【名刺の作り方】自作?業者に依頼?どちらがお得か徹底検証!

【名刺の作り方】自作?業者に依頼?どちらがお得か徹底検証!

記事更新日: 2023/09/11

執筆: 編集部

起業を考えている方や起業したばかりの方にとって、自分の名前や仕事を売り込むために欠かせないツールが名刺です。名刺の作り方には、自分で作る方法と業者に依頼する方法があります。

しかし、時間や経費のことを考えると、どちらの方がお得なのか判断に迷うところですね。

この記事では、名刺を自作する方法、業者に依頼する方法のそれぞれを説明し、どちらの方がお得なのかを解説します。あわせておすすめの名刺業者もいくつか紹介します。

名刺の作り方【自作編】

名刺を自分で作る時に必要な道具、費用、名刺を自作した場合のメリット・デメリットをまず紹介します。

名刺を作る時に必要な道具

パソコン、プリンター、専用の用紙が必要です。もちろんワードやエクセル、イラストレーター(illustrator)などのソフトも必要です。

自作で名刺を作る場合のソフトでは、ワードが一般的に広く用いられています。

プリンターがない場合は、コンビニのプリンターを利用できます。

名刺を自作する場合の費用

費用としては、用紙+インク代です。

宛名カードやラベル、名刺カードで有名な「A‐one」が販売している名刺専用の用紙3種類の値段を表にしてまとめてみました。

品番 面付 シート数 名刺サイズ 税込価格
51002 10面(2列×5段) 10枚 91mm×55mm 540円
51020 10面(2列×5段) 100枚 91mm×55mm 3,672円
51004 10面(2列×5段) 500枚 91mm×55mm 19,440円


シート1枚で10枚の名刺が作れます。シート10枚で100枚の名刺ができます。

ですから、自作ならば、名刺100枚は用紙代540円とプリンターのインク代を合計しても1,000円以下で作れます。

自作での名刺の作り方

名刺作りに必要な道具が揃ったならば、次は名刺の自作です。

名刺用のテンプレートが「ラベル屋さん.com」などで無料で入手できるので、自分が購入した用紙に対応しているテンプレートを選びます。

次にテンプレート内にある希望するデザインを選びます。

テンプレートには会社名や部署、名前や住所などのサンプルが記載されているので、それを自分の会社の名前や住所に変更します。

その際に、フォントや文字色、大きさの変更も可能です。自分で好きな画像を貼り付けることもできます。

自作で名刺を作ることのメリット

自作で名刺を作ることには以下のようなメリットがあります。

1. 少数の枚数ならば費用が安い

2. 簡単なデザインならばすぐできる


100枚に満たない程度の枚数ならば、1,000円以下で名刺が作れます。

さらにデザインに凝る必要がなければフリーソフトのテンプレートを利用することで、誰でもすぐに名刺が作れます。

自作で名刺を作ることのデメリット

自作で名刺を作ろうと思う場合、以下のようなデメリットが生まれることも理解しておくべきです。

1. 初めての場合、作り方が分からないので作成に時間がかかる

2. デザインに個性を出すのが難しい

3. 紙の質や色にこだわれない


この3つのデメリットをもう少し詳しく解説します。

1. 初めての場合、作業に時間がかかる

無料で入手できるテンプレートを利用して名刺を自作したとしても、初めての場合、ソフトの使い方に慣れておらず、時間がかかる場合があります。

さらに、デザインや書式にこだわった場合、作業に慣れていなければ、さらに時間がかかります。

2. デザインに個性を出すのが難しい

フリーソフトのテンプレートを利用した場合、もとのデザインがすでにあるので、人とは違う個性的なデザインの名刺にするのは難しいです。

自分で個性あふれるデザインの名刺を作りたいと思っても、アイデアやデザインする能力、その作り方を知る必要があります。

初心者や忙しい方にとって、他の名刺とは違うオリジナリティのある名刺を自作するのはハードルが高い作業です。

3. 紙の質や色にこだわれない

会社や自分の名前、仕事を印象付けるために、デザインだけでなく、名刺の紙質や色にもこだわりたい場合があります。

市販の用紙を利用して自作の名刺を作る場合、紙の質や色にこだわることはできません。

相手に名刺を渡した時に、心地よい手触りを感じてもらい良い印象を残したい、すぐ捨てられずに、きちんと保管されるような名刺にしたいと場合は、自作よりも紙の種類の豊富な名刺業者に依頼するのをおすすめします。

名刺の作り方【業者依頼編】

次に名刺を業者に依頼して作る場合の方法、費用、メリット・デメリットを紹介します。

名刺を業者に依頼する方法

名刺を業者に依頼する方法には次の2つがあります。

1. 店舗に出向いて依頼する

2. ネットで依頼する


店舗に出向いて依頼するなら出来上がりのイメージを自分の目で見て確認できます。

しかし、最近ではネットで名刺印刷の依頼を受け付けている業者も多く、印刷技術やデザインのクオリティ、紙の質などにもこだわっています。また費用もかなり安くなっています

名刺を業者に依頼した時の費用

自作の名刺の場合は,名刺100枚で1,000円以下で制作出来ましたが、業者に依頼した場合は同じ名刺100枚でどれくらいの費用になるのか、名刺業者3社の値段を比較しながら紹介します。

会社名 印刷形式 価格
プリスタ 片面・モノクロ 140円
ラクスル 両面・カラー 500円
アスクル 片面・カラー 950円


この表からも分かるように、業者に依頼して名刺を作る方が自作で名刺を作るより、場合によっては安いことが分かります。

費用を抑えつつ高品質の名刺を作りたいなら業者に依頼する方がお得ですね。

名刺を業者に依頼するメリット

名刺印刷を業者に依頼するならば、以下のようなメリットがあります。

1. 費用の節約

2. 時間の節約

3. デザインが豊富

4. 印刷の質が優れている

5. 高品質の紙を選べる

 

1. 費用の節約

先ほど紹介したように、名刺100枚の制作にかかる費用を、自作と業者に依頼した場合で比較するなら、業者に依頼する場合の方が安くできます。

費用の節約を考えるなら業者に依頼するのがおすすめです。

2. 時間の節約

自作で名刺を作る場合、フリーソフトのテンプレートを利用したとしても、印刷は自分のプリンターで行わなければなりません。

名刺を業者に依頼すれば、自作名刺のデザインを考える時間、制作・印刷にかかる時間が節約できます

3. デザインが豊富

印刷業者の提供するテンプレートも種類が豊富です。気に入ったデザインのテンプレートを利用し、会社や自分の名前、部署などを変更して発注できます。

例えば、名刺を制作している「vistPrint」では5,000種類以上のデザインを揃えています。

さらに、多くの名刺業者が、ネットで名刺に記載して欲しい内容を伝えるだけで名刺をデザインしてくれるサービスを提供しています。

デザインする技術はないけれど、こだわりのある名刺が欲しいなら、自作より業者がおすすめです。

4. 印刷の質が優れている

家庭用のプリンターで作った名刺ではどうしての印刷の質に限界があります。

しかし業者は名刺専用印刷機などを導入し、質の高い名刺を印刷してくれます

家庭用プリンターでは面倒な両面印刷も、業者に依頼できます。

5. 高品質の紙を選べる

名刺業者の中には、市販の名刺専用用紙にはない、パール加工やシルバー、ゴールドなどの様々な高品質の用紙を取り扱っているところがあります。

手に取ってもらった時に「おっ!」と思ってもらい、それがきっかけで会話が続くような名刺が欲しいなら、紙の品質にこだわれる業者がおすすめです。

名刺を業者に依頼するデメリット

名刺作成を業者に依頼した場合に生じるデメリットもいくつかあります。

1. 納期がある

2. 印刷や紙の質にこだわると値段が高くなる

 

1. 納期がある

自作の場合は印刷すればその日から使えます。

名刺業者によっては即日納品に対応しているところもありますが、通常は2~5営業日程度の納期が必要です。

2. 印刷や紙の質にこだわると値段が高くなる

通常のオンデマンド印刷ではなく、さらに高品質なオフセット印刷を選んだり、箔押しなどのオプションを選んだ場合、自作の名刺より費用がかかります。

同じように、高品質の紙を選んだ場合、通常の名刺よりも費用が高くなります。

名刺作成は自作と業者のどちらがお得?

名刺の作り方として、自作と業者に依頼するという2つの方法を比較できました。

結論としては、簡単なデザインの名刺なら、経費・時間の節約になるので自作より業者に依頼する方がお得です。

また、印刷の質や紙の質にこだわるなら、やはり自作より業者に依頼する方がおすすめです。

おすすめの名刺業者【タイプ別厳選3社】

数ある名刺業者の中から、タイプ別におすすめの業者を3つ紹介します。

1. 安さにこだわるなら「ラクスル」


とにかくたくさんの数の名刺を作っていろんなところで配りたいという方なら、低価格で品質の保証されている「ラクスル」がおすすめです。

おすすめのポイント

  • 名刺100枚の両面カラー印刷がワンコインの500円でオーダーできる
  • 240種類の名刺デザインテンプレートから気に入ったデザインを選んでオーダーできる

 

2. 紙の質にこだわるなら「アドプリント」


紙の質を追求し手触りにこだわりたいという方なら、様々な高級品質の名刺用紙を提供している「アドプリント」がおすすめです。

おすすめのポイント

  • 6種類の一般用紙に加えて、パール紙、エンボス紙、和紙、ゴールドやシルバーの用紙などの18種類の高品質用紙を揃えている

 

3. 名刺のサイズにこだわるなら「whoo」

出典元:whoo公式HP


人とは違う名刺のサイズにして、印象に残るような名刺にしたいと思う方は、「whoo」がおすすめです。

おすすめのポイント

  • 普通の名刺サイズ(91mm×55mm)、CUBE(60mm×60mm)、ミニ(28mm×70mm)の3つのサイズ展開
  • それぞれのサイズが最低20枚から注文可能

 

名刺の基本について

おすすめの名刺業者を紹介しました。

業者に発注するときにつまづくのが、名刺の基本。名刺のサイズ、記載する内容などの基本事項を解説します。

名刺のサイズ

名刺の作り方でも触れましたが、日本で使われる名刺の一般的なサイズは91mm×55mmです。「4号」もしくは「東京4号」と呼ばれています。大阪ではサイズは同じですが「大阪9号」と呼ばれています。

欧米サイズは89mm×51mmで、日本の一般的な名刺よりも一回り小さいサイズになっています。

女性用の名刺として「4号」よりも一回り小さい85mm×49mmの「3号」と呼ばれるサイズの名刺があります。しかし最近では女性も一般的な4号サイズの名刺を利用される方が増えています。

名刺に載せる内容

名刺には以下の内容を記載することができます。

  • 名前
  • 会社名
  • ロゴ
  • 部署・役職
  • 住所
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • SNSのアカウント
  • ホームページのURL


一昔前の名刺とは違い、最近の名刺ではメールアドレス、SNSのアカウント、ホームページのURLなどを記載するのが一般的になっています。

さらに、スマホ利用が一般しているので、会社のホームページにアクセスできるQRコードを載せている名刺も人気があります。

まとめ

自作での名刺の作り方、業者に依頼しての名刺の作り方、それぞれの作り方を紹介しました。

時間や経費の節約、印刷の質や紙の質という点を考えるなら、自作するより名刺業者に依頼する方がお得でクオリティの高い名刺が作れます

スーツのポケットに収まるほど小さい名刺ですが、上手に活用するならビジネスチャンスの獲得につながる最強ツールになります。

自分の仕事や個性をうまくアピールできるような名刺を作ってみて、人脈開拓や仕事の拡大に役立たせてください。

 

画像出典元:pixabay、Burst

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