【徹底解説】ERPの意味とは?おすすめのERPシステム3選も紹介

【徹底解説】ERPの意味とは?おすすめのERPシステム3選も紹介

記事更新日: 2019/05/10

執筆: 編集部

ERPとは情報システムということは知っていても、何のための情報システムなのか説明するのは難しいという方も多いでしょう。

この記事ではERPの意味、企業がそれを導入するメリット、コスパ良く導入できるおすすめのERPシステム3選をご紹介します。

そもそもERPとは?

ERPとは


ERPの仕組み


ERPとは”Enterprise Resources Planning”の頭文字を取って略したものです。直訳すると「企業資源計画」です。

経営の基本となる資源は「ヒト・モノ・カネ」ですが、それらを適切に分配し有効活用する計画という意味です。

そこから派生して、ERPは、人事・生産・財務会計など企業経営に必要な情報を統合管理するシステムのことを意味するようになりました。

ERP導入までの背景

ERPという考え方やそれを支えるシステムが導入されるまでは、企業の各部門がそれぞれの部門の情報を管理していました。

人事部は人事の情報、営業部は営業の情報、生産部は生産の情報、財務部は財務に関する情報といったようにです。

各部門が部門ごとのルールや管理方法で情報を管理していたので、情報の共有や全体的に経営状態を判断することが難しい、経営判断に時間がかかるという問題が生じてきました。

こうした問題を解決するために生まれたのが、企業の各部門の情報を統合管理するERPです。

ERPで情報の統合管理が可能

ERPは企業資産計画を指す言葉であり、企業の各部門が持つ情報を集約し統合管理するシステムを指すようになりました。

これにより、企業の各部門が部門の垣根を超えて情報を共有でき、経営者は経営状況を素早く把握できるので経営判断を的確かつ迅速に行えるようになりました。

ERPの導入方法

ERPの導入方法はおもに2つに分かれます。

1. オンプレミス型

2. クラウド型


オンプレミス型は、自社サーバーにシステムを構築して運用する方法です。自社でシステムを構築するので、自社のニーズに合わせてカスタマイズすることが可能です。しかし設備投資やシステム構築のために多額のコストが必要になります。

クラウド型は、ERPサービスを提供する会社のシステムを利用する方法です。自社でサーバーやシステムを構築する必要がないので導入までの時間が短く済み、費用も抑えることができます。

中小企業でも導入可能?

最近まではオンプレミス型のERPシステムがメジャーだったので、大企業が莫大な予算と設備投資を行い、サーバーやシステムを構築しERPを導入することが多かったですが、最近ではクラウド型のERPサービスを提供する会社などが登場し、中小企業でも多額のコストを必要とせずにERPを導入できるようになりました。

ERP導入のメリット



企業がERPを導入することでどんなメリットが生まれるのかを次に解説します。主に以下の4つのメリットがあります。

ERPを導入するメリット

  • 情報の統合管理
  • 業務の効率化
  • 経営状況の可視化
  • 経営判断のスピードアップ

 

1. 情報の統合管理

ERPを導入することで、これまでばらばらだった企業内の各部門の情報を統合管理できます。

例えば、決算などの会計処理を必要とする場合、これまでは関係する各部門から数字を集め、それを再入力し計算しなおす作業が必要でした。その際に数字が合わないなどの問題が生じていました。

しかしERPを導入すれば、各部門から数字を集める作業や計算する作業などが不要になります。これが情報を統合管理することのメリットです。

2. 業務の効率化

ERPにより情報が統合管理されているので、各部門は必要な他部門の情報を必要な時に取り出すことも可能です。これが業務の効率化につながります。

例えば、メーカーの営業部が大量受注を取り付けてきました。営業部はERPのシステムを利用し、現在の在庫状況、生産状況、生産に必要な材料の状況などを知ることができます。情報をもとにすぐに納期の調整を行うことができるようになります。

生産部門や購入部門も受注の状況をERPで把握できるので、材料の発注のムダを減らすことができ、従業員の作業時間の調整などもすぐに行うことができます。これらも業務の効率化につながります。

3. 経営状況の可視化

ERPには経営状況の分析機能(ビジネス・インテリジェンスツール通称BIツール)が搭載されています。

これにより、売上、在庫、営業、生産コスト、利益など、企業活動に必要な情報をリアルタイムで把握でき経営状況が可視化できます。

4. 経営判断のスピードアップ

ERPにより経営状況が可視化できるので、その情報を基に経営判断を迅速に下せるようになります。これもERP導入の大きなメリットです。集められた正確な数字に基づく判断なので、憶測やカンによる曖昧なものではなく、迅速かつ正確な経営判断を下せるようになります。

ERP導入のデメリット

 


次にERPを導入する際に考慮しなければならないデメリットも紹介します。

ERP導入のデメリット

  • 製品やサービスを選定するのが難しい
  • オンプレミス型では導入や保守にコストがかかる
  • クラウド型ではセキュリティが心配
  • 従業員にデータ管理を徹底させる必要がある

 

1. 製品やサービスを選定するのが難しい

国内外の様々なメーカーがERPシステムのパッケージ版(オンプレミス版)やクラウド版を提供しています。そこから自社のニーズに合ったものを選ぶだけでも大変な作業になります。

操作性やコスト面など自社のニーズを考えながら、十分な時間をかけて製品を選ぶ必要があります。

2. オンプレミス型では導入や保守にコストがかかる

自社にサーバーとシステムを構築してERPを運用するオンプレミス型を導入する場合、初期費用の金額が膨大になります。さらに運用していく中で定期的な保守メンテナンスも必要であり、これにもコストがかかります。

しかし、オンプレミス型は自社で運用しているのでカスタマイズが簡単というメリットもあります。

3. クラウド型ではセキュリティが心配

ERPシステムのサービスを提供している会社のクラウドサービスを利用した場合、セキュリティが心配という意見もあります。

しかし、ERPシステムのクラウドサービスを提供している会社は、情報漏洩や不正アクセスを防ぐための機能を備え、万全のセキュリティ対策を施しています

4. 従業員にデータ管理を徹底させる必要がある

オンプレミス型・クラウド型のいずれにせよERPを導入した後は、各部門の従業員が情報をきちんと入力し、必要なら時にそれを活用しなければ、導入の成果は発揮できません。そのためにも情報入力やデータ活用をしっかり従業員に教育する必要があります。

おすすめのERPサービス3選

 


中小企業がERP導入する場合、初期費用やメンテナンスにコストのかかるオンプレミス型よりも、低コストですぐに導入できるクラウド型のERPを導入するのがおすすめです。

それで、ERPのクラウドサービスを提供している業者の中から厳選した3社を紹介します。

 

1. ZAC(ザック)







画像出典元:「ZAC」公式HP

特徴

ZAC(ザック)は、導入実績500社以上、10万を超えるライセンス数(ライセンス=ユーザー)を誇っています。

ERPとしての販売・購買・在庫・勤怠など、社内の基幹的な情報を一元管理できることはもちろん、ガントチャートで経営状態を「見える化」することも可能。部門などが多く、社内の情報をまとめづらい企業に特におすすめです。

機能

・市販の財務会計システムと連携可能
・収支の見える化で赤字を防ぎ、利益を創出
・予定表やコンタクト管理(顧客情報管理)などグループ内で情報共有

料金プラン

  データセンター利用料 ソフトウェア保守料
価格 月額/50,000円 月額/ライセンス費用×1.5%

※料金プランの詳細は、ZACに直接お問い合わせください。

 

2. GRANDIT(グランディット)

画像出典元:「GRANDIT」公式HP

特徴

GRANDIT(グランディット)は、カスタマイズの自由さ・モジュール対応の柔軟さと操作性に優れたERPパッケージです。スマートデバイスにも対応しているので、リモートワークの推進を考えている方にもおすすめです。

機能

・スマートデバイス対応機能
・マルチカンパニー機能
・ワークフロー機能による電子承認

料金プラン

GRANDITの料金プランは直接、会社のHPから資料請求することで確認できます。

お問い合わせページ

 

3. CAM MACS(キャムマックス)

画像出典元:「CAM MACS」公式HP

特徴

CAM MACS(キャムマックス)は一連の流れをクラウドで一括管理することができ、料金プランも細分化されているため、それぞれの会社にあったプランを選択することができます。また、スマレジなどの外部サービスとの連携により、売上や入力データの管理なども可能になります。

追加する機材やソフトウェアは必要無く、ビジネス拡大に対応した拡張性も魅力です。CAM MACSはネットショップからの売り上げから在庫管理・会計処理まで全て一括管理を行いたい企業におすすめのツールです。

機能

・売上や在庫などの情報を全てブラウザ上で一元管理
・クラウド管理で安全・安心
・ビジネスの拡大に合わせて柔軟に拡張

料金プラン

・For BtoCプラン 

  EC EC&店舗 EC+財務会計 EC&店舗+財務会計
初期費用 35,000円 40,000円 45,000円 50,000円
月額費用 35,000円 40,000円 45,000円 50,000円


・For BtoBプラン

  卸+財務会計
初期費用 35,000円 45,000円
月額費用 35,000円 45,000円

 

ここで紹介した以外のERPサービスについては以下で紹介・比較しています。こちらもぜひ参考にしてください。

 

まとめ



ERPとは人事・生産・財務会計など企業経営に必要な情報を統合管理するシステムのことを指す言葉です。

ERPにより情報を統合管理することで、企業内の各部門で情報が共有できる、業務の効率化、経営状況の可視化、経営判断のスピード化などのメリットが生まれます。

ERPを導入する場合、オンプレミス型とクラウド型という2つの方法がありましたが、中小企業やベンチャー企業の場合、導入のための初期投資を抑えるという点ではクラウド型がおすすめでした。

ERPは、業務の効率化、経営判断の迅速化により、事業の維持や拡大に貢献します。ぜひこの機会にERPの導入を検討されるのはいかがでしょうか。

画像出典元:pixabay、pexels

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