Mackerel

記事更新日: 2024/04/23

執筆: 木下千恵

編集部コメント

”直感的に操作できるUI”で導入しやすい監視サービス

Mackerelはクラウドに対応した監視サービスです。

わかりやすいUIで、初心者でもサーバー管理を楽にする機能が搭載されています。

細かなアラート設定や豊富な連携先により業務に合わせた導入が可能

直感的に操作できるため誰でもすぐに使え、チーム全員で管理できる点が魅力です。

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良い点

プラグインの追加により監視体制の拡張やカスタマイズが容易にできます。プラグインは公式で公開もされており、必要な機能を選んで設定できます。

悪い点

プライベートクラウドを VMWareベースで作っている場合、Mackerelでは対応できません。

費用対効果:

競合サービスと比較して料金が手頃であり、マルチクラウド管理の対応など、特徴的な機能も備えています。

UIと操作性:

初心者でも直感的に扱えるUIに定評があり、操作性に優れています。

導入ハードル:

フリープランや2週間のトライアル期間があり、導入の検討がしやすくなっています。

 Mackerelの導入メリット4つ

1. 直感的に操作できるUI

Mackerelの監視画面では、複数の監視対象を「サービス」と「ロール」の2つの階層で分類しています。

複数のサーバーを個々に意識せずロール単位で扱うことで、より効率的にサーバー群を管理できるのです。

直感的な操作が可能なため、サーバー管理の経験が浅い人でも簡単に運用できるでしょう。

複数のサーバーを効率的に管理

 

2. アラート通知の細かなカスタマイズと豊富な連携先

Mackerelは、即時対応が必要なレベルのアラートと後の対応でも構わないレベルのアラートを分けて通知できます。

メール以外にもSlack・LINE・Chatwork・任意のURLへのWebhookなどなど様々な手段で通知設定ができ、チームごとにアラートを振り分けることも可能。

他の業務中であっても、緊急の通知を見逃さないように通知先を設定できるのがメリットとなっています。

即時対応が必要な通知を区別

 

3. マルチクラウド環境の監視に対応

Mackerelにはマルチクラウドの監視に対応しているという大きな導入メリットがあります。

アマゾン ウェブ サービス(AWS)・Microsoft Azure・Google Cloudと提携しており、複数のクラウドにまたがった情報を一元管理できるのです。

複数のクラウドプラットフォームを組み合わせたプロジェクトでも導入でき、作業の効率化に繋がります。

複数のクラウド情報を一元管理

 

4. 自由に監視体制のカスタマイズが可能

Mackerelでは監視エージェントをプラグインによって拡張できます。

プラグインは公式で提供されている他、ユーザー自身が作成したものも使用できます。

「必要な機能だけ使う」「どんどん機能を拡張して、監視体制を強化する」など、企業ごとの目的に合わせた使用が可能です。

プラグインで監視体制をカスタマイズ

 
 

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 Mackerelのデメリット2つ

1. 電話でのサポートには対応していない

Mackerelは電話での問い合わせには対応していません。

ただし、専任のエンジニアが導入企業の課題や問い合わせに対し迅速かつ的確に回答してくれるので、運用時のトラブルにもきちんと対応してもらえる点が安心です。

また、テクニカルサポートだけでなく、導入計画からその後の運用サポートもある為、専門的なサポートを求める企業には適しているでしょう。

2. VMWareには非対応

プライベートクラウドを VMWareベースで作っている場合、Mackerelでは対応できません。

 Mackerelの料金プラン

Mackerelの料金プランには無料プランと有料プランがあり、使用できる機能に違いがあります。

有料プランは、ユーザー数ごとではなく「ホスト」と呼ばれるシステムを構築する最小単位ごとに料金が発生する仕組みのため、必要な分の料金で使用できるのが魅力です。

2週間のトライアル期間はスタンダードプラン相当の機能が使用できるため、しっかりとメリットを確かめてから有料プランの仕様を開始できます。

  フリー スタンダード
初期費用 0円 0円 0円
1ホストの
月額費用
(税込)
無料 マイクロホスト:
660円
スタンダードホスト:
1,833円
スタンダードホスト
メトリック数
200 200メトリックごとに
1スタンダードホスト分の費用発生
マイクロホスト
メトリック数
30 30メトリックごとに
1マイクロホスト分
の費用発生
サービス
メトリック数
5 200メトリックごとに
1スタンダードホスト分の費用発生
ホスト数 5台まで 1台から
ユーザー数 無制限 無制限
監視項目数 10 100
(カスタマイズ可能)
機械学習による
異常検知
× 1~
カスタムダッシュ
ボード数
× 100
(カスタマイズ可能)

 

競合製品との料金比較

Mackerelは競合サービスと比較して月額費用がグッとお得になっています。

マルチクラウド環境の対応やプラグインによる監視のカスタマイズなど、Mackerelの特徴といえる機能もあり、コストパフォーマンスに優れているのが魅力です。

  Mackerel
スタンダードホスト
DataDog
Enterprise
Site24x7
PRO
初期費用
(税込)
0円 0円 0円
月額費用
(税込)
1,833円 23ドル
(約3,500円)
10,780円
特徴 ・マルチクラウド環境対応
・プラグインによる監視カスタマイズ

など
・webサイト監視
・クラウド監視

など
・機械学習に基づいたアラート
・すぐに使えるダッシュボード
・全詳細データを15ヶ月保存

など

 

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 Mackerelの評判・口コミ

グラフィカルなダッシュボード作成機能が決め手に
東日本電信電話株式会社

中小企業では「ソロ情シス」や「兼任情シス」の会社がよくあります。 情報システムの専任者が1名だけだったり兼任だったりする職場で求められるのは「わかりやすさ」「使いやすさ」です。 中小企業のお客様でも分かりやすく使いやすいグラフィカルなUI(ユーザー・インタフェース)を提供できるネットワーク監視ツールを探しました。

監視を育て、障害を未然に防ぐ
株式会社ベネッセコーポレーション

必要な指標(メトリック)を点ではなく「面」でモニタリングできるようになったのです。 例えば『どこから正常値で、どこから異常値か』を柔軟に変更できます。 チームがシステムの挙動に習熟し、指標を厳選してモニタリングしていくことで、障害の予兆を事前にキャッチできるようになりました

導入の動機は「誰でも触れるダッシュボードが欲しかった」こと
WILLER株式会社

それまで使っていた自作ダッシュボードのままでは担当者が休むと触ることができません。 Mackerelはエージェントがあり、どのメトリックを取得すればいいのかが分かりやすいセットとして揃っています。 それをダッシュボードにグラフィカルに配置するだけで傾向を見ることができますし、見やすくもなります。

*「Mackerel」公式HP参照

 Mackerelを導入すべき企業・向いていない企業

導入すべき企業

 サーバー管理をチームで行う会社

Mackerelではアラート通知の細かな設定が容易です。

「問題の緊急性によって対応するスタッフが異なる」など、サーバー管理をチームでおこなっている場合でも必要な通知だけを受け取ることが可能です。

 高度な監視レベルを求める会社

Mackerelには機械学習機能があり、土日や夜間といった時間帯の特徴も自動で学習していきます。

傾向から外れた値を検知することで問題の発生を予測し、高度な監視レベルを実現します。

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向いていない企業

 電話やチャットでの即時サポートを求める会社

Mackerelは電話やチャットでのサポートには対応していません。

初心者でも使いやすいUIに定評があるものの、問い合わせの返信に時間がかかる点は注意が必要です。

 まとめ

Mackerelはクラウド型のサーバー監視サービスです。

コストパフォーマンスに優れ、マルチクラウド環境の対応など、調合サービスにはない機能も備えています。

プラグインによるカスタマイズや機械学習による傾向の把握により、導入環境にあわせた使い方ができるのが魅力です。

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画像出典元:「Mackerel」公式HP

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