採用サイトはコンテンツ次第!入れるべき項目と真似したくなる事例を紹介

採用サイトはコンテンツ次第!入れるべき項目と真似したくなる事例を紹介

記事更新日: 2023/05/18

執筆: 編集部

採用サイトとは、求人募集のために作られており、多くの求職者から注目されるものです。

インターネットでの情報収集やWEBからの応募が当たり前になっている昨今、採用サイトを蔑ろにすることはできません。

より自社にマッチした人材、高いスキルを発揮してくれそうな人材を確保するために、採用サイトのコンテンツを質が高く充実したものにしていきましょう。

この記事では、採用サイトの必要性や採用サイトに必要なコンテンツ、さらにはコンテンツを考える時に抑えておきたいポイントを解説します。

さらに、求職者の心を掴むために工夫されている採用サイトの実例を7つ紹介しています。

採用サイトの必要性

「企業HPがあるのに、採用サイトを別に作る必要があるのだろうか」と考える担当者も少なくありません。

採用サイトのコンテンツを考える前に、採用サイトの必要性について考えてみましょう。

1. 企業紹介のパンフレット代わりになる

「株式会社ディスコ キャリタスリサーチ」が2023年卒業予定の学生を対象に行った「2023 年卒 採用ホームページに関する調査」によると、就職活動中の学生の約6割が採用サイトから情報を得ていたことが分かりました。

採用サイトは、企業サイトよりも採用情報や企業の魅力を伝えることに注力しています。

求職者にとって必要な情報が網羅されており、就活に有益な情報を求めて訪れる人は少なくありません。

訴求力のある採用サイトを作れれば、企業が求める優秀な人材が「この会社、楽しそうだな」「働いてみたいな」と興味を持ってくれる可能性もあるでしょう。

2. 採用サイトから直接求職者を確保できる

優秀な人材を求めるなら、ある程度の求職者の母数が必要です。しかし、就職情報誌や就職サイトなどに掲載しても、思うようにエントリー数を稼げるとは限りません。

他の企業に埋もれてしまい、求職者の目に留めてもらえないことがあるためです。

しかし、採用サイトを構築してエントリーフォームを置けば、ここが求職者を受け入れる窓口となります。

本当に企業に興味を持ってくれる求職者が集まり、より質の高い人材を獲得しやすくなるでしょう。

採用サイトに入れるべきコンテンツ

採用サイトの目的は、求職者に対し自社に関する適切な情報を提供することです。

サイトには、求職者が望む情報が網羅されていなければなりません。

採用サイトに必ず入れたい基本のコンテンツ

採用サイトに必ず入れたい、基本のコンテンツについて紹介します。

▶︎トップページ
 企業の印象に直結。イメージの精査、力強い「ワンメッセージ」選びが大切!

▶︎会社紹介・会社概要
 「どんな会社なのか」等が具体的にイメージできるように詳しく掲載!

▶︎募集要項
 求職者とのミスマッチを防ぐために、なるべく細かく紹介することが必須!
 (例)業務内容役割給与/賞与福利厚生・勤務時間・勤務地・休日/休暇

▶︎選考の流れ
 選考フローがあれば、選考から内定までのステップを具体的にイメージ可能!

▶︎よくある質問
 どこにも分類できない情報や実際に寄せられた質問・疑問を網羅すると親切!

 

採用サイトにできるだけ入れたいコンテンツ

さらに充実した採用サイトにするために、できるだけ取り入れたいコンテンツを紹介します。

働く環境を具体的にイメージできるコンテンツが求職者の共感や興味をひくためには大切です。

▶︎企業理念・代表者メッセージ
 理念やビジョン、思いを求職者に共感してもらえる

▶︎社員紹介・インタビュー
 実際に働いている社員の様子を知り、今後の姿を想像できる

▶︎オフィスの様子
 実際に働く場をリアルに感じ取る事ができ、自社を身近に感じてもらえる

▶︎1日の流れ
 実際にどんな働き方をしていくのか、入社後のイメージを掴みやすい

▶︎研修内容・キャリアパス
 キャリアアップやスキルアップ等キャリアプランを明確にできる

さらに、他社にはないキラリと光る採用サイトにするために、ぜひ取り入れたいコンテンツをご紹介します。

オンリーワンの採用サイトにするためのコンテンツ

採用サイトで他社に差をつけるコンテンツ

採用サイトの有効性を高めるには、他にはない個性や魅力が必要になります。

求職者を応募へと導くための一押しとなるコンテンツを紹介します。

▶︎数字から見る○○
 自社にまつわるデータを数字で表すことで求職者がイメージしやすい。
 (例)売上高・男女比・産休/育休取得率・有給休暇取得率・離職率

▶︎写真ギャラリー
 社内の一角や、社員の何気ない表情等は、リアルで身近に感じてもらえる

▶︎動画や音声コンテンツ
 自社の特徴をよりキャッチーな方法で求職者に伝えることが可能。
 (例)企業の伝統・事業へのこだわり・社員のストーリー

 

数字から見る◯◯

近年採用サイトで多く取り入れられているのが、「インフォグラフィック(infographics)」

データや数値などのさまざまな情報を図示して可視化したものです。

求職者の知りたい情報を数値化してわかりやすく提示できれば、「文字だらけ」なサイトよりも視覚的にアピールすることができます

イラストパターンは様々あるため、企業の個性を出したい時にも便利です。

随所にグラフや図を使ったコンテンツを作成し、親しみやすいサイトにしましょう

動画や音声コンテンツ

自社独自のストーリーを、求職者の心に響くスタイルで伝えることも大切です。

必要な情報はわかりやすく掲載するべきですが、箇条書きの羅列や、長い文章だけでは共感を得られ難いでしょう。

求職者が「この会社で働きたい」と感じられるようなコンテンツを動画や音声を駆使して紹介してみましょう。

具体的には、以下のようなものがおすすめです。

・企業の伝統

 創業以来受け継がれているものがある場合、具体的なピソードと共に紹介

・事業へのこだわり

 自社の製品がどのような社会的価値を生み出しているのかを紹介

・個々の社員のストーリー

 企業で働く社員の就職活動から入社まで。そして、入社から現在までの個別体験を紹介

求職者の共感を得やすく、同業他社よりも強いインパクトを残せるコンテンツを目指しましょう。

採用サイトのコンテンツを構成するときのポイント

採用サイトは、自社にとって望ましい人材を獲得することが目的です。そのためにはコンテンツの内容、構成について戦略的に考えなければなりません

採用サイトのコンテンツを構成するとき、どのような点に気を付けるべきなのでしょうか。詳細を紹介します。

1. 採用計画を綿密に立てる

採用サイトの方向性を決める上で、採用計画を明確にしておくことは必須です。具体的には、以下のようなポイントを細かく決めておきましょう。

  • どのような人材がほしいのか
  • 何人採用するのか
  • どのような職種に採用したいのか
  • どのような方法で採用するのか
  • どのくらいの予算を設定するか

ほしい人材を設定するとき、特に注意したいのが、世代による考え方の違いです。

実際のところ、企業にどのようなことを求めるかは、世代によってさまざま。その年の傾向などを踏まえて、採用サイトのコンテンツを考えるのが望ましいでしょう。

2020年の就活生は「楽しく働きたい」派が多かった

株式会社i-plugが2020年に実施した「就活生の「企業の魅力と働き方」に関する意識調査アンケート【2021年卒版】」によると、2021年卒の就活生のうち、約8割が給与・待遇よりも「社内の雰囲気がよいこと」を重視していることが分かりました。

このようなターゲットに対して福利厚生や給与などを重点的にアピールしても、あまり効果がない可能性があります。

採用サイトは親しみやすさを取り入れて、「楽しい職場である」ことをアピールした方がよいでしょう。

例えば、とある社員の1日のルーティンやメンバー紹介といったコンテンツを掲載するなどです。

いまだに、「求職者は給与や福利厚生を重視しがち」と考える企業は少なくありません。現状に即さない思考で採用サイトを構成すると、求職者への訴求力は低下します。

2. 求職者の求める情報を精査する

出典:「就職白書2020」就職みらい研究所

株式会社「リクルートキャリア」が公開した「就職白書2020」によると、就職活動中の学生は次のようなことを「知りたい」と考えていたことが分かりました。

  • 経営方針・事業戦略
  • 勤務地
  • 具体的な仕事内容
  • 社風・企業文化
  • 初任給
  • 有給休暇の取得日数・取得率


ところが、グラフを見ると分かる通り、学生は就職活動中、十分な情報を得られたとは考えていません。

企業が必要な情報を開示しているつもりでも、「求職者側からすると不十分だった」というケースは多々あります。

求職者目線に立って掲載すべき情報を精査し、「単なる会社紹介」にならないように注意することが大切です。

採用サイトのコンテンツ事例7選

ここからは、さまざまな採用サイトの中から、特に魅力的なコンテンツを掲載している事例を紹介します。

それぞれの企業がどのようにサイトイメージを構築して求職者にアピールしているのか、じっくりチェックしてみましょう。

1. 株式会社カプコン

画像出典元:「株式会社カプコン」公式HP

株式会社カプコン」の採用サイトは「その感性を世界中の大歓声へ」という強いワンメッセージがポイントです。

背景にはこれまで自社で手掛けてきたゲームの数々が並び、目を惹きやます。これなら、求職者に与えるインパクトは大きそうですね。

採用サイトのコンテンツは、製品の開発ストーリーや、社員インタビュー・オフィス紹介など、興味をひく内容が盛り込まれています。

「数字で見るカプコン」というコンテンツには、インフォグラフィックも多用されており、知りたい情報が一目でわかるように工夫されています。

2. 三井不動産リアルティ株式会社

画像出典元:「三井不動産リアルティ株式会社」公式HP

三井不動産リアルティ株式会社」はサイトを開くと、「責任を誇りに。」というワンメッセージと共に、働く社員の表情が映し出される仕様です。

真剣な眼差しの社員達の映像に、引き込まれる人は多いでしょう。

サイト内のコンテンツはきっちりと作り込まれている印象。

採用情報や職場環境はもちろん、動画や漫画仕立てでの働き方の紹介など、盛りだくさんです。

また、コンテンツがきれいにカテゴライズされているのも高ポイント。求職者は、見たい情報にすばやくアクセスできます。

3. 株式会社講談社

画像出典元:「株式会社講談社」公式HP

株式会社講談社」の採用サイトは「とんがり人間集まれ!」という不思議なフレーズからスタートします。

戦隊ヒーローのようなイラストは、出版社らしい遊び心を感じさせてくれますね。

採用サイトのカラフルな色使いと独特なキャラクターはインパクト大。「この会社で働いたら楽しそう」と感じる求職者は多いでしょう。

もちろんコンテンツも充実しており、職種の異なる12名のとんがり人間(社員)達が、「私の仕事」や「ある日のスケジュール」などを丁寧に紹介してくれます。

4. 日本経済社


画像出典元:「日本経済社」公式HP

日本経済社」は、日本経済新聞社グループ唯一の広告会社です。

トップページはゲームの世界に飛び込んだような仕様。マウスのカーソルを動かすたびにさまざまなコンテンツが浮かび上がり、まさにゲーム感覚

今までのプロジェクト紹介や、先輩社員のトークルーム・仕事紹介など、あらゆる情報が網羅されています。

見ているだけで楽しいサイトは、求職者が「この会社に応募してみたい」と思える最大の武器と言えるでしょう。

5. トヨタ自動車株式会社(高校生向け)

画像出典元:「TOYOTA高校生向けリクルートサイト」公式HP

トヨタ自動車株式会社」の高校生向けの採用サイトは、若者向けらしく、さわやかなサイトデザインが特徴です。

会社の未来を支えていくのは人の力であることや、働く社員のインタビューなど、「人」に重点を置いている印象です。

「自分もこんな会社の一員になりたい」と思う求職者の背中を押す内容になっています。

サイト内はインフォグラフィックを多用して見やすく作られており、知りたい情報にすぐにアクセスできます。

実際にトヨタで働く若者の様子も見ることができ、親近感の湧く採用サイトです。

6. 株式会社グッドラック・コーポレーション

画像出典元:「株式会社グッドラック・コーポレーション」公式HP

冠婚葬祭を扱う「株式会社グッドラック・コーポレーション」は、企業コンセプトを反映して、トップページから落ち着いた雰囲気です。

サイト内では動画がふんだんに使われており、インフォグラフィックもたくさん。

事業内容や企業文化のほか、代表メッセージや福利厚生、よくある質問まで、必要なコンテンツを不足なく網羅しています。

7.  株式会社ディンプス

画像出典元:「株式会社ディンプス」公式HP

株式会社ディンプス」の採用サイトは、ゲーム会社らしく、クリエイティブでスタイリッシュなトップページです。

絵本のようなアニメーションが印象的で、求職者の興味を惹きそうです

電車が動いたり木が風で揺れたりと細かい動きまで楽しめるので、じっと見ていても飽きません。

コンテンツは、代表メッセージから企業コンセプト、ゲームができるまでの流れなど盛りだくさんです。

クリエイター達のインタビューも掲載されており、興味深く読み進めることができます。

おすすめの採用サイト制作5選!

自社の魅力を伝えるためのオリジナル採用サイトが制作できるサービスを5つご紹介します。

1. AIによる提案で最短5分でサイトが完成!『SHIRAHA』

画像出典元:「SHIRAHA」公式HP



特徴

SHIRAHAは、自社採用サイトの作成から求職者の集客・管理まで行える総合支援サービスです。

無料プランでも、AIサジェスト機能で、自社に最適な文章や画像を提案してくれ、最短5分でサイト作成が可能

有料プランでは、採用サイトのパネル画像を利用できたり、魅力のある訴求コンテンツを作成することができるようになります。

料金

  フリープラン スタンダードプラン プロプラン
初期費用 0円 0円 0円
月額費用 0円 10,780円 27,280円

 

 

2. 無料でも機能が充実!『採用係長』

画像出典元:「採用係長」公式HP

特徴

採用係長は、登録事業社数40,000社を誇る、機能充実の採用支援ツールです。

無料プランでも、デザイン性の高いテンプレートが使用できたり、どれだけの求職者に閲覧・応募されたかを分析できる機能もついてくる納得の充実度。

しかし、無料プランでは応募者情報の閲覧数・公開求人数ともに3件までと制限があるため、応募者が多い・公開求人数を増やしたい場合には有料プランがおすすめです。

料金

  トライアル ライト ベーシック プロ エンタープライズ
初期費用 0円 0円 0円 0円 0円
月額費用
(1年契約)
0円 19,800円 29,800円 39,800円 59,800円

 

 

3. 採用のプロが開発した採用サイト支援サービス!『iRec』

出典元:「iRec」公式HP

特徴

iRec(アイレック)は、採用のプロが最適化したツールで、最短2週間で採用サイト制作が可能

コンセプトやコンテンツもオリジナルシートに穴埋めしていくだけで、採用サイトの企画・方針が定まります。

サイト制作をまるごとお任せもできるので、専門知識がなくても問題なし

また、他サービスでかかりがちなオプション料も、iRecでは採用サイト制作に必要な機能が最安プランでも標準搭載されているためコスパに優れています。

料金

  ライト スタンダード プレミアム
初期費用 50,000円 200,000円 300,000円
月額費用 29,800円 29,800円 29,800円

 

 

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4. 魅力的なサイトが制作できる!『クラウドハウス採用』


画像出典元:「クラウドハウス採用」公式HP

特徴

クラウドハウス採用は、強い集客力をもった自社採用HPをオリジナルかつ魅力的に制作できるサービスです。

業界屈指の自由自在なデザインパターンを持っていることが特徴です。

また、採用のプロフェッショナルチームが専属でサポートしてくれ、アフターフォローも充実。

求人検索エンジンに最適化された詳細ページ作成をはじめ、ブログ機能・インタビューページのカスタマイズなど集客に必要な機能が全て用意されています。

料金

月数万円〜利用可能ですが、詳細はお問い合わせが必要です。

 

 

5. 自由度の高いマイページ!『i-web』


画像出典元:「i-web」公式HP

特徴

「i-web」は新卒採用向け採用管理システムでは導入シェアNo.1。

直感的な操作画面とデザイン性の高い豊富なフォーマットで簡単に採用サイトを制作することができます。

大手就職情報サイト「リクナビ」「キャリタス就活/CFN (キャリアフォーラムネット)」2社と連携しているのは業界唯一です。

 

料金プラン

キャリア採用モデルは7.5万円/月~ となっています。(※初期導入費は別途発生)

新卒採用モデルに関しては母集団人数やご利用用途によって変動します。

要望にあわせて会社に合ったプランを用意しているため、詳しくはお問い合わせが必要です。

 

 

まとめ

採用サイトは、自社への理解を深め、企業理念や目標に共感できる人を集めるために設置します。

求職者が求める情報を漏れなく掲載することはもちろん、企業の雰囲気や社員の意気込みが伝わるようなサイト作りを目指しましょう。

近年、求職者の情報源のほとんどはインターネットです。魅力的な採用サイトを作れるかどうかは、求職者の母数や質に大きく影響します。

採用サイトの構成を考えるときはターゲットの選定や採用戦略をきちんと立て、企業イメージに合ったデザイン・コンテンツを考えましょう


画像出典元:Unsplash、Pexels

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