リスティング広告を成功させるキーワードの選び方!7ステップで解説

リスティング広告を成功させるキーワードの選び方!7ステップで解説

記事更新日: 2020/09/11

執筆: 宮林有紀

リスティング広告で最も重要なポイントはキーワード設定です。だけど、無限にある検索語句の中から適切なキーワードを選び出すのは難しいですよね。

そこで今回は、キーワードの選び方・マッチタイプ設定方法をステップごとに解説し、役立つキーワードツールを紹介します。

ひとつひとつの手順を順番にこなしていけば、広告効果を最大化できるキーワードが選べますよ。

リスティング広告の重要ポイント

最重要ポイントは適切なキーワード設定

理由:検索語句と設定キーワードが一致すると広告配信される仕組みだから

リスティング広告はキーワード選定が成功のカギを握っています。なぜなら、広告主が設定したキーワードとユーザーが検索した語句がマッチした時に広告が表示される仕組みだからです。

お客様が入力する語句をキーワードに設定しておかないと、狙っている層に広告を見てもらえません。適切なキーワード選定のためにやるべきことが「ペルソナ設定」です。

キーワード設定で大切なこと
  • ターゲットを明確にする(ペルソナ設定)
  • 徹底したユーザー目線でキーワードを選ぶ

年代、性別、希望しているもの、悩みの種類、検索する時の気持ち、ユーザーがよく使う言葉など、お客様になったつもりでキーワードを選びましょう。

広告効果を最大化するためのポイント

キーワードを決める際に考えておくこと
  • 広告の目的(認知度を上げる、売上を上げるなど)
  • 競合に勝てる自社のPRポイント

広告の目的によってキーワード選びの判断基準が変わってきます。認知度の拡大やブランディング目的なら、ターゲティングを広くし低単価でたくさんの人に広告を見てもらう工夫が必要です。

売上を上げるためだと、狙った層にピンポイントで配信しCV率(CVR)を上げないといけません。広告効果を最大化させるために、配信する目的を明確にしておきましょう。

また、広告の掲載順位を上げるためには、競合に勝てる自社の強みをハッキリとさせておくことも大切です。それに、PRポイントは検索語句との関連性が高いはず。

価格の安さを売りにしているなら「安い」が設定キーワードに含まれますよね。

キーワードの選び方を7ステップで解説

ここからは、キーワードを選ぶ時の手順を7ステップに分けて順番に説明します。

STEP1:ユーザーが検索する語句の一覧表を作成する

最初のステップは、ユーザーが検索する語句の一覧表を作ること。

検索語句の一覧表作りのポイント
  • ユーザーの立場になって考える
  • 専門用語はキーワード候補にしない
  • 数を重視して多くのキーワード候補を出す

色々な方法を併用してキーワード候補を探しましょう。

キーワードプランナーを使う

キーワード選定では、Google広告キーワードプランナーを使うのが一般的です。キーワードプランナーに自社サイトのURLを入力すれば、キーワード候補が表示されます。

※キーワードプランナーなど役立つツールの詳細は最後にまとめて紹介します。

商品名・店名・自社のイメージを連想させるキーワードを探す

扱っている商品やサービスを連想させるキーワードを洗い出しましょう。また、商品名や店名をキーワードに設定するのもオススメです。

商品名で検索するユーザーは公式HPを訪れてくれますが、公式HPの情報よりも広告のほうが訴求力が強くCVを取得しやすいからです。

競合が使っているキーワードを探す

競合他社が使っているキーワードも参考になります。競合サイトを観察してキーワードを探すか、他社の広告施策を確認できるツールを使いましょう。

「SimilarWeb」に競合他社のURLを入れれば、様々な情報が得られます。

商品を使っている人に聞いてみる

ユーザー目線に立って考えるためには、実際に商品を使っている人の意見を調査する方法も効果的です。

STEP2:一覧表の中からメインキーワードを選ぶ

次は、一覧表の中からメインキーワードを選ぶステップです。

メインキーワードとは?
  • 単体で検索される語句

【例】ネイルサロン、動画編集ソフト、スイーツ、プログラミングスクール

 

アクセス解析ツールのデータ・検索クエリで選ぶ

メインキーワードを選ぶ基準のひとつが、アクセス解析ツールであるGoogleアナリティクスのデータやGoogle広告の検索クエリです。

リスティング広告の配信が始まっている場合は、コンバージョンできたキーワードなど重要な情報が確認できます。

一般的な語句(ビッグキーワード)を選ぶ

ビッグキーワードとは?
  • 検索回数が非常に多いキーワード

【例】転職、ホテル、ランチ

アクセスの幅を広げたいなら、検索される回数が多いビッグキーワードを選ぶのもひとつの手です。しかし、デメリットもあります。

ビッグキーワードのデメリット
  • 関係のない人に配信される機会が増える
    →無駄なクリックが増え広告費用が高くなる
    →コンバージョン率が低下する
  • 入札単価が高い
  • ライバルが非常に多く競争が激しい

 

競合性で選ぶ

競合性は広告を出している他社の数によって「高」「中」「低」に分けられていて、「高=ライバルが多い」です。

競合性の高さに比例してクリック単価が高くなる傾向があるので、キーワード選定では競合性もチェックしましょう。

また、3~4語のキーワードを組み合わせることを『ロングテールキーワード』と言いますが、競合性の低いキーワードを使えば予算を抑えつつCV率アップを狙えます。

ロングテールキーワードの例
  • 「動画編集ソフト 初心者 失敗しない」
  • 「ネイルサロン 鎌倉 駅前 クーポン」

 

キーワード単価で選ぶ

キーワードプランナーの情報から見積もったクリック単価の想定値も選定基準です。入札単価が高すぎると予算をオーバーする危険があるからです。

上限を定めている場合は、想定予算を使い果たして配信がストップしたら十分な成果を出せません。

ディスプレイ広告向け:広告を出したいサイトに合わせて選ぶ

ディスプレイ広告は関連性の高いサイトやアプリに表示される仕組みなので、配信を希望するサイトのイメージと近いキーワードにする選定方法もあります。

STEP3:メインキーワードと関係の深いキーワードを探す

メインキーワードを選んだら、メインキーワードと関係の深いワードを探しましょう。

関連キーワードの例
  • メインキーワードが「ネイルサロン」なら
    →「ネイルケア」「甘皮処理」「フットネイル」「ネイルデザイン」

 

キーワードプランナーで関連ワードをチェックする

Google広告キーワードプランナーにメインキーワードを入れると、関係の深いワードが自動的に表示されます。

(1)「新しいキーワードを見つける」をクリックし、メインキーワードを入力します。

(2)「キーワード候補」として関連性の高い順にキーワードが表示されます。


 

Googleで検索してサジェストを書き出す

Googleで検索した時のサジェストを見れば関係の深いキーワードが分かります。


 

類義語・連想類語を探す

「Weblio類語辞典」や「連想類語辞典」を使って関連キーワードを探しましょう。

Weblio類語辞典:
https://thesaurus.weblio.jp/category/wrugj

連想類語辞典:
https://renso-ruigo.com/

 

キーワードサジェストツールを使う

キーワードサジェストツールは、メインキーワードを入力すれば関連性の高いキーワードが表示される仕組み。「ラッコーキーワード」や「goodkeyword」などのツールがあります。

ユーザーニーズから探す

例えば、外出を自粛しているユーザーがスイーツを検索するなら、「スイーツ お取り寄せ」「スイーツ 通販 送料無料」が関連するキーワードとして導き出せます。

STEP4:メインキーワードとサブキーワードを組み合わせる

次のステップは、キーワードの掛け合わせです。

サブキーワードとは?
  • 単体では検索されない
  • メインキーワードと組み合わせて使う
  • 「ミドルキーワード」「スモールキーワード」がある

【例】おすすめ、人気、安い、横浜

ビッグキーワードと、ミドルキーワード、スモールキーワードは以下のような傾向があります。

検索ボリュームの大きいメインキーワードと、ミドルキーワード、スモールキーワードを上手に組み合わせましょう。

キーワードの組み合わせ方
  • 「メイン」
  • 「メイン」×「メイン」
  • 「メイン」×「サブ」
  • 「メイン」×「メイン」×「サブ」
  • 「メイン」×「サブ」×「サブ」

組み合わせるキーワード数は、最低限の検索ボリュームを確保できる3語以内がベスト。5語以上だと検索ボリュームが少ないので、目安は多くても4語までです。

「KARABINER」など、キーワード掛け合わせツールを使うと便利です。他に、キーワードプランナーでも関連キーワードを探しながら掛け合わせが確認できます。

STEP5:商品・サービスとキーワードをグループ分けする

Google広告では広告グループごとにキーワードを設定できるので、商品やサービスをグループ分けしましょう。

画像出展:Google広告

1つの広告グループに最適なキーワード数は5~20個です。グループ分けすることで、ユーザーニーズと広告の関連性を高められます。

青山にあるネイルサロンが広告を出す場合

<グループA>
青山 ネイルサロン
ネイル 東京 人気
ネイルサロン 初めて

<グループB>
ネイルサロン デザイン持ち込み可
ネイルサロン デザイン おまかせ
ネイルサロン フレンチ 安い 

<グループC>
ネイルサロン 甘皮処理だけ
ネイルサロン 甘皮ケア 
爪 甘皮処理 ネイルサロン

 

STEP6:除外キーワードを設定する

キーワード選定をした後は、除外キーワードも必ず設定しましょう。

リスティング広告はクリックされると料金がかかる仕組みなので、コンバージョンを取得できないユーザーからの無駄なクリックを減らす必要があるからです。

スイーツを販売する場合には、高級志向なのか訳アリ商品を安く売っているかで方向性が異なります。

高級スイーツを扱っている場合は、お手頃価格のスイーツを探している人に広告をクリックされてもCVを獲得できる確率はゼロに近いです。

そのため、高級スイーツを販売しているなら「安い」「わけあり」「激安」を除外キーワードに設定しましょう。

運用開始後は、管理ページでユーザーの検索語句を確認すれば除外すべきキーワードを探せます。

STEP7:検索クエリを確認する

リスティング広告の配信を開始したら、検索クエリを確認してコンバージョンを取得したキーワードをチェックしましょう。

ユーザーが使用した語句を確認すれば、思いもよらなかったキーワードが見つかるはず。

それらのデータを元にして、設定キーワードをブラッシュアップしていってくださいね。リスティング広告では、この見直し作業が非常に重要です。

マッチタイプの設定方法

キーワードを選んだ後はマッチタイプも決めましょう。マッチタイプはリスティング広告の公開範囲に関する設定です。

部分一致

Google広告では「部分一致」がデフォルトの設定です。最も広い範囲に広告が配信される設定で、キーワードの一部分だけでも一致すれば広告が表示されます。

部分一致にする時には、除外キーワードをしっかりと設定し不要なクリックを予防してください。

また、試験的に一部のキーワードを部分一致にすると新しい発見があります。色々なニーズを持つ人からのデータが収集できるので、検索語句レポートを次のキーワード選定に活かしましょう。

【例】「ネイルサロン」を部分一致に設定

「ネイルサロン ベースジェル」「ネイル 足」で検索する人がいることを発見 

 

絞り込み部分一致

公開範囲が2番目に広いのが絞り込み部分一致です。コンバージョンに至る可能性が高いキーワードは絞り込み部分一致にするのがおすすめです。

なぜなら、これ以上範囲が狭まると成約のチャンスを逃すリスクが高いからです。青山のネイルサロンが広告を出す場合には、「ネイルサロン 青山」は絞り込み部分一致にしましょう。

そうすれば、ユーザーの検索語句とキーワードがぴったり一致していない時でも広告が表示されます。

「ネイルサロン 青山」を絞り込み部分一致に設定した時に広告が表示される検索語句

「ネイルサロン 青山」
「青山 ネイルサロン」
「ネイルサロン 人気 青山」
「ネイルサロン 青山 安い」
「おすすめ ネイルサロン 青山」 など

 

フレーズ一致

フレーズ一致はさらに範囲が狭い設定です。広告が配信される機会は減りますが、ユーザーニーズとマッチする可能性が上がるのでコンバージョン率が高くなるのがメリットです。

「ネイルサロン 青山」をフレーズ一致に設定した時に広告が表示される検索語句

「ネイルサロン 青山」
「ネイルサロン 青山 安い」
「おすすめ ネイルサロン 青山」 など

 

完全一致

最も範囲が狭い完全一致に適しているキーワードは商品名や店名です。商品名や店名で検索するユーザーは購買意欲が高い状態。

コンバージョンに至る確率が高いので絶対に逃がしたくないユーザーです。そして、確実に広告を表示させるためには、検索語句と設定キーワードの関連性を高めることが大切です。

そのため、商品名や店名は完全一致(またはフレーズ一致)に設定しましょう。

「ネイルサロン 青山」を完全一致に設定した時に広告が表示される検索語句

「ネイルサロン 青山」
「青山 ネイルサロン」 など

 

マッチタイプの類似パターンとは?

類似パターンとは、変換ミスや誤字、検索意図への影響が少ない助詞・接続詞、同じ意味の言い換え、省略語などのこと。

例えば、設定キーワードが「青山 ネイルサロン」で完全一致の場合、検索語句が「青山のネイルサロン」でも同じ検索意図だと判断され広告が表示されます。

リスティング広告のキーワード選定に役立つツール

最後に、リスティング広告のキーワード選定に役立つツールをまとめてご紹介します。

1. キーワード決めの必須アイテム『Google広告キーワードプランナー』

Google広告キーワードプランナーは、リスティング広告のキーワード決めの必須アイテムと言えます。

キーワードプランナーでできること
  • 新しいキーワードが見つかる
  • 月間検索ボリュームを確認できる
  • 上限費用を設定できる
  • キーワードの整理ができる

キーワードプランの作成方法は2種類あります。

(1) 新しいキーワードを見つける

(2) 検索ボリュームと予測の確認をする

(1)で設定するキーワードの候補を探して、(2)で各キーワードを設定した時の予測結果を確認するイメージです。

2. 検索行動の見える化『キーワードウォッチャー』

画像出典:キーワードウォッチャー公式HP

キーワードウォッチャーURL:https://www.keywordwatcher.jp/

キーワードウォッチャーでできること
  • 国内の全検索数が分かる
  • 過去13か月分のデータが見られる
  • 複合ワードの検索が可能

 

3.  競合他社の広告施策を調べるツール『SimilarWeb』

画像出典元:SimilarWeb公式HP

SimilarWebURL:https://www.similar-web.jp/

SimilarWebでできること
  • 他社サイトのURLを入力すれば過去36ヶ月分のデータ解析が可能
  • キーワードごとの流入シェアがひと目で分かる
  • 競合情報だけでなく246種の業界トレンドなど幅広いデータを入手できる

 

4. 関連語が探せるツール『ラッコキーワード』

画像出典元:ラッコキーワード公式HP

ラッコキーワードURL:https://related-keywords.com/

ラッコキーワードでできること
  • 国内最大シェアの無料キーワードリサーチツールであり一瞬で必要な情報が収集できる
  • キーワードを入力すれば関連キーワード一覧が表示される
  • Googleサジェスト、教えて!goo、yahoo!知恵袋の情報をまとめて取得できる

 

5. 関連語が探せるツール『goodkeyword』

画像出典元:goodkeyword公式HP

goodkeyword URL:https://goodkeyword.net/

goodkeywordでできること
  • キーワードを入力すれば関連キーワード一覧が表示される
  • Google/Bing、Google、楽天、Google Playのサジェストが調べられる
  • キーワードの検索ボリューム変化を確認できる

 

6. キーワードの掛け合わせができるツール『KARABINER』

画像出典元:KARABINER公式HP

KARABINER URL:https://karabiner.in/

KARABINERでできること
  • キーワード(最大5つ)を入力すれば掛け合わせパターン一覧が表示される
  • マッチタイプを選択してキーワード作成ができる
  • 除外キーワードの作成も可能

 

まとめ

キーワード選定はリスティング広告の成果を出すための最重要ポイントです。でも、膨大な数の検索語句の中から適切なキーワードを選び出すのは容易ではありません。

成果を上げるコツは、キーワード選び、掛け合わせ方、マッチタイプの設定などをひとつずつチェックすること。広告を配信したら、検索語句レポートを見て改善策を考えてくださいね。

画像出典元:O-DAN

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