「種類がありすぎて、どのクレジットカードを選んだら良いかわからない」
「選ぶのはめんどくさいけど、作って失敗するのは絶対避けたい」
おそらく、クレジットカードを作りたいと考えている経営者の方は、このような疑問を持っているかと思います。
しかし、実はクレジットカードを選ぶにはいくつかのポイントを押さえるだけで、自社にあったカードを簡単に選ぶことができるのです。
この記事では「失敗せずにクレジットカードを選びたい」と思っている方のために、最適な選択をするための法人カード選びの5つのポイントを紹介します。
このページの目次
まずは法人用と個人用の違いを説明していきます。
大きな違いは以下の通りです。
個人用 | 法人用 | |
発行対象 | 個人 | 法人・代表者 |
追加発行枚数 | 1枚のみ | 複数枚発行できる |
限度額/月 | 平均:50~100万円 | 平均:300~500万円 |
キャッシング | ◯ | × |
審査対象 | 申請者 | 申請者・会社 |
審査期間 | 比較的緩い | 厳しい |
個人の場合は発行対象が「自分」であるため、ご自身が使用している口座を使用できるのに対し、法人では個人口座が使用できないため、新しく法人用口座を作成する必要があります。
※個人事業主は個人用口座で申請できます。
一番の違いは利用限度額でしょう。個人であれば多い人で100万円までの上限が一般的ですが、法人であればカードによっては500〜1,000万円まで限度額を上げることができます。
法人カードを作成することにより限度額が増えると、会社の経費で落とせる金額も増えるため税金対策に役立つのが大きな特徴です。
法人用と個人用のクレジットカードの違いがわかったところで、次は法人カードを作る具体的なメリットをご紹介します。
まず1つ目は、なんと言ってもポイントやマイルが貯まりやすいことでしょう。法人の場合、個人で使う額とは比べものにならないほど購入するものが多く、食事代も高いため、たくさんのポイントやマイルが貯まります。
また、法人カードで貯めたマイルをプライベート用カードで使用することができるので、経営者にとってはとてもお得なサービスです。
例えば楽天ビジネスカードはポイント還元率が1%のため、月に/100万円の支払いがあった場合
100万円÷1%=月/1万円
年間で計算したら12万円分ものポイントを貯めることができます。
法人で貯めたポイントはプライベート用カードでも使用できるため、さらにお得。
楽天カードの他にも、ビジネスカードで有名なアメックスも個人カードと2枚持ちすることにより、貯まったマイルをプライベートで使用することができます。
今まで現金で決済してきた方は、法人カードを作成するだけで数万円ものポイントを得ることができるようになるのです。
2つ目の大きなメリットは、経理担当者の会計業務が楽になることです。
クレジットカードを作ることで、社員が会社用カードを使って支払いができるため、いつ・どこで・いくら使ったのかを可視化することができ、経理システムと連携することができます。
事業に関わる税金の納付、毎月の光熱費やガス代、出張費や会食費、他にもインターネットでウェブ広告を購入する方は、Google/ Yahoo!への広告費を支払いすることも可能。現金での後日立替が減るため現金出納がなくなることや、経費の計上漏れや領収書を紛失による請求忘れなどがなくなります。
また、GMOあおぞらネット銀行の「ビジネスデビットカード」であればポイントではなく「現金」でキャッシュバックされます。
経費を法人カードで決済することにより、銀行からの引き落とし日を統一することができるため、支払いをまとめて行うことができます。
さらに、現金決済であればその都度支払いが発生しますが、法人カードであれば最長56日間の支払い猶予が適用されます。
・利用した金額:3月11日〜4月10日
・締日:4月10日
・支払日:5月5日
3月11日に会食で10,000円をカードで決済。支払いは5月5日
また、決済を法人カードに統一することで、今までかかっていた振込手数料の削減にもなり、経費計上や請求書の漏れも防ぐことが可能です。
今まで、出張費やその他の経費は、従業員が個人のクレジットカードや現金で立て替えて、後日精算するか金額が大きい場合は先払いする必要がありました。
これだと、従業員は後から給与として経費分を受け取ることになったり、経費申請の漏れがあると、そもそも経費分を回収できないこともしばしば。
しかし、法人用クレジットカードはカードを複数枚発行することにより、従業員にカードを持たせることで立替や先払いをする必要がなくなります。
法人用クレジットカードは個人用とは異なり、カード発行者の付帯サービスと福利厚生サービスがとても充実しています。
例えば、法人用クレジットカードの契約者は、以下のサービスを受けることができます。
年会費やステータスが高いカードだと、この他にも多くの付帯サービスを利用することができ、経営者以外にも従業員の出張時にカードを持たせることで、サービスを利用することが可能です。
以上が、法人クレジットカードを作成する5つのメリットでした。
では次に、実際に法人用カードを作成するまでの流れを解説していきます。
法人カードには、デビットカードを使うという手段もあります。
クレジットカードは月ぎめ後払いなのに対し、デビットカードは即時引き落としなので、キャッシュフローは異なりますが使用感は近いものとなります。
与信審査がなく、口座に残高がある分だけ決済することができるので、クレジットカードの審査に不安がある方や利用限度額が気になる方はデビットカードを検討しても良いでしょう。
デビットカードなら、年会費・発行手数料無料で高還元率の「GMOあおぞらネット銀行 ビジネスデビット」がおすすめです。
一般的な、法人用クレジットカードを作成する流れは以下です。
クレジットカードの作成は、ウェブサイトから申込が可能なのためとても簡単です。
申込後は記載した住所に申込書が届き、必要事項に記入、印鑑を押し、必要書類とともに返送します。返送された書類や申込書をもとに、カード会社の審査が行われ、審査に無事通ればカードが発行されます。
また、法人カードの発行には審査期間を含め、平均して2~4週間程度かかるため注意しましょう。
登記簿謄本についてですが、一般的には「6ヶ月以内のものでコピー可」となっている場合が多いです。
また、登記簿謄本は履歴事項全部証明書と呼ばれており、登記された内容を証明する書類となっています。取得方法は管轄の法務局に出向くか、オンライン申請のどちらかになります。
しかし、オンライン申請では申請から取得までの時間が数ヶ月かかり、とても手間がかかるので法務局に出向くのが良いでしょう。法務局では1通600円で取得することができ、申請書を書くだけで手続きも簡単なので安心です。
登記簿謄本以外にも印鑑証明書での対応も可能ですが、印鑑証明書の場合、業務内容が確認できないため、定款や事業報告書の提出が別途求められることがあります。そのため、印鑑証明書ではなく登記簿謄本での提出がおすすめです。
2つ目は、代表者の本人確認ができる書類のコピーが必要になります。
本人確認書類については指定された書類を送るだけなので、特に気をつけることはありません。
銀行口座についてですが、先ほども記載したように法人カードの場合、引き落とし口座は法人名義の口座しか使用することができません。そのため、法人口座を持っていない方は法人口座を開設する必要があります。
現在はネットバンクの開設がしやすくなっているため、実績のない企業でも比較的簡単に口座を開設することができるようになりました。
法人口座開設についてまとめた記事もありますので、口座開設が先な方はこちらもご覧ください。
ここまでは、法人カード作成の流れやメリットなどをご紹介してきましたが、ここからは実際に法人カードを選ぶ際に気をつけるべき5つのポイントをご説明します。
法人カードで最も気をつけるべき項目は、ポイント還元率です。
法人カードは経費で落とす額も何十、何百万円となるため、ポイント還元率の高いカードを使えばとてもお得に使うことができます。
例えば、法人カードのポイント還元率の平均が0.5%と言われている中、比較的ポイント還元率の高い楽天ビジネスカードはあらゆる支払いでポイントが1%つきます。
ex)月に100万円を法人カードで決済
一般カード
100万円×12ヶ月×0.5%=6万ポイント
楽天ビジネスカード
100万円×12ヶ月×1%=12万ポイント
となり、実に年間で6万円分もポイントを損していることになります。
月の決済額が多い会社の場合、ポイント還元率の高いカードを選ぶことでお得にポイントを活用することができるので、必ず確認しておくべきです。
審査の通りやすさはカード会社によって異なり、初めてカードを作る経営者にとって気になるポイントです。
よく聞く審査基準は「設立3年以上、かつ、黒字決算2期連続の企業」であると審査に通りやすい、と言われています。
これはカード会社側になって考えてみるとわかりやすいのですが、設立1年目で決算書もできていない企業にカードを渡すのは未回収のリスクが高いため、上記のような審査基準を設けていると言われています。
ただ、上記の基準を満たしていないから通らないということはなく、あくまで一般的に言われていることのため創業1年目で通ることもあります。
また、固定電話の有無も大きな審査基準です。
固定電話の有無は、法人口座を作る際の審査基準でも重要なポイントとなるため、所有していない方は契約することをおすすめします。
また、GMOあおぞらネット銀行の「ビジネスデビットカード」は、審査不要で即日発行が可能です。ポイントではなく、「現金」でキャッシュバックされるので、赤字・創業期の方におすすめです。
年会費の有無も法人カードを選ぶ際に重要なポイントで、カード会社やランクごとに金額が異なります。
参考例として、有名な法人カードの年会費比較を以下にまとめてみました。
カード名 | 年会費 |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス ゴールド・カード |
31,000円(税別) |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード | 12,000円(税別) |
JCBゴールド法人カード | 11,000円(税込) (初年度オンライン発行で無料) |
JCB一般法人カード | 1,375円(税込) (初年度オンライン発行で無料) |
楽天ビジネスカード | 2,160円 |
ライフカードビジネスライト スタンダード | 無料 |
エグゼクティブ ゴールドフォービズ(EX Gold for Biz) | 2,000円(税別) (初年度無料) |
年会費は無料から年/30,000円以上するカードもあるため、申請する前には必ず確認しましょう。
また、年会費が低い(無料)カードを選ぶと「ポイント還元率が低い」「付帯サービスが少なすぎる」などのデメリットもあるため、年会費無料のカードを選ぶ際には気をつけましょう。
支出をなるべく経費で落としたいと考えている場合、限度額の高さでクレジットカードを選ぶ方も多いでしょう。
実はこの限度額、「限度額が月/100万円=月に使用できる額は100万円までという単純計算ではない」ことを意外と理解されている方が少ないため、ここで1度確認しておきましょう。
まず、限度額とは支払われていない上限のことを指し、その月に使える額ではありません。
例えば、月/100万円が限度額の場合
となります。
一般的にクレジットカードの支払いは翌月に支払われるため、限度額を選ぶ際にはその月に使う2倍の額を目安に選ぶと良いです。
また、追加カードを発行する時にも注意が必要になります。
(例)限度額100万円で3枚発行の場合
×:100万円×3枚=限度額300万円まで
◯:3枚の合計で限度額100万円まで
となるため、追加カードを発行する予定の方は、なるべく限度額が高いカードを選ぶことで「限度額オーバーで使用できない」などのリスクを回避できます。
カードを発行する前にはいま一度、「自社で月にどれくらいの経費を使っているのか?」を洗い出すようにしましょう。
見栄えとはカードのブランド力のことです。
例えば、楽天カードやライフカードなどはポイントが貯まりやすく、年会費が無料などのメリットがありますが、これらのカードは他企業との会食や接待で支払いの際に「この人は年会費を気にして安いカードを使うんだ…」という印象を与えてしまう可能性があります。
カードの見栄えを意識せずに安いカードを契約してしまい、支払いのときに恥ずかしい思いをした…という方も意外と少なくないため、カード契約の際は見栄えも考慮して選ぶと良いでしょう。
また一般的に見栄え(ブランド力)のある法人カードは、アメックスやダイナースカードと言われており、その中でもプラチナカードは特に良い印象を与えます。
もし他企業との会食や接待が多い経営者の方は、多少コストがかかってでもブランド力のあるカードを選ぶことで、恥ずかしい思いをするリスクが避けられるでしょう。
以上が「法人カード作成の際に気をつけるべき5つのポイント」です。
では次に、5つのポイントを踏まえた上で選ぶ、おすすめの法人用クレジットカードをご紹介していきます!
カード名 | アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード |
国際ブランド | AMEX |
年会費 | 31,000円(税別) |
追加カード額 | 12,000(税別) |
限度額 | 審査により額を決定 |
ポイント還元率 | 100円=1ポイント |
ETCカード | 年会費:500円+消費税 新規発行手数料:無料 |
入会特典 | 規定の条件クリアで30,000ポイントプレゼント |
発行期間 | 2~3週間 |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードは充実した付帯サービスが特徴的で、ステータスが高く、信頼性の高いクレジットカードとして知られています。
また、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードをおすすめする理由は以下の3つです。
1. 登記後すぐにでも申込可能
2. 高いポイント還元率
3. 幅広いサービスでビジネスの効率化を実現
会社設立直後は、必要な備品の購入や回線の導入等、様々な手続きや支払いが発生し、クレジットカードを持っていないと、現金もしくは個人のクレジットカードで支払いを済ませなくてはなりません。
もちろん、個人のクレジットカードでも支払いを行うことができますが、すぐに限度額に達して使えなくなったり、将来的にキャッシュフローの管理をシンプルにしたいと考えた場合、法人カード用クレジットカードの方が明らかにメリットが多いです。
そのため、登記後すぐにでも申込むことが可能なアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードは、設立初期の方にとってもありがたいカードと言えます。
また、登記後すぐにでも申込することができ、他社と比べて審査ハードルが低いことも特徴の1つ。
ブランド力の高いアメリカン・エキスプレスだと審査が厳しいんじゃないの?
と思われる方も多いでしょうが、意外にもアメリカン・エキスプレスの法人カードは他社カード会社と比べて審査があまいと言われています。
理由は、アメックスが他のカード会社と審査基準が若干異なるからです。
一般的な法人カードでは、主に申請者(経営者)と会社の事業実績などを確認しますが、アメックスでは申請者個人を対象とした審査が行われます。
そのため、事業実績だけではなく個人にフォーカスした審査が行われ、比較的通りやすいと言われているのです。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードは、カード利用代金100円=1%のポイント還元率となっており、溜まったポイントはマイル移行をして交通費を削減することができたり、カード利用後のお支払い代金への充当に利用可能です。
仮に、毎月100万円を経費で利用した場合、年/120,000ポイントを貯めることができ、これだけでもかなりのコスト削減になります。
例:月/100万円を経費で利用した場合
100万円×12ヶ月×1%=120,000ポイント
また、割引が受けられない水道光熱費などの公共料金や、通信費などの固定費にもポイントが付くため、月々の支払いでもポイントを得ることができます。
法人用クレジットカードは年会費が高くなる分、付帯サービスが充実する、と冒頭でも紹介しましたが、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードも年会費に見合った幅広いサービスを利用することが可能です。
例えば、クラウド会計ソフト「freee」とのデータ連携やオンライン・サービスの利用、カード利用不正の防止や破損・盗難など万一の事態にも備えられます。
・クラウド会計ソフト「freee」とのデータ連携
カード利用情報をfreeeへ自動取り込むことができ、経理業務の効率化を実現。
・オンライン・サービス
最新のカード利用額や過去の利用代金明細書を、Webサイト上やスマホアプリから確認できる。
・オンライン・プロテクション
第三者による不正利用と判明したカード取引が発生した場合、原則として利用金額を負担。
他にも、国内・海外損害保険や空港ラウンジの利用、接待用のレストラン予約サービスなども準備されており、付帯サービスの充実度が高いです。
・国内・海外損害保険
国内:最大5,000万円を付帯、海外:最高1億円を付帯
・空港ラウンジの利用
カードと搭乗券の提示で、カード会員者本人と同伴者1名が無料で利用可能
・接待用のレストラン予約サービス
「帝国ホテル 東京」本館5階の会員限定ビジネスラウンジを使用可能
これらの他にも、まだまだ多くのサービスを受けることができるため、年会費に見合ったサポートを享受できます。
以上の理由から、法人カードを作りたい経営者の方は、「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」を選んでおけば間違いないでしょう!
なお、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの評判など、より詳しいことについては以下の記事で解説しています。
画像出典元:「オリコ」公式HP
カード名 | EX Gold for Biz M(エグゼクティブ ゴールド フォー ビズ エム) |
国際ブランド | Mastercard / VISA |
年会費 | 2,000円(税抜) 初年度無料 |
追加カード額 | 無料 |
限度額 | 10~300万円 |
ポイント還元率 | 0.5% |
ETCカード | 年会費無料 |
入会特典 | 新規入会で7,000円のポイント付与 |
発行期間 | 約2~3週間 |
エグゼクティブ ゴールド フォー ビズカードは、起業直後でも審査に通りやすいと定評のあるカードです。
限度額も300万円と高めに設定されているので、起業準備で出費の多い時にもとっても便利です。
法人経営者向けがエグゼクティブ ゴールド フォー ビズ Mで、個人事業主向けがエグゼクティブ ゴールド フォー ビズ Sと使い分けされていますが、サービスに大きな違いはありません。
エグゼクティブ ゴールド フォー ビズの大きなメリットは下記の通りです!
なんといっても年会費が安いという点と起業直後でも審査に通りやすいという点がポイントでしょう。
初年度は年会費無料ですし、次年度からも2,000円と格安なのが嬉しいですよね。しかも、この安さでゴールドカード並みのスペックだなんて、なんてコスパが良いカードなんでしょう!
高級レストランのコース料理1名様分の無料特典などは、本来、プラチナカードレベルに付帯されているサービスですが、このエグゼクティブ ゴールド フォー ビズには付帯しているんです!コース料理の金額を考えても、直ぐに年会費以上の元がとれちゃいますね。
初年度の年会費が無料なので、まずはお試しに1年使ってみて、使い勝手を体感するのも賢い選択ですよ!
画像出典元:「クレディセゾン」HP
カード名 | セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード |
国際ブランド | AMEX |
年会費 | 20,000円(税別) |
追加カード額 | 1枚につき3,000円 |
限度額 | 要問合せ |
ポイント還元率 | (永久不滅ポイント還元率)国内0.5/海外1.0% (JALマイル還元率)1.125% |
ETCカード | 年会費無料 |
入会特典 | 初年度年会費無料 |
発行期間 | 要問合せ |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカードは、「クレディセゾンのビジネスカード」です。
月に経費で落とす額が多い、という経営者の方はこのカードを使用すると良いでしょう。
また、一般的なプラチナカードには招待が必要ですが、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード」の場合、申込で利用できる点が大きな特徴です。
プラチナカードはゴールドカードとは異なり、数多くの特典も受けることができるので、持っておくだけでメリットは十分すぎるほどあります。
など、他にも数多くの特典を受けることができます。
この他にも決済した際にはJALポイントも付与されるので、ポイント面でもお得なカードになっています。
※このカードの他にも、クレディセゾンでは目的別にあと4つのカードを提供しています。
画像出典元:「三井住友ビジネスクラシックカードfor Owners」公式HP
カード名 | 三井住友ビジネスクラシックカード for Owners |
国際ブランド | VISA |
年会費 | 1,250円(税別) 初年度無料 |
追加カード額 | 1枚ごとに400円(税別) |
限度額 | 10~150万円 |
ポイント還元率 | 0.5% |
ETCカード | 初年度無料 / 2年目以降:500円(税抜) ※年1回以上の利用で翌年度無料 |
入会特典 | 三井住友カードVJAギフトカード最大12,000円分プレゼント |
発行期間 | 約2~3週間 |
年会費を抑えたい方は『三井住友ビジネスクラシックカード for Owners』がおすすめです。
三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersは年会費が1,250円と他カードと比べても安く、初年度で年会費が無料になり、ETCカードも年に1回利用するだけで無料になるという、とてもコスパが高い法人カードになっています。
ただ、年会費が安いため利用限度額が最高でも150万円、ポイント有効期限が他のカードより短い、などのデメリットもあるので注意しましょう。
数千円の年会費を払うなら、年会費無料のカードを作成した方がお得じゃないの?
と思われる方もいるでしょうが、年会費無料のカードは基本的におすすめしません。
理由は、先ほども記載しましたが「付帯サービスが少ない」「ポイント還元率がない」などのデメリットがあるからです。
などのデメリットがあります。
他にも無料のカードは見栄えが悪く、相手にあまり良い印象を与えることができません。
そのため、多少年会費を払ってでもポイント還元がつき、旅行保険が充実している三井住友ビジネスクラシックカード for Ownersをおすすめします。
画像出典元:「バクラクビジネスカード」HP
カード名 | バクラクビジネスカード |
国際ブランド | VISA |
年会費 | 無料 |
追加カード額 | バーチャルカード:無料、リアルカード:1,540円(税込) / 枚 リアルカード発行は無料キャンペーン実施中です |
限度額 | 最大1億円 |
ポイント還元率 | 1% |
発行期間 | 最短3日 |
バクラクビジネスカードは、初期費用・年会費が「無料」となっており、バーチャルカードであれば「無料」で発行が可能な法人向けクレジットカードです。
(リアルカードも発行手数料無料キャンペーンを実施中です。※条件付き)
すべての決済に対して1%のキャッシュバックがあり、発行日数も最短3日と発行スピードの早さも魅力。
カードの利用制限機能や、仕訳の自動生成機能、証憑管理機能など、経理担当者の業務負担を軽減する機能も充実しています。
画像出典元:「JCB」公式HP
カード名 | JCB法人カード ゴールド / 一般 |
JCBビジネスプラス法人カード ゴールド / 一般 |
国際ブランド | JCB | JCB |
年会費 | 11,000円(税込)/ 1,375円(税込) 初年度年会費無料 |
11,000円(税込)/ 1,375円(税込) 初年度年会費無料 |
追加カード額 | 3,300円(税込) / 1,375円(税込) ※1枚目のカードの年会費が無料の場合、 追加カードも無料になります |
3,300円(税込) / 1,375円(税込) ※1枚目のカードの年会費が無料の場合、 追加カードも無料になります |
限度額 | 公式サイト参照 | 公式サイト参照 |
ポイント還元率 | 0.5% | キャッシュバック |
ETCカード | 年会費無料 | 年会費無料 |
入会特典 | 【インターネット限定】 新規入会&利用で最大60,000円分のJCBギフトカードをプレゼント (2024年10月1日~2025年3月31日) |
【インターネット限定】 新規入会で最大20,000円分(ビジネスプラスゴールド法人カードなら最大40,000円分)のJCBギフトカードをプレゼント (期間2024年10月1日~2025年3月31日) |
発行期間 | 2~3週間 | 2~3週間 |
JCBのJCB法人カードと、キャッシュバック型カードのJCBビジネスプラス法人カードです。
JCB法人カードは一般とゴールドの2種類があり、ポイントシステムのついたスタンダードタイプで、ポイント還元率も法人カードの中でも一般的です。
年会費が初年度無料ですので、まずはゴールドでその使い心地を体感するのもおすすめですよ!
さて、ここからは他の法人カードとは違ったJCBビジネスプラス法人カードの特徴をみてみましょう!
JCBビジネスプラス法人カードの最大の特徴は、キャッシュバック型という点。JCB法人カードとの違いは、ポイントシステムかキャッシュバックかの違いで、その他付帯サービスは同じです。
還元率は毎月の利用額に応じて変動しますが、0.5%~最大3%です。
キャッシュバックの対象は国内での旅費交通費のみですが、カードを最低5万円利用すれば翌月の利用分に対してキャッシュバックが受けられます!
具体的な対象費目はJRやタクシー、高速道路、ガソリンスタンド、レンタカー、国内航空券、ホテルや旅館などの宿泊施設での宿泊費、旅行代理店でのパッケージツアーや格安ツアーなどです。
国内出張や移動の多い方に向いている法人カードです。
JCBビジネスプラス法人カードは一般とゴールドカードの2種類があり、どちらも初年度の年会費が無料となっていますし、入会特典も最高40,000円分のギフトカードがもらえるなど、充実しているのが嬉しいポイント。
こちらも上記で紹介したJCB法人カード同様に、まずは初年度無料を活用してゴールドからお試しするのもおすすめです!
画像出典元:「ライフカード」公式HP
カード名 | ライフカードビジネスライトゴールド | ライフカードビジネスライトスタンダード |
国際ブランド | Mastercard / VISA / JCB | Mastercard / VISA / JCB |
年会費 | 2,000円(税抜) 初年度無料 |
永年無料 |
追加カード額 | 無料 | 無料 |
限度額 | 10~200万円 | 10~200万円 |
ポイント還元率 | 0.5% | ポイントシステムなし |
ETCカード | 年会費無料 | 年会費無料 |
入会特典 | 新規入会で合計5,000円相当(1,000ポイント)プレゼント | 特になし |
発行期間 | 最短4営業日 | 最短4営業日 |
日本国内で知名度の高いライフカードのビジネスカード、ライフカードビジネスライトです。
種類はゴールドとスタンダードの二種類。
まずは、スタンダードですが、こちらは法人カードなのに年会費が無料となっています。
しかし、その分、ポイントシステムや付帯サービスがほとんどありません。
とにかく決済専用のカードを作りたい方や年会費をかけたくない人には向いてはいますが、やはり法人カードとして持つのであれば、ゴールドをおすすめします!
そんなゴールドの特徴を紹介しましょう。
ライフカードビジネスライトゴールドの主な特徴はこちら!
なんといっても、発行までの速さがとっても魅力的です。※スタンダードも同じ
通常、法人カードは申し込みから発行まで、2~3週間かかります。急いでいる時にはその時間がネックだったりしますが、ライフカードビジネスライトなら大丈夫。
登記簿謄本や決算書は不要で、運転免許所やパスポートなど本人確認書類があれば申し込みすることができ、最短4営業日で発行してくれます。
そして起業直後でも申し込みしやすいのもポイントです!
また、付帯している保険も最高2,000万円の海外旅行傷害保険・国内旅行傷害保険を始め必要十分な内容となっています。
ゴールドは初年度年会費が無料ですので、まずはゴールドを作ることをおすすめします!
画像出典元:「GMOあおぞらネット銀行」公式HP
カード名 | Mastercardビジネスデビットカード/ Visaビジネスデビットカード |
国際ブランド | Mastercard / Visa |
年会費 | カード新規発行手数料 / 年会費 無料 |
追加カード額 | 1枚につき1,100円(税込) |
カード1枚 限度額/日 | Mastercard 1,000万円 / Visa 500万円 |
複数口座開設の場合の限度額/日 | Mastercard 2億円 / Visa 1億円 |
ポイント還元率 | 最大 1.5% 現金還元 |
ETCカード | ETC機能なし |
入会特典 | 2022年8月1日(月)~2023年7月31日(月) キャンペーン期間中に全国のコンビニエンスストア店舗でビジネスデビットカードで決済 通常1.0% ⇨ 1.5% 現金でキャッシュバック* |
発行期間 | 約2週間 |
*海外ATMのご利用分はキャッシュバック対象外です。
GMOあおぞらネット銀行では、法人でも個人事業主でもMastercard / Visaデビットが利用できます。また、利用代金がそのまま口座から引落されるので、立替清算の手間が省けるなど、経費の管理がやりやすくなります。
しかも今なら利用額の1.5%がキャッシュバックされるので、現金で決済するよりも断然お得です。
GMOあおぞらネット銀行のビジネスデビットカードは、クレジットカードと違って与信枠がありません。口座に残高があれば金額の大きな経費の支払いもでき、経費の管理がしやすくなります。
初期コスト・維持費がかからずメリットも多いので、手軽に経理負担の軽減に繋げられるでしょう。
カード名 | 楽天ビジネスカード |
国際ブランド | VISA |
年会費 | 12,000円(税別) |
追加カード額 | 発行不可 |
限度額 | 最高300万円 |
ポイント還元率 | 1% |
ETCカード | 1枚目は年会費無料 2枚目以降は540円 |
入会特典 | 新規入会で6,000~8,000円分のポイントプレゼント |
発行期間 | 約2週間 |
他者と異なる楽天ビジネスカードの特徴は「ポイント還元率の高さ」です。
一般的な法人カードのポイント還元率が0.5%のところ、楽天ビジネスカードは2倍の還元率1%となっています。楽天市場で決済する場合は、+4倍のポイントがつき、誕生月であればさらに+3倍のポイントがつきます。
また、楽天ビジネスカードの最大のメリットは「ビジネスカード利用で得たポイントを、個人用決済で使用できる」ことです。
経営者の方であれば経費で年に10万ポイント貯めた場合、そのポイントを全てプライベートカードで使用することができるため、経営者にとってはとてもお得なカードになります。
ただ1つ気をつけるべき注意点は、「楽天ビジネスカード単体では発行できない」ということです。
楽天ビジネスカードを契約する場合は、個人用の楽天プレミアムカードも同時に契約する必要があるため、結果的に2枚のカードを発行する必要があります。
画像出典元:「楽天カード」公式HP
しかし、個人用・法人用の両方を発行することにより、会社の決済で貯まったポイントをプライベートで使用することができるため、デメリットはありません。
唯一のデメリットをあげるとすれば「追加カードを発行できない」ことでしょう。そのため、従業員に追加カードを渡して経費申請を楽にしたい、と考えている経営者の方は楽天ビジネスカードを避けるべきでしょう。
一方、楽天ビジネスカードは他の法人カードと比べても、ポイント還元率やその後の使い方が最も優れているので、ポイント還元率を考慮したい経営者の方におすすめです。
画像出典元:「UPSIDER」公式HP
カード名 | UPSIDERカード |
国際ブランド | VISA |
年会費 | 無料 |
追加カード額 | 無料 |
限度額 | 最大10億円 |
ポイント還元率 | 決済額あたり1.0%~ ※一部利用先では還元率が異なります。 |
ETCカード | 要問合せ |
入会特典 | UPSIDER利用企業などとの連携で様々な特典を付与 【特典一例】 「クラウドサイン」のライトプランが1ヶ月無償 「チャットワーク」最大6ヶ月無料キャンペーン 「AWS」からのクレジットを最大5,000ドル付与 「Zoom」有料プラン約25%OFF+3ヶ月間無料 「Google Workspace」利用料5%OFF など… |
発行期間 | 「最短即日」利用開始可能 |
「UPSIDER(アップサイダー)」は、最大10億円の利用限度額と発行枚数が無制限のカード(リアル・バーチャル)が特徴です。
企業の成長を加速させたい新規上場企業やスタートアップ企業、そして不正利用の課題を抱えている企業に向いています。
また、企業と一緒に伴走してくれる心強いサポートも大きな魅力です。
「UPSIDERカード」は、初期コストを抑えながらかつ、利用限度額も高額で使いやすいカードです。
また、不正利用防止のセキュリティ対策や補償も万全で、専門家のサポート支援もあるという点で、初めて利用する企業や運用に不安のある企業でも導入しやすいサービスになっています。
特典の種類が豊富という点は他カードにはない大きなメリットにもなっているので、気になった方は、以下の資料を無料ダウンロードして詳細をご確認ください。
法人カードを選ぶときの5つのポイントとおすすめのクレジットカードを紹介しました
クレジットカードを使用することで経費申請が楽になり、月々の支払いに猶予が生まれることがわかったかと思います。
もし法人クレジットカードを選ぶ際は、この記事で紹介したポイントを吟味した上でニーズに合ったカードを申し込みましょう!
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