を祈るメッセージ集

ここでは、お店の繁栄を祈る基本的なメッセージ集を紹介します。

シーンごとにオールマイティな使い方ができるフレーズをピックアップしますので、ぜひお役立てください。

基本のフレーズ

まずは、お祝いのフレーズをいくつか知っておきましょう。

メッセージを贈る相手に合わせてアレンジすることはできますが、メッセージの第一声で下記のようなフレーズを入れるのが基本です。

  • おめでとうございます
  • お慶び申し上げます
  • お祝い申し上げます
  • 心から祝福致します
  • 新たなご出発おをお祝いします


上記のようなフレーズは、メッセージのなかで2個程度に抑えましょう。

「新会社の設立、誠におめでとうございます。新たなご出発おをお祝いすると共に、今後益々のご発展をお祈り申し上げます」など、不自然でない程度に複数個盛り込む分には問題ありません。

ビジネスシーン向け

ビジネスシーンでは、テンプレートとしてよく聞くフレーズを使うのが近道です。

失礼にならないようマナーを守るという意味でも、下記のような言葉を入れるのがよいでしょう。

  • 今後益々のご発展をお祈り申し上げます。
  • 千客万来を祈念し、お祝いの言葉とさせていただきます。
  • 末永い繁栄と商売繫盛をお祈り致します。
  • 多くのお客様から愛されるお店となりますよう、社員一同心より願っております。
  • 後日改めてご挨拶にお伺い致します。
  • 開業の喜びもひとしおのこととお慶び申し上げます。


特に間違えやすいのは、「祈念」と「祈願」の使い分けです。

「願をかける」という意味ではどちらも同じですが、「祈願」は神仏へ祈りを捧げる意味合いが強いことに注意が必要です。

神社・仏閣に出向いて商売繫盛を願う場合は「祈願」と表しますが、今回メッセージを伝える相手は神仏ではなく個人であるため、無難に「祈念」とするのがよいでしょう。

プライベート向け

プライベート向けの場合、普段やり取りしているのと同じ温度感でメッセージを作ることが可能です。

ビジネス向けの堅苦しい文章になってしまうと、却って気負わせてしまったりよそよそしい対応になってしまったりする可能性があるため、注意しましょう。

メッセンジャーを作る方もあまり肩肘張らずに考え、お祝いの気持ちを伝えることのみに集中して問題ありません。

  • 今日を迎えられて、私も本当に嬉しいです。
  • お客さんに気に入ってもらえるお店になるよう、頑張ってね!
  • 手が必要なことがあれば、いつでも声をかけてください。
  • 今後改めてお祝いしたいので、食事にでも行きましょう。
  • 〇〇さんの活躍を、心から応援しています。
  • ずっと語っていた夢を、ついに形にしたんだね。

ただし、どんなに仲の良い相手でも、ネガティブな言葉を盛り込むのはNGです。

「赤字にならないよう頑張れよ!」

「万が一倒産したら骨は拾ってやるよ!」

など、一見冗談として成立しそうな内容であったとしても。お祝いのメッセージに入れるべきではありません。

メッセージは形に残るものとしてずっと大事にする人も多いため、相手の気持ちになって作ることを第一として考えることが大切です。

贈る相手別!メッセージ例文

ここでは、メッセージを贈る相手別にいくつか例文をピックアップして紹介します。

電報と同様に50~200文字程度に抑え、忙しい開店・開業作業中でもサッと目を通せる分量になることを意識してみましょう。

取引先:失礼のないマナー重視のメッセージが最適

● この度は新事務所ご開設、誠におめでとうございます。貴社益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

● ご開業おめでとうございます。〇〇先生が培ってきた30年以上に渡るノウハウや経験は、これからもたくさんの会社を救うことになるだろうと確信しております。今後更なるご発展をお祈り致します。

● 新支店の開店、心よりお慶び申し上げます。貴社の限りない発展と皆様の健康を祈念致します。

● ご開店おめでとうございます。念願成就、お喜びもひとしおのことかと思います。千客万来と商売繁盛を、心から祈念いたします。

 

友人:多少くだけた表現で応援してもOK

● 開店おめでとう!学生の頃からずっと夢だったことを叶えて、心から尊敬します。手が必要なときがあればいつでも手伝いにいくので、気軽に声をかけてね。

● 開店おめでとう。今日この日を迎えられて、本当に嬉しく思います。お客さんからも地域からも愛されるお店になるよう、祈っているよ!

● 新たに〇〇駅にお店を作ると聞いて、驚きました。どんどん会社を成長させていて、素直にかっこいいと思います。また改めてお祝いさせてね。本当におめでとう!

 

親族:労い・応援のメッセージを多めに盛り込んで

● 開店、本当におめでとうございます。お店の形になっているのを見ると、これまでの苦労が色々思い起こされるね。〇〇(名前)であれば、きっと成功します。頑張って!

● この度は本当におめでとう。ずっと陰ながら応援していたけれど、今日ばかりは喜びが隠せません。これから大変なこともあるだろうけど、大丈夫!親戚みんなで応援しているよ。

● 独立・開業、本当におめでとう。〇〇(名前)がこんな偉業を成し遂げるなんて、誇らしい気持ちでいっぱいです。お父さんもお母さんも、心より応援しているよ。これからも無理せず頑張ってね。

 

開業祝いでお花を贈る方法

開業祝いのメッセージは、お花に添えて贈るのもおすすめです。

お店やオフィスにお花を置くと場の雰囲気がパッと明るくなるだけでなく、より目に見える形でお祝いの気持ちを伝えやすくなるでしょう。

代表的なお花のタイプは下記2つありますので、好みやシーンに合わせて選択します。

スタンド花で送る

スタンド花は、店舗・サロンなど一般のお客様が多数出入りする形態のお店に向いています

店舗入口を華やかに飾るため目を惹きやすく、開店・開業を街の人に強く印象づけることができるでしょう。

また、入口部分に十分なスペースがある事務所や、自社ビルなど置き場所に困らないオフィスにもおすすめです。

鉢植えで送る

鉢植えは、どんな形態の店舗・オフィスにも最適なお花です。

コンパクトで場所を取らないためどこにでも飾りやすく、手入れや処分に手間がかからないこともメリットだと言えるでしょう。

特に、スタンド花を店前に置くと通行の邪魔になってしまうような店舗や、自営業・小規模オフィスでの開業に向いています・

5,000円前後から安価にアレンジメントしてもらうこともできるため、コストパフォーマンスがよいことも魅力のひとつです。

贈って喜ばれる花と避けたい花

最後に、贈って喜ばれる花と避けたい花を紹介します。

せっかく素敵なメッセージを添えていても、花の種類がお祝いシーンに適さないと、印象を大きく損ねてしまいます。

今後の付き合いにヒビが入るリスクもあるため、必ず事前リサーチしておきましょう。

喜ばれる花5つ

  • 胡蝶蘭
  • アルストロメリア
  • カスミソウ
  • バラ
  • ユリ


胡蝶蘭は、開店・開業によく使われる最もベーシックなお花です。

蝶が舞うような大きく華やかな花弁が目を惹くほか、「幸せが飛んでくる」という意味も含まれており、フォーマルなビジネスシーンでもカジュアルなプライベートシーンにも向いています。

また、アルストロメリアには「持続」「未来への期待」、カスミソウには「幸福」「感謝」、バラには「奇跡」「夢叶う」、ユリには「祝福」などの花言葉があります。

希望する花がある場合は、アレンジメントの際に要望しておきましょう。

編集部

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避けたい花5つ

  • シクラメン
  • アジサイ
  • 椿
  • チューリップ


よほど相手が好きな花だと分かっていない限り、上記を贈るのは避けましょう

シクラメンは「死」「苦」などの言葉を連想しやすく、お祝いの場には向きません。

アジサイは枯れたときの色褪せが強くメンテナンスに手間がかかってしまうこと、椿やチューリップは花ごと落ちる枯れ方をするため縁起が悪いとされています。

また、菊は葬式・通夜で使われることが多く、開店・開業祝いのほか退院・快気祝いにも使われません。

花自体は非常に綺麗ですが、お祝いの場には贈らないよう意識しておきましょう。

まとめ

「応援してくれる人がいる」という事実は、何よりも大きなモチベーションになるものです。

そのため、親しい人や取引先が開店・開業したときには、お祝いの言葉や応援の気持ちを込めてメッセージを贈りましょう。

また、メッセージにはお花を添え、見た目の華やかさも演出することがおすすめです。

店舗やオフィスの空気をパッと明るくできるような花を選び、お祝いとして届けていきましょう。

 

画像出店元:「HitoHana」公式HP

画像出典元:AC

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