アンケートの作り方と回答率が上がる設問のポイントを紹介!

アンケートの作り方と回答率が上がる設問のポイントを紹介!

記事更新日: 2022/06/06

執筆: 挾間章子

アンケートは、サービスの品質向上や顧客満足度などを知る重要なツールの1つですが、作り方によって回答してもらえるアンケートかどうかが決まります。

この記事では、ポイントをおさえれば誰でも簡単作れる回答率の上がるアンケートの作り方を徹底解説していきます!

アンケート作成事前チェックポイント

1. 目的・対象者を決める

まずはどんな情報を得るためのアンケートなのか、誰が対象なのかを決定します。

アンケートを行う対象者は、年齢・性別・職種・地域など様々な項目で具体的に設定すると良いでしょう。

幅広く情報を取得した方が良いのであれば、ある程度の人数を集める方がデータに信ぴょう性が増すでしょう。

2. 収集期間・方法を決める

アンケートの集計結果をいつどのタイミングに業務で使用したいのか、必ず確認し、収集期間・方法を決めましょう

収集方法は、口頭で質問、紙に記入式、Web入力など様々な方法がありますが、数とスピードを考えるとWebアンケートの方が便利でしょう。

アンケートの質問作りのポイント

アンケートは、大きく分けて3つの構成で出来ています。

  • 1. タイトル・アンケートの説明文
  • 2. 質問本文
  • 3. 回答者アンケート

アンケート作りで最も重要な質問本文は、出来るだけ答えやすく曖昧な言い回しを避け、時系列など順番も考えて作成すると良いでしょう。

この章では、具体的に質問作りのポイントを解説していきます。

1. 質問タイプを正しく選ぶ

アンケートの質問の仕方は、大きく分けて5つあり、欲しい情報を得るのに適しているのはどのタイプか、適切に選択しましょう。

1. ラジオボタン

ラジオボタンは、質問に対して回答欄の選択肢から1つの回答を選んで欲しい時に使用します。

質問例)
Q:どのような交通手段でここまできましたか?

A:ラジオボタン:(〇徒歩 〇自転車 〇バイク 〇自動車 〇タクシー...)



画像出典元:「Questant」公式HP

2. チェックボックス

チェックボックスは、質問に対して回答欄の選択肢から複数選んで欲しい時に使用します。

質問例)
Q:当店にいらっしゃった理由を全てお知らせください。

A:チェックボックス:□有名だから □店頭のメニューを見て □広告を見て □価格が手頃...



画像出典元:「Questant」公式HP

3. スケール

スケールは、質問に対して、段階別に設定した選択肢の中から回答を選んで欲しい時に使用します。

質問例)
Q:当店について総合的にどのくらい満足していますか?

A:スケール:〇満足 〇やや満足 〇やや不満 〇不満



画像出典元:「Questant」公式HP

4. マトリックス

マトリックスは、複数の質問に対して、同じ選択肢の中から回答してもらう時に使用します。

質問例)
Q:当店の以下の点に関して、どのくらい満足していますか?

A:マトリックス: 

  満足 やや満足 どちらともいえない やや不満 不満
価格

 



画像出典元:「Questant」公式HP

5. テキストボックス

テキストボックスは、質問に対する回答を選択式でなく自由に書いてもらう時に使用します。

質問例)
Q:当店に対してご意見・ご要望がございましたら、ご自由にご記入ください。

テキストボックスは、A4サイズなら1問程度とできるだけ少なくした方が良い質問タイプなので、注意が必要です。


画像出典元:「Questant」公式HP

2. 1問1答の形式にする

アンケートの質問は、1問1答を基本とし、複数の質問を入れないようにしましょう。

〇:どのような交通手段でここまで来ましたか?

✕:何時に家を出てどのような交通手段で誰と来ましたか?

 

3. スケール・マトリックスの多用は避ける

日本人は特に、回答の際にスケール・マトリックスを使うと真ん中をつけたがる傾向にあります。

真ん中は、結果として回答が曖昧になり、データとして参考にしにくいものしか得られなくなってしまいます。

曖昧な回答ばかりにならないように、スケールやマトリックスの多用は避けましょう。

アンケートの回答率を上げるポイント

1. 質問は選択式にする



画像出典元:「Questant」公式HP

 
 

質問は、記述式より選択式を中心にした方が回答率が上がります。

上の章でも解説した通り、選択式にもいくつかのタイプがあるので適切なものを選び、回答者にできるだけ面倒だと思わせないことが重要です。

2. 質問の数を最小限にする

質問の数が多すぎると、回答者が敬遠してしまうので、質問の数は最小限にすることが重要です。

目安としては、A4サイズの紙の場合は大体5問程度が理想です。

質問数が多くなりそうな場合、大問、小問とカテゴリーを分けると、回答がしやすくなります。

3. インセンティブを提示する



画像出典元:「PRTIMES」公式HP
*現在はこのキャンペーンは終了しています。
 
 

インセンティブとして、イベントへの参加や資料の無料ダウンロード、クーポンや現金が貰えるなどを提示すると、回答率は上がります。

対象者にささりそうなインセンティブを選択して提示すれば、より効果的でしょう。

4. 記名を求めるかどうか

最も代表的な個人情報である氏名を求めるかどうかで、アンケートの回答率は大きく変わります。

個人情報に関する扱いについてきちんと明記する、あるいは記名を求めない方が回答率は上がります

どんな時にアンケートを実施すると良いの?

1. 市場調査

企業がマーケティングや新規の顧客開拓を行う際に、アンケートによって市場調査を行うことは非常に有効です。

また、市場調査はある程度大量の調査結果が必要なため、Webを活用したアンケートの方が適しています

2. 商品開発・品質向上

サービスやコンテンツの開発や品質向上のために、アンケートによって顧客のニーズ、顧客の意見を反映させることができます。

特にターゲットがきちんとセグメントされているアンケートであれば、よりスピーディに業務に役立てることができるでしょう。

3.ロイヤリティの維持・向上

ユーザーへの定期的なアンケートを実施することで、自社商品へのロイヤリティを維持・向上できます。

アンケート結果をもとにロイヤルカスタマーが満足できるようなサービスや、サポート改善の施策決定の参考にもできるでしょう。

アンケートが失敗してしまうケース

1. アンケートの質問が多い

質問の数が多いと、回答者は心理的に負担を感じてしまいます

途中まで回答していても設問が多いと、途中離脱してしまう可能性が高いので、質問数に気をつけてアンケートを作成しましょう。

2. 質問タイプが不適切・あいまい

スケール・マトリックス・テキストボックス(記述式)など回答に時間かかる、回答が曖昧になるタイプの質問を多用してしまうと、結果として必要なデータが取得できないケースがあります。

質問例)
✕:あなたはどのくらい雑誌を読みますか?

〇;あなたは、1か月で何冊ファッション雑誌を読みますか?


✕の聞き方だと、「どのくらい」という言葉が指すのが、時間なのか量(冊数)なのか、期間は1日のことなのか1か月のことなのか、雑誌といってもどの種類を指しているのか全てあいまいです。

アンケートによってどんなデータが欲しいのかを考えた上で、質問タイプ・言葉の選択が必要です。

3. 回答を誘導するような聞き方をする

アンケートは、あくまで中立的立場から質問をしなければなりませんが、質問の内容が回答を誘導してしまうケースがあります

例えば、

質問例)
最近多くの人がリモートワークを推奨していますが、リモートワークは必要だと思いますか?


「多くの人がリモートワークを推奨している」という文章によって、リモートワークは必要なものだと回答を促してしまいます

この場合は、文章の前半を削除し、リモートワークは必要だと思うかだけを問うべきです。

無料で利用できるアンケート作成ツール

ここまでアンケートの作り方や回答率を上げるポイントを説明しましたが、実際にゼロから作成するのは若干面倒だなと感じる方も多いでしょう。

そこでここからは、アンケートを簡単に作成できるアンケート作成ツールについてご紹介していきます。

1. Googleフォーム

画像出典元:「Google」公式HP
 
 

Googleフォームの特徴

Googleが提供するツールで、簡単かつスピーディーにオンラインフォームやアンケートが作成可能です。

シンプル、数クリックでフォームを作成でき、Gワークスペースとの業務連動性も高く、ビジネス目的から個人まで利用の幅が広いというメリットがあります。

Googleフォームのデメリット

デザインを自由にカスタマイズできないため、凝ったデザインを望むユーザーにとっては物足りないかもしれません。

Googleフォームアンケートサンプル


画像出典元:「Googleフォーム」公式HP

 

2. formrun



画像出典元:「formrun」公式HP
 
 

formrunの特徴

formrun(フォームラン)は、最短30秒でフォーム作成でき、誰でも簡単に操作できるのが特徴です。

40種類以上のテンプレートがあり、デザインのバリエーションも多く、デザインを重視したいユーザーにおすすめです。

formrunのデメリット

不具合発生時のサポート通知にタイムラグがあり、一時的に利用できなくなったという報告もあることから、サポートへのアクセスパスを確認しておくと良いでしょう。

formrunのアンケートサンプル

 
画像出典元:「formrun」公式HP

 
 

 

3. SurveyMonkey

画像出典元:「SurveyMonkey」公式HP
 
 
 

SurveyMonkeyの特徴

SurveyMonkey(サーベイモンキー)は、世界330,000社以上が利用するアンケートプラットフォームで、無料で利用できる個人プランからプロジェクト、チーム、組織向けと様々な料金プランがあるのが特徴です。

回答結果のフィードバックは、Webだけでなく、メール、チャット、SNSなど幅広く収集でき、分析機能も充実しているのでスピーディな意思決定に役立てることが可能です。

SurveyMonkeyのデメリット

無料プランは機能が限られ、デザインの幅もそこまで広くないため、必要に応じて有償版の利用を検討したほうがいいかもしれません。

SurveyMonkeyのアンケートサンプル



画像出典元:「SurveyMonkey」公式HP
 
 

 

4. Questant



画像出典元:「Questant」公式HP
 
 

Questantの特徴

Questant(クエスタント)は、ネットリサーチ国内実績No.1の「マクロミル」が提供するセルフアンケートツールで、10問100サンプルまでは何回でも無料で利用でき、初心者でも直観的にアンケート作成ができるのが特徴です。

メール、SNS、QRコードでアンケートのお知らせができ、アンケート結果もリアルタイムでグラフ化ができるため、結果をプレゼンなどに利用する場合も便利です。

Questantのデメリット

あくまでアンケート機能のツールであり、マクロミルの保有するアンケートモニターは別途費用を支払っての利用です。

Questantのアンケートサンプル




画像出典元:「Questant」公式HP

 
 

 

5. Live!アンケート




画像出典元:「Live!アンケート」公式HP
 
 

Live!アンケートの特徴

Live!アンケートは、イベントやセミナー、ライブ配信等で活用できるリアルタイムに結果が見られるWebアンケートシステムで、会員登録せずに利用でき、QRコード読み取りやパスコード入力等でアンケートへの回答が可能です。

Live!アンケートのデメリット

イベントシーンや動画には強い一方、ビジネスツールとの連携数がまだ少ないため、アンケートをマーケティングのツールとして利用したい場合は弱いでしょう。

Live!アンケートのアンケートサンプル


画像出典元:「Live!アンケート」公式HP

 

その他おすすめアンケート作成ツール

1. kintone


画像出典元:「kintone」公式HP

kintoneの特徴

kintoneは、サイボウズ社が提供する業務改善プラットフォームで、プラットフォームに欲しい機能のアプリを追加してオリジナルのツールを作っていくことができます。

そのアプリ(機能)の1つに、アンケートがあり、ドラッグアンドドロップで簡単にオリジナルのアンケートを作成できます。

APIやプラグインなど100種類以上の連携サービスがあります。

kintoneのデメリット

あくまでもアンケートは、機能の1つなので、その他の機能が不要な場合は、利用するメリットをあまり感じないでしょう。

kintoneの料金プラン

kintone(キントーン)は、初期費用無料、料金プランはライトコースなら月額858円/1ユーザーから利用可能です。

  ライトコース スタンダードコース
月額料金(税込)/1ユーザー
(5ユーザーから契約可能)
858円 1,650円
外部サービスとの連携・
プラグイン・
拡張機能
アプリ数 ~200個 ~1000個
スペース数 ~100個 ~500個


料金プランはライトコースとスタンダードコースの2コースが用意されており、いずれも5ユーザーから契約可能になっています。

この2つのコースの主な違いは「JavaScriptを用いたカスタマイズの可否」、「外部サービスとの連携可否」と「アプリ・スペースの利用可能数」です。

30日間無用お試しができるので、スタンダードコースの機能を試してみた上で、どちらのコースにするか決定するのが良いでしょう。

kintoneのアンケートサンプル

画像出典元:「kintone」公式HP
 
 
 

 

2. CREATIVE SURVEY



画像出典元:「CREATIVE SURVEY」公式HP
 
 

CREATIVE SURVEYの特徴

ビジネス向けだが豊富なデザインやテンプレートが特徴

Salesforce、Sansanとの連携ができ、かつアンケート機能も柔軟で高機能、ビジネスシーンに強みがあります。

CREATIVE SURVEYのデメリット

契約関連の手続きが整っていないという口コミもあり、サポートに改善の余地があります。

CREATIVE SURVEYの料金プラン

詳細は、公式HPよりお問い合わせが必要です。

CREATIVE SURVEYのアンケートサンプル


画像出典元:「CREATIVE SURVEY」公式HP

 

まとめ

アンケートは顧客、ユーザーの声を集めるツールですが、工夫次第で自社のサービスやコンテンツを改善できる有益な情報も手に入ります。

自社の欲しい情報を引き出すために、どういった設問を作るか、どのような回答方法を求めるかを熟慮したうえでアンケートを作ることが重要です。

アンケートのデザインをカスタマイズできる機能が搭載されたツールもありますが、エクセルで作成することもできます。

自社に合ったツールを選ぶとともに、回答者の気持ちも考えて作成し、アンケートを実施しましょう。

画像出典元:Pexels、Unsplash

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